塩見岳


- GPS
- 32:49
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,300m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:35
天候 | 1日目:快晴→曇 2日目:曇時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
鳥倉登山口は鳥倉林道の奥にある。第1駐車場にゲートがある為、ゲートから先は徒歩移動となる。第1駐車場から鳥倉登山口まで40分程。途中の崖が崩壊しかかっていて、それが林道封鎖の原因と思われる。ゲートさえなければもう少しアクセスが良くなるのだがなあ。 尚、ここは駐車場の争奪戦が激しい。自分らが0400頃到着した時は、既に第1、第2まで満車だったので一番遠い第3駐車場に停めた。 第3駐車場〜第2駐車場 徒歩5分程 第2駐車場〜第1駐車場 徒歩15分程 第1駐車場、鳥倉登山口にトイレ有り 自販機類なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鳥倉登山口〜三伏峠小屋】 基本は樹林帯。よく整備されているが、トラバース区間は少し岩場があって注意を要する。丸太道を鋼製の階段に敷設し直してくれていて助かる。丸太区間は一か所のみでごく短い。 【三伏峠小屋】 日本最高所の峠らしい。 小屋内の洋式水洗トイレは300円で誰でも利用可。外のトイレは協力金100円 ※お湯 水筒300円、マグカップ100円 ※カップヌードル500円 ※小屋で買った商品は回収してくれる ※長期デポ用の荷物置き場が小屋外にある(9/21〜24までデポと札がしてあってたまげた) ※塩見小屋はテン泊出来ない為、テントハイカーは皆三伏峠小屋を利用する。その為なのかは知らないが、行った時は水と麦酒以外の飲料が売切になっていた 【三伏峠小屋〜塩見小屋】 標高2650から2750あたりをアップダウンする。基本樹林帯。三伏山、のぞき岩、本谷山は展望良し。結構しっかり下って登るので体力を削られます。塩見小屋直下はハイマツ帯の中の岩場を登っていくが、ここ以外は傾斜は緩やかで歩きやすい 【塩見小屋】 1泊2食13000円 充電は小屋泊者は無料で可 行った時は山小屋WiFi故障中だった 特筆すべきはトイレ サニタリー袋を穴の開いた椅子に敷いていたす。その袋をきつく結んで外の回収袋に入れる形。トイレの仕方は、小屋番の人が丁寧に教えてくれる。トイレのみ利用する場合はサニタリー袋を購入する必要あり。一回300円だったかな。この形の良い所はトイレが全く臭わない所。優れていると思った。 尚、男性小用のトイレは少し離れた屋外に一箇所ある。 夜ご飯は17時から、朝は0530から。 ※おしるこ200円 ※麦酒350ml 700円 ※水 500円 ※ヘルメットレンタル(確か一回500円、デポ5000円) ※小屋内で買った缶も回収しないので持ち帰る必要あり 【塩見小屋〜塩見岳】 小屋の裏から進む。少し下ってから、衛兵(ジャンダルム)的な存在である天狗岩に向かって登り返す。天狗岩を南から回り込むと、やっと本峰が見える。ここが塩見岳の核心部で、相応の注意を要す。ペンキ印ふんだんにあるし、要所で鎖もある。 【電波状況】 ※docomoユーザーです 第3駐車場では圏外、ゲートを過ぎて鳥倉登山口までの途上の開けた所では電波が立った 樹林帯では基本つながらず 塩見小屋は場所によって圏外になったり3本立ったり極端。展望所が一番電波良かった |
その他周辺情報 | 信州まつかわ温泉清流苑 ※日帰り入浴600円 ※現金オンリー ※露天風呂あり、サウナあり、水風呂あり ※休憩スペース、レストラン、売店あり ※松川IC近く ※最近リニューアルしたらしく大変綺麗 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
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写真
感想
甲府の友人から久しぶりに連絡をもらったのは7月頃だった。
数年前まではちょくちょく山に付き合ってもらっていたのだが、結婚して子どもも産まれて、おまけに独立して山どころではなくなった。
が、奥さんの許可が出たので山に行けると言う。なんてありがたい。2人がまだ登っていない山にしよう、できれば有名な山で小屋泊したい。
そこで白羽の矢が立ったのが塩見岳だ。
気軽に決めたのだが、後で調べて眉をひそめる事になる。長野県の山のグレーディングによると、塩見岳の技術難易度はD。5段階評価の上から2番目。この上にあるのは大キレットだのジャンダルムしかない。
Dランクの他の山も見てみる。すべて自分は未経験。主だった他の県も見てみたが、自分は難易度Cまでしか経験が無いようだった。
ちゃんと登れるだろうか?
胸がざわつく。基本的にびびりなのである。
びびりだが、そこそこ経験してきた自負もある。いつか行くなら頼れる同行者が一緒の時の方が良い。友人は八峰キレットや不帰の嶮をソロで歩いた経験もあるし、劔岳なども経験済みだ
そんなわけで多少の不安を抱えつつ臨んだわけです。今、こうして投稿してるくらいだから、無事歩けました
山頂直下の急登は、まさにラスボスと評するに相応しい風格。長さはともかく質的には八峰キレットと難易度さほど変わらない、と友人の言葉をもらった。純粋に嬉しい。
肝心の塩見岳だが、山頂直下の難所以外難しい所はなく、むしろ歩きやすい。
ただ、あまりアルプスっぽくない。
ひたすら地味な樹林帯の中に沈み、たまに息継ぎよろしく標高を上げた瞬間だけ展望が開く。
塩見岳から先、仙塩尾根の稜線が見れたら違った感想になったかもしれない。生憎、登頂時はガスに追いつかれ、真っ白な世界が広がるのみ。深田久弥が絶賛したという富士山も不発でこれは少し残念だった。
帰りは松川IC近くの日帰り温泉へ。
山小屋で話した女性の方とは、帰りのスケジュールが似通っていたのか要所要所ですれ違う。聞くと、毎日あるぺん号のタクシー付きプランなるもので来たとのこと。登山口から日帰り温泉までハイエース的なジャンボタクシーで送ってくれて、風呂から出た頃合いに都内まで送ってくれるバスが迎えに来る素晴らしいセット。
日帰り温泉到着したら、向こうのジャンボタクシーが到着して、何度目かの別れの挨拶をしあったのが面白かった(笑)
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