槍ヶ岳・蝶ヶ岳・常念岳

2010年09月18日(土) 〜 2010年09月20日(月)

• GPS: 55:28
• 距離: 42.2km
• 登り: 3,494m
• 下り: 3,656m

コースタイム

18日:6:14上高地-6:50明神6:50-6:58明神池7:04-7:10明神7:10-7:45徳沢7:53-8:38横尾8:46-9:22一の俣9:22-9:50槍沢9:59-10:28ババ平10:28-10:53大曲10:53-14:38槍ヶ岳山荘15:05-15:28槍ヶ岳15:38-16:04槍ヶ岳山荘(宿泊)
19日:5:03槍ヶ岳山荘-5:25槍ヶ岳5:40-6:06槍ヶ岳山荘6:51-8:40大曲8:42-8:59ババ平8:59-9:22槍沢9:31-9:59一の俣10:01-10:46横尾11:20-14:16横尾分岐14:16-14:28蝶槍14:37-15:19蝶ヶ岳ヒュッテ15:48-15:52蝶ヶ岳16:02-16:10蝶ヶ岳ヒュッテ(宿泊)
20日:5:30蝶ヶ岳ヒュッテ-6:01蝶槍6:01-9:14常念岳9:32-10:23常念小屋10:52-11:22最終水場11:22-12:36王滝ベンチ12:42-13:27山の神13:30-13:42一の沢

天候

18日晴れのち曇り
19日晴れ
20日雨のち曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

17日都庁脇駐車場からさわやか信州号で上高地
18日朝上高地に到着。槍ヶ岳へ
19日槍ヶ岳から横尾に下り蝶ヶ岳へ登る
20日蝶ヶ岳から常念岳へ登り常念小屋から一の沢へタクシーで穂高駅。大糸線と中央本線で東京へ

コース状況／危険箇所等

槍ヶ岳までの道は、前半は平坦。大曲から大変な急登です。槍ヶ岳へは、岩場とハシゴと鎖を使い登りますが、基本的な技術があれば問題なし。下りは、切れ落ちた鎖場を2回ほど通ります。そのため慎重に。
蝶ヶ岳へは、横尾から稜線に向かい登ります。樹林帯でさほど眺望は望めません。結構急です。稜線に出たら気持ちいいアップダウンの道です。
常念岳へは、アップダウンのある道を進みます。常念への登りは、両脇が切れているので注意が必要です。

写真

上高地BT付近

河童橋

梓川

明神

明神池(一の池)

明神池(二の池)

徳沢

横尾大橋と穂高連峰

横尾

梓川急です。

梓川沿いを通過します。

槍沢

やっと槍ヶ岳お目見え

ババ平

槍沢奥深くへ

槍沢さらに

槍ヶ岳今日は雲がくれ

播隆窟

結構きつい槍沢上部

見えない!槍ヶ岳

槍ヶ岳山荘

岩場・ハシゴ

登りハシゴ・下りハシゴ・杭

槍ヶ岳山荘見えるかな?

ハシゴだ!あと少し

垂直ハシゴ

頂上やったね

ブロッケン現象

下り慎重に

ちょっと気をつけよう

槍ヶ岳から笠ヶ岳

槍ヶ岳から槍ヶ岳山荘

槍ヶ岳から穂高連峰

素晴らしい景色

素晴らしい景色

槍ヶ岳から日の出と常念岳と蝶ヶ岳

さらば槍ヶ岳

横尾から蝶ヶ岳への道

ぐんぐん登ります

西穂高岳

奥穂高岳・北穂高岳・大キレット

槍ヶ岳

蝶ヶ岳への道

常念岳

蝶ヶ岳から常念岳へ向かう道

蝶ヶ岳です。

常念岳。険しい。

富士山が見えます。

遠いよ常念岳

槍ヶ岳に虹だ

振り返れば

常念岳にて私と槍ヶ岳

下り。

常念小屋です

最終水場

ぐんぐん下るよ

一の沢

山の神

お疲れ様でした

9/20 4:46

蝶ヶ岳ヒュッテの朝食

9/19 18:02

蝶ヶ岳ヒュッテの夕食

9/19 6:13

槍ヶ岳山荘の朝食

9/18 17:47

槍ヶ岳山荘の夕食

撮影機器：

FOMA P905i パナソニック

VDR-M70K パナソニック

感想

yamasato

上高地から22km歩き槍ヶ岳を目指します。上高地から穂高連峰を横目になだらかな道を進んでいきます。河童橋を通り明神に到着。明神からちょっと明神池により清い心にしてもらいました。明神に戻り徳沢へ。さらに進むと横尾に到着。ここで穂高連峰に行く道と分かれます。さらに進み梓川を登って行き、橋を渡ると一の俣。ぐんぐん行き二の俣を過ぎ槍沢ロッジに到着。傾斜がほとんどなくコースタイムを大きく上回るタイムで順調。ここから少し緩やかに登りながらババ平に到着さらに進み大曲。この槍沢からの登山はここからが真骨頂。ほんの数kmで1000m以上登るためジグザグに心臓破りの急坂をカメの歩きのごとく歩きます。休憩を取りながらジグザグ。坊主岩をすぎ播隆窟をすぎ正面に槍ヶ岳のはずだがガスで見えず。何とか槍ヶ岳山荘に到着。受付を済まし明日の天気と睨めっこ。とりあえず、明日の天気が心配なのでアリバイ作りに山頂へ。岩場は三点確保でよじ登り小さいハシゴを超えクサリを使い上に。杭があるがさほど気にならない。最後の2本の長いハシゴを登ると槍ヶ岳山頂である。ガスで見えなかったが小さい山頂からブロッケン現象を見ることができ貴重な体験をした。
下りは慎重に戻り、明日に備える。夜満天の星を見ることができ明日の朝頂上からの景色を決意し床に入る。空が白み始めた朝5時に一気に槍山頂へ。一度経験しているのでコツも掴みスムーズ。頂上は混雑で動けない。日の出を拝み穂高の稜線、西鎌・東鎌・双六方面360度大パノラマを堪能し下山。一路横尾に戻る。下りは、頂上目指す人の混雑でなかなかピッチが進まない。大曲過ぎると一気にスパート横尾で休憩をし、蝶ヶ岳稜線へ。下る個所はなく樹林帯を長〜く登る。3時間弱で稜線に常念岳が大きく見え、明日を楽しみにして蝶ヶ岳への稜線を楽しむ。ヒュッテは大混雑。夕暮れ時まで槍穂高の稜線をずっと眺め今までの登山を振り返る。
ところが、朝雨。上高地に降りるべきか常念岳を目指すか悩んだが、雨は回復するため常念岳に向かうことにした。途中蝶槍までは風と雨にやられる。下降し樹林帯を歩くと大分雨も和らぐ。常念岳への取りつきは、何度かアップダウンをし森林限界を超え取りつく。岩場を一旦下降し、また上がるを繰り返しまた、岩場の道がさほど広くなく慎重に道をえらぶと天候も回復し、槍穂高の稜線や遠く南アルプスや富士山が見えた。そしてついに今回の登山のフィナーレの常念岳に到着。狭い山頂で眺望を楽しみ下山。幅広いがガスがでたら迷いやすい岩場の道を下降する。常念小屋に到着。ラーメンをすすり一気に下山。樹林帯と沢沿いの道を歩き1100mを一気に下降。もう登ることはなくひたすら下降。長い登山もついに登山口一の沢に到着。着替えてタクシーに乗り穂高駅に。運転手と話しがはずみ家路につく。北アルプスの良さや洗礼を受けたが、こんな山旅は二度と経験できないと思った。