西穂独標(西穂山荘にて、年越しと初日の出!)



- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 639m
- 下り
- 639m
コースタイム
天候 | 1日目 雪 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場 新穂高センター手前の無料駐車場利用 (この駐車場は無料期間なのは冬季のみのようです) ※12月31日13時30分頃は、数台程度の空きあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープウェイ西穂高口駅〜西穂山荘〜丸山: 装備はアイゼンとストック(ここまではのんびり行けると思います。) 丸山〜西穂独標: 前爪アイゼンとピッケル必須 独標直下には鎖場の急斜面あり、スリルある鎖がない数メートル区間が、、。 私的には一番の難所でした(汗)高所恐怖症の方ご注意を!無理しないことが一番です。 |
その他周辺情報 | ◆新穂高ロープウェイ http://shinhotaka-ropeway.jp/ 30分間隔で運行、定員一杯になると臨時便がでてました。 ◆西穂山荘 http://www.nishiho.com/ アクセス・ロケーション共に良いです。 お水は有料なので持参すべし。 ◆深山荘 http://shinzansou.com/ 露天風呂では、せっけん・シャンプーは使えません。 女性用はこじんまりした露天風呂が1つのみ、男性用はいくつか露天があるようです。 川側の露天は混浴!のようで水着を着て入られている方がいらっしゃいました。 |
写真
感想
2016年 新年明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いします。
ヤマレコの皆様にとって、良い年となりますように!
さて、年末年始、西穂山荘へ年越しに行きました。
我が家の中学生の息子は、招待されて年末年始に友達の実家にとまることになり、
ひょんなことから、急遽、だんなさんと二人で山行に行くチャンス到来。
向かった先は、前から一度行ってみたかった西穂山荘デス。
◆1日目◆
出だしは、ロープウェイで。
景色は一面ガスがかかっており白い世界でした(苦笑)。
西穂高口駅から西穂山荘を目指して歩きます。
いつの間にか粉雪がちらほら降り始めその後本格的に。
雪は存分に楽しめそうです。
年越しイベント。
山小屋ならば普段は早く就寝するはずですが、
この日は特別。夕食後、夜中0時過ぎまで年越しイベントなのです。
ブルーシートが敷かれて、くつろぎ感がアップした別館レストハウスで
皆で飲んでしゃべって年忘れ。
西穂山荘スタッフさんによるイベントに大笑い。
0時にクラッカーの音が響き、西穂山荘に新しい年が訪れました。
◆2日目◆
朝食。
山でおせち料理とお雑煮がいただけるなんて、、。
数の子と黒豆をほおばりながらしみじみ。感激〜。
バックミュージックはお琴の曲。お正月気分が盛り上がります。
別館レストハウスでは、元旦のおしるこサービスもありましたよ。
初日の出。
朝4時に起きて外へ出てみたときはガスっていて小雪が待っていました。
初日の出は残念、、と半ば諦めモード。ところが、、、
予想に反して奇跡的に素晴らしい初日の出がみられました。
あちらこちらで歓喜の声があがります。
空は希望に満ちた年になりそうなとても良い色でした。
標高2452m 丸山。
西穂山荘から数十分登っただけで、ここまで超一級の
雪景色が見られるなんて、、、と、驚いてしまいました。
これもロープウェイのおかげ。現代の私達、恵まれていますね。
今回、目標としたピークは、西穂独標です。
向かう途中、左側の深い谷から吹きあげてくる強風に体を揺さぶられながらも
西穂独標直下に到着。この先、結構な急斜面。
相方のだんなさんは独標には登らず早々に戻りましたが
自分はどうしても登りたくてチャレンジしました。
登り下りの順番待ちの渋滞の為、10分以上待ってから登りました。
なるほど、一ヵ所、短いながらも鎖場があり、冷や冷やする急坂が!
その急斜面の登り降りに時間がかかってしまうようです。
手足全部使って、地面にへばりつくように登りました。
願いかなって、西穂独標に登頂!
緊張した後なのでいつもよりテンション高めです。
ダイナミックな穂高岳が間近に迫る西穂独標からの山々の眺め。
ここまできて良かったと思える景色でした。
約20分ほど渋滞で下山待ちした後、ようやく下山開始。
案の定、例の急斜面でさっさと進めなくなって、
後続の方々をお待たせしてしまい迷惑を掛けスミマセンでした。
急斜面を手・足・膝、全部使って後ろ向きに降りるというシチュエーション、
進まない(いいや、進めない)、わずか数メートルの距離なのに(泣)
しかし、ココは一歩間違えば、深い谷に滑落という箇所なのです(コワッ〜)。
足はガクガク。怖すぎて身震いしましたが、なんとか進んで
ようやく安心できる場所までたどり着きました。あぁ、無事で良かった〜。
なぜか、山を登った〜という達成感でいっぱいに。久々の感覚。
アドレナリン全開でした。
雪の登山道は難易度が一気に高くなりますね。
もう二度とこんな怖い箇所は歩くまいと、自分に言い聞かせます。
そう思う反面、もっと雪山で場数を踏んで、このような場所も
いつかスムーズに歩けるようになりたいとも思うのでした。
もしかしたら、私は雪山の魅力にとりつかれたかもしれません(笑)
良い経験になりました。
帰りに新穂高で温泉に入り、ゆったりとリラックス。
今回は深山荘の露天風呂を利用しましたが
いくつも温泉があり、どこに立ち寄ろうか迷うほど。
さすが温泉豊富な新穂高。
西穂山荘さんの年末年始の演出にはとにかく感服。
ご準備、運営お疲れ様でした。
親切な山荘スタッフの皆さんのおかげで、滞在中、心地よく過ごせました。
年末年始に山好きの方々が集う特別な場所で、色々な方と知り合いになり、
お話することができてとても楽しかったです。
お正月を、たっぷり満喫させていただきました。
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