ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8726692
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳

2025年09月22日(月) 〜 2025年09月23日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
yokodai その他1人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
32:49
距離
28.6km
登り
2,303m
下り
2,300m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:45
休憩
0:50
合計
10:35
距離 15.4km 登り 1,921m 下り 772m
4:26
22
スタート地点
5:59
6:02
51
6:53
38
7:31
7:32
28
8:49
3
8:52
8:53
13
9:06
61
10:07
10:08
74
11:22
11:23
16
11:39
12:14
63
13:17
13:18
55
14:12
14:14
2
14:15
49
15:04
2日目
山行
6:20
休憩
0:19
合計
6:39
距離 13.1km 登り 379m 下り 1,521m
6:37
13
6:50
78
8:08
8:15
54
9:09
9:10
10
10:09
10:10
14
10:50
35
11:25
38
12:03
12:11
41
13:16
ゴール地点
天候 1日目:快晴→曇 2日目:曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
【鳥倉登山口】
鳥倉登山口は鳥倉林道の奥にある。第1駐車場にゲートがある為、ゲートから先は徒歩移動となる。第1駐車場から鳥倉登山口まで40分程。途中の崖が崩壊しかかっていて、それが林道封鎖の原因と思われる。ゲートさえなければもう少しアクセスが良くなるのだがなあ。
尚、ここは駐車場の争奪戦が激しい。自分らが0400頃到着した時は、既に第1、第2まで満車だったので一番遠い第3駐車場に停めた。
第3駐車場〜第2駐車場 徒歩5分程
第2駐車場〜第1駐車場 徒歩15分程
第1駐車場、鳥倉登山口にトイレ有り
自販機類なし
コース状況/
危険箇所等
【鳥倉登山口〜三伏峠小屋】
基本は樹林帯。よく整備されているが、トラバース区間は少し岩場があって注意を要する。丸太道を鋼製の階段に敷設し直してくれていて助かる。丸太区間は一か所のみでごく短い。

【三伏峠小屋】
日本最高所の峠らしい。
小屋内の洋式水洗トイレは300円で誰でも利用可。外のトイレは協力金100円
※お湯 水筒300円、マグカップ100円
※カップヌードル500円
※小屋で買った商品は回収してくれる
※長期デポ用の荷物置き場が小屋外にある(9/21〜24までデポと札がしてあってたまげた)
※塩見小屋はテン泊出来ない為、テントハイカーは皆三伏峠小屋を利用する。その為なのかは知らないが、行った時は水と麦酒以外の飲料が売切になっていた

【三伏峠小屋〜塩見小屋】
標高2650から2750あたりをアップダウンする。基本樹林帯。三伏山、のぞき岩、本谷山は展望良し。結構しっかり下って登るので体力を削られます。塩見小屋直下はハイマツ帯の中の岩場を登っていくが、ここ以外は傾斜は緩やかで歩きやすい

【塩見小屋】
1泊2食13000円
充電は小屋泊者は無料で可
行った時は山小屋WiFi故障中だった
特筆すべきはトイレ
サニタリー袋を穴の開いた椅子に敷いていたす。その袋をきつく結んで外の回収袋に入れる形。トイレの仕方は、小屋番の人が丁寧に教えてくれる。トイレのみ利用する場合はサニタリー袋を購入する必要あり。一回300円だったかな。この形の良い所はトイレが全く臭わない所。優れていると思った。
尚、男性小用のトイレは少し離れた屋外に一箇所ある。
夜ご飯は17時から、朝は0530から。
※おしるこ200円
※麦酒350ml 700円
※水 500円
※ヘルメットレンタル(確か一回500円、デポ5000円)
※小屋内で買った缶も回収しないので持ち帰る必要あり

【塩見小屋〜塩見岳】
小屋の裏から進む。少し下ってから、衛兵(ジャンダルム)的な存在である天狗岩に向かって登り返す。天狗岩を南から回り込むと、やっと本峰が見える。ここが塩見岳の核心部で、相応の注意を要す。ペンキ印ふんだんにあるし、要所で鎖もある。

【電波状況】
※docomoユーザーです
第3駐車場では圏外、ゲートを過ぎて鳥倉登山口までの途上の開けた所では電波が立った
樹林帯では基本つながらず
塩見小屋は場所によって圏外になったり3本立ったり極端。展望所が一番電波良かった
その他周辺情報 信州まつかわ温泉清流苑
※日帰り入浴600円
※現金オンリー
※露天風呂あり、サウナあり、水風呂あり
※休憩スペース、レストラン、売店あり
※松川IC近く
※最近リニューアルしたらしく大変綺麗
予約できる山小屋
塩見小屋
寺沢にたゆたう雲海が幻想的
2025年09月22日 05:23撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 5:23
寺沢にたゆたう雲海が幻想的
花と雲海
2025年09月22日 05:28撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 5:28
花と雲海
第3駐車場から1時間くらい歩いた
2025年09月22日 05:59撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 5:59
第3駐車場から1時間くらい歩いた
日本最高所の峠、三伏峠
2025年09月22日 08:29撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 8:29
日本最高所の峠、三伏峠
三伏峠小屋
2025年09月22日 08:49撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 8:49
三伏峠小屋
三伏山
2025年09月22日 09:02撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:02
三伏山
振り返って三伏峠小屋
2025年09月22日 09:02撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:02
振り返って三伏峠小屋
三伏山からは塩見岳が格好良い
2025年09月22日 09:03撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:03
三伏山からは塩見岳が格好良い
これから歩く稜線。見ての通り森林限界を超えてません
2025年09月22日 09:04撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:04
これから歩く稜線。見ての通り森林限界を超えてません
のぞき岩
2025年09月22日 09:40撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:40
のぞき岩
本谷山
2025年09月22日 09:58撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:58
本谷山
中央アルプス方面
2025年09月22日 09:58撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:58
中央アルプス方面
南アルプス北部の雄峰達
2025年09月22日 09:59撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 9:59
南アルプス北部の雄峰達
大分近づいてきた
2025年09月22日 10:27撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 10:27
大分近づいてきた
右が天狗岩で、左が塩見岳
2025年09月22日 11:38撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 11:38
右が天狗岩で、左が塩見岳
奥の尾根が仙塩尾根かな
2025年09月22日 11:38撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 11:38
奥の尾根が仙塩尾根かな
塩見小屋到着
2025年09月22日 11:39撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 11:39
塩見小屋到着
ラスボスへ
2025年09月22日 12:49撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 12:49
ラスボスへ
真っ白な中での登頂
2025年09月22日 13:20撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 13:20
真っ白な中での登頂
最高峰の東峰から三角点のある西峰を見る
2025年09月22日 13:51撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 13:51
最高峰の東峰から三角点のある西峰を見る
1時間待って、近くの尾根がようやく見えた
2025年09月22日 14:01撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 14:01
1時間待って、近くの尾根がようやく見えた
帰り際。一瞬青空広がる。
2025年09月22日 14:38撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 14:38
帰り際。一瞬青空広がる。
塩見小屋の夕食。ロールキャベツ、エビフライ等洋風仕立てで美味しかったです
2025年09月22日 16:56撮影 by  SO-52C, Sony
9/22 16:56
塩見小屋の夕食。ロールキャベツ、エビフライ等洋風仕立てで美味しかったです
翌朝、全く期待してなかったが少しピンクに輝いた
2025年09月23日 05:28撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 5:28
翌朝、全く期待してなかったが少しピンクに輝いた
帰る時、一瞬青空が広がる
2025年09月23日 06:37撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 6:37
帰る時、一瞬青空が広がる
烏帽子岳の向こうに滝雲出現
2025年09月23日 08:30撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 8:30
烏帽子岳の向こうに滝雲出現
ごく普通の樹林帯
2025年09月23日 10:30撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 10:30
ごく普通の樹林帯
静かで雰囲気の良い森
2025年09月23日 11:47撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 11:47
静かで雰囲気の良い森
下山後、少し青空が広がっている。でもまあ、塩見岳はガスってそうだね
2025年09月23日 13:10撮影 by  SO-52C, Sony
9/23 13:10
下山後、少し青空が広がっている。でもまあ、塩見岳はガスってそうだね
撮影機器:

感想

甲府の友人から久しぶりに連絡をもらったのは7月頃だった。

数年前まではちょくちょく山に付き合ってもらっていたのだが、結婚して子どもも産まれて、おまけに独立して山どころではなくなった。

が、奥さんの許可が出たので山に行けると言う。なんてありがたい。2人がまだ登っていない山にしよう、できれば有名な山で小屋泊したい。

そこで白羽の矢が立ったのが塩見岳だ。

気軽に決めたのだが、後で調べて眉をひそめる事になる。長野県の山のグレーディングによると、塩見岳の技術難易度はD。5段階評価の上から2番目。この上にあるのは大キレットだのジャンダルムしかない。

Dランクの他の山も見てみる。すべて自分は未経験。主だった他の県も見てみたが、自分は難易度Cまでしか経験が無いようだった。

ちゃんと登れるだろうか?
胸がざわつく。基本的にびびりなのである。
びびりだが、そこそこ経験してきた自負もある。いつか行くなら頼れる同行者が一緒の時の方が良い。友人は八峰キレットや不帰の嶮をソロで歩いた経験もあるし、劔岳なども経験済みだ

そんなわけで多少の不安を抱えつつ臨んだわけです。今、こうして投稿してるくらいだから、無事歩けました

山頂直下の急登は、まさにラスボスと評するに相応しい風格。長さはともかく質的には八峰キレットと難易度さほど変わらない、と友人の言葉をもらった。純粋に嬉しい。

肝心の塩見岳だが、山頂直下の難所以外難しい所はなく、むしろ歩きやすい。

ただ、あまりアルプスっぽくない。
ひたすら地味な樹林帯の中に沈み、たまに息継ぎよろしく標高を上げた瞬間だけ展望が開く。

塩見岳から先、仙塩尾根の稜線が見れたら違った感想になったかもしれない。生憎、登頂時はガスに追いつかれ、真っ白な世界が広がるのみ。深田久弥が絶賛したという富士山も不発でこれは少し残念だった。

帰りは松川IC近くの日帰り温泉へ。

山小屋で話した女性の方とは、帰りのスケジュールが似通っていたのか要所要所ですれ違う。聞くと、毎日あるぺん号のタクシー付きプランなるもので来たとのこと。登山口から日帰り温泉までハイエース的なジャンボタクシーで送ってくれて、風呂から出た頃合いに都内まで送ってくれるバスが迎えに来る素晴らしいセット。

日帰り温泉到着したら、向こうのジャンボタクシーが到着して、何度目かの別れの挨拶をしあったのが面白かった(笑)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:38人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら