残雪期限定シリーズ�� 景鶴山
群馬県
新潟県
kuge
体力度について
- GPS
- 08:59
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 915m
- 下り
- 917m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:19
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
尾瀬第一駐車場から鳩待峠まで乗合タクシーを利用（往復1,300円×2） 鳩待峠の冬季閉鎖解除後最初の週末で尾瀬には多くの人が入山、尾瀬第一駐車場は8割くらい埋まっていました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・残雪は非常に豊富で鳩待峠で2〜3m、尾瀬ヶ原で1〜2m、景鶴山の山頂は3m以上か…？ ・豊富な残雪のおかげで鳩待峠から景鶴山の山頂まで全て雪が繋がっており藪漕ぎ要素はゼロ ・尾瀬ヶ原の木道や池塘もすべて雪の下 ・取り付き〜与作岳は急勾配が断続するがこれと言った難所は無し ・景鶴山頂直下のナイフリッジは滑落注意（登り下りともにここだけはピッケル使用） ・景鶴山の山頂付近は不安定な雪庇が残っており踏み抜き注意 ・景鶴尾根ルートは稜線から流下したデブリの痕跡あり、雪崩に注意 ・午前中は雪が固く歩きやすかったが、午後は雪が腐り非常に足が重たかった。体力的に一番疲れたのは尾瀬ヶ原から鳩待峠への登り返しです… |
| その他周辺情報 | 下山後「花の駅・片品 花咲の湯」を利用（900円） |
写真
拍手鳩待峠冬季閉鎖解除後最初の週末、駐車場は満車一歩手前の大盛況です
制限時間10時間半の景鶴山日帰りチャレンジスタート！
見慣れた木道は厚く積もった雪に埋もれています😇
東電下の大堀橋とヨッピ吊橋は踏板が外されているとの注意書きがされています
超快適です😆
山頂はだった広く標識も無いのでどこが本当のピークなのかよく分かりません
ここが踏み抜きだらけの腐れ雪で通過に苦労しました😵💫
手前のなだらかなピークはさっき通過してきた与作岳
至仏山や燧ヶ岳から眺める尾瀬ヶ原とは違って横長に見えるのが新鮮
日光白根山の形が特徴的です
駆け出したくなる絶景だけど一歩一歩慎重に…(´ω`;)
ここまで来れば駆け出しても大丈夫そう😇
下山する時に与作岳への登り返しがダルいなぁ…、と思っていたら景鶴尾根からヨッピ吊橋へダイレクトに下るルートを使えると山頂でお会いした方から教えてもらったのでここで右へと進路変更
写真で見るよりずっと巨大な雪や土砂の塊が積もっています
こんなのに呑まれたらひとたまりもない😨
本当に足が重たい(´;ω;`)
鳩待峠への登り返しは景鶴山で味わった急登よりも辛く感じられます(›´ω`‹ )
感想
残雪期限定シリーズ第3弾。
今回は鳩待峠の冬季通行止めが解除された最初の週末を狙って尾瀬の景鶴山に挑戦しました。
正直、先週の男鹿岳でだいぶ体力を使ったし景鶴山は来年に先延ばしでもいいかなぁ？と思ったりもしましたが、来シーズンも今シーズンと同じように残雪が豊富とは限らないし、4月の週末に必ず晴れるとも限らない。。
やはりここは今シーズンのベストコンディションを無駄にするべきではないと考え、思い切って景鶴山に挑戦することにしました。
先日の男鹿岳と今回の景鶴山、歩行距離や高低差などで比べると難易度は似たようなものですが緊張感は景鶴山の方がずっと上。
というのも、景鶴山は鳩待峠からのスタートになるためシャトルバス（または乗り合いタクシー）でアクセスしなければならず、日帰りの場合には終便の時間を意識しながらチャレンジしなければならないからです。
始発便に乗って鳩待峠をスタートできるのは午前6時、最終便は16時半。タイムリミットは往復10時間半。自分の体力ではギリギリになる計算です🤢
積雪期の尾瀬ヶ原を歩くのは初めてで、せっかくなら尾瀬の雪景色を写真を撮りながら楽しみたい…。しかしタイムリミットを考えるとゆっくりする時間は無く、とりあえず鳩待峠〜山の鼻〜景鶴山取り付きまで速足で飛ばして2時間で移動。
ちなみに、鳩待峠のスタートしてすぐに何と先週の男鹿岳でお会いした三百名山巡りの若人と偶然の再会。いや…、三百名山に憑りつかれた同志が残雪期に狙いたい山はみんな同じになるのでこの再会は必然と言えるのかもしれないっすね😇
取り付きから景鶴山のピークまではおよそ2時間半。
取り付きの直後は猛烈な藪漕ぎがあるという噂を聞いていたのでここで時間を大きくロスすることを恐れていましたが、今年は豊富な残雪のお陰で藪はゼロ。山頂直下の核心部はナイフリッジの通過や不安定なトラバースがあって多少緊張はしましたが、想定以上に順調に景鶴山登頂を果たすことができました。
このコンディションの良さを考えると、やはり今シーズンの景鶴山挑戦は大正解だったと思います。
景鶴山の山頂からの景色は本当に素晴らしくて、燧ヶ岳や至仏山、平ヶ岳に会津駒ヶ岳など尾瀬の山域に属する名山を一望。そして何よりも、尾瀬ヶ原を真横から俯瞰できるのが新鮮。雪景色の尾瀬も初めてでとても新鮮。
尾瀬そのものはこれまで何度も訪れていますが、景鶴山からの眺めは本当に新鮮さに溢れていてしばらく景色に見とれてしまいました😊
景鶴山からの下山は景鶴尾根ルートへ。
当初は登りと同じルートを往復する予定で、与作岳への登り返しがダルいなぁ…と内心思っていたところ、ヨッピ吊橋から景鶴尾根ルートを登ってきたという方の話を山頂で聞いて帰りのルートを急遽変更。その場にいたほとんどの人たちが帰りのルートを景鶴尾根ルートに変更したようです（笑）
景鶴尾根ルートは超軽快で景鶴山からヨッピ吊橋まで爆速で下って所要時間はたったの45分。このルートも雪解けが早い年は使えないので今シーズンのコンディションの良さに再びの感謝です。
しかし、快適な雪山ハイキングもここまで。
昼を過ぎて気温の上がった尾瀬ヶ原は雪は一気に腐れ雪に変わって、とにもかくにも足が重い。歩けど歩けど先へ進んでいる気がしません…。
さらに山の鼻から鳩待峠まで続く標高差200mほどの登り返し、ここが体力的には今日一番の核心部😇
ヨッピ吊橋から鳩待峠までの帰りの道のりは本当に長く感じられ、体感的には行きの3倍にも5倍にも感じられました。
鳩待峠にはバス＆乗り合いタクシーの終便まで1時間くらいを残して辿り着けることができましたが、1時間という時間は余裕があるようで何かが起きてしまえば本当にあっという間。仮に景鶴山の取り付きで藪漕ぎが難航してタイムロスをしていたら最後の鳩待峠の登り返しが時間との闘いになっていたかもしれません…😨
とりあえず今回はベストコンディションの中で景鶴山を無事に攻略できて本当に良かったです！！
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