鷲羽岳・水晶岳・三俣蓮華岳・双六岳


- GPS
- 57:04
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 3,330m
- 下り
- 3,309m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:53
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:35
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:23
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
鹿児島空港〜中部国際空港:飛行機(スカイマーク) 名鉄バスセンター〜新穂高ロープウェイ前:深夜バス (帰り) 新穂高ロープウェイ前〜高山濃飛バスセンター:路線バス 高山濃飛バスセンター〜名鉄バスセンター:高速バス 中部国際空港〜鹿児島空港:飛行機(スカイマーク) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な個所はないが、水晶岳南峰への最後の登りは岩稜帯。 ヘルメットがあれば安心 |
その他周辺情報 | 新穂高センター近くに中崎山荘奥飛騨の湯、日帰り入浴1000円。 露天風呂あり、お湯加減もいいです。下山後におすすめ。 ザック等の置場あり、靴洗いも出来ます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
コンプレッションタイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
エアクッション
シェラフ
携帯トイレ
バッテリー
予備バッテリー
|
---|---|
備考 | 8月中旬と真夏だったが夜間は天候によっては10度以下と寒い。 上半身はダウンを着て凌いだが、下半身の寒さが気になった。 安心した睡眠を得るためにもダウンパンツがあれば心強かった。 |
感想
【まとめ】
昨年に続いての挑戦。
昨年も計画は今年と同じく鷲羽・水晶であったが、途中より天候悪化したこと、体力的にも限界を感じたこともあり、双六小屋まで行くにとどまった。
体力面での反省から、今回は事前のトレーニングにジョギングに加えて15Kg程度の負荷をかけての坂道反復を追加した。
双六小屋についた時点での足へのダメージは昨年より改善した。
双六小屋到着で昨年より1時間は早く、心強かった。
休んだ時に膝裏が少し攣りそうになったが、さほどでもない。
芍薬甘草湯を服用したのも効いたか。結果としてこの山行中、攣りに悩むことはなかった。
双六から三俣山荘までは遠かった。この後の天気を考えれば、どうせなら稜線か中道を通っていればと悔やまれる。途中で足が終わった感がありペースは落ちたが、14時過ぎには着けたのは上出来だろう。
テント場は大変な混雑で、設営場所は水の流れが少しあるやや斜面であったが、張れないよりはましと思い我慢。
翌日は山の天気予報によると朝の内は天気は良いがその後曇りとのこと。
2時半ころ目が覚めたが、朝食を摂り早めに出発した。
まだ薄明前だったが既に多くの人が鷲羽へ登り始めていた。
鷲羽山頂では最高の朝焼けと山々の眺望が拝めた。
鷲羽から水晶小屋までは良好な天気で気持ち良い歩き。
水晶岳では惜しくもガスに包まれ眺望は望めず。仕方ない。
翌日は朝からガスまみれであったことからすれば、
鷲羽から水晶までのこの山行のハイライトであった。
わずかな時間だが、心に残る何物にも代えがたい幸福な時間であった。
体力面では、予定の行程はすべてこなせたので結果、トレーニングは正解だった。
下山後のダメージも少なく、筋肉痛や肩の痛みもほぼ皆無。これは大きな自信になる。
情報収集面では、携帯サブ回線にソフトバンク系を追加したが、これが大当たりだった。
各山小屋はもちろん、ほとんどの稜線でも良好な受信状況で、天気予報の確認に大きく役立った。これは大きな収穫。
装備面では、夜間に足元にやや寒さを感じたためダウンパンツも欲しかった。
山域次第だがバーナーは不要になるように積極的に計画すべき。軽さは正義。
【各行程別の詳細】
新穂高から小池新道入口:
たんたんと歩くのみ。休憩はわさび平小屋で少し。売店は開いているので飲料などは買える。
水はなるべく飲むよう心掛ける。足のむくみと熱中症対策。
小池新道入口から鏡平山荘:
ずっと同じような勾配が続き、平坦な道がほとんどない。
雲が覆っていたため暑さはさほど感じず歩きやすかった。
秩父沢で少し休憩と水補給。イタドリヶ原とシシウドヶ原で小休憩。
水場は秩父沢の少し先で汲んだ方がよい。浄水器・ペットボトル2本は必須。
鏡平で少し休憩
鏡平小屋から弓折乗越:
弓折岳山腹をトラバースしながら徐々に高度を上げる
ここからは晴れていれば眺望が抜群。槍ヶ岳と穂高連峰を一望。
写真とりつつ休み休みになる。
弓折乗越から双六小屋:
稜線となるがアップダウンがある。
晴れれば眺望は良く西鎌尾根や北鎌尾根、鷲羽岳が見えてくる。
双六小屋が見えてくると下りがやや増える。
双六小屋で30分程度休憩。五目ラーメンおいしかった。
双六小屋から三俣山荘:
分岐まできつめの上り。
巻道、稜線、中道とあり今回は巻道にしたが、アップダウン多くあまりメリット感じず。
眺望の良さを考えれば中道か稜線にすべきだった。
巻道経由で2時間少し、結構な長さ。最後三俣峠までの上りはきつかった。
三俣山荘ではテント場争奪戦。あまりいい場所はなく、斜めに張った。
三俣山荘ではレストラン昼の部が開いている(ラストオーダー15時)。
三俣山荘から鷲羽岳:
上りで約1時間と少し。ずっと同じような斜度で上り続ける。
途中、少し岩登りがある。
登り詰めると鷲羽池が見える。
山頂からのアルプスの山々を臨む眺望は素晴らしい。
鷲羽岳からワリモ北分岐:
ワリモ岳への登り返しはあるが、眺望が良いのでさほどきつくはない。
総じて気持ちの良い歩き。
帰りもこっちの方がよかった。
ワリモ北分岐から水晶小屋:
なだらかな稜線あるき。ライチョウがいた。
緑も多く気持ちよく歩ける。
最後水晶小屋までは登りあり。
水晶小屋では水涸れで補給できず。
売店で飲料、パン、カップ麺は買える。9時から食事提供あり。力餅が名物だが、時間早く今回はあきらめた。
水晶小屋から水晶岳:
約40分程度の行程。晴れていればきっといい眺望だっただろう。
最後の岩稜帯は少し緊張する。
しかしゆっくり気を付けて進めば問題はない。
山頂はガスで眺望なかった。晴れていれば...
ワリモ北分岐から黒部源流経由三俣山荘:
黒部源流碑までの下りは、所々水が流れて川のようになっており歩きにくい。標高も2500m以下まで下がるので気温も上がる。
三俣山荘への登りもこれといった特徴もなかったので、行きと同じくワリモ岳・鷲羽岳コースの方が良かったか。
15時前に三俣山荘でカレーを食べて夕飯とした。
三俣山荘から三俣蓮華岳、丸山、双六岳:
三俣テント場で味噌汁のみで済ます。
三俣蓮華岳まではずっと上りが続くがそれほど長くはないのでゆっくり進めば大丈夫かな。
三俣蓮華岳から双六岳までは稜線。途中丸山への登りがややきつい。
最後双六岳への登りも結構きつかった。
この間、ずっとガスに包まれ暗かったので眺望は何もなし。残念。
双六岳から双六小屋:
双六台地は緩やかな下り。晴れていればここも最高な眺望だろう。
台地端から分岐まではやや急な下りだが、気を付けながら降りれば問題ない。
おなかもすいたのでメロンパンも買った。
双六小屋から鏡平山荘:
下山の稜線が思いのほかきつかった。
所々の登りがきつい。ゆっくりとしか進めず。
弓折乗越以降は下りしかないのでペースは上がった。
鏡平山荘でコーラを購入。食事はせず。
鏡平山荘から新穂高登山口:
鏡平山荘で水はペットボトル1本半。
これでわさび平小屋までは足りた。足りなければ秩父沢あたりで補給は出来る。
ほとんど休憩らしい休憩は取らずに下山を続ける。
標高が下がると気温もあがり、水飲み・塩タブレット補給をこまめにする。
小池新道入口までは下りのみといえ、下山時のケガに気を使いながらなのでかなりの疲労感。
それ以降は平坦な道なので気が楽に。陽も差して来たので日陰を選んで歩く。
わさび平小屋ではそうめんを食す。これがとてもおいしかった。
帰りのバスの時間までにどうしても温泉に入りたかったので急ぐ。
中崎山荘温泉は1000円に値上げしていた。今度行くならよりバス停に近い穂高ホテルの日帰り湯にも入ってみたい。
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