五竜岳日帰りピストン


- GPS
- 08:03
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:11
天候 | 曇りのち晴れ。雲多め。頂上付近はガス。気温は高め。 アルプス平駅では最初上に1枚羽織ってスタートしたものの日差しが出て暑くなってきたのでじきに脱ぐ。五竜山荘から頂上ピストンは風とガスで肌寒かったので再び羽織る。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新大阪-名古屋 9:09-9:58 新幹線のぞみ318号 (指定席特急券3470円) 名古屋-松本 10:30-12:57 特急しなの85号 (自由席特急券2200円) 松本-信濃大町 13:09-14:04 JR大糸線 途中下車 信濃大町-神城 18:55-19:24 JR大糸線 乗車券7150円 前泊 白馬五竜テレキャビン 往復3000円 (ピーク期間7/1〜8/31料金) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■小遠見山までは登山装備なしでも行けるとされるお散歩コース。 ■そこから五竜山荘までも2か所ある鎖場を除いて技術的には大差なく見えるものの片側崖だったりするのでうっかりミスした時のリスクは上がる。鎖場は鎖に頼らなくても登れる。 ■五竜山荘〜頂上は岩場。ステップは比較的しっかりしていてフリクションも効く。1か所ある鎖場は岩の隙間が狭くザックが邪魔だった。空身の人もいたが往復2時間手ぶらは怖い。途中にデポされたザックは見なかった。アタックザックがあればいいのか。あと難しそうなのは壁をへつる箇所。上に捲き道もあるがステップとホールドがたくさんあるので見た目ほどではない。そんなに高度感もなかったがガスで下が見えなかったせいかも。岩にペイントは多数あるが見落として迷いこんだらヤバそうな箇所はあった。 □7〜8割の人がヘルメットを着用or所持 |
その他周辺情報 | エスカルプラザに白馬姫川温泉竜神の湯。夏は17時まで。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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備考 | ヘルメットとアタックザックはあればよかったが重くなるしなあ… |
感想
昨年は十二支の山登山として五竜岳を狙っていたものの、お盆休みは天気が悪く断念しました。お盆休みを過ぎるとテレキャビン (ロープウェイ) の運行時間が短くなり、私の脚力的には日帰りは厳しくなるのです。しかし貴重な日帰り可能な北アルプスそれも百名山を11年も寝かせておくのは惜しく、天気予報をにらみつつ今年チャレンジした次第。去年得た発見としてさいわいこの辺りの麓の宿は結構空いていてわりと直前まで予約が取れるのです。やはり白馬は冬が本番でしょうか。
名古屋までののぞみ指定席はガラガラ。連休中日まで全席指定にするのはただの多客期割増料金の上乗せなのでは?(そうだよ) 行きはひかりでもよかったのですが、みどりの券売機での買い方が判らず。乗車券だけ買ってから自由席特急券を買えばよかったのかな。でもそれだと大阪市内の分が。特急しなのは臨時の4輌編成で自由席は1輌だけでしたがこれも空いてましたね。両方空いてる2人掛けが終点松本まで残っていました。一番混んでたのが大糸線。穂高駅で登山客と観光客がどさっと降りるまで坐れませんでした。
信濃大町で途中下車。到着に合わせて改札に駅員さんが待っていたので、つい途中下車ですと切符を渡したら「これは自動改札で〜」と。そりゃそうだ。ここまでワンマン運転で「一番前のドアしか開きません」スタイルだったのでつい。自動改札があるとは思いませんでした。去年も来てるのに。駅そばで腹ごしらえのあと、去年行きそびれた大町山岳博物館へ。目当ては松濤明の手帳の実物です。最近『風雪のトラヴァース』の新版を出すに当たりヤマケイの萩原編集長が依頼されて全ページを撮影、再編集したのだとか。当時から現代までの有名人が関わっていて、正倉院の蘭奢待みたい。 もう一つの目当ては飼育されているニホンライチョウ。なかなか野生個体に会えないので。他にも喜作さんや嘉門次さんの道具なんかもあってまた今度じっくり見に来たいですね。
神城駅からちょうど中ほどにある宿に1泊して翌朝白馬五竜エスカルプラザへ。運行開始の7時の15分前に着いたところ30人ほど並んでいました。駅構内や宿のHPで紹介しているところによると、今日の白馬五竜テレキャビンも明日の八方アルペンラインも前売りの割引券があるらしいのですがみんな当日券を買っていましたね。私もです。どこで割引買えるんだろう。
そんなわけで30番目くらいのスタートだったわけですが、テレキャビンでアルプス平駅に着くとみんなリフトの方へ下って行きます。私は白馬五竜高山植物園を眺めながら標高差100mほどを足で登りましたが、前にも後にも誰もおらず歩いて登るのは私だけでしたね。リフトはそんなに速くなく歩くのと同じくらい、でも時おり高山植物に足を止められたのでそれなりに追い抜かれたはずですが、一方リフト終点の展望デッキには人が溜まっていたので、この時点で前にどのくらい人がいるかはよく判りません。
地蔵の頭から五竜山荘までの間に60人すれ違い、8人追い越し、2人追い抜かれ。あと小遠見山、中遠見山、大遠見山、西遠見池で休憩中の人がそれぞれ5人あまり。大遠見山あたりまでは左右が背の高い草むらでやや蛇行気味の細道が続くので危険は少ないもののすれ違いが難しいことも。見通しが悪く急に人が出てくるので熊鈴が役立ったと思います。まあ不期遭遇は熊じゃなきゃいいです。
五竜山荘には人がそこそこ。登りですれ違った人は昨日五竜山荘で泊まった人で、今いるのは先行していた人と、鹿島槍ヶ岳や唐松岳から縦走してきた人でしょうか。「NAGANO MOUNTAIN PATROL」のロゴが入ったウェアを着た人がいて「今日はどこまで?」「五竜岳なら2~3時間で往復できるでしょう」と声をかけてもらいました。遭対協の「夏山常駐パトロール隊」というらしいですね。ご苦労様です。危なっかしく見えたかな。そんな話を妹にしたら「一人だったからってのもあるんじゃない?」と言われました。そう考えることにしましょう。あとヘルメット持ってなかったのもあるかなあ。長野県のヘルメット着用奨励山域ではないのを確認して持って行かなかったのですが、せっかく御嶽山の時に買ったんだから使えばよかった。数珠つなぎになって攀じ登るような箇所は無くあまり落石の危険を感じはしなかったのですが、まあ滑落した時とかにも役立ちますし、そもそも私の危険予知が未熟ですしね。
五竜岳頂上までは18人すれ違い、4人追い越し、1人追い抜かれ。慎重に歩くからか距離の割に時間がかかりますし、緩やかな登りでなかなか高度が上がりません。もうそろそろ頂上かなと思ったらまだ標高差100mもあったり。しかしここから急登が始まります。一緒にすれ違い待ちをしていた方が、「100mでもこの急登だったらすぐだ」と言っていたのが記憶に残りました。実際すぐでしたね。頂上には先客が数人。あいにくのガスで展望ゼロだったので大方は撮影だけしてさっと引き上げていました。「爺ヶ岳、鹿島槍、五竜と歩いてきたけど展望は3連敗」と言っている方がいましたね。八峰キレットを越えてきてそれは残念。私も燕岳、爺ヶ岳と登ってまだ劔・立山は見えたことがないです。
狭い頂上ですが混雑はなかったのでパン休憩の後、五竜山荘まで戻りました。足が攣りかけて休み休み歩いたのでだいぶ時間がかかりました。難所で急に足が攣るのは恐怖でしかないので慎重に。少し先に降りていた2人組と抜きつ抜かれつして結局山荘まで一緒に歩いた感じでした。山荘はさっきよりだいぶ賑わっていました。テント泊の支度をしている人が多かったですね。
下りはもう人を数えませんでしたが、登りの時よりはだいぶ減った感じです。すれ違いがあったのも上の方だけで。もう遠見尾根の各ピークで休んでいる人も僅かでしたし。足攣りそう状態は続いていたため大遠見山辺りまでは休み休みで頂上では1時間くらいあった貯金が一時は20分まで減りましたが下げ止まって最後は35分くらいまで回復。ゴンドラに間に合わなくなるという不安はありませんでした。間に合わない時は電話すると延長してくれるそうですけど。(割増料金あり)
アルプス平駅でアイスを食べて休憩、テレキャビンで降りてエスカルプラザの竜神の湯に浸かる余裕もありました。浴場は空いてましたね。先客が2人、後から2人入って来ただけで広々。脱衣場の前に男女共通の広い休憩室がありザックなどはそこに置くようになっているのですが、私の以外は一つも見当たりませんでした。
さっぱりしたところで神城駅まで移動。次の飯森駅まで1駅乗るだけ、しかもこの辺りは駅間が短いので直に飯森駅か今晩の宿に向かってもよかったのですが国道沿いなら食事ができるかなと思って。残念ながら食堂はありませんでしたがドラッグストアがあったので明日の物資を補充。夕食は宿近くのセブンイレブンに買いに出ましたが、同じように夕食難民が多いのか駐車場に県外ナンバーがたくさん停まっていました。素人考えですが外食チェーンでも出店したら入れ食いだと思うんですけどねえ。もっと白馬駅の方に行くとガストが1軒あるみたいでしたが徒歩では遠いのでやめました。食事の段取りは考えておいた方がいいと思います。せっかくの遠出なのに食事が貧弱で、これなら山小屋の食事の方が豪華だったかな、ロープウェイも片道づつで済んで安上がりだし、との思いも兆しましたが、まあ下界の宿はトイレと睡眠に気兼ねが要らないのがいいところです。
さて山の感想ですが、頂上こそガスだったものの中ほどまでは展望があって満足。迫力あるカクネ里氷河と、山裾が折り重なった谷、東側に見える白馬から大町?にかけての細長い平野が特に印象的でした。下るころには雲が取れて五竜岳や唐松岳の頂上もほぼ見えましたし。妙高はじめ上越の山々も見えて位置関係が呑み込めました。さいしょギザギザの飯綱山を見て「八ヶ岳?」と思うくらいこの辺りの地理に疎いので。高山植物はもう遅いかなと思いましたが、お馴染のものからたぶん初めてのものまでいろいろ見つけられました。
山の内容的にはとにかく長い、暑いというのが印象。頂上付近を除いて急登がないので歩きやすくはあるのですが、歩いても歩いても高度が上がりません。あと左右に低木が迫って道が狭く風が通らない区間が長いです。そんなわけですれ違いでは結構手間取ったりしたのですが、まあ全体が長いので混雑の印象はないですね。ずっと誰かの後をついて歩くこともなく。テレキャビンで日帰りピストンする人は少数派でしょうから早出して人のピークを避けたのが良かったかもしれません。そうそうどの辺だったか下りですれ違う時にソロのシニア男性に「今日はどちらから?」と訊かれたので「テレキャビンでピストンです」と答えたら感心しておられました。
日帰りピストンを計画する上での課題はそのテレキャビンの運行時間だったのですが、CT0.8で計算しても30分以上余裕があったので、渋滞しない限りそんなに心配はしていなかったのですが、足が攣りかけてペースダウンしたのは誤算でしたね。距離と標高差自体は経験のある範囲だったのでそこまで疲労するとは思っていませんでした。暑くてミネラルを失ったせいもあるかもしれませんが、片足だけかなり早く症状が出たので単なる疲労が大きいのではないかと。2泊と3回分の着替えを全部入れたザックがかなり重かったのが主因と考えています。というのも大町山岳博物館の体験コーナーで8kgのザックがあったのですが持ってみると私のより明らかに軽かったのです。お土産やなんかを買いこんで帰宅後量ったら9.4kgでした。(出発する時は量り忘れた) 結構買ったので行きより帰りの方が重かったかもしれませんが、それでもスタート時8kgはゆうに超えていたかと。荷物の重さもかなり大きな要素と実感したので今後の計画時には気をつけたいと思います。
さて五竜岳、このコースでまた来たいかと問われると「あの長さと暑さがう〜ん」という感じなのですが、時期をずらしてもう少し涼しい季節に挑めれば。でもそうなるとテレキャビンの運行時間が短くなってタイトに。ただまあそんなに人は多くなく一番に出ればペースを乱されるリスクが小さいと判ったのは好材料です。今度はリフトも使えばいいですし。1泊だけにして荷物を減らせばどうにか。あるいは小屋泊デビューした後に唐松岳と縦走するとか。
最後に頂上から五竜山荘に戻る途中でしたか、電話をかけている人がいてすれ違いざまに少し聞こえたのですが、怪我をして歩けはするけど血が止まらないので今日の山小屋宿泊はキャンセルしたいという内容でした。そこまで聞こえた時にはもう大分離れてしまっていたのでそのまま進んでしまったのですが、引き返して何か手助けできないか訊けばよかったかな。応急処置の心得はなく、包帯代わりの新しいバンダナと紐、あと余分の水を持っているくらいですが。足が攣りかけたのは誤算と言いましたが、負傷の可能性は常にあるわけで、相変わらず山の遭難は毎日ニュースになっていますし、万一の場合の備え (物質面と精神面) はしておこうと認識を新たにしたことでした。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●五竜岳(日本百名山スタンプラリー)
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