谷川岳 西黒尾根〜オキノ耳 T.A氏に捧げるレクイエム

2016年05月23日(月) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 8.3km
• 登り: 1,427m
• 下り: 846m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:29
• 休憩: 0:59
• 合計: 6:28

8:15 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
8:19 8:22 西黒尾根登山口
10:11 10:18 ラクダの背(ラクダのコブ)
10:21 10:22 ラクダのコル
11:24 11:29 ザンゲ岩
11:48 11:48 谷川岳・肩の小屋
11:55 12:00 谷川岳（トマノ耳）
12:33 12:33 谷川岳（トマノ耳）
12:38 13:16 谷川岳・肩の小屋
13:41 13:41 天狗の留まり場
14:02 14:02 熊穴沢避難小屋
14:43 14:43 天神平
14:43 ゴール地点

写真撮影と二日連続登山のため、かなりゆっくりです。

天候

快晴時々曇り。暑い。
北西の風があったが山頂の気温22度。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

RW土合駅駐車。国道の通行規制が始まり、平日だが駐車料金500円

コース状況／危険箇所等

なし。西黒尾根は少し蒸し暑く、飛んでくる虫がうざい。
山頂直下残雪あるがノーアイゼン。
その雪融け水で天神ザンゲ岩先まで登山道に水が流れている。滑り転倒注意。
天神尾根はもろに日差しを浴びるので熱中症対策が必要。
詳細はブログにて掲載しております。
http://drf1969.blog.fc2.com/blog-entry-424.html
http://drf1969.blog.fc2.com/blog-entry-425.html

その他周辺情報

湯檜曽足の湯に寄ってリフレッシュ。貸し切り。
上毛かるた「み」みなかみ谷川スキーと登山、「る」ループで名高い清水トンネル

写真

5/23 7:49

関越道水上ICを降りると谷川岳が見える。
今日は亡きT.A氏に捧ぐ双耳峰への慰霊登山。

5/23 8:16

RW土合駅駐車場を出て国道を北上する。
一ノ倉への交通規制がある。
何度も自転車で来たことがあり、自転車は通行できる。

5/23 8:22

1年半ぶりの西黒尾根。故T.A氏に合掌を捧げて登山道口へ。
昨日の白砂山周回の疲れなどものともせず元気に歩む。

5/23 8:38

鉄塔。変わらずあるのは当たり前。

5/23 8:38

ひっそりと咲くウツボグサ。

5/23 8:53

変わりないのがうれしい。
樹林帯は少し蒸し暑い。虫のかまって攻撃もうざい。

5/23 9:48

白く可憐なタムシバ。

5/23 9:48

シャクナゲには虫が集まっていた。

5/23 9:49

日本有数の急坂と言われているが、こんなものだったか？
1年半前はかなり苦労したような気がしたが・・・
昨日は白砂山へも行き登山連続なのだが・・・と思ったのはラクダのコルまでだった。

5/23 9:50

登り切ると一気に視界が開ける。
そして岩場へとスタイルを変えていく。

5/23 9:56

ラクダのコブ最初のクサリ場に取り付く女性。

5/23 9:59

脇をお先に失礼して。岩場の上から白毛門、朝日岳。

5/23 10:02

谷川岳全容がやっと見えた。マチガ沢の雪渓。

5/23 10:04

岩場にひっそりと健気に咲くミヤマキンバイ 。

5/23 10:18

ラクダの背、コルに到着。

5/23 10:23

巌剛新道との分岐。まだまだ先は長い。

5/23 10:24

可愛らしいスミレ。

5/23 10:36

氷河跡手前から歩んできた道を振り返る。

5/23 10:48

ザンゲ岩までの急登。

5/23 10:48

双耳峰が呼んでいる。心の中は亡きT.A氏の思い出と共に。

5/23 10:51

雪融けによる滝。

5/23 11:11

岩場に咲くシャクナゲ。遠くに巻機山。
流石にこの急登はきつい。

5/23 11:14

氷河跡から来た道を振り返る。右手はRW天神平駅。

5/23 11:17

ザンゲ岩から氷河跡、ラクダのコル、遠くに武尊山、至仏山。
雄大で開放的な景色に暫し見惚れる。

5/23 11:42

笹群が見えてくれば肩の広場も近い。

5/23 11:42

天神尾根からの登山者が雪原を登っていく。

5/23 11:45

トマノ耳、オキノ耳を横から見る。西黒尾根を征した者だけが見ることが出来る最高の景色。

5/23 11:46

残雪を横断して肩の広場へ。

5/23 11:57

谷川岳山頂トマノ耳到着。合掌し三角点に触れた。

5/23 11:58

振り返ると肩の小屋、マナイタグラ、万太郎山・・・美しい景色を天国のT.A氏に捧ぐ。

5/23 11:59

吸い込まれるような万太郎谷。いくつもの沢が織りなす美しい谷。

5/23 12:00

オキノ耳へ向かう。流石に雪庇はないが残雪がへばりついている。

5/23 12:00

左手の白毛門山頂付近からのすさまじい沢が豪快。

5/23 12:14

ミネザクラ、マナイタグラ、万太郎山。吾策新道の急坂がすさまじい。

5/23 12:16

谷川岳山頂オキノ耳到着。山頂標に触れ合掌。

5/23 12:17

シャクナゲが咲く断崖。東尾根が見える。

5/23 12:17

一ノ倉岳、茂倉岳方面。お兄さんがお食事中。

5/23 12:18

旧道、蓬峠方面。白樺避難小屋が小さく見える。

5/23 12:21

オキノ耳を少し戻ってトマノ耳。

5/23 12:39

肩の広場に戻ってきた。青い空に方位塔。

5/23 12:40

鐘を鳴らし黙とうを捧げた。

5/23 12:49

肩の小屋西側のいつものベンチで昼食。
今日はタンドリーチキンサンドを作る。
自宅で仕込んでおいたチキンをフライパンで焼く。

5/23 13:02

セサミバンズを半分に割り、レタス、チェダーチーズ、タンドリーチキンダブルとマヨネーズで完成。愚弄者流インド人も驚きの大和男子大好きマヨカレーチキンバーガー。塩っぽいチェダーチーズがよく合う！

5/23 13:10

三個目は茹で卵をのせオープンサンド風にしてみた。これはこれでうまい！パン一個は予備食に残して再装備し下山。

5/23 13:20

天神尾根方面へ下る。涼しい雪原をスキーのようにスタンディングスライドしながら下りる。

5/23 13:23

登山道は雪解け水で沢の様だ。健気に咲くシヨウジョウバカマ一輪。

5/23 13:30

西側を見ると雄大なマナイタグラ、万太郎山。新緑の尾根が美しい。

5/23 13:44

シャクナゲ、歩んできた西黒尾根、ラクダのコル。

5/23 14:09

イワウチワだろうか？可愛らしくも変わった花びら。

5/23 14:12

天神尾根の長い木道を歩む。濡れると非常に滑りやすいので要注意。昨年は女性が一人亡くなっている。

5/23 14:30

天神尾根の開けたところから、登山道から見る最後の谷川岳。
また来る日まで・・・

5/23 14:41

RW天神平駅に来た。天神リフトが夏季営業していた。

撮影機器：

D700 ニコン

感想

ぐろさん

　知人を介して紹介されたT.A氏とはカメラ、谷川岳登山と趣味が共通していた。
私とは一回り年齢が上だがカメラのセンスは非常に素晴らしかった。
彼は30代〜40代にかけて縦走、馬蹄形など週末は谷川岳に入り浸りだった。
私も楽しくその話を聞いた。
いつかは一緒に登りたい旨をお話したら「もう年だからロープウェイで天神尾根からで、しかも休み休みだよ」
しかし約束を果たせぬまま、昨年夏末期ガンで余命3か月を告知され12月に亡くなった。彼の誕生月でもある5月に慰霊の登山をしようと前から決めていた。
せっかくだから彼の昔話を思い出して西黒尾根から計画。
私も一昨年の11月以来だからちょうどいいだろう。
昨日の白砂山は西黒尾根へのプロローグだな。
そして彼へのオマージュとレクイエムが谷川岳登山に決まった。

　国道291号は一ノ倉規制が始まり、通行止め。
自宅から自転車でも何度か一ノ倉沢まで行ったことがあり、自転車は通れる。
RW土合駅駐車場は平日いつもなら無料なのだが、駐車料金500円。
今朝は私の車一台だけ。帰りは10台以上止まっていた。

　23日の水上町の予想最高気温が25度で、この時期にしては非常に暑かった。
西黒尾根は少し蒸し暑く、腕や背中の汗がひどかった。
林間は日陰でいいが、開けた尾根は熱中症対策が必要。
水を3リットル持参したが、下山まですべて飲んでしまった。
ラクダのコル手前までの急坂はこんなもんだったけ？と、勘違いするほど楽に
登れたが、やはり氷河跡からザンゲ岩までが堪えた。
やはり足の疲れがあるのだろう、小休止を繰り返しながらなんとか3時間半でトマノ耳へ到着。そしてオキノ耳へ。天国のT.A氏へ山頂到達を報告し黙とうを捧げた。
「そしたら次は冬季に西黒ラッセルな」と聞こえたような・・・

詳細はブログにて掲載しております。
http://drf1969.blog.fc2.com/blog-entry-424.html
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