残雪の長塀山を越えて蝶ヶ岳へ


- GPS
- 22:34
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 4:37
- 合計
- 13:42
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 8:39
天候 | 7日 晴れ 8日 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先週の段階で長塀尾根は2200mを越えてから樹林帯、妖精の池の先までは残雪がありました。横尾側もほぼ同様です。 |
その他周辺情報 | 小梨平キャンプ場の外来入浴は1000円。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
軽アイゼン
|
---|---|
備考 | アイゼンは良いの買いましょう。 ストックの雪用石突きは必須でした。根っこに引っかかる。 |
感想
<バスターミナル〜徳沢>
5時20分にバス到着。梅雨入り直前なので登山客はまばらです。途中でおなじみニホンザルの群れに遭遇したりしつつ、順調に徳沢に到着。簡単な朝食を済ませて長塀尾根に入ります。
<徳沢〜長塀山〜ヒュッテ>
標高2000m位に位置するチューダイ広場くらいまでは急登ながら順調でした。しかし、2200mを超え、比較的なだらかな尾根になってくるあたりから登山道が残雪が覆われてきます。チェーンスパイクもストックも用意してきましたが、久しぶりの冬道で、踏み抜いたりストックを根に引っかけたりして無駄に時間と体力を消耗しました。あとからどんどん抜かれていきます。長塀山山頂あたりで雪が消えてやれやれと思いましたが、すぐにまた雪が道を覆い、ぬか喜びに終わります。カモシカの池から妖精の池まではなかなかしんどかったです。しかし、蝶ヶ岳山頂手前の最後の窪地の雪伝をひいひい言いながら抜けると、すばらしい絶景が待っていました。6時間長かった・・・
蝶ヶ岳山頂の尾根からは乗鞍、焼岳から西穂、明神、穂高に大キレット、そして槍ヶ岳、北鎌とすべてが一望に見渡せました。風もない穏やかな天気の中、この眺望は最高でした。夕食が17時だったこともあり、横にもならずに山並みを眺めて過ごしました。体が疲れていたのか、ビールも飲まず、炭酸飲料で乾杯です。ベルギーからのご夫婦や、愛知からの単独男性さんたちのお話を聞きつつまったりします。
ヒュッテはそこそこ混んでいましたが、布団を分け合うまででは無く、快適に過ごせました。こちらは居心地が良くて良いです。前回買い残したバッチ3種をゲットし、アルプストレイルにも寄付してしまいました。スタッフの方に伺ったところ、なんでも、一の沢や燕岳で崩落があり、安曇野側からの登り口が三つ叉だけになっているらしく、みんな蝶ヶ岳に来ているそうです。なかなか難儀ですね。
<ヒュッテ〜蝶槍〜横尾>
朝食は一回転で5時20分から。帰宅のバスが16時なので、7時に出るつもりでしたが、横尾への下り道にも雪がついていることを考え、少し早めに蝶槍に向かいます。重いのでバックは分岐にデポしていきます。途中、登山道のまんなかで砂浴びしたり、縄張り争いをする天然記念物を間近でみたりしつつ、蝶槍に向かいます。全然人間を恐れないんですねえ。激しい縄張り争いでビュンビュン飛んで追いかけ回しているのは初めて見ました。ペアリングの季節なんでしょうか。
蝶槍ではヒュッテでご一緒した3人パーティさんたちや、三つ叉から上がってこられた親子二人連れとお話ししつつ、写真撮影に専念します。次回こそは!、と常念への尾根道を名残惜しく見ながら蝶槍を後にし、分岐から加工を開始します。最初の樹林帯に入るとすぐに残雪がみっしり続くので、すぐに軽アイゼンを装着します。昨日で慣れたのか、踏み抜きしたりすることもなく快調に下っていきます。ベンチのところで歩き方の訓練するパーティーと出会いつつも、問題なく下っていきます。途中で先程の3人パーティさんにすれ違いましたが、下りの登山者にはあまり会わず、横尾には2時間半ほどで到着しました。槍見台からの槍は、きれいに青空に映えてなかなか絶景でした。
<横尾〜バスターミナル>
横尾で休憩する登山者は20名もおらず、夏のシーズンとはずいぶん感じが違いました。荷物を整理すると徳沢に向かいます。徳沢ではいつも通りカレーとソフトクリームで昼食にしました。ネットがまともに繋がるようになると早速仕事の話しがスマホに着信し始め、日常に戻ってきてしまったことを実感します。(日曜なのに!)
前回は林道で脚をひねって痛い目に遭ったのですが、歩き方を改善したおかげか、はたまた雪のおかげか、明神を経て、無事に小梨平キャンプ場に到着します。14時からと聞いていましたが、外来入浴は早めにオープンしており、早速汗を流します。熱いお湯に浸っているとふわふわしてとてもよい気分です。風呂は良いですね。
さすがに河童橋まで来ると観光客でごった返していました。インバウンドの人達がすごく目立ちます。ビジターセンターで槍ヶ岳マグネット(大キレットからの凄いショット)や、天然記念物ピンバッジを購入したり、閉店直前の売店で缶ビールと牛肉コロッケを調達してベンチで一杯やりつつ、バスの待ち時間を過ごします。帰りは彦根で少々渋滞していましたが、予定通り帰宅することができました。
予想よりも雪が深かったですが、風も無く、快適な天気であり、過ぎてしまえば楽しい山行でした。もうちょっと雪山にも行きたくなりました。次はどこいこう。
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