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Yamareco

記録ID: 85578
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

夏の終わりに (甲武信ヶ岳・三宝山・破風山・雁坂嶺・日帰りハイク)

2010年09月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:40
距離
26.7km
登り
2,599m
下り
2,596m

コースタイム

<上り>(3時間32分)
 05:27 道の駅みとみ(駐車場)
 05:55 徳ちゃん新道入口
 07:06 近丸新道合流地点
 08:17 木賊山
 08:30 甲武信小屋
(水場への往復:17分)
 08:59 甲武信ヶ岳

<三宝山往復>(46分)
 09:04 甲武信ヶ岳
 09:25 三宝山
 09:50 甲武信ヶ岳

<下り>(5時間51分)
 10:16 甲武信ヶ岳
 10:26 甲武信小屋
 11:39 西破風山
 12:02 東破風山
 12:39 雁坂嶺
 13:02 雁坂峠
 (休憩)
 13:52 雁坂峠
 15:11 林道終点
 16:07 道の駅みとみ(駐車場)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅・みとみの駐車場利用。
周辺の駐車場を含めると、何百台も停めることができると思います。西沢渓谷観光との併用です。
コース状況/
危険箇所等
◎道の駅みちみ〜木賊山(徳ちゃん新道経由)
 西沢渓谷へ向かう道の途中に登山口があります。初めにヌク沢沿いを歩く戸渡尾根コースの登山口が現われ、もう少し歩くと徳ちゃん新道の登山口です。徳ちゃん新道コースは、初めから急登です。それもかなり長い…。途中にあるシャクナゲのトンネルに元気をもらいながらの山行です。花が咲く時期は、きっと楽しませてくれるんじゃないでしょうか?戸渡尾根コースと合流し、しばらく歩くと急に視界の開けた岩場にでます。ここからの展望は抜群です。南に富士、西に金峰山が見えます。

◎木賊山〜甲武信ヶ岳
 木賊山からは甲武信小屋まではいったん下りです。ザレ場を通過するので注意が必要。甲武信小屋からの道はまた急登です。でも短いし道もいいのですんなり上れます。

◎甲武信ヶ岳〜三宝山
 特に問題ありません。道も広く歩きやすいコースです。

◎甲武信ヶ岳〜雁坂峠
 緩やかな登り下りの連続です。破風山に行く途中で見晴らしのよいところに出ますが、そこからザレ場の下りが続きます。ご注意を。破風山に近づくと岩場になります。けっこう慣れてないとしんどいです。西破風山への登りから岩場が始まります。傾斜は急ですが、そんなに長くはありません。西破風山から東破風山に向かう途中も岩場です。ただアップダウンはない平坦な道です。雁坂嶺に近づくと岩場は終了。後は雁坂峠までのんびりとした道です。

◎雁坂峠〜道の駅みとみ
 雁坂峠からの下りはかなり急です。さらにザレているので足元注意。沢まで下ればあとは緩やかな下りです。雨が降っているときの増水や、気温の低い日の凍結にはお気を付けください。目の前にコンクリでできた橋が見えたら、後は舗装された林道を下ります。雁坂トンネルが見える辺りで国道に出られます。そこを通過しても国道に出られるようです。
出発地の道の駅みとみより。
正面の尾根が、木賊山から鶏冠山に伸びる尾根。
2010年09月04日 05:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:29
出発地の道の駅みとみより。
正面の尾根が、木賊山から鶏冠山に伸びる尾根。
西沢渓谷周辺案内板
2010年09月04日 05:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:37
西沢渓谷周辺案内板
西沢渓谷鳥瞰図
2010年09月04日 05:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:49
西沢渓谷鳥瞰図
戸渡尾根コース登山口
こちらはヌク沢に沿って歩きます。途中で徳ちゃん新道と合流。
2010年09月04日 05:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:51
戸渡尾根コース登山口
こちらはヌク沢に沿って歩きます。途中で徳ちゃん新道と合流。
沢、綺麗な水が流れています。
2010年09月04日 05:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:55
沢、綺麗な水が流れています。
徳ちゃん新道登山口。
途中より戸渡尾根コースと合流。
2010年09月04日 05:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 5:58
徳ちゃん新道登山口。
途中より戸渡尾根コースと合流。
シャクナゲのトンネル
2010年09月04日 06:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 6:50
シャクナゲのトンネル
途中の見晴らしのよいところより。
2010年09月04日 07:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 7:02
途中の見晴らしのよいところより。
鶏冠山方向。ここから見てもゴツゴツしています。
2010年09月04日 07:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 7:03
鶏冠山方向。ここから見てもゴツゴツしています。
途中の岩場。ほんの少しです。
ここからの眺望がGoodです。
2010年09月04日 08:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:02
途中の岩場。ほんの少しです。
ここからの眺望がGoodです。
彼方に富士山。手前のピークは黒金山。
岩場より。
2010年09月04日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:07
彼方に富士山。手前のピークは黒金山。
岩場より。
木賊山(2468.6m)
読みが分かるでしょうか? とくさやま
2010年09月04日 08:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:20
木賊山(2468.6m)
読みが分かるでしょうか? とくさやま
貝殻帽子のような山が甲武信ヶ岳。
奥のなだらかな山が三宝山。
2010年09月04日 08:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:24
貝殻帽子のような山が甲武信ヶ岳。
奥のなだらかな山が三宝山。
甲武信ヶ岳。
2010年09月04日 08:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:26
甲武信ヶ岳。
甲武信小屋下の水場。
山と高原地図の水場マークと位置が違います。
尾根に対して西側斜面です。百葉箱とロープが目印。尾根より10分ほど下ります。
2010年09月04日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:44
甲武信小屋下の水場。
山と高原地図の水場マークと位置が違います。
尾根に対して西側斜面です。百葉箱とロープが目印。尾根より10分ほど下ります。
甲武信ヶ岳山頂より富士山
2010年09月04日 08:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 8:59
甲武信ヶ岳山頂より富士山
甲武信ヶ岳(2475m)
なんか誇らしげな標柱。
2010年09月04日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 9:02
甲武信ヶ岳(2475m)
なんか誇らしげな標柱。
金峰山、小川山、八ヶ岳。
甲武信ヶ岳山頂より
2010年09月04日 09:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 9:03
金峰山、小川山、八ヶ岳。
甲武信ヶ岳山頂より
三宝山。あの巨岩は何だろう?
甲武信ヶ岳山頂より
2010年09月04日 09:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 9:04
三宝山。あの巨岩は何だろう?
甲武信ヶ岳山頂より
三宝山山頂(2483.3m)
唯一、南側の方向のみ展望があります。
2010年09月04日 09:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 9:28
三宝山山頂(2483.3m)
唯一、南側の方向のみ展望があります。
木賊山、甲武信ヶ岳、富士山、黒金山
三宝山山頂より
2010年09月04日 09:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 9:30
木賊山、甲武信ヶ岳、富士山、黒金山
三宝山山頂より
甲武信小屋近くの百葉箱。
ここから奥の斜面を下れば水場。
2010年09月04日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 10:28
甲武信小屋近くの百葉箱。
ここから奥の斜面を下れば水場。
ザレ場より破風山
2010年09月04日 10:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 10:52
ザレ場より破風山
破不山非難小屋と奥にあるのが破風山
2010年09月04日 11:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 11:14
破不山非難小屋と奥にあるのが破風山
破風山(2317.7m)
展望はありません。
2010年09月04日 11:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 11:41
破風山(2317.7m)
展望はありません。
ツマグロヒョウモン?
2010年09月04日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 11:51
ツマグロヒョウモン?
雁坂嶺。
2010年09月04日 12:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 12:19
雁坂嶺。
雁坂嶺(2289m)
展望ありません。
2010年09月04日 12:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 12:41
雁坂嶺(2289m)
展望ありません。
雁坂峠。日本三大峠。
2010年09月04日 13:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 13:04
雁坂峠。日本三大峠。
雁坂峠の歴史。
以外にこういう情報が好きです。
2010年09月04日 13:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 13:04
雁坂峠の歴史。
以外にこういう情報が好きです。
登山道案内図
2010年09月04日 13:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 13:38
登山道案内図
雁坂峠から広瀬への下り。
沢をいくつか越えます。
2010年09月04日 14:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 14:50
雁坂峠から広瀬への下り。
沢をいくつか越えます。
林道との出合い。
2010年09月04日 15:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 15:12
林道との出合い。
鹿の親子。近づいたら、山の方へ犬のような鳴き声を残し走り去っていきました。
2010年09月04日 15:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 15:26
鹿の親子。近づいたら、山の方へ犬のような鳴き声を残し走り去っていきました。
交尾中のミドリヒョウモン
2010年09月04日 15:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 15:34
交尾中のミドリヒョウモン
雁坂トンネルの入口出口。
ここまで来たら、後もう少し。
2010年09月04日 15:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
9/4 15:39
雁坂トンネルの入口出口。
ここまで来たら、後もう少し。
撮影機器:

感想

9月4日。

道の駅みとみに前日入り。車の中で一夜を過ごす。

朝、5時起床。周りは同じように準備を始める登山客がちらほら。道の駅のトイレで顔を洗い、軽い食事を済ませ、5時半登山開始。この時、朝日を浴びた鶏冠山と木賊山がよく見えた。

甲武信小屋に着いたのは8時半。この時すでに500の水を飲み干していた。地図に水場のマークがあるが、小屋の周りには見当たらない。たまたま小屋の方に場所を聞くことができ、新鮮な水を補給できた。山と高原地図に記された位置とは逆の斜面に水場はある。目印は百葉箱。この裏側の斜面を10分ほど下るとある。踏み後があり迷う事は無い。どうやら東沢コースの一部らしい。地図にも薄い線が引いてある。

甲武信ヶ岳に9時に登頂。この日は天候も良く辺りの山々がよく見える。国師ヶ岳に続く奥秩父の主脈を一望できた。いつかここを歩きたい。それにしても甲武信ヶ岳の標柱は立派な物である。記念に写真を一枚。甲武信ヶ岳から30分で三宝山に到着。埼玉県の最高峰なのだが、かなり静かな山頂である。甲武信ヶ岳にあった堂々とした標柱に比べ、対照的な質素な標柱である。

いったん甲武信ヶ岳に戻り間食を摂る。ここではたくさんの方と話をすることができた。いい刺激が得られた。

10時を過ぎたところで休憩終了。ここから雁坂峠を目指した。道標によるとおよそ7キロ。そこまで遠いとは思わなかった。だが、ここからの道はアップダウンが思いのほかきつく、じわじわ体力を失い、かなり堪えた。特に破風山への上りがきつく感じられた。岩場は急登であり、何度も立ち止まってしまった。幸い展望が良く、気を紛らわすことができ、疲れを忘れることができた。

破風山を過ぎると雁坂峠まで緩やかな道に変わる。心地よい気温の中、日本三大峠である経由地点を目指した。13時雁坂峠に到着。ここで昼食をと思ったが、準備していた3リットルの水がつきかけた。仕方なく、雁坂小屋まで下り水を補給。それにしてもこの日は、4リットル以上の水を飲んだことになる。後の話になるが、自宅にて体重を量ると軽くなっていた。4リットルの水はどこにいったのか?9月といえどもまだまだ暑く、こまめな水の補給が必要である。14時下山開始。沢沿いの道を下る。何度か沢を渡った。沢の水で顔を洗うと気持ちよかった。1時間ほど下ると、橋が現れ舗装道路に出る。途中で交尾中のミドリヒョウモンを目撃。思わずシャッターを切る。珍しい場面に遭遇できた。雁坂トンネルが見えると一安心。16時、駐車場に到着。この日の登山も無事に終了する事ができた。

奥秩父の最深部なだけあり、なかなか歩き応えのある道であった。
今度はシャクナゲが咲く時期に訪れたい。

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