本日は友人と二人で、ちょっと遅めの初登り。写真は道坂トンネルの道志村側で、坑口に向かって右側の道路脇に駐車スペースが設けられている。車を停め外に出て準備をしていると、トンネルから出てきた1台の車が速度を落とし、運転席の男性がこちらを窺っている様子。停めるのかな?と思ったが、結局そのまま走り去った。実は、この男性とは後ほど再会することになる。
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1/16 7:52
本日は友人と二人で、ちょっと遅めの初登り。写真は道坂トンネルの道志村側で、坑口に向かって右側の道路脇に駐車スペースが設けられている。車を停め外に出て準備をしていると、トンネルから出てきた1台の車が速度を落とし、運転席の男性がこちらを窺っている様子。停めるのかな?と思ったが、結局そのまま走り去った。実は、この男性とは後ほど再会することになる。
道路を渡った反対側に旧道のゲートがあり、そこを通過してしばらく車道を歩くと、旧トンネルである「道坂隧道」に行き当たる。道志村のホームページによると、旧トンネルの竣工は大正13年とのこと。かなり年季の入ったトンネルである。
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1/16 7:55
道路を渡った反対側に旧道のゲートがあり、そこを通過してしばらく車道を歩くと、旧トンネルである「道坂隧道」に行き当たる。道志村のホームページによると、旧トンネルの竣工は大正13年とのこと。かなり年季の入ったトンネルである。
右書きの扁額が素敵な道坂隧道だが、現在はコンクリートの蓋で完全に塞がれており、侵入は不可能。不可解なのは、坑口をこれだけしっかりと塞いでおきながら、高さ制限の標識や先入車優先の看板を撤去しなかった理由である。
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1/16 7:55
右書きの扁額が素敵な道坂隧道だが、現在はコンクリートの蓋で完全に塞がれており、侵入は不可能。不可解なのは、坑口をこれだけしっかりと塞いでおきながら、高さ制限の標識や先入車優先の看板を撤去しなかった理由である。
道坂隧道の左手に初めての道標があり、ここが御正体山の登山口であることを示している。いざ、出発。
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1/16 7:56
道坂隧道の左手に初めての道標があり、ここが御正体山の登山口であることを示している。いざ、出発。
登山口から尾根上に至る登山道は、手持ちの「山と高原地図」では破線ルートで描かれているが、実際はそこそこ踏まれている印象である。ただ、あまり整備の手は入っていないようで、少々荒れ気味。
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1/16 8:04
登山口から尾根上に至る登山道は、手持ちの「山と高原地図」では破線ルートで描かれているが、実際はそこそこ踏まれている印象である。ただ、あまり整備の手は入っていないようで、少々荒れ気味。
ガレ気味の斜面を登り切ると、尾根上を走る明瞭な登山道に接続する。合流地点の目印は「山火事注意」でお馴染みの、まといを持ったリスくん。「地球の未来も燃やす、ってなんかおっかないね」と友人。
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1/16 8:05
ガレ気味の斜面を登り切ると、尾根上を走る明瞭な登山道に接続する。合流地点の目印は「山火事注意」でお馴染みの、まといを持ったリスくん。「地球の未来も燃やす、ってなんかおっかないね」と友人。
尾根道は薄暗い樹林帯を緩やかな傾斜で登って行く。やがて御正体山から続く稜線に出合うと疎林となり、足元には笹が目立つようになる。
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1/16 8:16
尾根道は薄暗い樹林帯を緩やかな傾斜で登って行く。やがて御正体山から続く稜線に出合うと疎林となり、足元には笹が目立つようになる。
稜線から県道を挟んで反対側の、今倉山方面。なだらかな山容を持つ双耳峰である。(写真中央とその右側のピーク)
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1/16 8:26
稜線から県道を挟んで反対側の、今倉山方面。なだらかな山容を持つ双耳峰である。(写真中央とその右側のピーク)
稜線上の道をしばらく歩くと、前方に「欠けた」富士の姿が。何とかもう少し見えないかと辺りをうろちょろしたが、残念ながら精々この程度。ちなみに友人は同調せず、登山道で待機。
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1/16 8:34
稜線上の道をしばらく歩くと、前方に「欠けた」富士の姿が。何とかもう少し見えないかと辺りをうろちょろしたが、残念ながら精々この程度。ちなみに友人は同調せず、登山道で待機。
中央に石標が置かれた何もない広場に到着。ここが岩下ノ丸の山頂である。標高1,303.9メートルピークで、石標は三等三角点(点名:四ッ沢)である。それにしても何もない。山頂標識くらい設置してもいいと思うが…
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1/16 8:48
中央に石標が置かれた何もない広場に到着。ここが岩下ノ丸の山頂である。標高1,303.9メートルピークで、石標は三等三角点(点名:四ッ沢)である。それにしても何もない。山頂標識くらい設置してもいいと思うが…
岩下ノ丸の山頂は植林された杉に覆われ、周囲の展望はゼロ。落胆しつつピークを過ぎて下りにかかると、富士の姿は完全に御正体山の裏側へ隠れてしまった。残念。
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1/16 8:54
岩下ノ丸の山頂は植林された杉に覆われ、周囲の展望はゼロ。落胆しつつピークを過ぎて下りにかかると、富士の姿は完全に御正体山の裏側へ隠れてしまった。残念。
牧ノ沢山の山頂には手作りの標識が掛けられていた。「日本国領土」という主張は必要なのか?
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1/16 9:12
牧ノ沢山の山頂には手作りの標識が掛けられていた。「日本国領土」という主張は必要なのか?
たまには眺望が開ける場所があっても良さそうなものだが、なかなかその機会は訪れない。ふと気が付けば御正体山の姿がだいぶ大きくなり、着実に接近している。
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1/16 9:22
たまには眺望が開ける場所があっても良さそうなものだが、なかなかその機会は訪れない。ふと気が付けば御正体山の姿がだいぶ大きくなり、着実に接近している。
白井平分岐に到着。ここは御正橋からの登山道との分岐地点である。ちなみに、ここに至るまでに出会った登山者の数は、ゼロ。
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1/16 9:42
白井平分岐に到着。ここは御正橋からの登山道との分岐地点である。ちなみに、ここに至るまでに出会った登山者の数は、ゼロ。
標高は1,500メートルに迫り、登山道にはうっすらと雪が残っている。ここからは断続的に急登が続き、短い距離で一気に標高を上げていく。
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1/16 9:51
標高は1,500メートルに迫り、登山道にはうっすらと雪が残っている。ここからは断続的に急登が続き、短い距離で一気に標高を上げていく。
道の傍らに打ち捨てられた「八合目」の標柱。今まで一度もこの類の標柱を見ていないことから、御正橋からの距離を表しているものと思われる。
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1/16 9:58
道の傍らに打ち捨てられた「八合目」の標柱。今まで一度もこの類の標柱を見ていないことから、御正橋からの距離を表しているものと思われる。
ここにきてようやく南面の展望が得られ、道志村の家屋や丹沢の山々を見渡すことができた…と、ここで本日初めての登山者に遭遇。立ち話をするうちに、その方(男性)は道坂トンネル前で遭遇した車の運転手であることが判明。偶然の再会に驚きつつ、しばし歓談した。彼の話によれば、あの後は白井平へ車を走らせ、御正橋から登ってきたそうだ。
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1/16 10:15
ここにきてようやく南面の展望が得られ、道志村の家屋や丹沢の山々を見渡すことができた…と、ここで本日初めての登山者に遭遇。立ち話をするうちに、その方(男性)は道坂トンネル前で遭遇した車の運転手であることが判明。偶然の再会に驚きつつ、しばし歓談した。彼の話によれば、あの後は白井平へ車を走らせ、御正橋から登ってきたそうだ。
急坂を登り切ると、御正体山の山頂に到着。標高1,681.6メートルピークで、一等三角点(点名:御正体山)が埋設されている。道志山塊は広義的には丹沢に含まれるとする説もあり、その場合この山は道志・丹沢山塊の最高峰という位置付けになる。
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1/16 10:33
急坂を登り切ると、御正体山の山頂に到着。標高1,681.6メートルピークで、一等三角点(点名:御正体山)が埋設されている。道志山塊は広義的には丹沢に含まれるとする説もあり、その場合この山は道志・丹沢山塊の最高峰という位置付けになる。
皇太子殿下御登頂記念の看板。山頂は樹木が生い茂り展望が得られないため、いったん素通りして峰宮跡近くの展望台へ向かう。
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1/16 10:34
皇太子殿下御登頂記念の看板。山頂は樹木が生い茂り展望が得られないため、いったん素通りして峰宮跡近くの展望台へ向かう。
峰宮跡方面へは北側斜面を歩くことになるが、こちらは日陰のため気温が低く、溶けた霜柱が凍ってアイスバーンのようになっているところもあった。なお、一箇所だけロープ場があった。
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1/16 10:50
峰宮跡方面へは北側斜面を歩くことになるが、こちらは日陰のため気温が低く、溶けた霜柱が凍ってアイスバーンのようになっているところもあった。なお、一箇所だけロープ場があった。
展望台は鞍部のため富士山方面以外の展望はないが、雄大な富士の姿を拝むことができたので満足。暖冬の影響で例年より白い部分は少ないが、それもまた良し。
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1/16 10:57
展望台は鞍部のため富士山方面以外の展望はないが、雄大な富士の姿を拝むことができたので満足。暖冬の影響で例年より白い部分は少ないが、それもまた良し。
「ここ"だけ"、富士山が、見られます」にするべきと友人。なるほど。もし素通りして山頂へ向かう人がいたら可哀想だしな…
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1/16 11:01
「ここ"だけ"、富士山が、見られます」にするべきと友人。なるほど。もし素通りして山頂へ向かう人がいたら可哀想だしな…
さて、後は車に戻るだけ。その前に、往路は素通りした峰宮跡を調査してみる。そこには「峰神社」と書かれた看板と石祠が置かれていた。石祠の裏には「妙心法師入定180年忌」の文字。妙心法師はこの山で修業し、36歳で即身仏となった人物である。なお、神社の裏に「神籟の松」と書かれた棒が建てられていたが、周囲には松の木は存在しない。謎である。
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1/16 11:26
さて、後は車に戻るだけ。その前に、往路は素通りした峰宮跡を調査してみる。そこには「峰神社」と書かれた看板と石祠が置かれていた。石祠の裏には「妙心法師入定180年忌」の文字。妙心法師はこの山で修業し、36歳で即身仏となった人物である。なお、神社の裏に「神籟の松」と書かれた棒が建てられていたが、周囲には松の木は存在しない。謎である。
お遊びで、溶けた霜柱が凍ってできたアイスバーンを掘り出してみた。写真では伝わりにくいと思うが、ツルツルである。危険。
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1/16 11:42
お遊びで、溶けた霜柱が凍ってできたアイスバーンを掘り出してみた。写真では伝わりにくいと思うが、ツルツルである。危険。
山頂に戻ってきた。樹木がなければ素晴らしい景色が見られそうなのに残念。かつて一等三角点が設置された頃は見晴らしが良かったんだろうな…などと思う。
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1/16 11:51
山頂に戻ってきた。樹木がなければ素晴らしい景色が見られそうなのに残念。かつて一等三角点が設置された頃は見晴らしが良かったんだろうな…などと思う。
淡々と下る。往路よりも短時間で進んでいるのに、長く感じるのをいつも不思議に思う。
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1/16 12:42
淡々と下る。往路よりも短時間で進んでいるのに、長く感じるのをいつも不思議に思う。
松の木が増えてくると、ゴールは近い。
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1/16 13:14
松の木が増えてくると、ゴールは近い。
往路は気づかなかったが、丹沢方面の山々を見渡せるポイントがあった。富士の姿に気を取られて見逃したようである。写真の一番奥の稜線に、蛭ヶ岳や丹沢山、塔ノ岳の山容が見て取れる。
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1/16 13:27
往路は気づかなかったが、丹沢方面の山々を見渡せるポイントがあった。富士の姿に気を取られて見逃したようである。写真の一番奥の稜線に、蛭ヶ岳や丹沢山、塔ノ岳の山容が見て取れる。
あっという間に登山口到着。実はちょっとしたアクシデントがあり、写真をまったく撮っていなかったのである。まあ、撮るべきものも特になかったので別にいいか…(アクシデントの内容は感想のステップに)
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1/16 13:50
あっという間に登山口到着。実はちょっとしたアクシデントがあり、写真をまったく撮っていなかったのである。まあ、撮るべきものも特になかったので別にいいか…(アクシデントの内容は感想のステップに)
駐車場に向かう道すがら、リードの切れた痩せこけた犬が周囲をウロウロ。友人が怖がっていたが、物理的に追い払うのも危険かな…と躊躇していると、近くの草むらに入って行く。どうやらそこが寝床のようであった。それにしても、こんな場所で生きて行けるのだろうか…
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1/16 14:01
駐車場に向かう道すがら、リードの切れた痩せこけた犬が周囲をウロウロ。友人が怖がっていたが、物理的に追い払うのも危険かな…と躊躇していると、近くの草むらに入って行く。どうやらそこが寝床のようであった。それにしても、こんな場所で生きて行けるのだろうか…
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