越後三山/越後駒ヶ岳（枝折峠から往復）

2025年07月19日(土) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 18.4km
• 登り: 1,310m
• 下り: 1,309m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:35
• 休憩: 2:32
• 合計: 9:07

距離 18.4km 登り 1,310m 下り 1,309m

8:10 枝折峠駐車場
8:25 8:26 枝折峠登山口
8:49 8:54 明神峠
9:35 9:59 道行山
10:26 10:31 小倉山
11:12 11:15 百草の池
12:04 12:20 前駒
12:34 12:59 駒の小屋
13:19 13:28 越後駒ヶ岳
13:39 13:56 駒の小屋
14:07 14:11 前駒
14:27 14:30 百草の池
15:08 15:21 小倉山
15:46 15:57 道行山
16:41 16:56 明神峠
17:14 17:15 枝折峠登山口
17:17 枝折峠駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆駐車場
枝折峠の駐車場利用（無料、公衆トイレ、登山ポストあり）。合計50台程度の駐車枠があるが到着時点でほぼ満車だった。
枝折峠へのR352は駒の湯入口からは崩落のため通行止めとなっており、現在の所銀山平側からしかアクセスできない。なので関越自動車道側からだと奥只見シルバーラインで一旦銀山平へと抜ける必要がある。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
登山道に積雪は無し。危険箇所は無いとは言えないが登山道、道標は十分に整備されており、通常であれば困難は無い。
◆登山ポスト
枝折峠の公衆トイレ建屋内にあり（用紙、筆記用具あり）。

写真

7/19 7:50

枝折峠へR352を登って行くと越後駒ヶ岳と中ノ岳の勇姿が目に飛び込んで来て気分も上がる。関越トンネルを潜る前は曇りで展望も無い感じだったけれどすっかり夏山。暑そうだけど。

7/19 8:03

枝折峠に到着。何とか駐車スペースを見付けて一安心。公衆トイレ建屋に入ったところに登山ポストがあった。

7/19 8:16

雲海も有名らしい。登山ならクルマも朝は登り、午後は下りだけど雲海ウォッチングだと頻繁にすれ違いが発生しそうだ。それを考えるとちょっと引くなぁ。

7/19 8:21

尾瀬まで54kmの道標。階段の先が登山口のようだ。右の建屋が公衆トイレ。

7/19 8:23

枝折峠登山口からスタート。

7/19 8:26

先ずは荒沢岳の雄々しい姿。荒沢に登った日も暑かった。もう7年前か。

7/19 8:28

越後駒は天辺だけを尾根から出している。

7/19 8:32

中ノ岳が姿を現した。

7/19 8:32

日本海まで望めているようだ。

7/19 8:34

オオコメツツジ。登山道沿いに最初から良く見ることができた。

7/19 8:34

ヤマアジサイも多い。それともノリウツギ？

7/19 8:37

ヨツバヒヨドリ。

7/19 8:38

越後駒も現れた。まだまだ遠いぞ。

7/19 8:41

観音様か？如来様か？

7/19 8:44

これもアジサイの仲間とは思うが何だろう？

7/19 8:45

花の感じはコバイケイソウでなくバイケイソウですよね。

7/19 8:45

花弁をアップで。

7/19 8:45

トキワハゼ？

7/19 8:46

ニガナも登山道の脇にいっぱい。

7/19 8:48

残雪あり。

7/19 8:48

この黄色い花は何だろう？

7/19 8:49

明神分岐。右は駒の湯、左は駒ヶ岳。

7/19 8:49

お社。十合目大明神とある。

7/19 8:51

明神峠に出合う。でもここはちょっとしたピーク。本来はさっきの分岐の辺りだったようだ。ここまでひと登りして来たがとにかく暑い。給水して行こう。

7/19 8:52

折角登ったのにくだるのかぁ。ここから小倉山までかなりアップダウンがあった。

7/19 8:54

荒沢岳。登路の尾根が良く解る。

7/19 8:54

越後駒ヶ岳と中ノ岳。2つの峰を結ぶ檜廊下。

7/19 8:56

奥只見湖が望めるようになった。けれど湖が展望できる箇所は結構限定されていてこの辺りからしか良くは展望できなかった。

7/19 9:02

結構ザレた斜面のトラバースも多い。

7/19 9:09

赤いみ。Google先生によるとカマツカとのことだが。

7/19 9:10

檜廊下の手前のピークは尾根が銀山平へと下っているので道行山だろう。

7/19 9:20

残念ながら陽当たり良好な所が多い。

7/19 9:21

もうすぐ道行山だ。

7/19 9:26

時間にもよるんだろうけど見事に直射日光が射す登山道。

7/19 9:35

道行山分岐で小休止。久しぶりの日陰だ。

7/19 9:50

道行山山頂は10m先と言うので空身で覗きに行く。30-40mはあったが。

7/19 9:51

なかなか展望が良い道行山山頂なり。

7/19 9:51

北方の展望。あれは守門なのかなぁ？

7/19 9:52

銀山平方面。もう湖が見えない。

7/19 9:52

荒沢岳。まだまだ高い。

7/19 9:52

そして目指す越後駒。

7/19 9:52

パノラマ写真@道行山

7/19 9:53

日本海に何となく佐渡の島影も見えた感じなんだけど写真ではやっぱり解らない。

7/19 10:18

暑いけれど歩かなければ着きません。右側の膨らみが小倉山。もうちょっとだ。

7/19 10:31

小倉山到着。

7/19 10:31

ここも駒の湯への分岐になっている。この先に日陰を求めて小休止。

7/19 10:53

暫し日陰の径が続きホッとする。

7/19 11:12

百草ノ池まで来た。池は登山道からは見にくい。

7/19 11:14

大分接近したぞ。

7/19 11:14

ミヤマセンキュウに似ているが？

7/19 11:24

荒沢岳の北尾根の向こうに平ヶ岳が見えて来た。尾根のピークは灰ノ又と源蔵か？

7/19 11:30

ツボスミレ。

7/19 11:30

ハクサンコザクラ。

7/19 11:34

あの沢面白そうじゃないですか？手前の雪渓は滝ハナ沢で荒沢岳側は岩魚沢のようだ。雪渓が無くならないとね。

7/19 12:01

百草ノ池もここからなら望める。

7/19 12:04

アキノキリンソウか。

7/19 12:08

前駒も近い辺り。稜線の雪渓の右が越後駒山頂。その下のコブが駒ノ小屋がある所。あと一息まで来たぞ。

7/19 12:13

タオルを首に巻いていたがそれだけで絞れるとは。新潟とは言えザ夏山、恐るべし。

7/19 12:14

小休止中。あれでもちょっと下で休んでいたんじゃない？

7/19 12:18

雪渓も近くなって来た。雪渓が切れたところであちこちに大滝が出現している。

7/19 12:18

クロマメノキにも似ている気がするけど。

7/19 12:22

前方のピークに小屋の塔が見えて来た。

7/19 12:25

末端のコブが前駒か。

7/19 12:28

岩場ゾーンに入る。すれ違った下りの登山者は熱せられてて物凄く暑かったと話していたけど。

7/19 12:29

おお！ここでは北側の雪渓から涼しい風が吹いている。爽快、蘇る。天然クーラーだ。

7/19 12:32

岩場ゾーンではあちこちに赤白の丸でルートが示されている。案じた程チンチンには熱くはなかった。

7/19 12:36

小屋の塔がすぐそこ。

7/19 12:39

駒の小屋に到着。先ずは冷たい水で頭と体を冷やした。

7/19 12:56

正面は燧ヶ岳だ。燧の奥左は黒岩？その左は先週歩いた田代・帝釈辺りか？黒岩の更に奥の雲が掛かっているのは日光連山か。

7/19 12:56

兎の左はでは至仏か。右の雲が掛かっているのは武尊？

7/19 12:59

小屋の休憩所にザックをデポしていざ山頂へ。

7/19 13:04

キンコウカ。

7/19 13:04

山頂も近いぞ。

7/19 13:04

駒の小屋を見下ろす。冷たい水は左の雪渓から来てるようだ。

7/19 13:06

中ノ岳も堂々とした雄峰だ。奥の右はどこだろう？

7/19 13:09

ハクサンコザクラが沢山咲いていた。雪が消えてそこここがお花畑になっている。

7/19 13:10

ショウジョウバカマも。

7/19 13:11

薄紫のショウジョウバカマ。

7/19 13:12

稜線に出た。中ノ岳への分岐でもある。4.9kmもある。

7/19 13:14

これもニガナだろうか。

7/19 13:14

小屋も随分と低く見える。

7/19 13:15

キスゲが咲いていると言う登山者がいたので中ノ岳側に50m程来たら確かに咲いていた。

7/19 13:15

中ノ岳はまだまだ遠い。トンボがとても多い。

7/19 13:17

さあ山頂へ。

7/19 13:18

稜線に立つと一際目立つのが八海山。また訪れてみたくなる隆々しさ。

7/19 13:20

越後駒ヶ岳山頂標識は割と地味。背後には巻機山が望める。

7/19 13:21

全周の展望が素晴らしい。

7/19 13:21

パノラマ写真@越後駒ヶ岳

7/19 13:23

八海山をバックに記念写真。

7/19 13:24

日本百名山越後駒ヶ岳登頂記念なり。

7/19 13:30

小屋まで戻る。この辺りが最後まで登山道に雪が残っていた所だろうがもう登山道に雪は無い。

7/19 13:53

ザックをピックアップして下山に掛かる。

7/19 13:57

岩場ゾーンは慎重に。

7/19 14:03

ここは結構露出感が強い。

7/19 14:09

前駒を越すと百草ノ池が見えて来た。その奥のピークが小倉山で次の屈曲点が道行山。枝折峠はまだまだ遠いや。

7/19 14:12

ヤマアジサイに再び出会う。

7/19 14:14

百草ノ池も近くなった。

7/19 14:36

ツクバネソウ。

7/19 14:46

ツルアリドウシと言うらしい。足元に沢山咲いていた。

7/19 14:59

すっかり越後駒は雲隠れ。

7/19 15:08

小倉山まで戻って来た。道行山と同様にここも本当の山頂では無くて山頂は西に30m程にある。

7/19 15:10

のでやって来ました小倉山山頂。山頂標識が傾いているのはちょっと悲しい。

7/19 15:10

三等三角点が設置されていた。

7/19 15:10

日本海側の展望もなかなか良好。

7/19 15:11

パノラマ写真@小倉山

7/19 15:13

ユキザサ。

7/19 15:15

コイワカガミ。

7/19 15:23

タムシバの実のようだ。

7/19 15:43

荒沢にも雲が掛かってきた。

7/19 15:52

道行山分岐まで戻って来た。あとちょっと、でもまだアップダウンはあるんだな。

7/19 16:18

奥のピークが明神峠だ。

7/19 16:40

明神峠に到着。

7/19 16:41

往路では見逃していたがここにも三等三角点が設置されていた。石標が3個あるが真ん中が三角点、あとの2個は何でしょう？

7/19 16:51

ヒメアカタテハが飛来。

7/19 16:52

駒ヶ岳もまた顔を出した。雨は心配しなくて良さそうだ。

7/19 16:59

往路では見過ごしていたけれどここから銀山平に下れるようだ。ほぼ獣道っぽい感じだけど。

7/19 17:01

あの法面保護が目立つ辺りが枝折峠か。

7/19 17:15

やっぱりそうみたい。

7/19 17:17

枝折峠に無事帰着！お疲れ様でした。

7/19 18:29

関越自動車道からの越後三山揃い踏みの図。こうして見ると三山縦走したくなる？

撮影機器：

RICOH THETA SC RICOH

X-E4 FUJIFILM

SO-53C Sony

Xiaomi 14T Pro Xiaomi

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト トレッキングポール カメラ 着替え その他必要な物

感想

tadomasa

三連休ではあるけれども日帰り山行、越後三山の主峰越後駒ヶ岳に登って来ました。雪渓とお花畑に癒されましたがそこまでの行程は暑さもありなかなか大変でした。でも尾瀬や会津や日光の山々も展望できてまた脳内地図ネットワークが進歩した印象。流石の名山でした。

一番楽そうな枝折峠からのルートでしたが小倉山までアップダウンが多くて、これなら銀山平から登っても大差無いんじゃないのかと。帰宅後でらくルートで見てみると石抱橋から越後駒までの獲得標高は1357mとなって、案の定まあ大した差では無い。でも7年前の夏休みに荒沢岳から時計回りに馬蹄形裏越後三山と称して1泊2日山行で歩いたけれどそこで歩いていないルートが加わるのはウェルカムですね。それにしてもすっかり夏山モード、歩き出しからもう25℃近いと思う気温で歩速もいつもよりセーブし、給水を頻繁にし、休憩も長めにと言う感じでちょっと牛歩のような登り行程になってしまった。まあ無事これ名馬です。

思った以上に樹林の日陰が無いのも厳しかった。小倉山を越えて百草ノ池辺りの湿原ゾーンで漸く日陰にありついたものの前駒への登りからカンカン照りの日差しを受けての登高となり、更に休憩も長くなった。でもそこまで行くともう山頂もその下の小屋も視野に入るので勢いは付く。小屋まで行けば冷たい水にありつけると頑張れる。時折雪渓から吹く涼風も応援のエールに感じられた。

駒の小屋から上は立派に高山の空気。雪渓とお花畑も心地良く、広がる大展望も嬉しい限り。特に東側には尾瀬、南会津、日光の山々が立ち並び段々とどれがどれと解り出しただけに興味深く展望が楽しめた。全部を赤線で繋ぐのは無理としても赤線を増やして行けばより面白さも増すに違いない。越後駒の山頂から西を望めば八海山の峨々たる姿が目に入る。あそことここを繋ぐには、と言うのも大変なテーマだな。

登りも時間が掛かったけれど下りも同様。距離も獲得標高も多いとは言え特別多い訳ではないし、やっぱりこの暑さかな。まあ疲れたとは言え充実感がある山行でした。