ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1169299
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【薮山レコ】室谷川〜駒形山北峰 (熊が接近!)

2017年05月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.2km
登り
1,080m
下り
1,080m

コースタイム

日帰り
山行
11:40
休憩
0:40
合計
12:20
4:00
140
スタート地点
6:20
6:30
190
9:40
9:45
20
10:05
10:10
25
西尾根(折返し地点)
10:35
10:45
50
駒形山北峰
11:35
11:40
150
1005m峰
14:10
14:15
125
16:20
ゴール地点
常浪川第一砂防ダムは2つの大きなスリットの入ったコンクリート製の堰堤。2か所のスリットは一般人が勢いをつけても飛び越えるのは無理。誰かが保管してある板を架けて渡れるが、安全性に疑問があるので止めた方が良い。通常は堰堤上流の広い河原を渡渉する。今回のルートは全行程登山道なしです。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
常浪川第一砂防ダムの堤防を渡り対岸北側の沢を詰めて倉谷山へ。踏み跡の残る駒形山北東稜線をたどり大展望の駒形山北峰へ。さらに裏の山方面へ続く激薮の尾根を少し偵察してから引き返す。
コース状況/
危険箇所等
【熊との遭遇記】
それは気温の上昇した昼過ぎのこと、暑さと長時間の藪こぎで疲れた体を休めるのに良さそうな場所を探しながら踏み跡を歩いていた。ちょうど風通しの良い広葉樹の日陰を見つけて腰を下ろした。暑さでかなりバテ気味だったのでウチワで仰ぎながら靴も脱いで体温を下げた。食欲はあまりなく粉末を溶かしたスポーツドリンクを一口飲んだ時だった。

たった今、自分が辿ってきた踏み跡の奥の方からサッサッサッ...と大型の動物が近づく音が聞こえてきた。直感で熊だと思った。これはまずい。大きな唸り声をあげてこちらの存在をアピールした。近づく音は一旦は止まったが再び近づき始めた。マジでヤバイ!さらに威嚇のために唸り声をあげ続けた。こちらの存在に気付いて逃げてくれるのを期待して。しかし、とうとう薮の中から黒い熊の顔が現れた。距離は10mほど。もう靴を履いている時間などない。さすがに怖くなり立ち上がり、いつでも逃げられる体制で威嚇の声を出し続けた。すると熊はさらに2〜3mほど近づいて立ち止まった。やっと気づいてくれたようだ。(熊は視力が弱い、また低い音に鈍感のようで唸り声よりも高い熊鈴の音や薮のカサカサ音が効果あるようだ)

体長は1.5mほどの大人の熊だ。あの雪堤上に糞を落とした主に違いない。ほんの1秒にも満たない時間見つめあったかと思う次の瞬間、熊は早足でこちらに向かってきた。内心、熊の方から逃げていくと勝手に思っていた。逃げ遅れたことに後悔している時間はない。熊との距離は既に5mに縮まっていた。逃げてもすぐに追いつかれる、ダメかもしれない!と思いつつ、とっさに後ろの薮の中に飛び込んだ。靴も履かず、ザックも置きっぱなしで。


次の瞬間、薮の中から振り向いてみると、そこには、もう熊の姿はなかった。周囲は元のように静まり返っていた。キツネにつままれた様な出来事だった。おそらく熊も相当人間を怖がっていて、身を守るため、ギリギリの状況で駆け引きをしたのかもしれない。逃げるためにわざと襲うフリをしたのかもしれない。人間が薮に飛び込んだ大きな音に驚いたのもあったかもしれない。結果的に大した被害はなく、薮に飛び込んだ際の足の軽い打撲程度だけ。ザックも靴も無事だった。

普段から静かな薮山を歩く際は騒々しいので熊鈴は付けてはいない。熊の雰囲気を感じた時に声を出しながら歩くようにしている。しかし状況によっては、熊は大きな音を出しても向かってくることがあり一筋縄にはいかない。駆け引きも大事だと思う。今回歩いた858mから1005m峰にかけての稜線は遅くまで残雪が残り広葉樹が広がるなだらかな地形で、餌が豊富な熊の巣窟のような場所だ。過去2回、この稜線を通っているが、GW頃と晩秋であったため熊との遭遇はなかった。止むを得ず、熊の巣窟を通過する場合は熊の活動していない時期に限る。
常浪川(室谷川)の第一砂防ダムを渡る。中央部に深いスリットが2か所入っている。手前のスリットは板が常設、奥のスリットは渡る人が自ら板を架ける。地元の山菜取り?が使用しているのだろうか。
(注)対岸(左岸)より撮影
1
常浪川(室谷川)の第一砂防ダムを渡る。中央部に深いスリットが2か所入っている。手前のスリットは板が常設、奥のスリットは渡る人が自ら板を架ける。地元の山菜取り?が使用しているのだろうか。
(注)対岸(左岸)より撮影
左:常設の板、右:自分で設置(自己責任)
右は約3m×10cm×5cmの板が2本、スリットの幅約2.5m、渡れるギリギリの設計。板を架ける際に重心がスリット側になりバランスを崩しそうになり一苦労。中央部に差し掛かると2〜3cmたわむ。恐怖感で四つん這いで渡るのが精一杯。
2
左:常設の板、右:自分で設置(自己責任)
右は約3m×10cm×5cmの板が2本、スリットの幅約2.5m、渡れるギリギリの設計。板を架ける際に重心がスリット側になりバランスを崩しそうになり一苦労。中央部に差し掛かると2〜3cmたわむ。恐怖感で四つん這いで渡るのが精一杯。
対岸の斜面には鉄筋の梯子と縄が設定されており右の杉林へ続くトラバース道へ上がれるようになっている。
対岸の斜面には鉄筋の梯子と縄が設定されており右の杉林へ続くトラバース道へ上がれるようになっている。
杉林を抜け沢の右岸沿いの踏み跡を進む。右岸が切り立ってくると踏み跡は消滅し入渓するしかない。
杉林を抜け沢の右岸沿いの踏み跡を進む。右岸が切り立ってくると踏み跡は消滅し入渓するしかない。
沢へ降りる。まだ所々に雪渓が残っている。沢の下流部は滝と小規模なゴルジュになっている。
1
沢へ降りる。まだ所々に雪渓が残っている。沢の下流部は滝と小規模なゴルジュになっている。
幾つかの小滝を巻きながら登っていく。
幾つかの小滝を巻きながら登っていく。
ここの二俣は右俣(本流)へ進む。中央の尾根がかなり急で取り付きに難あり。左の滝から経由した方が良かった。
1
ここの二俣は右俣(本流)へ進む。中央の尾根がかなり急で取り付きに難あり。左の滝から経由した方が良かった。
滝の落ち口近く。太いワイヤーが残置されていた。山仕事で使用されていたものか。倉谷山の方から鉱石?山菜?を下ろしたのだろうか。
2
滝の落ち口近く。太いワイヤーが残置されていた。山仕事で使用されていたものか。倉谷山の方から鉱石?山菜?を下ろしたのだろうか。
上流部の二俣。左へ進む。
上流部の二俣。左へ進む。
草付きの源頭部に出る。
草付きの源頭部に出る。
源頭部を振り返る。
源頭部を振り返る。
稜線に上がると踏み跡がある。全般的に尾根の右側が切れ落ちている。
稜線に上がると踏み跡がある。全般的に尾根の右側が切れ落ちている。
稜線上の踏み跡を少し辿ると倉谷山へ。周囲はかなり濃い薮で三角点は分かりにくい。
1
稜線上の踏み跡を少し辿ると倉谷山へ。周囲はかなり濃い薮で三角点は分かりにくい。
倉谷山から先も基本的に踏み跡が続く。薮が濃い場所は不明瞭になる。
倉谷山から先も基本的に踏み跡が続く。薮が濃い場所は不明瞭になる。
目指す駒形山北峰が前方に見えた。
5
目指す駒形山北峰が前方に見えた。
南東方向、会越国境方面の展望。(元サイズあり)
1
南東方向、会越国境方面の展望。(元サイズあり)
858mを過ぎると稜線の左側に雪堤が現れるようになる。
3
858mを過ぎると稜線の左側に雪堤が現れるようになる。
薮の中に、珍しい白いシャクナゲを見つける。
3
薮の中に、珍しい白いシャクナゲを見つける。
熊との遭遇現場。残雪を下から登ってくると、突然熊が勢いよく薮の中に逃げていった。荒い息遣いで。早過ぎて姿を確認できなかった。
1
熊との遭遇現場。残雪を下から登ってくると、突然熊が勢いよく薮の中に逃げていった。荒い息遣いで。早過ぎて姿を確認できなかった。
稜線が南に進路を変える付近は雪渓が残っている。辿ってきた稜線を振り返る。
稜線が南に進路を変える付近は雪渓が残っている。辿ってきた稜線を振り返る。
1005m峰の手前の登りで薮の中にあった熊の糞。倉谷山を過ぎてからよく見かける。
1
1005m峰の手前の登りで薮の中にあった熊の糞。倉谷山を過ぎてからよく見かける。
途中から稜線を外れトラバースで雪渓を横断しながら登る。左の台形状の山が駒形山北峰。
3
途中から稜線を外れトラバースで雪渓を横断しながら登る。左の台形状の山が駒形山北峰。
トラバースしてきた斜面を振り返る。
トラバースしてきた斜面を振り返る。
1005m峰の西側鞍部で稜線に上がり、駒形山北峰方面の展望。北東山麓に広がるブナ林が癒される(元サイズあり)
3
1005m峰の西側鞍部で稜線に上がり、駒形山北峰方面の展望。北東山麓に広がるブナ林が癒される(元サイズあり)
稜線上は密薮だが背丈が低く素直な薮なのでそれほど苦にならない。
3
稜線上は密薮だが背丈が低く素直な薮なのでそれほど苦にならない。
駒形山分岐点近くになると雪渓が出てくるが稜線から離れているので利用できない。右奥が駒形山北峰。
駒形山分岐点近くになると雪渓が出てくるが稜線から離れているので利用できない。右奥が駒形山北峰。
駒形山分岐点より登ってきた稜線を振り返る。(元サイズあり)
1
駒形山分岐点より登ってきた稜線を振り返る。(元サイズあり)
頭ひとつ高い駒形山北峰が見えてきた。しかし薮は濃くなる一方。
2
頭ひとつ高い駒形山北峰が見えてきた。しかし薮は濃くなる一方。
以下、駒形山北峰からの眺望。北方向展望。(元サイズあり)
2
以下、駒形山北峰からの眺望。北方向展望。(元サイズあり)
南西方向展望。稜線続きの裏の山は遠い。(元サイズあり)
2
南西方向展望。稜線続きの裏の山は遠い。(元サイズあり)
南方向展望。右は目立たないピーク、駒形山。(元サイズあり)
1
南方向展望。右は目立たないピーク、駒形山。(元サイズあり)
駒形山北峰から稜線を西へ下ってみる。(無雪期での裏の山方面への偵察)見た通りの足の踏み場の無いほどの激薮が少なくても鞍部付近まで続いていた。
駒形山北峰から稜線を西へ下ってみる。(無雪期での裏の山方面への偵察)見た通りの足の踏み場の無いほどの激薮が少なくても鞍部付近まで続いていた。
偵察を終え駒形山北峰へ戻る。無雪期にまともに尾根経由で裏の山を目指すのは無理。予測できないほどの時間と体力を要するだろう。
偵察を終え駒形山北峰へ戻る。無雪期にまともに尾根経由で裏の山を目指すのは無理。予測できないほどの時間と体力を要するだろう。
駒形山北峰から雪渓を利用して分岐点へ戻る。
1
駒形山北峰から雪渓を利用して分岐点へ戻る。
北東山麓に広がる新緑のブナ林。(元サイズあり)
1
北東山麓に広がる新緑のブナ林。(元サイズあり)
1005m峰へ向けて稜線を下る。
1005m峰へ向けて稜線を下る。
1005m峰手前にて端正な山容の駒形山〜北峰を振り返る。(元サイズあり)
3
1005m峰手前にて端正な山容の駒形山〜北峰を振り返る。(元サイズあり)
岩峰の1005m峰。
1005m峰の山頂。地形図には記載がないが実際には三角点があった。
2
1005m峰の山頂。地形図には記載がないが実際には三角点があった。
駒形沢対岸のスラブ斜面。豪雪に磨かれツルツルになっている。
2
駒形沢対岸のスラブ斜面。豪雪に磨かれツルツルになっている。
スラブ斜面アップ。駒形沢は沢登りの記録がいくつか見られる。
2
スラブ斜面アップ。駒形沢は沢登りの記録がいくつか見られる。
1005m峰からしばらく下るときれいなミツバツツジが咲いていた(12:30)。この30分後に熊との接近事件があった(標高830m付近)。
1
1005m峰からしばらく下るときれいなミツバツツジが咲いていた(12:30)。この30分後に熊との接近事件があった(標高830m付近)。
その後も稜線上の踏み跡に点々と熊の糞を見かけた。これは倉谷山の500mほど手前。踏み跡=熊の通り道になっているようだ。
1
その後も稜線上の踏み跡に点々と熊の糞を見かけた。これは倉谷山の500mほど手前。踏み跡=熊の通り道になっているようだ。
倉谷山の手前に生えているクロベ(ヒノキ科)の巨木。倉谷山から先では尾根が痩せてきて熊の糞は見られなくなった。
2
倉谷山の手前に生えているクロベ(ヒノキ科)の巨木。倉谷山から先では尾根が痩せてきて熊の糞は見られなくなった。
特徴的な岩稜が現れるが、巻いて通過。
2
特徴的な岩稜が現れるが、巻いて通過。
踏み跡がはっきりしているヤセ尾根区間。
1
踏み跡がはっきりしているヤセ尾根区間。
踏み跡脇のシャクナゲがきれい
1
踏み跡脇のシャクナゲがきれい
再び沢から下る。
再び沢から下る。
小滝は巻きながら。
1
小滝は巻きながら。
杉林を通過すれば砂防ダムが見えてくる。無事に渡り板を片付ける。
杉林を通過すれば砂防ダムが見えてくる。無事に渡り板を片付ける。
砂防ダムの上流は浅瀬になっており容易に渡渉可能。
1
砂防ダムの上流は浅瀬になっており容易に渡渉可能。
砂防ダムを振り返る
1
砂防ダムを振り返る

感想

残雪期が終わり新緑の時期に、下田山塊最深部に近い会越の山、駒形山を目ざした。たどり着くのが困難な遠い薮山、裏の山へ続く尾根の偵察もかねて。

常浪川第一砂防ダムは昔はスリットがなく容易に渡れたらしいが今は深いスリットが入り渡るのが困難となっている。板を利用して自己責任で渡る。対岸のコンクリート斜面には古い鉄筋の梯子とロープが架かっており段丘に上がれるようになっている。段丘上には下流の杉林へ向かう踏み跡がうっすらと続いている。杉林から倉谷山の北鞍部へ突き上げる沢沿いを進む。沢は下部が険しいので出来るだけ右岸段丘を進んでから入渓。滝はそれなりに出てくるが困難なものはなく全て直登か巻きで進める。意外にも沢の中に何カ所にわたって太いワイヤーの残骸が残されていた。倉谷山方面へ入るのにこの沢が使われていたことは明らかなようだ。最後まで詰めると倉谷山の北側鞍部(700m)に出る。

駒形山へ続く北東稜線には比較的明瞭な踏み跡が存在しており意外とスムーズに歩くことが出来る。稜線上の小ピークである倉谷山周辺は濃い薮に覆われ潅木薮の隙間にひっそりと佇む三角点を確認する。倉谷山から先はだらだらとしたアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていく。800mを越えると右から雪渓の残る沢が近づく。所々薮が濃くなり踏み跡を辿るのが厳しくなるが左右に逃げながら進む。858m小ピークを過ぎると稜線左側に雪堤が途切れ途切れに現れ拾いながら進める。

倉谷山を過ぎてから踏み跡沿脇に熊の糞をよく見かけているので気になっていた。雪渓を歩いていると突然、鼻息荒くガサガサと音を立てて雪渓から稜線の向こうの薮へ逃げる熊と遭遇した。一瞬だったので姿ははっきり見えなかった。稜線は10058mへの登りになると左に大きくカーブし、薮が濃くなっていく。稜線を右に外れ薮と雪渓の残る急斜面をトラバースしながら登る。予想以上に雪渓が少なくショートカットの効果少なく1005m峰と駒形山北峰の間の鞍部に出る。

ここから駒形山北峰まで低潅木の密集した薮が続き不明瞭となり、もはや踏み跡を辿ることは不可能となる。駒形山との分岐を過ぎると傾斜は緩やかになるがさらに薮はきつくなる。駒形山北峰付近は周露岩と低潅木の混ざる小ピークとなっている。周囲に遮るものはなく360度の展望が広がる。川内山塊の盟主、矢筈岳から魚止山へ至る稜線、駒形山北峰から裏の山へ連なる稜線、そして浅草岳、中ノ又山から連なる会越国境稜線が望まれる。

無雪期の裏の山方面へのルート状況を偵察するため、駒形山北峰から西尾根を少し下ってみた。背丈を越えるような潅木の密集する尾根。潅木にはジャングルと化したシャクナゲやヤマグルマが混ざり地に足が着かない状況が続く。こぐことが出来ないタイプの薮は不安定ながらも枝の上を渡り歩くようにして進むしかない。下りでも時間と労力の割には全然進まない。途中であっさり諦めて駒形山北峰へ引き返す。小休憩後、下山開始とした。

下山は稜線を素直に進み1005m峰経由で降りた。1008m峰もなかなか見晴らしが良かった。駒形山北峰の北東山麓に広がる雪渓の緩斜面に点在する新緑のブナ林と駒形沢源頭部に広がるツルツルのスラブ斜面は特に印象的だった。山頂部は狭い広場になっており、地形図にはない三角点があった。1005m峰からやや急な薮の斜面を下っていくと薮の中に再び熊の糞が目立つようになる。稜線の方向が北東に変わると雪堤が現れ始め拾いながら進む。そして次の雪堤上で新しい熊の糞を目にする。気温の上昇で熊の活動がかなり活発になっているようだ。蒸し暑さで既にバテバテになっていたので858m小ピークの手前の樹林帯の日陰で小休憩した。そこで事件は起こった。⇒(コース状況の項目を参照)

倉谷山手前まで頻繁に数の熊の糞を見たが、もう熊に遭遇することはなかった。倉谷山を通過し目印の赤布を付けていた鞍部から沢の源頭部へ入り沢下りした。そして杉林の段丘に上がり常浪川沿いの踏み跡をたどり堰堤へ降りた。最後の難関、堤防のスリットを渡り無事に対岸の林道へ戻った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1082人

コメント


生々しい描写に、読んだこちらの心拍数も上昇しましたですよ。
対処のしかたに正解などないですよね。個体差もあるわけですし。
いずれにせよ、ご無事でなによりです。
2017/6/16 22:43
ゲスト
熊との遭遇
倉谷山から南西に延びる緩やかな尾根に存在する踏み跡は完全に熊のテリトリーになっている感じでした。芽吹いたばかりの木の芽、山菜が豊富に存在しています。そこへ部外者が熊の持っている結界を破って入り込んだわけで、熊は「早くどけ!」と怒ったのかもしれません。気温高めの熊が活動しやすい時期は近づかない方が無難です。熊鈴をつけたり大声を出せば大丈夫とか後ろを向いて逃げるなとか言われますが、一筋縄に行かないと思いました。動物界における駆け引きも存在しているように思います。
2017/6/17 7:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら