至仏山〜景鶴山日帰り、鳩待峠まで自転車、快晴の雪原歩き


- GPS
- 11:26
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
- 山行
- 10:38
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 11:26
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
至仏山と景鶴山の日帰り
4月18日より、戸倉から鳩待峠まで開通し、バスで行けるようになった。
当初はバス利用で計画していたが、テント泊だと寒いし荷物が重くなる。
かといって日帰りだとバスの最終が16時半だから、山行時間10時間半では、間に合わない可能性がある。
色々考えた末、自転車で尾瀬第1駐車場から鳩待峠まで行くことにした。
近い方の尾瀬第2駐車場は、チラシには24時間と記載されているが、5時からしか開かないようだ。
尾瀬第1駐車場は3時の時点で7割ぐらい埋まっていた。
片道12キロ、標高差600mを電動アシスト自転車で登る。
川沿いの道は結構寒く、風は無いが気温0℃くらい。
アシストでも結構疲れた。
鳩待峠の手前500mでバッテリー残量がゼロになる。
鳩待峠に4時50分に到着すると当然誰もいない。
どこに自転車を止めるのか分からず、とりあえずバス停のガードレールにロックして止める。
車や人の通行の邪魔にならなければ、どこに止めても問題ない感じのようだ。
登山口の案内で、至仏山登山道は、5月7日〜6月30日まで閉鎖というのを知る。
景鶴山も含めて、登れる時期が限られてる。
まずは至仏山を目指して無人の登山道を歩く。
早朝の雪面はカリカリで、チェーンスパイクで十分歩きやすいが、スキーだと歩きにくいと思う。
BCスキーなら昼頃に雪が緩んでからの方が良いと思う。
気温はマイナス5℃くらい、風は風速5mぐらいの強風で結構寒い。
至仏山の手前で悪沢岳に立ち寄るが、山頂標識もなく、なんとなく無駄足な感じ。
この時間は誰もいないと思っていたが、至仏山手前で1人登ってる人がいた。
話を聞くと、昨日に平ヶ岳を目指していたが吹雪で諦めて、途中でテント泊したそうだ。
なかなか凄い人だ。
至仏山からは360度絶景。
尾瀬と燧ヶ岳を正面に見て感動。
今日は快晴でとても良い日に登れた。
至仏山から稜線を歩いて平ヶ岳方面へ、そして景鶴山へ行くことも可能だが、自分では日帰りは難しい。
至仏山から尾瀬の山の鼻小屋を目指して、急斜面を一直線に下る。
山頂付近は雪面がカリカリなので、これをスキーで滑り降りるのは、まあまあ怖いと思う。
下りる途中、5名ほど登山者とすれ違う。
山の鼻の小屋は、西側に水場があり、テントが5張りほどあった。
雪面が硬いので、テント泊するなら、整地のためにスコップがないと、厳しいと思う。
ここからは尾瀬の雪原歩き。
ひたすらに歩く。
踏み跡を辿るが、雪面は砂地のようで歩きにくい。
そして歩くのに飽きる。
景色が良くて、燧ヶ岳と至仏山がキレイに見えるのが救い。
途中に、『「ヨッピ吊橋」「東電下の大堀橋」踏み板未設置のため渡れません』
の看板があったので、龍宮小屋方面へ迂回した。
しかし、途中で会った人に教えてもらったが、踏み板が無いだけで渡れるそうだ。
実際、吊橋自体は踏み板が無いが、渡るのは問題なかった。
しかし、吊橋の前後が、雪が緩んでズボッと落とし穴のようになっている。
こっちのほうが非常に危険!
自分は、危うく落っこちそうになった。
今日一番恐怖を感じた所。
ヨッピ吊り橋から景鶴山へ直登出来るらしいが、川を覆っていた雪が崩壊してるため、川を渡ることが出来ず。
諦めて、東電小屋の手前から稜線を歩いて登る。
自分は早々に諦めたが、他の人の記録では、もう少し右に行くと雪が崩れていない箇所があり、渡れるようだ
途中ですれ違ったのは、30人くらい。スキーで登ってる人も2人見かけた。
景鶴山の西側から来た人や、山頂付近でテント泊予定の方もいた。
昼頃になって気温は15℃くらいで、風も微風、少し暑いくらい。
景鶴山の手前100mぐらいの大岩の所が結構怖かった。
大岩の周囲が雪が溶けて穴が空いており、崩れそうな感じ。
更にその周りは急斜面で何も無いので、落ちたら一気に滑り落ちる。
この恐怖ゾーンを通過すると、稜線の北側を歩く。
若干の藪漕ぎがあり歩きにくいし、山頂が分かりにくい。
自分はうっかり山頂の西側ピークまで行ってしまった。
西ピークで休憩していた方に教えてもらって、東ピークの山頂プレートのところまで戻る。
ようやく300名山の難関の一つである景鶴山に登頂。
帰りは、山の鼻小屋に立ち寄ると、テントが50張りぐらいになっていた。
途中で外国人男女5人ぐらいのグループに「日帰りですか?」と声をかけられる。
彼らも日帰りで鳩待峠まで向かうようだが、彼らのペースだと最終便には間に合わないだろう。
鳩待峠に、16時10分に到着。
山行時間は11時間20分。
悪沢岳への寄り道、龍宮小屋方面への迂回が無ければ、10時間半で歩けたかもしれないが、雪山での歩きにくさ、自分の脚力では、やはり自転車で来て正解だった。
電動アシスト自転車のバッテリーは切れてるが、下りはほとんど漕ぐことなく、30分で尾瀬第1駐車場に到着。
自転車の距離を合計すると56キロのロングコース。
今日は快晴で風も弱く登山日和。歩いてる人も多かった。
装備はチェーンスパイクのみで、特に問題なかった。
景鶴山の手前の大岩の所だけ、ピッケルかストックがあった方が良かったかも。
風が弱く視界も良好だったので、無しでも行けたが、状況次第では厳しいかもしれない。
携帯電波は、稜線上は圏外になるところあるが、ほぼ全域で圏内。
鳩待峠のバスの最終は16時半だが、最終便が発車した後も、待機しているバスが2台あった。
運転手の方に聞くと、遅れてくる人のために一応待機してるようだ。
ただし、16時半を過ぎれば正規のタクシー料金になる、と言っていた。
いくらかは分からないが・・・たぶん6000円くらいか。
「下からタクシーを呼ぶと迎車料金がかかるからね」と言っていた。
良心的な対応をしてくれるようだが、これを当てにするのはやめた方が良いと思う。
乗車人数次第では、すべて出払うから、いつも待機しているとは限らないし、いつ発車するかも分からない。
おそらく満員になるか、18時過ぎてゲートが閉まるギリギリまで発車しない可能性がある。
下からタクシーを呼ぶことも可能だと思うが、繁盛期は呼んでもすぐには来ないだろうし、19時で道路のゲートが閉まるので、それに間に合わなければ、断られるだろう。
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