白峰三山縦走(北岳、間ノ岳、農鳥岳、テント泊)


- GPS
- 18:33
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,698m
- 下り
- 3,397m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:10
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 7:14
天候 | 初日小雨、二日目暴風雨の後、晴天、三日目晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その時点で駐車場は6割ほどの埋まりよう トイレあり 奈良田から広河原まではバスで移動 1600円 バスに乗る際に現金払い バス乗り場は無料駐車場から道路を挟んで100mほど南側 5時30分の便に乗りました3台ほどのバスが待機しており 一番のバスに乗れました バスは7割ほどの埋まりようで発車しました 広河原までは50分ほど |
コース状況/ 危険箇所等 |
農鳥小屋からに農鳥岳までの区間はそれなりに険しい箇所が続きます ヘルメットあったほうがいいかと思いました 北岳肩の小屋 テント代2000円 ビール700円 農鳥小屋 テント代2000円 ビール500円 |
写真
感想
いつもはサラッと書いてますが
色々思うことが多く自分の忘備録として詳細に感想を書きました
初日
広河原〜北岳肩の小屋まで
初日は天候が芳しくない予報のためバスも混まないだろうと思いこの日をスタートとした
霧の中をスタート、白根御池小屋で雨が強まる
小屋の軒先で水分補給とおにぎりを食べる
その先の草スベリ(登山道の愛称)は名前はカワイイがとんでもなく長い急登
20m歩いて休憩の連続
ようやく北岳肩の小屋に着いてテント設営
夜中に風雨が強まり不安で眠れず
夜中に突風が吹き潰されたりポールの折れたテントもあったよう
自分のテントは浸水してしまった
テント内にたまった水を出すのに20分
それでも何度も眠りにつきイヤな夢も見た
二日目
濃霧の中をスタート
北岳山頂に着くが寒さと強風でサッサと山頂を後にする
北岳南側にある八本歯のコルとの分岐に着くと
自分の体が飛ばされるほどのもの凄い暴風に見舞われる
身の危険を感じる
岩陰の登山者が「こっちへ来い!こっちへ来い!」と手招きをしている
その岩影に来ると確かに暴風を少し避けられた
登山者は2人いて
1人は八本歯のコル方面へ降りていく
手招きした登山者はここで待機し天候を見ながら間ノ岳方面へ行くらしい
自分は身の危険を感じたので今回の白峰三座縦走は諦め八本歯のコル経由で下山を決意
そして八本歯のコルへ向けて下山していくと先ほどの暴風が弱まり徐々に山の景色が見えてきた
全くキツネにつままれたような気分
八本歯のコルにはいい広場がありそこでテントを干しながらその後どうするか迷いに迷う
そして時間が経つにつれあっと言う間にピーカンとなってしまった
八本歯のコルからは予定していた農鳥小屋までは4時間ほど
時間的には午後2時くらいには農鳥小屋に着ける
空はとても天気が崩れる気がしない
初心貫徹
下山は止めて予定通り農鳥小屋に向かおう!
以前は通行不可だった北岳山荘へのトラバース道で北岳山荘へ向かう
北岳山荘では先ほどの暴風など想像できないほどのどかな雰囲気だった
北岳と同様、間ノ岳も二度目の登頂
間ノ岳からは富士山が美しい裾野を広げていた
ここから先は未踏のルート
農鳥小屋に着くと気さくな女将さんから説明を受ける
農鳥小屋のテンバは4ヵ所くらいに分かれており
特に稜線の東側が強風を避けられると思った
テンバはロケーションも整地状態も素晴らしく
また一つ好きなテンバが出来た
夜は恐ろしく静かで数回目覚めたくらいでしっかり熟睡出来た
名物である農鳥小屋のトイレはウォータースライダー式
この先は想像にお任せ
三日目
農鳥小屋から農鳥岳までは見上げるような急登
ただ見た目と裏腹に意外と早く登頂できてしまう
この区間はなかなか危険な部分も多く注意が必要
農鳥岳から見る景色はとても素晴らしく
南アルプスの山々、中央アルプス、北アルプス
八ヶ岳連峰などを見ることが出来た
大門沢下降分岐からはひたすら下山、下山、下山
農鳥小屋から奈良田の駐車場までは9時間を要した
二日目以降
結果として晴天に恵まれた
それはただ結果であって
ひょっとしたらまた身の危険を感じる天候に見舞われたかも知れない
今回の判断はほんとに正しかったのだろうか?
ふと感じてしまった
コメント
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迷いながらも、やりたかった縦走ができて良かったです👍
ただ、達成感の中にも色々な想いが心にあるご様子で山の厳しさや判断の難しさをジワジワと感じてるって感じでしょうか。
ソロだから、何をするにも決めるにも自分が全て。暴風に命の危険を感じて、下山する!と一度決めたのに、突然雲が切れてドンドン晴れてきた…え…?って感じで、そのあとは「行く?」「行かない?」を再び考えなきゃ行けなくなり…(試されますよね😓)
だけど、結果は無事に山行終了できたし、メデタシメデタシで良いんじゃないかな🙆
縦走途中でまた天気が崩れたとしても、ジュンさんが培ってきた経験で対処はできる気がします。
経験値では対処できない状態になったら…もうその時はその時でしょう。
そもそも、今回縦走したルートは誰でも簡単に歩ける場所とは思わないし、体力も知力も必要な場所だと私は思うし、そこへ「行くぞ!」と覚悟を決めてしっかりと準備して向かっているジュンさんなのだから問題無し✨
(個人の感想です😅)
山に登るって…なんなんでしょうね
自然に癒されることは多いけど、怒り狂ったような自然の前に人間は無力で、何もすることができないでしょう?
そんな経験を突然させられちゃうかもしれない登山なのに、何故か惹かれてしまう。
多くの方が山で命を落としている事実がそれを表している気がします。
ところで、農鳥小屋の番人と言われたおじーちゃんは引退したみたいですね。
農鳥小屋は、縦走するときの「関所」だ!と面白おかしく言ってるレコを見た事ありました。
良し悪しは別にして、山の名物みたいな人が加齢で引退して行くのはちょっと寂しいかも😞
言われてること凄くよくわかります
長いこと登山してると天候が急変して決行するor下山する
って場面に出くわします
今まで13年登山してきて天候による身の危険はこれで2度目
多いのか少ないのか分からないけど・・
いつも自家用車で移動するのでいい天候を選んで登山日を決めることができるけど
今回は連休の間だったのでとにかく混雑を避けたかった
なので初日にイマイチな天候ならばバスも混まないだろうと判断したんだけれども
それが裏目に出て天候に苦しめられました
農鳥のオヤジさんは引退されましたね
頑固で怖いオヤジさんの話は有名
今は若い女将さんが小屋番してます
この女将さんもとても感じのいい女性で
いい小屋の主人はこうやって受け継がれていくのかな?って思いました
農鳥小屋の周りのルートには黄色いペイントで
とても分かりやすくなっていてその気配りに感動してしまった
女将さんに「このルートのマーキングはとても分かりやすいですね」
と言ったところ「先代が絶対道迷いさせたくないとの思いで付けたんだと思います」って言われた
名物頑固オヤジは登山者の安全を心から願っていたんだなって思いました
青空の中の縦走は最高ですね😍
自分も2度程北岳に登っますけど、最初は、キタダケソウをみたいがために、1日中亀の中🤣、まして、八本歯のコルからは土砂降りの雨😭、加えて雨が下からの吹き上がり😱、
キタダケソウを見る事は出来ましたが、山頂滞在時間は〜〜30秒〜〜😁
忘れがたい山行の1つです。
でも、二度目は晴天の中。
山頂で〜30分〜はまったりと 回りわ観ましたね🤩
ま〜、双方とも 日帰りです。
農鳥や間ノ岳にも 足を運びたいけど。。。
もう、体力が駄目かな😂
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