蓮華岳・北葛岳・七倉岳・船窪岳・不動岳・南沢岳・烏帽子岳(扇沢→七倉)


- GPS
- 18:37
- 距離
- 30.8km
- 登り
- 3,349m
- 下り
- 3,709m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 10:13
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:25
天候 | 1日目・2日目とも晴れ時々霧・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿→扇沢:毎日あるぺん号 <帰り> 七倉→信濃大町:裏銀座登山バス 信濃大町→松本:JR大糸線 松本→新宿:中央高速バス ※岡谷JCTの工事渋滞のため、帰りは普段以上に時間がかかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<全体> 蓮華岳-南沢岳の間はアップダウンが激しく、道も狭いだけでなく、砂礫やザレ場が多く歩きにくい。山のグレーディングはB〜Dと幅があるが、全体的に道のすぐ隣が崖や急斜面であることも多く、なかなか気を抜けない。 <区間ごと> 扇沢-針ノ木岳:登り一辺倒。何度か沢を渡る。 針ノ木峠-蓮華岳:気持ちのいい稜線歩きができる。 蓮華岳-北葛岳:急激に下って登り返す。下りのザレ場や鎖場が多い。山のグレーディングC 北葛岳-船窪小屋:山のグレーディングBだが、道が狭くアップダウンを繰り返すことに変わりない。梯子やロープが現れる箇所もある。 船窪小屋-船窪岳第2ピーク:山のグレーディングDとされ、砂礫のナイフリッジや急斜面がある。ただし、危険箇所にはロープが設置されていることが多い。 船窪岳第2ピーク-南沢岳:山のグレーディングCだが、崩落箇所のすぐ脇をロープ無しで歩く区間があるなど失敗は許されない。船窪小屋からの区間よりも緊張した。 南沢岳-烏帽子小屋:これまでの険しい道のりが嘘のように広い尾根上の歩きやすい道になる。途中、チングルマの花畑や池塘、烏帽子岳を望む景色のよい烏帽子田圃と呼ばれる場所がある。 烏帽子山頂分岐-烏帽子岳:砂礫から岩山登りになる。鎖場あり。 烏帽子小屋-ブナ立尾根取付き:日本三大急登と呼ばれる坂道をひたすら下る。道はやや狭い。下るにつれて番号札の数字が大きくなる。 ブナ立尾根取付き-高瀬ダム:砂礫地を進む。濁沢に丸太の橋がかけてある。 高瀬ダム-七倉:約5.1kmの舗装路歩き。工事関係車両やタクシーの往来に注意。 <水場> 扇沢駅、最終水場(針ノ木岳登山道)、七倉山荘のみ。船窪小屋テント場の水場は崩壊して復旧見通し無し。他、船窪小屋・烏帽子小屋で雨水を購入できる。 |
その他周辺情報 | 七倉山荘:日帰り入浴680円 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
固形燃料
コンロ
コッヘル
ライター
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
エスケープビヴィ
シュラフカバー
|
---|---|
備考 | ライターは故障のため、2日目朝は火力使用を断念した。 タイツは就寝時のみ防寒用に着用した。 |
感想
今回は5週間ぶりのソロです。
7月から9月に至るまでだいたいはどこへ行くか決めていたのですが、この2日間だけは決め切れておらず迷いに迷いました。
2日間の行程で思い浮かぶところは誰か誘って登りたいコースが多いし、天気と移動を考えると北アルプスか八ヶ岳だし、ちょっとチャレンジ要素のある場所に行ってみたいし…ということで決めたのが扇沢からスタートして七倉へ降りるコースです。
針ノ木峠に着いて裏銀座方面を眺めると、これから歩く稜線が手前に見えるわけですが、見た目だけでもアップダウンが激しく「あれ歩くのか…」と思ってしまうのでした。
実際に歩いてみると蓮華岳までは気持ちがいいのですが、そこからは一気に下るし、ザレて歩きにくいし、道は細いし、鎖も出てくるしでなかなか前に進みません。
夜行バスであまり眠れなかったのも影響して、体力的にはかなりしんどいです。
12時半頃に船窪小屋へ着いた頃には疲労困憊です。
もし絶好調で速いペースで進めたなら烏帽子小屋を目指そうとも考えましたが、このペースでは真っ暗になってしまうのが目に見えています。
加えて、その途中の危険箇所を安全に通過できる自信も無く、今日はこのまま終了です。
翌日、無事に事故無く進むことができたわけですが、船窪岳以降はかなりしんどかったです。
アップダウンの激しさと道の狭さは昨日同様ですが、危険箇所はしっかり危なかったと思います。
砂礫のナイフリッジにはロープがあったのですが、南沢乗越を過ぎて南沢岳への登りに入ると、崖の脇の砂礫の急斜面の道にロープがありません。
場所によっては岩や草木を掴むことができるのですが、滑ったらおしまいです。
これを越えて南沢岳から烏帽子岳方面に続く稜線を見た時には一安心で、一気に楽園のような道になりましたが、船窪岳から南沢岳までの区間は本当に険しかったです。
この区間を歩く人はそもそも限られているとは思いますが、何度も通りたいとは思いません。
それでも地図を繋ぎたいという好奇心は満たせたし、実際に展望の利く地点から時折見える表銀座や立山連峰などの景色は素晴らしかったし、南沢岳まで着いた時の安心感・爽快感は格別だったし、最後の最後には報われた気がしました。
決して楽ではありませんでしたが、これはこれで充実した2日間になりました。
コメント
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時間的に烏帽子岳でお会いしていますね。お話もできずスミマセン。
ロングでハードな縦走をされていたようでスゴイです。
またどこかのヤマでお会いしましょう。
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