ペンケヌーシ岳南峰・本峰(四ノ沢→六ノ沢周回)


- GPS
- 12:43
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 12:14
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 12:43
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
チロロ岳登山口の少し先にある四ノ沢橋のたもとに一台駐車できた。他にも広めの路肩がいくつかあったが、四ノ沢から登って六ノ沢から下りてくるなら北電取水施設に駐車でもよかったかもしれない。こちらはかなり広い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【四ノ沢から源頭】 難しい滝や危険箇所はなかった。 【源頭~ペンケヌーシ岳南峰】 水がなくなると背丈ほどの笹が被ってくるが沢地形の岩が続いていて歩きやすい。灌木が混ざってくると一気にペースが落ちる。沢地形がはっきりしなくなったら歩きやすいところを適当に進んだ。灌木の次は背丈ほどの濃密なハイマツ帯に難儀したが距離はそれほど長くなかった。岩峰に近づいたらハイマツが膝下くらいで楽になり南峰に到達する。 【ペンケヌーシ岳南峰~1640mコル】 濃密なハイマツ帯が続く。道はないのでコルに向かって真っ直ぐ下る。ハイマツは順目だが漕ぐより乗った方が圧倒的に速い。踏み外して地面に立つと面倒なことになる。 【1640mコル~ペンケヌーシ岳】 コルから1つ目の砂礫地までは濃い目のハイマツが少し。その先からは明瞭な踏み跡を見つけることができた。山頂が近くなるとハイマツが低くなり比較的楽に登頂できた。 【1640mコル~六ノ沢まで】 下り始めには長くはないが濃密なハイマツ帯があった。途中で踏み跡を見失ったが沢地形の方に進むと明瞭な登山道に合流できた。次第に水が出てきて六ノ沢の支流となり、これを真っ直ぐ下りてゆく。沢は難所なし。 【支流出合~六ノ沢出合】 支流と六ノ沢が合流したところでそのまま下りると滝にぶつかるので六ノ沢を少し遡行して林道に上がって滝を巻く。左岸のパンケヌーシ支線林道は自然に還りつつあり、踏み跡が不明瞭で蔓がらみの笹藪に入ってしまったりもしたが大崩落や渡渉はなかった。 【六ノ沢出合~北電取水施設】 左岸のパンケヌーシ林道は複数箇所で崩壊している。 踏み跡が不明瞭で道を探したり、崩壊で川に下りて渡渉して右岸を歩き、また左岸に渡渉して廃道に上がるの繰り返し。パンケヌーシ川の水量が多いので渡渉は気をつけたい。 |
その他周辺情報 | ひだか高原荘 700円 道の駅 樹海ロード日高 日高沙流川オートキャンプ場 日高青少年自然の家 |
写真
あれが南峰かと思っていたが違った
疲れてくると考えが雑になって強引な渡渉をしてしまいそうになるが遡行しながら冷静に探した
やっと見つけたここもギリギリだった
もう一度左岸に行かなければ帰れないと心配したが次の渡渉はチャラ瀬でよかった
感想
se11482さんとatreyuさんの山行記録を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
登りの四ノ沢も下りの六ノ沢の支流も、本格的でない渓流釣りの延長のような私でも行ける沢だった。全行程ラバーソールの沢靴で通したが、どちらの沢も上流部は少しヌメリがあったのでフェルトソールの方がよかったかもしれない。モンベルで売っている、ラバーソールの靴に履かせてフェルトに変換するサンダルのようなものがあるがそれもよいかも。
四ノ沢の源頭は背丈ほどのハイマツが全てこっちを向いていて、刺股に捕らえられた不審者のように身動きが取れなかったが、漕ぐのではなく上に乗るとよいということがわかるとスピードアップした。ハイマツは乗り物だった。この区間は長くなかったが、南峰と1640mコルの間も同じく濃密なハイマツ帯で距離はここの4〜5倍はありそうで、下りだったからよかったものの登りはかなり辛そうだ。四ノ沢から南峰直下まで来られて短いハイマツ帯で済んでよかったが、六ノ沢から入ってコルから南峰へ登ることになっていたら辛くて撤退していたかもしれない。
1640mコルから本峰までは登山道の痕跡や踏み跡が見つかり比較的容易に登頂できた。広くてなだらかな山頂はすばらしい眺望だった。百名山でも何でもない二等三角点の山だがとてもよい山だった。ずっと登りたかったので感動した。
六ノ沢の支流の下山も危ない所はなく、ヌメリに気をつけて慎重に進み特に問題はなかった。大滝を巻くところは上記お二方の記録を拝見していたのですんなりクリアできた。その少し先が旧登山口で、かつてはここまで車で入れたというが今では見る影もない。
あとは林道歩きだが崩壊して自然に還りつつある廃道なので容易ではない。そして長い。ゴールの四ノ沢橋まで7km以上ある。パンケヌーシ支線林道はまだマシな方で、パンケヌーシ林道の大崩落と渡渉の繰り返しにはもう本当に気が滅入ったが、それと同時に自然の回復力に驚きもした。「国破れて山河在り」を思い出した。
今回は周回してみたくて四ノ沢→六ノ沢としたが、個人的には六ノ沢ルートはこのまま自然に還し、ペンケヌーシ岳は四ノ沢のピストンでよいのではないかと思った。
下山後は十勝方面に行く予定だったが時間が遅くなってしまったので日高の道の駅に戻り、そば屋とひだか高原荘の温泉、昨日と同じく車中泊した。
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