松木ジャンダルムから中倉山 庚申山まで稜線散歩。


- GPS
- 09:25
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,620m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:25
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料。 駐車ペース自体は15〜20台程。 詰めれば30〜40台近くは行けるんじゃないか 7時少し過ぎに到着で駐車スペースは満車。 バス用のスペースは空いてたけどここはダメかなと思っていたところ、遊漁券を管理されてる地元の方が今はバスが入ってくることないからバススペースに停めて良いよと声かけてくれたので停めさせてもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜松木ジャンダルム〜中倉山> 親水公園からしばらくは舗装路歩き、松木沢を渡り、対岸の分岐を中倉山方面ではなく皇海山、松木渓谷方面へ。沢沿いを歩き、採石場や旧松木村の碑などがあるところを越え、ゲートを過ぎて対岸に渡った辺りが取り付き。 ちょうど松木ジャンダルムの真正面ですかね。 ガレたところを登って行き、壁にぶつかったら右側に巻くと中央ルンゼの取り付き。 皆さんのレコを拝見する残置ロープやら、鎖やら、手掛かりがあるようですが自分が登ったところは最初の岩場にアンカーを見かけましたがその後がその手のものは全く無かったので違うルートを登ったのでしょう。 もっと楽なルートがあったって事か・・・ 岩場を抜けたらかつての治山工事の跡が残る尾根を中倉山に向けて登ります。 そこそこ急登ですが岩場を超えた後だと普通の道のように感じてしまう。 中倉山山頂と孤高のブナの中間ぐらいにポコッと出ます。 松木ジャンは岩場の登行、ルーファイ等の技術が必要です。 初心者は気軽には入らない方が良いと思います。 経験者と一緒に歩くかバリエーションを普段歩くような方なら問題ないかと思います。 <中倉山〜沢入山〜オロ山〜庚申山> 中倉山から沢入山までは小さなアップダウンこそありますが快適な稜線散歩。 沢入山からオロ山までは一旦笹原まで下って樹林帯に入ってオロ山へ向かいます。 笹原までは普通の道。 樹林帯に入ると少し踏み跡が薄くなりますがたまにピンクテープが出てきます。 薄い笹の藪、オロ山直下はシャクナゲが出てきますがちゃんと尾根通しに歩けばほぼ道は外さないので登りは問題ないでしょう。 オロ山から庚申山まではおそらく笹藪の道ですが、残雪がまだまだあるのでほぼ雪の上を繋いで歩けました。 こちらも尾根通しに歩けばよいですが踏み跡はないので(雪が解けたらどうなるかわからないが薄いことは間違いない)進路はしっかりと確認を。ところどころ雪が切れたところは笹藪を歩きましたが背丈は深いところでは腰〜胸程度。概ね膝程度かな。 雪は意外と締まっていたので踏み抜きはあまりなくそこまで苦労しませんでした。 凍結は無いのでチェンスパ等は利かないしアイゼン履くほどではないのでツボ足が一番でしょう。少し斜面がきついとこをは蹴り込んで足場を作ればよいと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
|
---|
感想
GWはカレンダー通りなので今週松は普通の土日。
土曜はのんびり映画見たり家事をしたりして日曜日に日帰りで遊んできました。
土曜の夜に思い付きで行き先を決めたので到着時間が遅くなったのと睡眠時間があまりなかったので皇海山までは諦めて中倉山から庚申山まで稜線を繋げてきました。
7時過ぎに銅親水公園の駐車場に到着すると駐車スペースは満車。
障碍者用とバス用と奥に一台ぐらい詰めれば停められそうなスペースがあったので向きを変えてバックで奥まで行こうとしてたら、遊漁兼の管理してる地元の方が今はバスは入ってこないからバスのスペースに停めてもいいよとおっしゃってくれたのでバスの駐車スペースの隅っこに停めさせてもらいました。
荷物をまとめて出発。
しばらくは舗装路、沢を渡ってからはダートの林道歩き。
中倉山へ向かう方とは反対側の皇海山、松木渓谷方面へ進みます。
足尾銅山の開発や公害といった暗い歴史のある旧松木村へ剥げてしまった山の合間を進みます。
今は植林活動などでだいぶ緑が増えてきていて綺麗な山に戻って行くのかな。
松木ジャンダルムの険しい岩場が近づいてきます。
車止めゲートを越え松木沢を渡ったところからジャンダルムに取り付く。
下調べは軽くした程度で詳細がわからないけど中央ルンぜから大きな岩場を回り込むように登る感じかな?ウロウロして登れそうなところを登って進みます。
マーキングの類はないのでルーファイ重要ですね。
結果的に多くの方が登っている鎖やらロープなどがあるようなところは通りませんでしたので変なところから登った感じになるのでしょう。
ただ、見た感じどこを登ってもそれなりにホールドはある感じなので岩が得意な方は高度感が大丈夫なら登れるでしょう。
ミスったらアウトのところはいくつもあるので緊張感はあります。
慣れない方がつっ込んでロートをミスったらアウトだと思います。
岩場の上部まで来たら強烈な獣臭。
これヤバいなと思ったら熊が走り去って行きました。
でその後には腐った鹿の死骸。
早々に通り抜けて開けた尾根へ。
そこそこ急な尾根ですが岩場を通り過ぎた後なので歩きやすく感じちゃうけど下を見るとなかなかの斜面ですね。
この辺からは治山工事の跡が残っていて段々になっています。
松木沢から吹き上げる風が強烈で吹き飛ばされそうになる事もあったので場所によっては四足歩行で進み、主稜線が近い上の方まで来たら安心して歩ける感じになりました。
中倉山の山頂直下に出てくるのでそこからは主稜線を歩く登山者たちと合流。
悲しい禿山の歴史のおかげかこの辺りの稜線は開けていて眺めも良いし歩くのも気持ちいい。風は少しあるけど先程の爆風に比べればそよ風みたいなもん。
孤高のブナ、山頂付近に咲くアカヤシオを楽しむ多くの登山者を横目に先へ進みます。
波平ピークを越え沢入山へ。
ここかで来るとまだまだ雪がたっぷりの尾瀬の山々や白根山なんかも見えてきますね。
沢入山から笹原に下ってオロ山へ。
あまり進む人が多くないのか少しずつ踏み跡も薄くなり静かな雰囲気になってきます。
またもや腐敗臭と共に現れる鹿の死骸。
あまり良い気はしませんが自然の中では仕方ないですね。
快適な笹原を過ぎると樹林帯に入って少し登り返し。
尾根が少し狭くなって来て石楠花が出てくるとオロ山山頂。
目の前に見える皇海山が格好いい。
12時の時点で進退を決めようと思っていたけどまだまだ時間に余裕はあるので先へ進みます。オロ山から先はほぼ雪道。
おかげで藪漕ぎ区間が少なく歩きやすかったです。
踏み抜き地獄かと思ったけど意外と雪は閉まっていてそこまで歩きにくくはない感じ。油断するとたまに膝ぐらいまでズボッといく事はあったけど・・・。
雪で埋もれた笹藪から静かな樹林帯に入って庚申山山頂へ。
10年ぶりぐらいかな?
景色がいいわけではないけどお天気良くてポカポカしてて気持ちいい。
誰もいない山頂で昼食を摂ってコーヒー飲んで引き返します。
下りは雪の上をすべるように進めるので快適。雪が切れてたところは軽い藪漕ぎがあるので避けるように進んだら若干進路がずれてしまったりしたけど修正しながら戻ります。オロ山、沢入山まで戻って来たけどもう誰もいなくて貸し切りの稜線。
贅沢ですね。
中倉山と言えば孤高のブナ。
このブナの下でコーヒー飲んでのんびりしたいなと思っていたので賑やかな時間帯じゃなくてこの時間に戻ってきたのは正解だったかも。
静かな時間を楽しめました。
途中こんな時間に一人だけ登ってきた方がいたのにはちょっと驚いたけど。
爽やかな山頂の雰囲気を楽しんで下山開始。
登山道は良く踏まれていて急でもなく、それほど緩くもなく適度に歩き応えのある感じの道。上部はこれから花の最盛期を迎える感じできっと綺麗だろうな。
一時間程度で登山口まで下り、後は林道を歩いて駐車場まで。
林道にもスカベンジャーの処理が終わった鹿の死骸が何体かありました。
やっぱこの山域は獣の雰囲気あるなぁ。
駐車場まで戻って充実の山行終了。
下山後は銅親水公園を少しお散歩して、草木湖とかレトロ自販機とか寄り道して水沼駅の温泉で汗を流し家路へ。
ってか明日仕事だよ・・・。
遅い帰宅で翌日の仕事は眠かったぁ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する