甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳(北沢峠ベースで1泊2日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,336m
- 下り
- 2,336m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 7:10
天候 | 5日 晴れときどき曇り 6日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(定員オーバーの際は増便あり。ただし人数が少ないと1本後のバスを勧められることがあります) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【仙丈ヶ岳】 ルート上に危険箇所はありません。仙丈小屋の水場はほとんど枯れていますが、薮沢・小仙丈分岐〜馬ノ背ヒュッテ間には給水できる沢がいくつもあります。 【甲斐駒ヶ岳】 北沢峠〜双児山のコースはかなり地味なので、個人的に登りには不向きです。 六方石〜山頂間の直登コースは岩登りが中心のバリエーションルート。目印を見失わず、三点支持を意識すれば初心者でも登れると思いますが、重装備では登りづらいと思うので、時間がかかっても巻き道コースがおすすめ。 |
その他周辺情報 | 仙流荘 日帰り\600 物見遊産手形が使えます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
雨具
登山靴
防寒着
行動食
非常食
飲料
タオル
帽子
地形図or登山地図
シルバコンパス
ナイフ
山行記録メモ
時計
携帯電話
カメラ
ヘッドランプ
救急医療セット
ザックカバー
バーナー・ガス缶
コッヘル
トイレットペーパー
箸
シェラカップ
調理用水
細引
携帯電話バッテリー・ケーブル
テント・ペグ・フライシート
シュラフ
サンダル
ランタン
図鑑類
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感想
当初は甲斐駒ヶ岳からアサヨ峰を越えて広河原、そこから次は北岳・間ノ岳と縦走し、仙塩尾根を北上して仙丈ヶ岳に登り、北沢峠に下山するという、3泊4日の予定でした。ですが事前の天気予報があまり良くなかったので、北沢峠をベースに個々の山を日帰りで歩く行程に変更しました。
そんなわけでまずは長衛小屋にテントを張って、最低限の装備(15Lのアタックザック1個)で仙丈ヶ岳へ。この軽装備もあって、かなり早いペースで仙丈ヶ岳を登れました。
平日とはいえかなりの混み具合。
晴れていたらもっと混んでいたでしょう。
山頂はガスガスで、なにも見えませんでした。
仙丈小屋まで下ってくると、次第にガスが晴れてきて、まぁ山歩きをやってりゃよくあることだなって思ったり。
仙丈小屋の水場は予想通り、ほとんど枯れていましたが、馬ノ背ヒュッテから藪沢小屋周辺の沢の水は潤沢でした。天気さえ荒れていなければ、安定した水場として使えると思います。
2日目は早朝から歩きはじめ、仙水峠から駒津峰へ。
仙水峠からの登りはなかなかの急登だったものの、森林限界が近くなると後方に栗沢山とアサヨ峰、地蔵岳のオベリスクがはっきり。標高が上がるにつれて塩見岳や間ノ岳、北岳が順に見えてきて、飽きずに登れました。肝心の甲斐駒ヶ岳だけは最後までガスの中だったものの、山頂に着く頃にはガスは完全に抜け、360度の大展望。
ちなみに六方石から山頂へは直登コース(バリエーションルート)と巻道がありますが、現場には「直登」「マキ道」と石に書いてあるだけなので、直登コース=バリエーションルートであることを知らずにうっかり直登コースを選んでしまう人が多いようでした。なお個人的な感想として、直登コースは赤い矢印を見落とさず、三点支持を意識して登ればさほど困難ではありません。ただし登り方(ムーブメント)がやや困難な場所もあります。一方の巻き道は初心者でも登りやすいものの、風化した花崗岩のザレ場で、小石や砂でやや滑りやすいのが難点です。
帰りは駒津峰から双児山を越えて北沢峠に下るコース。たいして展望が良いわけでもなく、想像以上に地味でした。これを登りに取るとかなりしんどいと思います。
一見、北沢峠から駒津峰に登るには双子山経由のほうが近いように見えますが、標準コースタイムで言えば双児山経由のコースと仙水峠を経由するコースではあまり時間が変わらないので、景色を楽しめる仙水峠コースが登りにはおすすめです。
そんなわけで北沢峠に下山。
ここからバスで広河原に移動し、翌日は北岳〜間ノ岳に登ろうと思っていましたが、山に来る前日に足の裏をケガしてしまい、甲斐駒ヶ岳の登りでそれが再び痛み始めてしまったので、一応は歩けるものの、大事を取って撤退することにしました。
往復のバス代はかかるとはいえ、この山域は麓にベースキャンプを張っていくつかの山を歩くという手が使えるので、テント泊山行を手軽に楽しめる良いエリアです。
次は今回断念した北岳〜間ノ岳、あるいは鳳凰山やアサヨ峰、それから仙丈ヶ岳にも再チャレンジしたいです。
一杯載っている山行を少しずつ見させてもらっています。
仙水峠から駒津峰の標高差500m直登は、自分的にはすごかったと記憶していますが、そうでもなかった?そもそも僕の場合、峠手前の岩塊斜面から圧倒されて気持ちが萎縮していて、雰囲気にのまれていたのかもしれませんが。次に登るときは黒戸尾根で登って双児山を下ろうかとも考えていましたが、コメントとても参考になりました。
六方石の先、知らずに直登コース2~3m位踏み入れて「!?」とコース間違えに気付いて戻ったのを思い出しました。あそこを登ったんですね。さすが!
いま、北アルプスに浮気中ですが、歩きたいメニューにしてある南アルプス北部の各種マイナーコース(コース難度でなく、ひと気がない)へも折りをみて行こうかな。早川尾根や仙塩尾根を思い出すと、上高地から槍ヶ岳迄って、水を気にせず歩けるネ。ありがたい… 雨降りでも孤独感ないし。
甲斐駒の直登コースは私も同じく、すぐに合流するだろうと思って(バリエーションルートの存在は知っていたものの、まさかそこが入り口とは思わず)踏み入れ、途中で気づくも「まあいっか」と登ってしまいました。軽装(岩場向き、という意味で)でしたし。
南アルプスは現在、塩見岳から南をどうやって歩こうかと検討中です。林道の土砂崩れなどが多く、飯田からのアプローチが難しいです。
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