木曽駒ヶ岳・将棊頭山(福島Bコースから周回)


- GPS
- 11:53
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 1,967m
コースタイム
04:34 コガラ登山口(福島Bコース・茶臼山コース分岐)
04:47 車止めゲート
05:09 幸ノ川徒渉点
05:26 福島Bコース4合目
05:53 力水(福島Bコース4合半)
06:23 福島Bコース5合目
06:50 福島Bコース6合目
07:01 一休み 07:04
07:19 見晴台 07:23
07:30 木曽駒ヶ岳7合目避難小屋 07:35
08:06 山姥(福島Bコース7合半)
08:25 福島Bコース8合目(水場)
09:01 小休止(行動食) 09:08
09:36 木曽駒ヶ岳玉の窪山荘(福島Bコース9合目)
10:08 頂上木曽小屋
10:15 駒ヶ岳神社
10:16 木曽駒ヶ岳山頂
10:32 駒ヶ岳頂上山荘分岐
11:20 濃ヶ池分岐
11:26 小休止(昼食) 11:45
11:59 遭難記念碑
12:08 将棊頭山分岐
12:17 将棊頭山山頂(稜線を下山)
12:43 分水嶺
12:46 桂小場・茶臼山分岐
13:05 行者岩
13:18 茶臼山山頂
13:40 茶臼山コース九合目
14:01 茶臼山コース八合目
14:16 茶臼山コース七合目
14:44 茶臼山コース六合目
14:57 茶臼山コース五合目
15:13 茶臼山コース四合目
15:34 行者水
15:41 正沢川徒渉点(増水のため難儀する) 16:13
16:15 車止めゲート(登山ポストあり)
16:19 コガラ登山口(登山ポストあり)
16:23 福島Bコース駐車スペース帰着
天候 | 晴れときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路(2016/09/25):福島Bコース駐車スペース(16:45/286km)−国道19号−国道361号−伊那IC−中央自動車道−<辰野PA>−<境川PA>−(小仏30キロ渋滞)−首都高速−都内(22:25/556km) ■駐車場 福島Bコース駐車場は、ゲストハウスヒルトップから更に200メートルほど登った所、コガラ登山口の少し手前に詰めれば20〜30台ぐらい駐められるスペースがあります。 車高のあるオフロード車ならコガラ登山口から更に奧まで入れそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■福島Bコース駐車スペースまで 国道19号線原野交差点を左折して登山口までコンビニはありません。国道19号線沿いに何軒ものコンビニがありますので、必要なものは原野交差点を曲がる前に買い揃えましょう。 ただし、水に関しては木曽の名水「木曽駒冷水」が元新和スキー場の道路沿い豊富に出ていますので、ここで無料の名水を詰めた方がお得です。 ■駐車スペースから木曽駒ヶ岳 駐車スペースから5分ほど歩くとコガラ登山口です。ここで二手に分かれ、左手は茶臼山コース、福島Bコースは右手に行きます。 コガラ登山口から30分ほど林道を歩きます。途中に車止めゲートがあります。 林道が終わると幸ノ川へ降り立ち、対岸への徒渉になります。橋などのお助けの渡しのようなものはありませんでした。今週降った雨で水嵩は増していると思いますが、飛び石で渡れました。 20分ほど急坂を登ると、4合目の標記があります。尾根沿いに登っていると思われる登山道、30分ほど登ると力水と書かれた水場があります。冷たい水が豊富に出ていました。 7合目の避難小屋からはトラバース道になります。それほど危険な場所はありませんが、左側が切れ落ちていますので、足元に注意して歩きましょう。 8合目には大きな水場があります。7合目の避難小屋は、8合目から水を引いているようです。 8合目を過ぎてしばらくすると森林限界になり、木曽駒ヶ岳のコルへ突き上げます。コルから30分ほどで山頂です。 ■木曽駒ヶ岳から茶臼山 木曽駒ヶ岳から将棊頭山までは起伏もそれほどキツくない稜線歩きです。濃ヶ池分岐の手前に馬ノ背がありますが、注意して歩けば問題はありません。 将棊頭山から分水嶺へは、通常は西駒山荘を経由して行きますが、稜線上を下って行くことができます。地図には記載はありません。ハイマツが被さってウザイ場所がありますが、危険な箇所は無いと思います。 桂小場への分岐を左手に進むと、行者岩から茶臼山の山頂です。 ■茶臼山からコガラ登山口 茶臼山コースにも九合目から四合目までの標記があります。 九合目から五合目まではシラビソの樹林帯で、急坂もありますが枯葉を敷きつめた足に優しい登山道です。 五合目からは植林されたカラマツ林につけられた登山道で、急坂の上に足元の岩が動いたり、雨に濡れて滑りやすかったりして、膝に厳しい登山道です。 急坂が終わり平坦になった頃、目の前に正沢川が現れます。吊り橋があったようですが、流されて影も形もありません。夏場の渇水期は問題ないようですが、それでも登山道に貼られている写真を見ると膝程度の深さはあるようです。今回は今週降った雨で水嵩が増し、浅い所で腰の下ぐらい、急流のため徒渉は困難です。セルフビレーをして何とか渡りましたが、水圧がありビレー無しでは危険です。思えば登山道のあちこちに注意喚起の張り紙がありました。 |
予約できる山小屋 |
西駒山荘
|
写真
感想
この週末も秋雨前線が居座り、どこもパッとしない。
その中で晴れは望めないが濡れることはないだろうの山は八ツかな...
久しぶりに阿弥陀の中央稜へ行く予定を立てていた。
週末が近づくと、同じ内陸なら中央アルプスの方が晴れそうな気がしてきた。
未だ登ったことがない木曽側からの木曽駒ヶ岳、そして将棊頭山から茶臼山を廻って木曽に戻る。
福島Bコースからの周回をGPSに転送した。
この周回ルートには最初と最後の2箇所の徒渉があることは分かっていた。
最初に福島Bコースの登り始め、幸ノ川の徒渉。
最後に茶臼山コースの元スキー場手前、正沢川の徒渉。
今週の木曽地方は大半が雨だったのではないだろうか。
幸ノ川の徒渉は5時10分頃、まだ薄暗かったがハイカットの登山靴で何とか石飛びで渡れた。ローカットだったら水が入ったかも知れない。川の流れもそれほど速いという感じではなかった。
正沢川の徒渉については、吊り橋が流されたため、という知識程度。ヤマレコの写真で見た渇水期の正沢川は、丸太2本が掛けられて簡単に渡れそうだった。
思い返せば、登山口からコース上の随所に注意喚起の張り紙があったが、熊に注意の張り紙程度に気にすることもなかった。
茶臼山へ向かう桂小場への分岐にも張り紙があった。ここで初めて「増水時は危険」、「渡るのはお止め下さい」の文字を見た。茶臼山の山頂手前には、「正沢川の水が多いときは渡れません!」(感嘆符付き)、「雨が降るとすぐに増水します」の文字...
木曽地方、今週はほぼ毎日雨が降ったのではないだろうか...ヤバイ!
このときは腰までの水没は覚悟したが、それほど急流だとは考えなかった。
正沢川を前にして、これは渡れないと思った。流れが速すぎる。深さは腰の上ぐらいだろうか...
どこか渡れる所がないか、上流も下流も探したが無理だった。
この流れでは、ストックで踏ん張っても、流れの中に立ち入ることさえ無理だと思われる。すぐに水流に流されるだろう。
ビレーなしで渡るのは危険。ザイルやハーネス、アッセンダーなどは車の中、だってハイキングだもの...
足は死んでいるので登り返して戻るのは無理。ツエルトを出してビバークすることも考えた。
流された吊り橋の残骸と思われるワイヤーが対岸まで延びている。中ほどは水中に沈んでいるが、これにセルフビレーをとって渡る以外に方法はない。
常時ザックに括り付けているシュリンゲが3本、カラビナが2個、簡易ハーネスを作ってワイヤーにカラビナを掛けようとしたがワイヤーが太すぎてカラビナが掛けられない。
見た目、ザックの底は水に浸かりそうだったので、濡れてまずいものはザックの上部に積み替えた。
シュリンゲをワイヤーに掛けて水中へ...深い、腰のチョット下まで水没。川の中ほどは水流も早く、水圧も結構なものだった。巻き上げた水流は胸まで濡らした。ビレーを取っていなければ、流されたかも知れない。
日帰りのハイキングでもツエルトやシュラフ、コンロは入れているが、ザイルやハーネス、ガチャまで入れたらビールを入れるスペースがなくなる...
調査不足で大反省のハイキングでした。
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