記録ID: 8076229
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根
奥利根縦走 中ノ岳~平ヶ岳~尾瀬
2025年04月26日(土) 〜
2025年04月28日(月)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 25:10
- 距離
- 39.9km
- 登り
- 3,649m
- 下り
- 2,513m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 7:32
距離 9.3km
登り 1,735m
下り 124m
2日目
- 山行
- 10:24
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 12:16
距離 17.5km
登り 1,452m
下り 1,570m
天候 | 初日 晴れ 2日目 快晴 3日目 晴れ気味の曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
越後湯沢は一回改札を出るので、駅近くのセブンイレブンや駅中のニューデイズで補給可能。 六日町~三国川ダム管理所 タクシー6700円 六日町駅にタクシーはたくさん停まっています。 鳩待峠~戸倉 シャトルバスorタクシー どちらも1300円。乗り場は鳩待峠から2分程度下って登ったところなので注意。 シャトルバスは1時間おきですが、微妙に乗り遅れてもタクシーが10人集まれば発車します。 戸倉ー沼田駅ー上毛高原駅 バスがかなりの本数出ています。Yahoo!路線案内などの検索にもかかります。バスではSuicaなどが利用できます。上毛高原まで乗ると2796円かかります。 コスト的には戸倉ー沼田駅ー上越線ー高崎駅ー新幹線の方が安いですが、時間によっては沼田駅での電車が来ないでしょう。 上毛高原駅横にはお土産屋があり、駅中には小さなニューデイズ(恐らく駅弁は売ってなかった)と小さな蕎麦屋、基本食事はないと思いますがコーヒーとクラフトビールの楽しめる施設があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪はよく締まっていてワカンの出番はありませんでした。 また大水上山から平ヶ岳までは雪が切れていても実は夏道があり、思ったほど絶望的な藪漕ぎはなく進めます。 藪漕ぎの向きや標高差を考えると尾瀬から大水上山を目指す方向の方が圧倒的に楽でしょう。 十字峡~中ノ岳 四合目まで夏道の出ているところが多いですが、雪のついているところでアイゼンを装着した方が安全な箇所もありやや面倒。 四合目から日向山の先までしばらくは雪原を歩けますが、その後も一部夏道が現れ、山頂直下はほぼ全面夏道でした。直下の夏道から山頂はノーアイゼンで通しました。 中ノ岳避難小屋 ほとんど屋根しか出ていません。雪が掘られたのか自然にできたのかわかりませんが、2階の窓まで穴ができていたので探ってみるとプラスチックの窓が割れてしまっていて中に入れました。 中ノ岳~大水上山 中ノ岳からの下りで一ヶ所大規模に雪が割れていて落ちたらタダでは済まない迂回を要求される。 その他ところどころで夏道が出ている。 大水上山~藤原山 大水上山直下はそもそも急傾斜ではあるが雪が割れて切れ落ちていた。安全策をとって南側の斜面へ迂回して軽く藪を漕いで尾根に戻ったが、その後も下り切るまでは雪割れの上を慎重に繋ぐ歩きが要求させられた。雪がないところも夏道があるのでそこを歩けばかなり楽ができます(割れていると夏道に出るのも大変だったりするのですが。 藤原山~ニセ藤原山 見た目ほど藪漕ぎは必要なく、西側の樹林帯に雪原が広がっていた。やはりこの区間もしっかりと夏道はありました。 ニセ藤原山~滝が倉山 藪漕ぎ的な意味では核心部。ニセ藤原山の次のピークとその次の方向を変えるピークの登りでは夏道をトレースできてもそれなりの藪漕ぎを要求させられます。下は刈り払いが残っていますが、上体部分は横から木が迫ってきているためです。 方向を変えるピークから先の夏道では薮はほぼなくなるもののしばらくは岩場でアイゼンでは歩きにくいです。この区間ははっきりと逆方向から来た方が楽でしょう。 滝が倉山~剣が倉山 一部雪が繋がっていない区間もあるが夏道をトレースすればそれほど苦労することはない。剣が倉山の登りは西側の樹林帯で雪が繋がっているが、一部急斜面なので注意。 剣が倉山~平ヶ岳 剣が倉山直下は全面に渡って綺麗に雪割れを起こしていて垂直な(なんならオーバーハング気味な)雪壁の下りを要求させられ、ピッケルがあっても危険です。壁を下ってしばらく岩場の後、少し夏道を登らされますが、そこから平ヶ岳まではいよいよ全面雪歩きでした。 平ヶ岳~尾瀬 ゆるふわなので割愛。一部早朝でも雪が緩い。 |
写真
上越線長岡行き。
沼田などに車を置いても六日町に着ける時間は変わらない。自宅から全て公共交通で行く一つの理由となった。
因みに六日町に更に早く着きたい場合、越後湯沢より先まで来ていなければならず、車デポは関越道往復の高速費や回収の時間も考えるとメリットが薄かった。
沼田などに車を置いても六日町に着ける時間は変わらない。自宅から全て公共交通で行く一つの理由となった。
因みに六日町に更に早く着きたい場合、越後湯沢より先まで来ていなければならず、車デポは関越道往復の高速費や回収の時間も考えるとメリットが薄かった。
三国川ダムから日向山。
ダム沿いの舗装路は半分くらいまだ雪が残っていました。
当初より利根川源流の大水上山に近い丹後山から上がる計画でしたが、記録を見る限り十字峡先の渓谷道は中途半端に雪が残っている状態だと転落の危険性が高いため、非常に遠回りではありますが中ノ岳経由とすることになりました。
ダム沿いの舗装路は半分くらいまだ雪が残っていました。
当初より利根川源流の大水上山に近い丹後山から上がる計画でしたが、記録を見る限り十字峡先の渓谷道は中途半端に雪が残っている状態だと転落の危険性が高いため、非常に遠回りではありますが中ノ岳経由とすることになりました。
ニセ藤原山を下ったところから滝が倉山との間の方向転換ピークまでも夏道があるものの深い藪に覆われていてそれなりに苦労させられた。
大水上山→平ヶ岳方面の縦走だと藪が大体登りに来るので逆走のがそういう意味でも楽でしょう。
大水上山→平ヶ岳方面の縦走だと藪が大体登りに来るので逆走のがそういう意味でも楽でしょう。
剣が倉山から平ヶ岳方面は全面に渡って雪が落ちてしまっており、垂直の壁を下ることを要求させられた。垂直部分だけでも背丈の2倍近くはあったので落ちたらタダでは済まない中、はじめてピッケルを出して強く蹴り込みを入れてステップを刻みながら下った。
なお先ほどの3人組のトレースは垂直部分には一切ついてなくて不思議でした。
なお先ほどの3人組のトレースは垂直部分には一切ついてなくて不思議でした。
夜は風が強めでしたが、前日より温かかったのでよく寝れました。
しかし昨晩でガスがなくなってしまい、この日の朝は温かいものが取れませんでした。水は1.5Lまでは作れましたが、どうも咳き込みが続いているせいで水の要求量も多い。この日の朝も1Lはとりたかったところですが、ガス切れのせいで取れなかったのでした。
しかし昨晩でガスがなくなってしまい、この日の朝は温かいものが取れませんでした。水は1.5Lまでは作れましたが、どうも咳き込みが続いているせいで水の要求量も多い。この日の朝も1Lはとりたかったところですが、ガス切れのせいで取れなかったのでした。
感想
数年間憧れてきた稜線をやっと歩いてこれました!!!
いつか奥利根周回にも挑戦したい。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:136人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する