雲取山〜快晴・雪あり・富士山展望最高(日帰り鴨沢ピストン)


- GPS
- 08:17
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 2,561m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:24
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8:12 奥多摩駅着 8:35 丹波山村役場行きバス 奥多摩駅発 9:12 鴨沢バス停着 復路) 18:04 奥多摩駅行きバス 鴨沢バス停発(最終便) 18:36 奥多摩駅着 18:54 JR青梅線 奥多摩駅発・・・ |
コース状況/ 危険箇所等 |
前週末の降雪から2日しか経っていなかったが日なたは雪が溶け出していたものの、日影の雪はしっかり残っていた。山道も終日日が当たらない箇所は踏み固められたところと、ほんの一部湧き水が凍った状態の箇所があり、安全策なら当該箇所はアイゼンなりスパイクなりを使った方が無難。ただ自分はこの日、一度もアイゼンを使用せずに通しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
サングラス
ツェルト
下山後用下着着替え
下山後用サンダル
モバイルバッテリー(重要)
|
---|---|
備考 | 自宅に現金(財布)を忘れてしまいドキドキしたがPASMOで何とか乗り切れた。懸念したのは奥多摩〜鴨沢のバス運賃だった。オートチャージが利いたのか残高に余裕があったか、いずれにしても大丈夫だった(JRはさすがにオートチャージが利いたと思う)。 |
感想
今回のハイライトは山行中ではなく、実は出発前の自宅でした。
前週末寒波で寒冷地や山間部で降雪があり。月曜平日の飛び石で2月11日・火曜が祝日。ネットでチラっと見たら予想通り雲取山も雪化粧。ちょっと前から「1年も山へ行っていないからそろそろ」と思っていたところ、渡りに船と言わんばかりに前日月曜に急遽山行を思い立ち決めました。月曜朝に9割がたの準備を終えてから出勤。しかしその日は終電ギリまで仕事〜松屋で食べて帰宅したのが1時半頃。風呂へ入るころには2時。朝イチで奥多摩へ向かうにはJR駅を朝4時30分台発の始発に乗る必要があり、殆ど睡眠時間取れないじゃん、と思いつつ何と風呂に浸かったまま寝落ち(!)。家族に起こされたのが5時近く。始発がとうに出発してしまったショックに、今から急いで出発しようなど思うはずもなく、気持ちの落ち方がハンパなく、そしていまだに眠かったこともあり、風呂から出てそのまま布団に潜ってしまいました。不貞寝です(苦笑)。数分横になる。しかし何となくスマホで電車時間の検索したら5時30分台の電車に間に合えば、予定の1時間遅れの到着になる(それに間に合わなかったら問題外)。あと10分程で家を出られれば間に合う、が身支度が出来る自信がなく一瞬逡巡する。特に自分が嫌いなのがハイドレーションのセッティング。ソレのせいでいつも荷造りは仮の状態になるので。しかし「ダメ元でやってみよう」と思い、鬼のスピードで身支度を開始し、ハイドレーションの最後の部分=チューブの先っぽは電車の中でやる、として超バタバタのなか家を飛び出し、ママチャリで駅へ猛ダッシュ。ここは必死オブ必死。駅改札に一番近い普段使わない有料駐輪場に停めてラッシュしたら本当にギリで電車に間に合ってしまった。これで間に合う、乗り換えを間違えなければ。幸い電車で寝落ちすることもなく、慎重に乗り換えもクリアして8時12分に奥多摩駅到着、そして8時35分発「丹波山村役場行きバス」に乗車。
しかしここで(正確には電車の中で)ヤバいことに気付く。何と現金=財布を家に忘れてきてしまったのだ。あるのはスマホ(モバイルバッテリーも容量十分)とPASMO。交通機関でPayPayは使えないしPASMOの残高次第だ。都市部での生活では何ら困ることはないが、過去の経験から登山エリアのバスでは使えてもオートチャージが利かない可能性が高く、奥多摩駅改札を出た後に激しく不安に襲われる。そしていざバスに乗る。このエリアのバスは入場時と退場時の2回ICカードをタッチする。乗車時にPASMOを当てたら、気のせいか「ピー」とエラーっぽい音が鳴った気がした。「え?残高不足なのか?」と思うが表情には出さずそのまま乗車。バスが出発するも気が気ではない。もし、万が一残高不足でOUTだった場合の代替方法が思いつかないからだ。心なしかバス車内は暖房が効いておらず寒かったこともあり、不安で震えが止まらない。頭をフル回転させても代替方法が浮かばない。もし降車時「ピー」と残高不足になったら「乗客のみなさん、私がPayPayで1,500円お渡ししますので現金1,000円を返しにいただける方いませんか?」と演説してみようか?とか無茶苦茶なことを考えていました。奥多摩駅から鴨沢バス停まで結局1時間かかった。かなりローテンションになりつつ、いざ降車!頼むぞマイPASMO、、、無事通過(残高足りた!)。車中長かったので、ゲイター装着まで済んでおり、後者後はトイレに行ってすぐに出発出来ました。もうこれだけで感涙です!登山開始が9時12分、、、昔やはり始発に乗りそびれた時にそれくらいの時間になったことがあったような気も。1年前の2024年3月、雪の雲取山を同じ鴨沢ルートで登った時のタイムとちょうど2時間遅れになる計算。当時、下山をトレイルランナーのごとく猛烈ダッシュで何とか鴨沢バス停16時過ぎの便に間に合った。なので、今回は「18時04分の最終便で良い」と自分に言い聞かせ、毎回下山時をトレイルランニング状態になるのを今回は絶対回避しようと心に決めました。
登山開始以降については各写真にコメントを書いたのでそちらをご参照ください。結果的に一度もアイゼンを使用しませんでした。ほんの短い区間で使った方が良いよ〜という箇所はありましたが、急ぐ必要がないこともあってノーアイゼンで通せました。
全般、思ったより雪は少なかったです。24年3月上旬のあの時に比べたら3割くらい少なかったかな。それでも写真の通り、キンキンの快晴で、かつ風もそれほどでもなかったし、あとは何といっても飛び石休日だったからか登山者が過去にないくらい少なく、文字通り雪化粧の雲取山を独り占め気分で堪能出来ました。
下山で走らない、を実行しマイペースで歩いていたのですが、1点残念なことがありました。昼食休憩を終えてい下山という段になって脱いでいた靴下、ブーツ、ゲイターを履き直す際、癖でブーツの紐をきつめに締めてしまったんですね。それで右足首に”当たる”感覚があったものの、ゲイターを脱ぐのが面倒でそのまま下山を始めてしまいました。しばらく気にせず「少し痛ぇな」くらいでそくそく歩いていたら、残り2時間くらいの地点で突然激痛が始まり足が止まってしまうほどに。さすがにゲイターを脱いで紐を緩めました。歩き始めた時は「あー、楽になった〜」と良かったのですが、ある確度に入るとやはり激痛が。うーん、これは困った。その確度というのもよくわからない。もう気を遣いながら歩くしかない、とペースを落として注意深く下りました。一切足首をひねったり、くじいたりしていないのに、何じゃこの痛みは、と不安もありつつ、目指すバスの出発時刻に余裕があったため大事に至らずに済みました(今日時点でまだ痛みあり)。
さて、帰りのバスへの乗車を前にまた不安が。PASMOの残高不足は大丈夫なのか?朝の降車時、確か「1,000円/767円」のような表示が見えたので、降車時の残高が1,000円でそこから767円が運賃だった、と想像し、もしそうなら帰りの残高が足りないじゃん?!と思ったからでした。しかし、帰りのバス乗車時の表示を見て安心しました。残高は2,000円台でした。JRはオートチャージが利くはずだし、これで家まで帰ることができる、とやっと要らん不安から解放されました(苦笑)。
山行のことも1つ書くとすれば、この日の富士山は特別でした。今まで何度もいろんな山行中に富士山を眺めると、ほぼ例外なく午後は雲が出てきます。ところがこの日は下山しながらずっと見ていましたが、夕方の最後見えなくなるまで雲がかかることがなかったです。年に何度かしかないのでは?ウォッチャーじゃないので知らんけど。それが印象的でした。
それと登山者の少なさも印象的でした。雲取山頂でおにぎりを食べていて一人だけ登ってきた人を見かけただけ。道中すれ違ったのも計10人未満ではなかったかと。それで誰もいない山頂から、ためしに「ヤッホー!」と叫んでみた動画があるのですが、無料プランゆえ動画をUP出来ないのでお見せできず残念。やまびこ状態にはならなかったけど、遠くで聴こえる感じにはなりましたね〜♪
あとは前回の下山タイムと見比べながら歩いていて、激走トレイルランニングは狂っていたとしか言いようがない、と思いました。もうあんな下山はしたくない。自然を堪能するために山へ行くわけだし。年齢相応のハイキングを楽しもう(今年52才です)。
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