林道本名室谷線は室谷洞窟の前で冬季閉鎖になっている。
1
林道本名室谷線は室谷洞窟の前で冬季閉鎖になっている。
林道はガードロープが外され落石などが散乱しているが、車両で通行できるレベル。
0
林道はガードロープが外され落石などが散乱しているが、車両で通行できるレベル。
室谷川上流へ向かう林道を左に分けて倉谷林道へ進む。前方に太郎山方面が見えてくる。左は砂防ダム。
1
室谷川上流へ向かう林道を左に分けて倉谷林道へ進む。前方に太郎山方面が見えてくる。左は砂防ダム。
倉谷林道を奥へ進むと未舗装となり荒れてくる。残雪も少々出てくる。
1
倉谷林道を奥へ進むと未舗装となり荒れてくる。残雪も少々出てくる。
終点近くのヘアピンカーブの手前から道路を降りて、まずは支流を渡渉する。
1
終点近くのヘアピンカーブの手前から道路を降りて、まずは支流を渡渉する。
次に倉谷沢本流を渡渉しようと思っていたら。
0
次に倉谷沢本流を渡渉しようと思っていたら。
運良く近くに立派な倒木があったので利用する。贅沢にも手すり付きだ。
4
運良く近くに立派な倒木があったので利用する。贅沢にも手すり付きだ。
対岸はかなり急な薮の斜面。なるべく尾根筋を選んで登る。
0
対岸はかなり急な薮の斜面。なるべく尾根筋を選んで登る。
後方には倉谷林道がヘアピンカーブする谷間が望まれる。左奥は魚止山。
1
後方には倉谷林道がヘアピンカーブする谷間が望まれる。左奥は魚止山。
倉谷沢右岸の主尾根に出る。基本的には薮尾根だが踏み跡が現れたり消えたりを繰り返す。
1
倉谷沢右岸の主尾根に出る。基本的には薮尾根だが踏み跡が現れたり消えたりを繰り返す。
樹林が切れると右手対岸には魚止山〜太郎山方向の稜線が望まれる。
2
樹林が切れると右手対岸には魚止山〜太郎山方向の稜線が望まれる。
前方に奥に倉谷山の三角のピークが見えてきた。だらだらと標高を上げる長い尾根、なかなか近づかない。
0
前方に奥に倉谷山の三角のピークが見えてきた。だらだらと標高を上げる長い尾根、なかなか近づかない。
室谷川側の展望(中央:大久蔵沢方向)。
0
室谷川側の展望(中央:大久蔵沢方向)。
倉谷沢手前の尾根が曲がる付近(725m)で林業設備の遺構が残っていた。自然林の支柱にワイヤーと滑車を付けて木材などの搬出に使っていたのだろうか。
1
倉谷沢手前の尾根が曲がる付近(725m)で林業設備の遺構が残っていた。自然林の支柱にワイヤーと滑車を付けて木材などの搬出に使っていたのだろうか。
錆びた滑車。
2
錆びた滑車。
倉谷山が近づいてきた。
0
倉谷山が近づいてきた。
倉谷山手前にむき出しの岩崖があった。左から巻く。
1
倉谷山手前にむき出しの岩崖があった。左から巻く。
倉谷山山頂。最高地点は薮が密集する丘。周辺部も含め探索するも三角点は発見できず。
0
倉谷山山頂。最高地点は薮が密集する丘。周辺部も含め探索するも三角点は発見できず。
倉谷山を過ぎて少し下ると前方に残雪の残る駒形山が見えてくる。右は登路のクロベの生えた尾根。
4
倉谷山を過ぎて少し下ると前方に残雪の残る駒形山が見えてくる。右は登路のクロベの生えた尾根。
クロベは北陸地方でよく見られる桧系の針葉樹。
1
クロベは北陸地方でよく見られる桧系の針葉樹。
クロベの生えた尾根は踏み跡がはっきりしている。
1
クロベの生えた尾根は踏み跡がはっきりしている。
辿ってきた尾根(右)を振り返る。
2
辿ってきた尾根(右)を振り返る。
850m付近で尾根がなだらかになると残雪が現れ、ようやく薮こぎから解放される。前方奥に駒形山を望む。
2
850m付近で尾根がなだらかになると残雪が現れ、ようやく薮こぎから解放される。前方奥に駒形山を望む。
858mを過ぎると左手にスラブ滝(駒倉沢源頭部)が見えてくる。右奥は駒形山。
3
858mを過ぎると左手にスラブ滝(駒倉沢源頭部)が見えてくる。右奥は駒形山。
融雪水で増水したスラブ滝。
5
融雪水で増水したスラブ滝。
1005m峰(左)に向かって残雪を拾いながら登る。
1
1005m峰(左)に向かって残雪を拾いながら登る。
1005m峰は途中から北西斜面をトラバース気味に登りショートカットする。すり鉢状の地形でブナ林帯となっている。中央は駒形山(実際には1096mの北峰が見えている 山頂は奥に隠れている)
3
1005m峰は途中から北西斜面をトラバース気味に登りショートカットする。すり鉢状の地形でブナ林帯となっている。中央は駒形山(実際には1096mの北峰が見えている 山頂は奥に隠れている)
1005m峰の先の鞍部付近で主尾根に上がる。背の低い薮に覆われているが残雪と交互に進める。
0
1005m峰の先の鞍部付近で主尾根に上がる。背の低い薮に覆われているが残雪と交互に進める。
1005m峰方向を振り返る。画像中心が1005m。
0
1005m峰方向を振り返る。画像中心が1005m。
分岐に荷物を置き駒形山(中央奥)へピストン。
1
分岐に荷物を置き駒形山(中央奥)へピストン。
東方向には一直線に突き上げる駒形沢のV字型のスラブが大迫力。(元サイズ→拡大)
5
東方向には一直線に突き上げる駒形沢のV字型のスラブが大迫力。(元サイズ→拡大)
雪に磨かれたツルツルのスラブをアップ
5
雪に磨かれたツルツルのスラブをアップ
まもなく薮に覆われた丸い山頂部が見えてきた。
0
まもなく薮に覆われた丸い山頂部が見えてきた。
薮の薄くなった部分に傾いた駒形山の三等三角点があった。
3
薮の薄くなった部分に傾いた駒形山の三等三角点があった。
以下、駒形山からの山頂展望。北西方向。(元サイズ→拡大)
1
以下、駒形山からの山頂展望。北西方向。(元サイズ→拡大)
南西方向。(元サイズ→拡大)
1
南西方向。(元サイズ→拡大)
南東方向。(元サイズ→拡大)
1
南東方向。(元サイズ→拡大)
室谷川源流域のスラブ。(南方向)
3
室谷川源流域のスラブ。(南方向)
守門岳方面アップ。
1
守門岳方面アップ。
再び分岐まで戻り、駒形山北峰(1096m)(中央)を目指す。
0
再び分岐まで戻り、駒形山北峰(1096m)(中央)を目指す。
駒形山北峰(1096m)は稜線上に突起状に突き出した岩峰のためさらに眺望が良い。
2
駒形山北峰(1096m)は稜線上に突起状に突き出した岩峰のためさらに眺望が良い。
以下、北峰からの展望。南東方向。倉谷山方面から登ってきた尾根が一望。(元サイズ→拡大)
0
以下、北峰からの展望。南東方向。倉谷山方面から登ってきた尾根が一望。(元サイズ→拡大)
北方向。川内山塊の盟主「矢筈岳」が一望。概ね残雪は1000m以上でないとみられない。(元サイズ→拡大)
4
北方向。川内山塊の盟主「矢筈岳」が一望。概ね残雪は1000m以上でないとみられない。(元サイズ→拡大)
西方向。下田山塊、大川下流方向。(元サイズ→拡大)
2
西方向。下田山塊、大川下流方向。(元サイズ→拡大)
大川の谷筋を一直線に望む。アップ。
1
大川の谷筋を一直線に望む。アップ。
三川分水嶺に向けて稜線を北上。残雪が尾根から離れた位置にあったり途切れていたり安定しない。
0
三川分水嶺に向けて稜線を北上。残雪が尾根から離れた位置にあったり途切れていたり安定しない。
次のピーク948mでの眺望。北東方向(倉谷沢下流方向)。矢印は下山尾根と取り付き尾根。(元サイズ→拡大)
2
次のピーク948mでの眺望。北東方向(倉谷沢下流方向)。矢印は下山尾根と取り付き尾根。(元サイズ→拡大)
同じく南方向の眺望。駒形山北峰が高々と聳えている。(元サイズ→拡大)
2
同じく南方向の眺望。駒形山北峰が高々と聳えている。(元サイズ→拡大)
細くなった稜線ではハリネズミのような薮がお出迎え。それでも三川分岐までの稜線には、登路の倉谷山の尾根ほどははっきりしないが所々踏み跡はある。
3
細くなった稜線ではハリネズミのような薮がお出迎え。それでも三川分岐までの稜線には、登路の倉谷山の尾根ほどははっきりしないが所々踏み跡はある。
938m峰への笹薮の登り。この先からは残雪が使えるはず。
0
938m峰への笹薮の登り。この先からは残雪が使えるはず。
938m峰からの三川分水嶺(右)と矢筈岳(左)の展望。(元サイズ→拡大)
0
938m峰からの三川分水嶺(右)と矢筈岳(左)の展望。(元サイズ→拡大)
同じく、辿ってきた稜線を振り返る。駒形山北峰がピラミッドのようだ。
5
同じく、辿ってきた稜線を振り返る。駒形山北峰がピラミッドのようだ。
三川分水嶺の広場。ここで矢筈山への縦走路と合流する。広場には幕営した跡、赤布があった。
1
三川分水嶺の広場。ここで矢筈山への縦走路と合流する。広場には幕営した跡、赤布があった。
分水嶺から魚止山を目指して東進する。稜線上には比較的はっきりした踏み跡が存在している。ただし上空には強靭な薮が覆っている区間も多くかき分けたりすり抜けたり、それなりに体力と時間がかかる。
1
分水嶺から魚止山を目指して東進する。稜線上には比較的はっきりした踏み跡が存在している。ただし上空には強靭な薮が覆っている区間も多くかき分けたりすり抜けたり、それなりに体力と時間がかかる。
次のピークの1066m。
2
次のピークの1066m。
1066m峰付近からの眺望。西方向(矢筈岳方向)パノラマ。(元サイズ→拡大)
3
1066m峰付近からの眺望。西方向(矢筈岳方向)パノラマ。(元サイズ→拡大)
下矢筈岳の東面で起こったブロック雪崩の瞬間。
4
下矢筈岳の東面で起こったブロック雪崩の瞬間。
薮の1066m峰山頂。濃い薮で踏み跡覆われる。
1
薮の1066m峰山頂。濃い薮で踏み跡覆われる。
1066m峰に上がると1120m峰方向が見えてくる。ただし小刻みなアップダウンとしつこい薮で思った以上に時間がかかる。
2
1066m峰に上がると1120m峰方向が見えてくる。ただし小刻みなアップダウンとしつこい薮で思った以上に時間がかかる。
下矢筈岳の東面のガンガラシバナの岩壁を流れ落ちる滝。
6
下矢筈岳の東面のガンガラシバナの岩壁を流れ落ちる滝。
足元には今早出川源流部のスラブ斜面が切れ落ちる。
3
足元には今早出川源流部のスラブ斜面が切れ落ちる。
1120m直下の登りになると豊富な残雪に覆われた雪原が広がっている。テントがひと張りあった。好天の明日にアタックするのだろう。
2
1120m直下の登りになると豊富な残雪に覆われた雪原が広がっている。テントがひと張りあった。好天の明日にアタックするのだろう。
雪原からはかっこいい矢筈岳が望まれ、テン泊には最適。
2
雪原からはかっこいい矢筈岳が望まれ、テン泊には最適。
1120m手前雪原からの南西方向展望。辿ってきた起伏のある稜線と矢筈岳が一望。(元サイズ→拡大)
3
1120m手前雪原からの南西方向展望。辿ってきた起伏のある稜線と矢筈岳が一望。(元サイズ→拡大)
同じく駒形山方向。美しい台形をした山容は低山ながら薮山の隠れた名山と思う(個人的感想)。
6
同じく駒形山方向。美しい台形をした山容は低山ながら薮山の隠れた名山と思う(個人的感想)。
同じく北方向眺望。川内山塊の最深部が望まれる。夕方になって再び晴れてきた。(元サイズ→拡大)
2
同じく北方向眺望。川内山塊の最深部が望まれる。夕方になって再び晴れてきた。(元サイズ→拡大)
ドーム状の太郎山(左)をアップ。右後方は飯豊連峰。
4
ドーム状の太郎山(左)をアップ。右後方は飯豊連峰。
同じく南東方向のパノラマ。ひたすら長かった駒形山への登路の尾根を一望。(元サイズ→拡大)
3
同じく南東方向のパノラマ。ひたすら長かった駒形山への登路の尾根を一望。(元サイズ→拡大)
1120m峰山頂部で矢筈岳方向。かなり日が傾いてきたので先を急がなければ。
2
1120m峰山頂部で矢筈岳方向。かなり日が傾いてきたので先を急がなければ。
目指す魚止山(太郎山の右隣り)、一旦下って登り返す(元サイズ→拡大)
1
目指す魚止山(太郎山の右隣り)、一旦下って登り返す(元サイズ→拡大)
魚止山(右奥)へ登りは残雪が使える。
0
魚止山(右奥)へ登りは残雪が使える。
魚止山山頂。
1
魚止山山頂。
魚止山手前から川内山塊の展望。
4
魚止山手前から川内山塊の展望。
1120m峰(左)と矢筈岳(中)を振り返る。
3
1120m峰(左)と矢筈岳(中)を振り返る。
粟ヶ岳(左)と青里岳(中)アップ。
4
粟ヶ岳(左)と青里岳(中)アップ。
魚止山頂の三角点。比較的良く踏まれた山頂広場。既に日没近い、急ぎながらも気を付けて下ろう。
1
魚止山頂の三角点。比較的良く踏まれた山頂広場。既に日没近い、急ぎながらも気を付けて下ろう。
魚止山から南東尾根を下る。上部は残雪を時々使える。
0
魚止山から南東尾根を下る。上部は残雪を時々使える。
踏み跡の状況は概ねはっきりしている。これは素直な薮だが傾いていると苦労は倍増。
2
踏み跡の状況は概ねはっきりしている。これは素直な薮だが傾いていると苦労は倍増。
下りの道中、適度なポイントにピンクテープが結ばれており迷うことなく踏み跡をたどることが出来た。
1
下りの道中、適度なポイントにピンクテープが結ばれており迷うことなく踏み跡をたどることが出来た。
尾根下部の樹林の隙間より。最後まで見守ってくれていた駒形山。
4
尾根下部の樹林の隙間より。最後まで見守ってくれていた駒形山。
魚止山への登山口は急な崖の斜面にピンクテープが付いているのみ。
1
魚止山への登山口は急な崖の斜面にピンクテープが付いているのみ。
倉谷林道終点部の橋にて。登山口は画像左端の斜面。
1
倉谷林道終点部の橋にて。登山口は画像左端の斜面。
こんにちは
獣も通らない激藪(マジで)を猫と言うよりヒマラヤの雪豹の様にしなやかに歩かれるcatwalkさんには何時もながら只々驚きで声が出ません。余りにも凄いので、小生に限らず素人には評価出来ずにコメントも躊躇される(内容に比しコメ過少の傾向? ←失礼)のではないでしょうか。
今年は新潟も本当に雪が少なかったですね。小生も今月上旬近くの山を目指して栃木から遠征しましたが、予想外の状況に諦めました。
駒形山は室谷に近付くと正面遠くにゆったりとした冠雪の山容が輝き、一発で魅せらてしまいますね。日頃より本名室谷林道本線から地形図にある室谷川堰堤(らしき、未確認)付近から、P632経由でせめて倉谷山迄でも近付いて駒形を望めないかと夢を描いていましたが、本レコ拝見し小生にはとても無理と知りました。
17キロ中13〜4キロの激藪、全13時間本当にお疲れ様でした。小生には超次元のレコですが、今後も楽しませて下さい。
tonkara様、もったいないコメントありがとうございます。今回は予想以上に早い雪解けで余計な薮こぎをすることになってかなり疲労困憊でした。擦り傷と打撲も結構ありました。もう1時間早く出れば余裕があって良かったのですが甘く見ていました。
駒形山ですが個人的にはかなり昔から興味を持っていました。きっかけは残雪期に室谷から矢筈岳を往復した際に目にした駒形山が美しく、以来ずっと惹かれていました。その後今から10年前の晩秋に沢から一度登ったことがありました。完全に実力不足で時間をオーバーしながら忍耐力と若さのみで登頂できました。が帰りは最悪のヘッドランプで薮こぎとなりビバーク手前のような状況で下山でした。もう若くはないので背伸び山行はできませんね(^^;)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する