富士サミット94



- GPS
- 09:51
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,521m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:32
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:50
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
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その他周辺情報 | 石和温泉 華やぎの章 慶山 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
ザックカバー
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
「姿が綺麗な富士山は、見るのが一番。」と、登るつもりは無かったのに、「登っとかなアカンで。」「行っとき。」と周りから固められ、「えっ??」と言ってる間に行くことが決まった。高所順応が遅いので、登りきれるのかが一番の心配だった。
富士山登山のガイド無しのバスツアーに申し込み、夜に出発。SAで時間調整をしながら8時前に富士スバルライン5合目に到着。すでに標高2305mのため、体を慣らすために、軽く食事をしたりゆっくり準備をした。その間も、観光バスが何台も到着し、外国からの観光客がやってくるが、登山ではなく5合目までの観光の方も多いようだった。
9時半に出発。馬がいて6合目〜5合目まで乗せてくれるそうだ。片道なんと1万円!!でも、時々、下山に疲れた様子のお客さんを乗せている馬とすれ違う。
6合目までは大して登らないため、体慣らしには丁度いい。6合目を過ぎると、ただひたすら地道に整備されたジグザグの道を登っていく。火山らしく、黒っぽく軽い砂と小石が混ざり合った土質で、所々歩きにくい。道幅は4人ぐらい並んで歩けるくらいあるので、ゆったり歩くことができた。7合目からは小屋が随所に建っているので、こまめにベンチに座って休憩し、高所順応しながら登っていく。小屋ごとに杖に焼印を押して、スタンプラリーのように楽しんでいるのは外国人が多く、休憩していると色んな国の言葉が飛び交い、日本じゃない気分になる。中には、小学生くらいのお子さん連れのお父さんもいて、前後にザックを持ったり、疲れた子供を上手に気分転換させて登っている。お父さんは大変だ!
8合目近くの3200mほどで時々ムカムカする。「出た!高山病!」と心配したが、立ち止れば消失。そんなことを3回ほど経験したが、それっきりだった。でも、ペースを一定に保たないと息切れしやすく、脈も早い。やっぱり酸素が薄くなってるのを実感した。立ち止まって景色を見ると、山の斜面がどこまでも下へと続いている。「これは、冬に滑落したらどこまでも滑り落ちるな・・。」と納得。
本8合目の小屋に15時過ぎに到着。キツキツ覚悟だったけど、予想以上にゆっくり体を休めることができた。16時からの夕食は、お肉の代わりにウィンナーとハンバーグが添えられた不思議なカレーで、美味しい訳じゃないけど、富士山名物っぽい。Tさんが、「食べて1時間は起きておかないと、高山病になるって言ってたからダメ。」と言うので、お腹がいっぱいになって眠たいのに、寝転んだまま眠気と戦う。
人が動く気配で目が覚めると、1時前ですでに出発していく人もいた。気温は5℃で星が出ている。頂上までは風がある中をゆっくりしか歩けないので、防寒をして1時半に出発。道幅が狭い所もあり、夜間登山で登ってくる人も合流してくるので、時々立ち止まるほどのペースで2時間半かかった。頂上はさらに風があり、夜明けまでじっと待つには寒いので、ツェルトを被ってカイロを貼って待機。ツェルトの外でぞくぞくと人が集まる気配がして、ガイドさんが注意点やご来光が良く見えるポイントなどを説明している。「そろそろやね。」と私たちも片づけをして、ガイドさんが言ってたご来光ポイントに移動した。
富士山頂の周りは見渡す限りの雲海で、その雲海が徐々にオレンジ色に染まり出したかと思うと、太陽が覗いた。それからは、太陽がどんどん光を増しながら昇って大きくなり、とても綺麗だった。富士山のご来光は格別だと思う。
景色を堪能して、下山を開始。ただひたすら下っていく。頂上ではダウンが必要だったが、夜明けとともに気温も上がり、徐々に薄着になりながら無事に5合目まで下りてきた。下山後のソフトクリームは美味しかった!
今回はツアーバスを利用したが、バスの運転手さんは丁寧で、添乗員のお姉さんは段取りがよく、下山後のお風呂も昼食も混雑を避けられるようにしてくれるなど、満足だった。たまにはバスツアー利用も気楽でオススメです。(A.Y.)
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