中ノ岳BC-燃えかすも出ないほどの完全燃焼!-


- GPS
- 12:49
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,949m
- 下り
- 1,943m
コースタイム
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 12:50
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は結構雪が繋がっていたように思う。しかし、中ノ岳の厳しさを改めて感じさせられた。 |
写真
ここでまず最初の中ノ岳登山の洗礼を受けた!
ここで今日のgear紹介です。
ski: Voile Hyper V6 BC 163cm ステップソール(鱗板)、bin: ATK TROFEO DIN6、boots: DYNAFIT TLT SPEEDFITです。
日向山付近のアップダウンに備えて鱗板にしました。
ネコブ山には2023年春に桑ノ木山経由で登った懐かしい思い出がある。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5315188.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2303708.html
感想
中ノ岳BCのチャレンジは2021.4/24(土)にWさんとコラボで行って以来4年振り。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3105522.html
きつめのロングルートのためなかなか行く気になれなかったというのが本音である。今回敢えて行ったのは、現在の自分の体力がどの程度衰えていないのかを測ってみたかったからである。その結果は13時間を要し、登りと下りで両太腿が1回ずつ攣ってしまいその都度動けなくなるという情けない有様。これでは万が一何か起こってしまったら対応は不可能ということになってしまう!さみしい限りではあるが、中ノ岳BCは今回をもって卒業しようと心に決めた。
真っ暗な3:10ヘッ電で三国川ダムPを出発。「スキースノーボード禁止」の看板が気に掛かる。絶対に怪我はできない。十字峡までの林道歩きでも雪崩痕が頻繁にあり通過困難箇所が多くあった。十字峡からはいきなりの急登にあえぎながらの登り。すぐ雪が出てきたがしばらくはシートラで様子を見てみた。1合目でほぼ雪が繋がったのでシール歩行開始。千本松原付近で雪切れし再度シートラ歩行に。3合目から先はずっと雪が繋がりシール&クトーで進む。なかなか辿り着けない日向山直下では真新しい熊さんの足跡を見た!こちらが侵入者なので迷惑をかけないよう通過させてもらうことにする。日向山頂上直下で何と歩行中に左右の太腿が攣ってしまい、斜面でしばらくの立ち往生。すぐサプリやアクエリアスを補給したものの回復に時間を要してしまう。ようやく辿り着いた日向山からは今日の目的地の中ノ岳がドーン!一旦シールオフして鱗モードで鞍部まで滑走。気温が高いためシールが水分を多く含んでいて、ここでアルミバーでシールの水分を除去しシールWAXを塗り込んだ。檜倉沢側をトラバースしながら望む中ノ岳は圧巻。巨大雪庇も健在だった。幸い急斜面では腿の攣りも起こらず9合目池ノ段に達した。ビクトリーロードを進みながら、復路は往路とは異なる中ノ岳頂上直下の逆三角の熟成ザラメとなっている急斜面を滑り下りることを考えた。スタートしてから9時間を要しどうにか中ノ岳頂上にゴール!見慣れた中ノ岳頂上標識と八海山、越駒、荒沢岳の眺望に大満足し、しばしのんびり過ごした。
復路はまず中ノ岳頂上直下の急斜面を滑走し往路の南西尾根と合流した。鞍部まであともう少しというところでまた左右の太腿が攣ってしまいしばらく停止してしまう事態に...。この回復に随分時間を要してしまい、鞍部で大休止となった。ようやく攣りが収まり鱗モードで日向山まで進む。日向山直下もナイスな斜面。気持ちよく滑走する。4合目下は片流れの斜面でギルランデ等のスキー技術が試される箇所である。ここも無難にこなし、千本松原付近でいったん雪切れしシートラ歩き。すぐ下で雪が繋がりスキーを履く。今度は木の洞が多く出ているため洞に落ちないようかわしながら注意して滑り下りなければならない。今日は雪が多く十字峡の建物が見える箇所まで滑走できた。後は長い長い林道歩き。シートラや鱗モードでのスキー歩行を交えながら約1時間をかけて三国川ダムに戻って来れた。トータルで何と13時間を要した。今日も完全燃焼バンザイ! 中ノ岳BCは今回も含めトータルで5回、よく頑張ったと自分で自分を褒めてあげたいです。
コメント
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実は4/17-18で日向倉山でテント泊、のんびりと越後駒や中ノ岳を眺めて過ごしておりました。私も中ノ岳やネコブに行きたいのですが、あのデブリの林道を思うとなかなか重い腰が上がりません…そこをソロで行かれるhareharawaiさんはさすが、体力だけてまなく強い心の持ち主でいらっしゃいます!
中ノ岳BC卒業はちょっぴり、いやかなりさみしいですが、やはり何より安全最優先ですね。私も1年でも1日でも、1時間でも、長く山を歩いていたいので、厳しい山行からは遠のきつつあります。怪我をしては大好きなお山に行けなくなってしまいますからね(^^)
どうぞこれからもBCを存分に楽しまれてください。ご活躍を期待しています♪
レコにコメント有り難うございます。
4/18は日向倉山に行かれていましたか?お会いできず残念でした。
中ノ岳はきついとわかっていたので相棒のWさんと訪れて以来この4年間は遠ざかっていました。
還暦を過ぎた今回久しぶりにソロで中ノ岳に登ってみて改めてその素晴らしさと厳しさに気づくことができました。
今後も安全第一に楽しい山歩きを続けていきたいと思います。またどこかの山でお会いできたら嬉しい限りです。
hareより
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