便ヶ島から 聖岳 《南アルプス最南の3000m峰 ・ 標高差2000mを日帰り》


- GPS
- 11:37
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,596m
- 下り
- 2,600m
コースタイム
05:52 西沢渡
06:25 標高1400m・標識
07:13 標高1800m・標識
08:08 標高2200m・標識
08:40〜08:45 薊畑 (縦走路出合い)
09:29 小聖岳 2662[m]
10:28〜10:52 聖岳 (前聖岳) 3013[m]
11:12〜11:18 奥聖岳 2978.3[m]
11:39〜11:50 聖岳
12:27〜12:40 小聖岳
13:19 薊畑
13:36〜13:50 聖平小屋
14:11〜14:16 薊畑
14:34 標高2200m・標識
15:16 標高1800m・標識
15:56 標高1400m・標識
16:28 西沢渡
17:02 便ヶ島・登山口
※ 全行程 : 11時間 37分 ( 歩行時間 : 10時間 19分 )
天候 | はれ (スバらしい展望) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口から便ヶ島までは、22kmの林道。(林道赤石線) 全般に落石多く、また道路の端/真ん中を問わず陥没しているところも多々あるので、パンクさせぬよう運転には細心の注意を !! 北又渡の発電所数キロ手前から、特に落石の量が増え、発電所を過ぎると一部ダート(未舗装)区間もあり。 笠取山への分岐(易老渡手前 1km)以降の、最後の区間 3kmは特に路面状況が悪い... |
コース状況/ 危険箇所等 |
《アクセス補足》 便ヶ島(たよりがしま)へは、上島トンネルからの林道(林道赤石線)が無難。 公共交通機関でのアクセスは無理そうで、クルマ/バイクが無ければ飯田あたりからのタクシー利用となりそうだが、さて幾ら掛かるのやら? 飯田から矢筈トンネルへのルートが若干ややこしい。 基本「上村」や「かぐらの湯」方面の標識を見落とさずに進めば辿り着ける。 事前に確認しておくのであれば、遠山郷観光協会のアクセスマップが役に立つ。 ⇒ http://www.tohyamago.com/map/ 便ヶ島の駐車場は 40〜50台ほどの駐車スペースで、キレイに舗装されている。 車中泊として申告すると \500だが、日帰りだと無料と、境界線がよくわからい。 どうせなら全車両有料にしたらどうかと、個人的には思う。 《コース》 便ヶ島の登山口から一段上がったほぼ平坦な遊歩道を 30分ほど辿れば、西沢渡。 渡渉用(観光用?)のゴンドラが掛かっているが、ちゃんと橋も架かっているので大丈夫。 西沢を渡ったところから、本格的に上りが始まる。 造林小屋跡を過ぎ、標高1800mの標識過ぎまでが、一番の急登。 薊畑(縦走路出合い)まで 3時間弱ひたすらの上り。 薊畑直前まで森の中の登山道で、視界が開ける場所も殆ど無し。 薊畑からは視界が開け眺めが良くなるが、小聖岳へは更に 45分ほどの上り。 小聖岳から、聖岳〜兎岳の眺めが圧巻だが、聖岳までは更に更に 1時間ほどの上り。 特に、最後の砂礫大斜面の上り下りはキツい。 全体的に、大きな危険箇所は無し。 若干の痩せ尾根や切り立ったトラバースもあるが、普通に注意して進めば問題なし。 とにかく、西沢渡からは、ひたすら登り、折り返してひたすら下る。 標高差 2000mがかなり負担か !? 《花の状況》 紅葉は、まだ始まっていない様子。 薊畑周辺では、トリカブト/ウメバチソウが見頃 《山バッジ》 聖光小屋では取り扱っていない。 ゲットしたければ、聖平小屋まで足を延ばす必要あり。 《温泉》 林道区間には温泉なし。 上島トンネルを抜け、R152を 10分ほど南下した遠山郷温泉・かぐらの湯 を利用。 掛け流しではないが、硫黄臭もするナトリウム・カルシウム塩化物泉の良質なお湯。 入湯料 \600 ⇒ http://www.tohyamago.com/kankou/kagura/index.html |
写真
感想
前日、早めに仕事を切り上げ、半ば衝動的に信州へ。 (^^;
少し遠回りになるが、新名神〜東海環状自動車道〜中央道 で飯田ICへと向かう。 新名神経由にしたのは、当然、温泉が目的。 刈谷ハイウエイオアシスに立ち寄り、【天然温泉・かきつばた】で仕事の疲れを癒し、同時に山歩きの英気を養う。 高速道路を利用していて途中で立ち寄れる温泉としては、バツグン。 設備も充実、相当塩分の濃いショッパい、なかなかのお湯でした。
⇒ http://www.kakitsubata-spa.com/index.php
便ヶ島の駐車場に着いたのは、2時チョット前。 さぁ、5時前まで少しでも寝ておこうと思ったが... 眠れない (ToT)
睡眠不足気味の筈なのに、「寝とかんと、後でヤバいで」と思うと余計に目が冴えてくる。 これじゃ、先日の北岳の時と同じやん...
オマケに、となりの千葉から来たご夫婦が、3時過ぎにはゴソゴソとし出して、もうダメ...
多少ウトウトしたものの、結局ほぼ徹夜状態で歩き出す。 薊畑までは、思った以上に快調で、楽しくない森の中の上りを何とかこなす。
小休止して、小聖岳へとアタック。 薊畑周辺は、初秋のお花畑状態で、これまた癒される。 花の写真や景色を見ながら、何とかがんばって小聖岳へ到着するが、ピークに立って愕然 !! 聖岳、まだまだ遠いやん... orz
好天で展望が素晴らしいのが、全ての救い。 かなりペースダウンしながらも、アルプス最南の 3000m峰に到達!! 山頂に立つと、今までは見えなかった赤石/荒川岳の眺めが、これまた圧巻。 本当に頑張って登ってきた甲斐があったと心から思った瞬間だった。
山頂に到着以降は、色んな方に声を掛けて頂き、今までの山行きにないくらい会話をした気がする。 聖岳を目指す方は、フレンドリーな方が多いのかな ? (^^;
とにかく、素晴らしい展望と、沢山のフレンドリーな方とお会いする事ができた、大変充実した一日となりました。
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