新緑の高島トレイルはカタクリ盛り☆国境バス停から愛発越〜乗鞍岳〜黒河峠周回


- GPS
- 06:09
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 687m
- 下り
- 922m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
◆高島市コミュニティバス マキノ高原線 マキノ高原民宿村⇒マキノ駅 220円 国境線 マキノ駅⇒国境 220円 http://time.khobho.co.jp/ohmi_bus/ros_lst.asp?eigCd=1 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《国境⇒乗鞍岳⇒黒河峠》 国境バス停前に登山口と登山ポストがあります。スキー場のゲレンデトップまで目印・案内板がありません。最初のトレイル標板からは全行程で踏み跡明瞭、目印や指導標も豊富です。2つ目の電波塔では車道を下りて行かないように標板に注意です。 《黒河峠⇒白谷温泉⇒マキノ高原民宿村》 黒河峠からの林道は緩やかな傾斜で歩き易いですが長いです。林道入口からは車道で車が通ります。日帰り入浴が出来る白谷温泉は八王子荘です。 マキノ高原民宿村バス停のある交差点角にはトイレも完備された登山者用無料駐車場があります。 |
その他周辺情報 | マキノ白谷温泉「八王子荘」 大人600円 http://hachioujisou.com/ |
写真
感想
GWに突入しましたね♪世間では7連休や10連休の方々も多いみたいですが、我が家は暦の通りなので3連休+3連休+2連休となります。
百名山への遠征の計画もあったのですが、前半は東日本のお天気が、中盤は全国的に崩れる予報でしたので、今年は普段通りに好天の日を狙っての日帰り山行という事にしました。
そして実は連休初日の29日に行者還トンネルから弥山に登って、奥駈道を行ける所まで南下してみようと出掛けたのですが、早朝の登山口から今の時期にあり得ない寒さと強風で100mだけ登って撤退しました。
そのまま駐車場で天候回復を待ってみたのですが、状況が変わらなかったので柿の葉寿司を買って、温泉にだけ入って自宅に帰りました(笑)
GWといえども天候を軽視すると痛い目に遭うって事ですね。
連休2日目の30日は前日とは大違いの穏やかな天気になり、高島トレイルを起点の愛発越(あらちごえ)から歩いてみました。マキノ高原の登山者駐車場に車を停めて、民宿村バス停からJR湖西線のマキノ駅を経由して、高島トレイルの起点となる国境スキー場バス停へと乗り継ぎました。
午前9時5分にバスを降りたのは私達を含めて5人でした。バス停前には乗鞍岳登山口と書かれた標板があり、登山ポストもあったので登山届を提出してから9時10分に休業中の国境スキー場からスタートしました。
舗装路からスキー場のゲレンデを直登して行くコースですが、特に目印や案内板がある訳ではないので初めてだと迷いそうですが、既にバスに同乗していた方が前を歩かれているので有難く後をついて行きました。
快晴のお天気にフカフカの芝生のゲレンデは開放感たっぷりですが、登りだして10分で額から汗が滴ります。そういえば今までもスキー場のゲレンデを登った事は何度かありますが、例外なくハードで疲れました。
スタートから15分でゲレンデ上部に登りきるとリフトの終点に突き当たります。右に折れると初めて高島トレイルと書かれた標板があって、矢印が示す方向から山道に入って行きます。新緑の道を暫く登ると国道161号線からの尾根に合流して、傾斜の緩い歩き易い道になりました。
オオバキスミレやムシカリの花を見ながら歩く道には随所に標板や指導標が必ずあり、踏み跡も明瞭な上に目印の黄色いテープも豊富なので安心して歩けるコースです。
灌木帯の開放的な尾根道はやがて周囲が開けた鉄塔を通り、登山道脇にはチラホラと待望のカタクリが現れ始めました。去年は御池岳の木和田尾で見れたカタクリですが、こちらの方が少し花が大きい気がしました。
この辺りのカタクリは群生ではなく、1つ見つければまた先に見つかるといった感じで点在しています。交通の便が少し悪いからか、歩く人は少ないのでゆっくりとお花鑑賞が出来る道でした。
やがて少し急登になった道を登りきるとコンクリートの建物のあるピークにあり、標板を見るとどうやらここが乗鞍岳(865.2m)の山頂でした。
あまり山頂らしくない所でしたが二等三角点もあり、登って来た国境スキー場や琵琶湖も見える展望地です。
乗鞍岳で休憩はせず、次は黒河峠と書かれた指導標に従って進みます。
稜線を暫く歩くと大きな電波塔があって、銘板を見ると関西電力の無線電波中継所と書かれていました。そしてこの場所からは更に稜線の先の別の電波塔が見えています。2つ目の電波塔に至る道は高度感のある急下りで、スリルのある鉄製の梯子をドキドキしながら下って行きました。
最初よりも立派な電波塔に着くと作業用の道なのか車道が合流していて、最初は車道を歩くと思ったのですが、良く見ると高島トレイルの標板があり、車道とは反対方向が正しいルートでした。
電波塔から先は稜線の右の斜面をトラバース気味に歩く道になり、平坦なブナ林の木陰道は陽射しが強くなってきたのでありがたく感じました。
再び登り道になるとすぐに鉄塔が現れます。分岐路を右に行くとトレイルコースを外れて芦原岳へ向かうようですが、私達は左のトレイルコースを進みました。恐らくは鉄塔巡視路も兼ねているだろう道を少し登ると、再び高圧鉄塔が2機並んだ好展望地に着きました。
この鉄塔下でお昼前だったので、見晴らしのいい石段に腰を下ろしてお昼にしました。上着を脱いで休憩していても暑い位で昨日とは大違いです。今日1番の大展望を眺めながらの昼食でしたが、相方が昨日登った大峰山脈の地図を交換せずにそのまま間違えて持って来ていたので、見えている筈の赤坂山や三国山の同定は出来ませんでした(笑)
昼食後、鉄塔から左方向に階段の道を下り、今年初めて見るイワカガミやイカリソウを楽しみながら鉄塔を繋ぐように高度を落としていくと、やがて林道に合流して黒河峠に着きました。黒河峠は赤坂山方面と、白谷温泉を経て駐車場のある民宿村との分岐点です。当初の予定では赤坂山からマキノ高原に下山するつもりでしたが、バスの乗り継ぎでスタートが遅かったので、今日はここから林道を下って白谷温泉に向かう事にします。
黒河峠からの林道はそれ程勾配がきつい訳でもなく、道中にはミツバツツジなども見れましたが、思っていたよりずっと長かったです。
途中で立ち寄ろうと思っていた白谷温泉は施設名が八王子荘だと予習してこなかったので、別の旅館か何かだと思って素通りしてしまいました。
結局黒河峠から1時間40分かけて駐車場に戻って来ましたが、なんとなく温泉には寄らずメタセコイヤ並木道を通って家路に着きました。
新緑の季節に念願のカタクリを見て楽しめた高島トレイルの第一弾でしたが、次は黒河峠から赤坂山へのトレイルを歩こうと思います。
次はシャクナゲが咲く頃がいいかな?但し、地図は忘れません(笑)
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