富士山【富士宮R-萬年雪山荘-御殿場R-宝永山】


- GPS
- 15:13
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 5:37
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 4:03
- 合計
- 9:06
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
シャトルバス 往復2,400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上り富士宮ルート ザレ場は少なく急ですが歩きやすい ツアーが多い 下り御殿場ルート→宝永山→富士宮 大砂走の下りが面白い 宝永山下までザレ場 登りには使いたくない 靴に砂が入らないようにスパッツ必携。はいている靴下を靴にかぶせる裏技の人もいる。 ツアーが少ない 気温 山頂は夜明け前5℃以下 天気の昼間20℃以上 防寒着、手袋必携 トイレ 各山小屋、山頂にトイレあり。300円。トイレには集金係りがいて、おつり、両替可能。paypayなど電子決済対応もある。 電波 au 登山道は通信可能。山頂は5G 対応。小屋内は届きにくい。富士山WiFiもだいたい可能。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
九合目万年雪山荘
九合五勺胸突山荘
頂上富士館
|
写真
感想
10年ぶり12回目の富士登山です。
これまで
吉田ルート1回 富士宮ルート10回 剣ヶ峰1回 山頂からの日出0回 御鉢巡り0回 弾丸登山8回 日帰り登山3回 山小屋泊0回 頭痛の高山病8回
初回は学校の山岳部主催のツアーで登りましたが、それ以降は富士登山経験者として案内役で登りました。メンバーの体調や天候により、山頂での日の出や御鉢巡りには縁がありませんでした。
今回は、御鉢巡りが第1目的なので、高山病にならないようにゆっくり登り、高地順応をするために山小屋泊にしました。
ねらいどおり、高山病にならず、天候にも恵まれて、ご来光、御鉢巡り、剣が峰登山、大砂走、宝永山、とフルコースを回ることができました。
富士山あれこれ考
弾丸登山は悪くない!?。近年、十分な防寒、雨具を持たないで夜登山をして遭難する弾丸登山が非難されていますが、世界遺産になり多様な人に人気が出る前は、弾丸登山が当たり前でした。地元(静岡・富士)では、登山のベストシーズンは梅雨明けから7月末と言われています。これは、8月になると夕立が多くなり雷の危険が増すからです。午後の雷を避け、夕立後に出発して、昼前に下山する計画には、それなりの合理性がありました。
砂走は面白い! 始めて富士登山したのは1980年吉田ルートでした。当時、下山ルートは「吉田大沢の砂走り」で、登りに比べて下りは快適で天国だなと感じたことと、履いていたスニーカーの靴底がツルツルになっていたことを思い出しました。また、この登山中では落石があったことも覚えています。先頭にいるリーダーが突然「ラーク」と叫んだので何事かと思ったら、10m離れたところを勢いよくカボチャ大の石が落ちていくのが見えました。「ラーク」は「Rock」だと思っていましたが、「落」と知ったのは本格的に登山を始めてからです。
この数週間後、この下山道で死者12人負傷者29人の落石事故があり、「吉田大沢の砂走り」は閉鎖されました。自分の身に起きていても不思議のない自然の脅威に驚くとともに、ヘルメットの着用や緊急時の対応など登山技術の重要性を感じた次第です。
御殿場ルートの大砂走は、「須走ルート砂走り」より短いと思いますが、富士山登山特有のコースです。スパッツ、乾燥しているときはマスク、サングラス必携で挑戦されることをお勧めします。光学ズームの一眼レフやデジカメの砂ほこり対策もお忘れなく。
富士山の山小屋 今回初めて山小屋に泊まりました。「富士山の山小屋は、夜トイレに行くと、寝る場所がなくなっている」ほど、ぎゅうぎゅう詰めという話を聞いていました。今回利用した萬年雪山荘さんは、スタッフさんの対応も良く、食事、トイレも十分でしたが、寝床の狭さは、山小屋未経験の人にはつらいかも知れません。3畳程度の部屋に4人分のシュラフが並んでいます。男4人だとギリギリの幅で寝返りは自由にできません。今回同室の方に大いびきの人はいませんでしたが、耳栓を持参することをお勧めします。(気休めですが)
高山病対策
高山病対策として「5合目についたら最低2時間はうろうろする」を実践していましたが、富士宮口5合目のレストハウスが焼失したため、時間を潰す場所が無くなりました。その分、各山小屋で時間を掛けた休息と十二分な水分補給を心掛け、九合目までで1000ml近い水分を消費しました。一度頭が痛くなると寝ても治らないでしょう。酸素缶で酸素を吸うと一時的に改善するようですが、下山するまで治りません。下山途中で頭痛があったことなど忘れれしまいます。呼吸法と水分摂取で高山病にならないようにしてください。
富士山一度も登らぬ馬鹿に二度登る馬鹿
この言葉の解釈はWebでお探しください。山頂登山はこれが最後かもしれません。次はお中道挑戦かな?
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