雁坂嶺（破風山は踏抜き地獄で無念の撤退）〜雁坂トンネルからピストン〜
埼玉県
山梨県
24c
体力度について
- GPS
- 07:24
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,499m
- 下り
- 1,497m
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- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:24
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
行き 自宅5：41発→駐車場7：28着（114.8�辧� 帰り 駐車場16：19発→みとみ笛吹の湯15：39着（11.1�辧� みとみ笛吹の湯16：19発→自宅18：22着（102.7�辧� ※帰り小仏トンネル渋滞8�� ※総走行距離：228.6�� |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▼ログ 休憩はトータルで30分位。7時間位は活動・行動時間なのでヤマレコのログ判定とはだいぶん違う。同じGPSログをヤマップに入れたら粗正しく判定された。 ▼残雪の踏み抜き地獄 雁坂峠手前から雁坂嶺先の撤退地点まで、残雪の踏み抜き地獄が続く。 行きは40％足首まで、30％脛まで、30％膝下までの踏み抜き 撤退地点（雁坂嶺の少し先）から雁坂峠の少し下までの帰りは、足首まで20％、40％が脛まで、40％が膝下までの踏み抜き。 時間の経過と共に雪が腐って踏み抜きが酷くなり、流石に歩きたくなくなった。 ▼トレース 直近でのヤマレコの記録アップ無し。ヤマップで3月15日の記録が最後でその方とワカンのトレースが幽かに所々残っていたが、そのトレースは羨ましく沈んでいない。そのトレースを辿っても私は大きく踏み抜いた。雁坂嶺から先の斜面にはトレースの影すら無かった。 ▼ルートロス 雁坂嶺までの上りで二箇所ルートロスした。 沢の岸を上っていくが最初は右岸、そして左岸に渡って進む。徒渉箇所のピンテが紛らわしく、右岸にも左岸にもピンテがあり左岸への徒渉が遅れた。 井戸ノ沢出合では積雪のため直登するのか右へトラバースして登って行くのか、右手足元にあるマーキングが雪で見えなく真っ直ぐ獣道を登ってしまい、暫くして気が付き右下の正規ルートへ帰還した。滑落しそうな斜面の下りは無駄な疲労を招いた。件のマーキングは雪が消えた下山時に発見。右へのトラバースルートも一面積雪でトレースが見えなく違うのではと迷った原因だった。 ▼沓切沢橋から沢へ降りるまで 道幅狭く、ザレて崩落しかけている箇所がある。 ▼沢の左岸（徒渉前） 下りでは正規ルートを下ったが、崩落しかけている箇所を二箇所通る。ロープが無い箇所は特に要注意。 |
| その他周辺情報 | ▼日帰り温泉 「みとみ笛吹の湯」を利用。JAF割引で600円 0553-39-2610 https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/soshiki/17/2272.html 少し先に「花かげの湯」もある。0553-35-4126 https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/soshiki/17/2255.html |
写真
登山口取り付きが判らすウロウロしていたら有料ゲートの管理人が出て来て、登山口はそっちだと教えてくれた。ここが登山口取り付きだ。
1
周囲を眺め進むべきルートを探すも判然としない。正解は右手のトレースの無い雪道を進むのだったが、暫く直登した。踏跡のように見えたからだが、獣道だった。
3
標識の右手にある解説版。日本三大峠とあるが、三伏峠と針ノ木峠は既に登っているのでこれで三大峠はコンプリートだが、ヤマレコには山リストに無い。夏沢峠はまだ登っていない。https://wellon.lomo.jp/tohge/sandai/nihon3dai/nihon3dai.htm
4
https://wellon.lomo.jp/tohge/sandai/nihon3dai/nihon3dai.htm
取りあえず突っ込んで下り始めてみたが、此処までの下りは踏み抜きが膝下くらいまでで酷かった。総合的に判断してこの辺りで撤退を決めた。踏み抜き以外に破風山へのトレースが全くないのも、また夏靴が浸みてきたのも総合判断の材料だった。
6
自分のつけたトレースを辿って下るが、登ってきたときよりも踏み抜きが酷くなってきた。この踏み抜き状況であのまま破風山へ進んでいたらどうなっていたことだろうと思う。
4
このベンチで昼餉休憩とした。今日も自分手作りの鮭の具と山葵ふりかけのおにぎりと、ゆで卵のランチ、そして白湯で一息入れる。もう下るのみなので気分は楽になった。
2
駐車場に戻った。15：04だ。雁坂嶺から破風山へ突っ込んでいたら17時は過ぎていただろう。計画では16：57着だがあの踏み抜き状況と脚の疲弊状況では17時下山も危ういと判断したのだった。時間的には17時下山でも問題ないが雪の踏み抜き歩きが嫌になったのが一番の理由だ。
1
装備
| MYアイテム |
24c
重量：-kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
サーモス500ｍｌ
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドライト
予備電池
GPS（ガーミンe-Trex30xJ）
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
手拭
ワークキャップ
トレッキングポール
チェーンスパイク
タイベックシート
|
| 備考 | ワカンは車の中に残置、持参して効果があったが疑問だが持っていくべきだった。 |
感想
山梨百名山スタンプラリー山行で、雁坂嶺・破風山のピストンで臨みましたが、雁坂嶺手前から撤退地までの踏み抜きが酷く、雁坂嶺のみの登頂で破風山は登らず下山しました。
〇雁坂嶺(かりさかれい)標高 2289.2m
山梨百名山 中央線から見える山 関東百山 甲州百山 埼玉県の山50 東京周辺の山350(2010年） 2000メートル以上の642山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=491
▼登る時期の判断誤り
残雪の状態が最も悪い持期に登ってしまいました。
雁坂峠の手前から最初は問題の無い積雪でしたが、直下からは膝下まで踏み抜くようになり、這々の体で雁坂峠へ到着、その後雁坂嶺への登りは踏み抜きが次第に激しくなり、ヘトヘトで雁坂嶺に到着しました。
アニマルトレース以外幽かな過去のトレース跡もハッキリせず、尾根をほぼ直登しましたが、一歩一歩必ず踏み抜くので、脚へ乳酸が溜まってきたのと、何といっても嫌気がさしてきました。
雁坂嶺でタイベックシートに腰を下ろして暫し休憩、しかしなかなか前へ進む気力が湧いてきません。その後少し東破風山へ向けて下り始めましたが、一層踏み抜きが酷くなるばかり、途中で撤退を決断しました。
雪がもう少し締っているか、もう少し解けていれば大分楽な歩きになるだろうと思います。登った時期が最悪でした。
▼ワカン
迷いましたが、20〜30�儖未了沈磴世蹐Δ犯獣任靴謄錺�ンは持参しませんでした。
残雪情報がまったく収集できなかったので自分で判断しましたが、予想以上の残雪が稜線上に有りました。
かりにワカンを持参した場合、稜線上の雪に有効だったかというと、ほぼ同じように踏み抜いたと思います。それほど緩んだグズグズの雪質でした。
▼天候と展望
予報通り温かい一日でした。雁坂峠からの下りの途中ではハードシェルのアウターを脱いでアンダーだけになったくらい暖かかったです。
展望も良く、撤退した辺りからは浅間山も良く見えていました。
雁坂峠から雁坂嶺に掛けては、富士山はもちろん少し前に登った乾徳山・黒金山、手前には鶏冠山が、そしてその上には南アルプスオールスターズ白嶺三山や悪沢岳・赤石岳・聖岳などが良く見えていました。しかし脚の疲労が激しくゆっくり眺めたのは撤退後雁坂峠まで戻って昼食を取ったときだけでした。
レコが全く上がっていなく雪の状態は自己判断でチャレンジした山行でしたが、見事に失敗でした。
雁坂嶺から眺めた破風山はとても遠くに見えました。それはズボズボ沈む踏み抜きの為でしょうか。雪が無ければそれ程遠くには見えなかったでしょう。
下山して今振り返ると、もう少し頑張れたような気がしますが、雁坂嶺から東破風山に向けて下り始めた時、ズボズボと一歩一歩踏み抜きながら下った時にはもう駄目だと感じました。トレースも無く更に雪質の悪化が見込まれ、そこで撤退を決めました。後悔は少し有りますが・・・。
また宿題が残ってしまいました。
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おつかれさまでした。
残雪の山は判断が難しいですよね。
ワカンでも無理ということになるとスノーシューなんでしょうが、
結果論なのでもし背負って行ったらスカの場合も考えると慎重になりますよね。
撤退は残念でしたが、気温上昇でさらなる悪雪に苦しめられずに良かったかもです。
今回の山は、多分ワカンでもスノーシューでも駄目だったと思いますよ。積雪が50センチから80センチ位で、雪がもうぐじゃぐじゃで腐っていて、スノーシューでも同じ様に沈み込むと思われます。
要はこの時期に山に入らないことが正解です。あと半月も待てばもっと楽に歩けるようになる筈です。
まぁ虫が出てきますが…。
時間的にはもっと粘れましたが、脚の疲れや靴の滲み、何よりも気持ちが切れた事が撤退の原因です。
ワカンをもし持参ししていたら何とかなったかなとも考えましたが、多分余り変わらないだろうと思っています。
実はワカンの歯の一つが曲っていて修理しなくてはならない状態にある事も微妙に影響しています。
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