大弛峠から金峰山・北奥千丈岳・国師ヶ岳（山頂動画あります）

2016年10月21日(金) [日帰り]

• GPS: 09:19
• 距離: 12.5km
• 登り: 792m
• 下り: 769m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:51
• 休憩: 3:07
• 合計: 8:58

4:20 大弛峠
4:49 4:50 朝日峠
5:17 5:17 大ナギ
5:40 5:50 朝日岳
6:49 6:56 金峰山
6:58 8:09 五丈石
8:12 8:32 金峰山
9:37 9:45 朝日岳
9:59 9:59 大ナギ
10:15 10:15 朝日峠
10:38 10:52 大弛峠
11:04 11:12 夢の庭園
11:28 11:32 前国師ヶ岳
11:37 11:38 三繋平
11:46 12:14 北奥千丈岳
12:17 12:18 三繋平
12:24 12:36 国師ヶ岳
12:41 12:41 三繋平
12:46 12:46 前国師ヶ岳
13:05 13:07 夢の庭園
13:18 大弛峠

天候

晴のち曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

塩山から大弛峠までは舗装された良い道で、大弛峠には長野県側を含めて30台位は駐車できそうです。

コース状況／危険箇所等

登山道は明瞭で、危険な場所はありません。一部分、濃霧等の際に迷い込みそうな場所にはロープが張られていました。

その他周辺情報

下山後は、塩山市街の「はやぶさ温泉」（600円／2時間）
http://www.hayabusaonsen.net/
で汗を流しました。100％源泉掛け流しで湯温も丁度良い加減、少しツルッとした感じがとても気持ち良かったです。

写真

10/21 4:16

大弛峠で車中泊しました。3:45起床
4:20大弛峠出発
ヘッドライトの明かりを頼りに登山道に入っていきます。
ヘッドライトの明かりの有り難さを改めて実感しました。

10/21 5:47

登り始めて1時間20分。
朝日岳に到着。
国師ヶ岳方向から日が昇り始めました。
ここでヘッドランプをしまいました。

10/21 5:48

雲海の彼方に富士山が見えます。

10/21 5:51

みるみる色が変わっていきます。
3分で赤みがピークを迎えました。

10/21 5:51

国師ヶ岳方面も大分明るくなりました。

10/21 5:52

1、2分程登ると朝日岳山頂に到着

10/21 5:52

見落としてしまいそうな手書きの標識がありました。

10/21 6:05

朝日岳で金峰山が姿を現しました。

10/21 6:05

朝日が五丈岩を照らしています。

10/21 6:44

朝日岳から約115m下ってから登り返して森林限界を越えました。
金峰山山頂は目前です。

10/21 6:50

金峰山山頂に到着
実に28年振りの金峰山です。懐かしいなぁ。
八ヶ岳が良く見えています。

10/21 6:56

五丈岩もドーンと見えています。
いつ見てもカッコ良いです。

10/21 6:57

28年前は快晴でしたが、今日も視界良好
富士山と五丈岩の両方が見えるなんて贅沢なロケーションです。

10/21 6:58

八ヶ岳も全部見えます。

10/21 6:58

五丈岩の向こう側には南アルプス

10/21 7:08

さてさて、朝食にしますか。
起き抜けには食事が喉を通らないので、牛乳を500ml飲んだだけでここまで来ました。

10/21 7:40

五丈岩は何度観てもカッコ良いなぁ。

10/21 7:41

八ヶ岳

10/21 7:41

八ヶ岳の手前には瑞牆山
瑞牆山を下から見上げると壮観なのですが、金峰山から眺めるとちっぽけに見えてしまいます。

10/21 7:42

五丈岩、南アルプス、八ヶ岳の共演です。

10/21 7:42

南アルプス、八ヶ岳、右奥に北アルプス

10/21 7:42

五丈岩の前から金峰山を振り返るとこんな感じ

10/21 7:43

五丈岩の前から東西南北に登山道が付いています。
昇仙峡から歩いて登ってくる人はいるのかなぁ？

10/21 7:44

多分ですが、奥側左手から、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬三山、白馬乗鞍岳辺りが見えているのだと判断しました。

10/21 7:45

五丈岩正面(?)はカッコ良いですね。
私がここにいる間に4名の方が登頂を試みていましたが、皆さん上から2段目（右側に隙間が見える段）までから先に登ることができずに断念されていました。
かく言う私は、チャレンジすらしませんでした。

10/21 7:47

五丈岩を南側から見るとこんな感じ。
全然印象が違います。

10/21 7:46

朝日岳、北奥千丈岳と富士山の間に丹沢が見えます。

10/21 7:48

五丈岩の南側から富士山

10/21 7:49

右側から、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、上河内岳、・・・
かなぁ？
随分遠くまで見えるなぁ。

10/21 7:50

五丈岩の前から金峰山、朝日岳、北奥千丈岳方面

10/21 7:50

金峰山山頂

10/21 7:51

五丈岩

10/21 7:52

鳥居の前から五丈岩

10/21 7:53

中央は八ヶ岳
左手の鋸岳の向こう側に見えている山は中央アルプスかな?

10/21 7:53

五丈岩の前に設置されている展望図は、割とアバウト

10/21 7:54

こんな感じで設置されていました。

10/21 8:22

五丈岩の周りでの景色を十分堪能しました。
そろそろ戻りましょう。

10/21 8:23

金峰山山頂まで戻りました。

10/21 8:23

五丈岩の右手は、大日岳、富士見小屋方面へつながる尾根です。
28年前は、こちら側から登って来ました。

10/21 8:23

ここ金峰山も広葉樹が少なく紅葉した木がほとんどありませんでしたが、瑞牆山、小川山方面も色付く木々は少ないようです。

10/21 8:23

小川山（中央）の右奥が浅間山、その右手前が御座山のようです。

10/21 8:23

金峰山山頂から大弛峠方向を見ています。
右側手前のピークは朝日岳
朝日岳の左奥に3つのピークが見えますが、中央が甲武信ヶ岳、左が三宝山、その左のギザギザしたところが両神山
その左手奥に赤城山、男体山、日光白根山も薄っすらと見えました。

10/21 8:24

中央手前が鉄山、鉄山のピークは通りませんが、ピークの直ぐ左を通り、その左手の朝日岳を通って大弛峠に戻ります。

10/21 8:24

おぉ。またまたチャレンジャー現る。
この方も、この上の段に上がることができずに断念されました。

10/21 8:28

金峰山山頂を出発します。
1時間半以上も山頂付近に滞在しました。

10/21 8:28

山頂直下、この岩の下をくぐり抜けて行きます。

10/21 8:31

岩をくぐり抜けた先にも岩が累々とした道を進みます。

10/21 8:36

富士山が少し霞んできました。

10/21 8:36

少し進んで山頂を振り返ります。

10/21 8:38

再び岩が堆積した場所を通過します。

10/21 8:38

ここから樹林帯に下って行きます。

10/21 8:44

金峰山と小川山の間には、奇岩、巨石が多数見えます。

10/21 8:45

ガスっちゃうと分かり難くなるのかな？
ケルンがありました。
ケルンの向こう側は八ヶ岳です。

10/21 8:46

山頂を振り返ります。
山頂に人が立っています。

10/21 8:46

金峰山小屋が見えました。

10/21 8:46

小屋の近くにも巨岩がありますね。

10/21 8:52

鉄山に向かって下って行きます。

10/21 9:04

鉄山のピークは通りませんが、標識があります。

10/21 9:09

鉄山と朝日岳の間の鞍部

10/21 9:09

鉄山と朝日岳の間の鞍部

10/21 9:09

壊れかけの丸太ベンチがありました。

10/21 9:20

登山道の両側には苔類が発達しています。

10/21 9:28

先程の鞍部からアップダウンして、ここから朝日岳への登りが始まります。

10/21 9:32

途中に少しザレた場所があります。

10/21 9:35

紅葉した木は、この木以外にはほとんどありませんでした。

10/21 9:35

朝日岳まで戻ってきました。

10/21 9:43

朝日岳

10/21 9:43

朝見えていた富士山とは雰囲気が全然違います。

10/21 9:44

立ち枯れの木が目立ちます。

10/21 9:51

朝日岳直下の岩がゴロゴロしている場所。
往路では、ここでヘッドライトを外しました。

10/21 9:51

金峰山の北側の低山は、良い感じで紅葉していました。

10/21 10:06

立ち枯れた木々の間から富士山が見えました。

10/21 10:10

朝日峠まで下ってきました。

10/21 10:11

朝日峠の標識

10/21 10:11

朝日峠には、ケルンがありました。

10/21 10:19

所々で立ち枯れた木が目立ちます。

10/21 10:25

間もなく大弛峠

10/21 10:28

登山道は明瞭です。

10/21 10:38

大弛峠に戻ってきました。
長野県側は未舗装です。
右端に写っているカブだけが昨晩から駐まっていました。

10/21 10:38

大弛峠、山梨県側

10/21 10:39

大弛峠から金峰山方面への登山道入口

10/21 10:39

大弛峠、山梨県側の駐車場

10/21 10:40

大弛峠、右側に小屋とテントサイトがあります。

10/21 10:40

「大弛峠（2365m）は、車で越えられる峠としては日本一標高が高い峠」だそうです。・・・塩山から遠かったなぁ。

10/21 10:41

大弛峠から国師ヶ岳まで1.2km

10/21 10:41

登山道入口

10/21 10:41

大弛峠に設置されている案内図

10/21 10:53

峠の直ぐ先に大弛小屋

10/21 10:53

「本日仕入れのため下山しています。16:00までに戻ります」との掲示板がぶら下がっていました。

10/21 10:54

小屋の前を通って登山道に入ります。

10/21 10:54

あれれ？大弛峠には、2365mと表示されていたけど、「ここは2360おおだるみ」と表記されている。逆じゃないかなぁ？
こっちの方が5m位高いよ。

10/21 11:00

登山道は、少し先から木製階段が続きます。

10/21 11:11

夢の庭園分岐（上部側）

10/21 11:22

前国師ヶ岳の少し手前まで木製の階段等が8割方設置されていました。

10/21 11:28

前国師ヶ岳手前で開けて北奥千丈岳（奥秩父最高峰）が見えました。

10/21 11:32

前国師ヶ岳

10/21 11:38

前国師ヶ岳から少し下ると北奥千丈岳への分岐があります。

10/21 11:45

北奥千丈岳（2601m）
奥秩父最高峰に登頂しました。

10/21 11:48

金峰山も良く見えています。

10/21 11:49

中央の立ち枯れた木の間に白っぽく見えるのが国師ヶ岳（日本三百名山）です。

10/21 11:50

山頂に人がいるのが見えます。

10/21 11:50

北奥千丈岳山頂の岩場に狛犬(?)が置かれていました。

10/21 12:06

少し曇ってきました。

10/21 12:07

南側から雲がわき上がってきています。

10/21 12:08

北側はまだ視界良好です。
中央が国師ヶ岳山頂

10/21 12:11

南側から天気が崩れてきた感じです。

10/21 12:12

北側は、まだ視界良好です。

10/21 12:33

国師ヶ岳山頂

10/21 12:32

国師ヶ岳から北奥千丈岳

10/21 12:32

国師ヶ岳山頂、西、北、東側の展望はありません。

10/21 12:33

国師ヶ岳の山頂は余り広くありません。
南側しか開けておりませんので、北奥千丈岳の方が展望が良いです。

10/21 12:33

国師ヶ岳山頂

10/21 12:33

地図には、西沢渓谷への登山道が表記されていますが、下らない方が良いみたいです。

10/21 12:45

前国師ヶ岳まで戻ってきました。
雲で視界が無くなりました。
早立ちで行って来て良かったです。

10/21 13:08

復路は、夢の庭園の立ち寄ることにしました。
夢の庭園に向けて下って行きます。

10/21 13:09

大弛峠が見えてきました。
この辺りが「夢の庭園」の様ですが、どこの何が夢の庭園なのか理解できませんでした

10/21 13:10

夢の庭園の説明看板

10/21 13:11

夢の庭園と国師ヶ岳方面への分岐（下側）

10/21 13:17

大弛小屋まで戻ってきました。

10/21 14:54

帰途は、はやぶさ温泉に立ち寄って汗を流しました。
http://www.hayabusaonsen.net/
一見、立派な民家の佇まいです。

10/21 14:54

立派な庭園があります。

10/21 14:54

はやぶさ温泉の玄関

10/21 14:55

2時間までの利用で600円

10/21 15:38

館内には、何やら怪しげな人形が

10/21 15:38

温泉効能などが示されています。

10/21 15:38

脱衣室

10/21 15:39

源泉掛け流し、湯量も豊富です。

10/21 15:39

露天風呂

10/21 15:53

玄関を入った先のカウンター前には、野菜や果物が販売されていました。

10/21 15:53

葡萄とトマトをお土産に購入しました。

10/21 15:54

玄関先

10/21 15:55

良いお湯でした。
有り難うございました。

カシミール3DでGPSログから作図した地図

カシミール3DでGPSログから作成した高低図

撮影機器：

COOLPIX AW120 ニコン

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 携帯 時計 サングラス ストック カメラ

感想

山賀大好

紅葉の山歩きをしたいと思い、山行前々日に金峰山行きを決めました。
週間天気予報では、晴時々曇。静かな山歩きを楽しめそうな予感がしました。
金峰山は28年振りです。28年前は、瑞牆山と合わせてみずがき山荘から登りましたが、今回は軟弱登山で大弛峠に車中前泊して奥秩父最高峰の北奥千丈岳にも登る計画を立てました。
19日（木）は、一般道を通って塩山に向かい、夕食を済ませてからコンビニで弁当などを調達してから大弛峠に向かいました。
塩山から大弛峠までは、舗装された良い道でしたが、くねった道を1時間以上走るので結構疲れました。
大弛峠には20時半に到着しましたが、既に4台の車が駐まっていました。直ぐさまベットメーキングをしてから各種燃料（ビール、焼酎、日本酒）を補給して就寝。
外気温は6度でしたが、車内は快適でグッスリ寝られました。

翌20日（金）は、3:45に起床。
駐車車両は9台になっていました。
外気温は4度。少し寒いけど、歩けば直ぐに寒さを感じなくなるでしょう。
以前は、起き抜けでも無理矢理朝食をとりましたが、昨今は、途中で朝食をとるスタイルに切り替えました。着替えをして、真面目に準備体操をして4:20にスタート。
ヘッドライトの明かりを頼りにゆっくりと登山道を進みます。
踏み跡はしっかりしていて危ない場所もなく、ゆっくり歩けば問題無い道でした。
登り始めてから1時間10分位で朝日岳手前の岩がゴロゴロして視界が開けた場所に到着すると、東の空が明るくなってきてヘッドライトの明かりが無くても歩けるようになりました。
朝日岳山頂で空が赤くなりました。みるみる色が変わっていきます。良い眺めを堪能することができました。早立ちした甲斐がありました。
朝日岳からは、今回の登山で初めて金峰山が見えました。
朝日岳からは、約110m程度下ってから登り返します。
金峰山山頂は、期待どおり360度の大展望でした。予定では、滞在時間を1時間程で設定していましたが、見飽きることのない展望でしたので、1時間40分位滞在してしまいました。
その間、4、5名の方が五丈岩への登頂を試みていましたが、成功者は現れませんでした。
後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にしました。登りの時は、ほとんど写真を撮らずに登って来たので、所々で写真を撮りながらゆっくりと大弛峠に戻りました。
大弛峠に戻ると駐車場は満車。山中でも多くの登山者に会いましたが、平日でもこの賑わいだと土、日の混雑は相当なものになるのだろうと思いました。
大弛峠でコンロやコッフェルを車に降ろし、次の目的地、北奥千丈岳を目指しました。前国師ヶ岳の手前まで8割方木製の階段等が設置されていて歩き易くなっています。自然のままの登山道が良いのか、この様な人工工作物が良いのか賛否両論があると思いますが、登山道の崩壊を防ぐためには工作物で保護した方が良いのだろうと思いますが、設置・維持費用は莫大な金額を要すると思います。
北奥千丈岳や国師ヶ岳は、金峰山よりはマイナーな山だと思いますが、こちらにも大勢の登山者が登って来ていました。
北奥千丈岳は、東側が樹林で展望がありませんが、金峰山も良く見て良い山です。
国師ヶ岳は三百名山に数えられていますが、南側しか開けていません。
個人的には、北奥千丈岳の方が良い印象です。
大弛峠に戻る際に「夢の庭園」経由で下山しましたが、庭園という印象は持ちませんでした。

帰途の途中では、はやぶさ温泉に立ち寄りました。
源泉掛け流しで湯温も丁度良く、湯も滑らかで良い温泉でした。

金峰山山頂から360度の映像




五丈岩の前から360度の映像




北奥千丈岳から360度の映像




大弛峠の映像




金峰山・五丈岩の前からTHETA画像
https://theta360.com/s/2blnHvcdoZ3XdYNMQuSjaFuJY