唐松岳 〜雲上の尾根〜
kennken
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,077m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:55
08:50 1836m八方池山荘
09:35 2067m八方池
10:45 2431m丸山
11:25 2627m唐松岳山頂山荘上部
11:45 2696m唐松岳 12：45
13:00 2627m唐松岳山頂山荘上部
13:35 2431m丸山
14:15 2067m八方池
14:45 1836m八方池山荘
【登り時間：02：55】
【下り時間：02：00】
【山頂時間：01：00】
【総行動時間：05：55】
| 天候 | 【長野県北部（長野）の当日天気】 天 気：晴れ 最高気温：14.9℃ 最低気温：6.0℃ 露点温度：3.6℃ 湿 度：50％ 風 向：北 風 速：5m/s 現地気圧：968.9hPa 海面気圧：1018.1hPa 降 水 量：0.0mm 積 雪 深：--- 日 の 出：6:03 日の入り：17:00 【現地気候】 朝7:00には白馬村山麓から後立山連峰は雲の中。ゴンドラとリフトで 八方池山荘に上がっても雲。でも歩き始めてしばらく雲が切れ始めると いつもの大展望。八方尾根の魅力は歩き始めからの大展望にありますな。 天候は丸山からの稜線で風が強くなり、丸山からアウターを羽織りました 唐松岳山頂で、強風であまり長い時間滞在できないかと思いきや、以外に 12:00近くは風も弱るく1:00も滞在できました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
《住処：06：00〜北陸自動車道〜第3駐車場：07：50》 【駐車場】 八方駅近くの駐車場は有料500円 無料駐車場 第3駐車場200台(八方駅にも近くて共同浴場「第二郷の湯」近し) 第5駐車場100台(白馬大橋側 ちと駅から遠い) 第6駐車場400台(ジャンプ競技場側) ※シーズンOFFの平日にて、八方駅直下の駐車場に無料で駐車できます 【ゴンドラ・リフト：グリーンシーズン】 八方アルペンラインはの3つの索道、 八方尾根ゴンドラリフト→アルペンリフト→グラートクワッドリフトの 総延長は3,445m。標高差1,060m。 一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの第1ケルン・八方池山荘へアプローチ。 料金:八方アルペンライン通し券(往復:2900円)発行日から3日有効 リフト営業時間と料金HP http://www.hakuba-happo.or.jp/sightseeing/alpineline/ 【会員特典・優遇割引】 ・JAF会員優待施設 もう運賃の割引なし。併設の売店で使用できる200円分の金券 ・モンベル会員特典 JAF同様に運賃割引なし。併設の売店で使用できる200円分の金券 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【登 山 道】 �吉�方山荘〜第二ケルン〜八方池（第三ケルン） 八方池山荘も横から遊歩道に入り、左：湿地コースと右：尾根コースに分岐します。 登りは右尾根コースを辿ろうと思ったのですが現在危険とのことで通行禁止でした。 右の登山道が通行禁止のために、左：湿地コースの木道から登りました。 木道は観光客も多くて思うように歩けないこと多いですが・・・ 木道コースからしばらく歩いて小さな小屋のトイレに着いて、その先で第二ケルンに着きます。 第二ケルンからはハイマツ帯の傾面に設けられた階段状のステップを登っていきます。 そしてある意味唐松岳八方尾根の顔とも言える八方ケルンを過ぎて八方池に着きます。 �饗荵哀吋襯鵝租眈廠� 八方池上部の第三ケルンからは観光客はメッキリ減って、静かな山行になります。ダケカンバの巨木帯が 下ノ樺で、ダケカンバ帯の急登を登って尾根の南側に回りこむ。山腹から傾斜が緩み登山道を進むと ダケカンバを中心とした灌木帯で上ノ樺となり、少し進むと雪田の残る扇雪渓に出ます。 再び傾斜のあるダケカンバ帯を登ると丸山手前でまだ残雪があり小雪渓登りし丸山に着きます。 丸山から徐々に稜線の登山道は痩せてガレで行きます。 そして山腹を左に山腹を巻くように進みます。ガレ沢には防護ネットが張ってあります。そしてクサリ場を通過 左から回り込んで稜線に出ると唐松山頂山荘に着きます。 山荘から唐松岳山荘は往復30分くらいです。 |
| その他周辺情報 | 【登山ポスト】 八方駅内に登山届けBOXあり 【ト イ レ】 ・八方駅 【小 屋】 小 屋 名：唐松岳頂上山荘（標高2610m） 住 所：〒399‐9301 長野県北安曇郡白馬村北城6336番地 電 話：山荘直通：090-5204-7876 営業期間：2013年：4月29日（月）〜10月20日（日）までお泊り 宿泊料金：1泊2食 9000円〜 ※夕食・朝食を豪華にすると料金UP さらに、別館では無くて本館の宿泊にすると800円UP 別館は食堂まで外を歩かなければなりません。 素泊まり 6300円 お弁当 1200円 建物内に自炊用設備なし お水は？：宿泊者も飲水不可の水はあるものの、飲水可の水は有料でした 一番安い水で500ml80円でも、そのままの飲水は不可で煮沸消毒必要でした。 詳しい料金は写真を参照下さい。 携帯電話：ドコモ：可、au：可、ソフトバンク：不可、公衆電話なし テント場：30張、500円/人、砂利、小屋すぐ、トイレは小屋で200円/回 H P：http://karamatsu.jp/index.htm 【唐松岳（からまつだけ：2,695.8 m）について】 長野県と富山県の境界上の一座。南北に連なる後立山連峰のほぼ中間に位置し、北へ鑓ヶ岳、 杓子岳、白馬岳と続き、南は五竜岳、鹿島槍ヶ岳へと続く。 一方、東は八方尾根が、西には餓鬼尾根がのび、奥鐘山を経て黒部峡谷の欅平対岸に達する 北面へは姫川支流の松川の上流、南股入の1源流唐松沢が突上げている。 西面は黒部の流域でm、祖父谷、餓鬼谷などの源流が突上げている。 山頂には二等三角点があり、点名は『唐松谷』唐松岳は信州側の名で越中側の古称は 『上犬ヶ岳』 長野・富山どちら側からも三角形のとがったピークを見せる。 【日帰り温泉】 白馬八方温泉 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/ 【第一郷の湯】 お問合せ:0261-72-5705 営業時間 :正午〜21:00(最終受付 20:30) 定休日:水曜日(7月下旬〜8月中旬 無休) (12月下旬〜3月末 無休) http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/daiichisatonoyu/ 【第二郷の湯】 お問合せ:0261-72-6541 営業時間:正午〜21:00(最終受付 20:30) 定休日:火曜日 (7月下旬〜8月中旬 無休) (12月下旬〜3月末 無休) http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/dainisatonoyu/ 【みみずくの湯】 お問合せ:0261-72-3745 営業時間:▼4月上旬〜11月上旬 10:00〜18:00(最終受付 17:30) ▼早春営業 2月26日(土)〜4月上旬11:00〜16:00 定休日:11月上旬〜2月末 冬期閉鎖 http://www.shinshuu-hakuba.com/onsen/mimizukunoyu/ 白馬塩の道温泉 http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/onsen/index.html 【倉下の湯】 お問合せ：0261-72-7989 営業時間：10:00〜22:00 定休日 ：無休 入浴料金：大人500円、小人300円 3歳未満無料 http://www.kurashitanoyu.com/index.html 【ガーデンの湯】 お問合せ：0261-72-6700 営業時間：10:00〜22:00 定休日 ：水曜日（7月中旬〜8月中旬無休） 入浴料金：大人600円、小人300円 3歳未満無料 http://www.garden-no-yu.jp/ 【エコーランドの湯】 お問合せ：0261-72-6686 営業時間：16:00〜22:00 定休日 ：不定休・冬期無休 入浴料金：大人500円、小人400円 3歳未満無料 http://www.echolandnoyu.com/ 【岩岳の湯】 お問合せ：0261-72-8304 営業時間：10:00〜21:30 営業期間中無休（営業期間：7月上旬〜8月末・冬期白馬岩岳スキー場営業期間） 入浴料金：大人500円、小人300円 3歳未満無料 http://iwatake.jp/index.php/spa |
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感想
僕の山での楽しみは何と言っても、山頂からの眺める大展望。そしてそこで見渡せる峰々を山座同定することが一番の楽しみです。
今回、唐松岳山頂は月曜日にもかかわらず山頂は途切れることなく常に3〜4人の登山者さんが登って来られていました。その日、僕が見た限り一番多かった登山者層が女性ソロの方々でした。唐松岳は危険箇所が少ないこととその登り易さとこの大展望が魅力で女性の方々に人気なんだろうと思いました。
昼食を済ませて下山前に再び大好物の山座同定をしている時、登って来られたおじさま1名とおばさま2名の3名Partyが登って来られて写真を頼まれので富山県側の剱・立山をバックに木標識を前に記念写真のシャッターを押させて頂きました。その後に3人で山座同定しながら各々に写真を鳥ながら『五龍岳大きいねぇ〜。不帰ノ嶮ってこんな感じなのかぁ〜。あれが剱で、じゃ、どれが立山になるか？あれ？ あれ？』などと、とても仲良く山座同定しながら楽しそうで嬉しさが僕にも伝わってきました。その時準備を済ませてザックを担いで下山しようとしていたソロの登山者おじさんがこれ見よがしに『山頂で、そこから眺められる山々を正確に言い当てているヤツって稀だな。大勢であ〜でも無い、こ〜でも無いと間違った山名を言い合ってるよね。俺はね。間違いを正すとリーダーの立場がなくなるんで、普段は黙ってやり取りを聞いてるんだ。しかし聞かれた時にはやんわりと正確な山名を教えてやるんだよ。何故、多くの人が正確な山座同定をできないんだろうね？』って僕の横に来て言うソロおじさん。『そうなんですか』って答えていると先の3名Partyの僕に写真を頼んで来たひとりのおばさまが『毛勝山ってどれになるでしょうか？』と聞かれて僕は嬉しかったのです。何故かというと、唐松岳山頂から眺められる展望で目を引くのは不帰や五龍。そして次に剱や立山に目が移り黒部源流の峰々に目を向けて、頸城三山や遠望がきけば南アルプス・八ヶ岳や富士山が多くの登山者の眺めたかった峰々だと思う中、僕は毛勝三山や越中駒ヶ岳・僧ヶ岳も素晴らし眺めだと思っていたので毛勝山の事を聞かれて嬉しかったのです。
すると僕の代わりにソロのおじさんが3人に向かって山を指さしながら『毛勝はね。剱から北に伸びた稜線のね。』次々に指さし『稜線が伸びて三つ並んでるのが白ハゲ山 赤ハゲ山 赤谷山でね。そのれからまだ伸びた来たのが猫又山になって 最後の峰が毛勝山だよ』と言われるのです？？完全に間違っている・・・おじさんの言う剱から伸びた稜線が白ハゲ山 赤ハゲ山 赤谷山にあたり、おじさんの言う白ハゲ山 赤ハゲ山 赤谷山が猫又山 釜谷山 毛勝山にあたり、おじさんの言う毛勝山は僧ヶ岳なのです。すると説明を聞いていたおばさまが『では、釜谷山は？どの山になんでしょうか？ 毛勝三山ってどれと、どれになるんでしょうか？』ソロおじさんちょっと怪訝な表情になり『唐松岳からは釜谷山がちょっと低くて見えないんだよ。』間違いを重ねてしまったソロのおじさん、納得いかない3人中のおじさまが『毛勝三山で一番高いのが釜谷山ではなかったですか？』に対して『そうだったけ・・・』もうソロのおじさん挽回ならず・・・。ソロのおじさんの立場も無くしたくないが、間違えた毛勝山を覚えて欲しくないのでちょっと僕の方から3名のPartyとソロのおじさんに毛勝山を同定。おばさまは『そうでしたか。あれが毛勝山ですか。』3名で毛勝三山の写真を撮り始めるられ毛勝山になぜ興味があるのか聞くと、群馬県から来られたPartyで二百名山踏破中の知人が最後に残した二百名山が毛勝山で来週に挑戦されるとのこと。自分たちには登れないけど知人の為に今日は願掛けに唐松に登ったとのことでした。とても素敵なお話。『じゃ、今度は毛勝山三山をバックに記念写真を撮りませんか？』と僕からお誘いし、嬉しそうに3人並ばれカシャ‼
いつのまにかソロのおじさんは下山されたのか周囲に居られませんでした。僕も正確な山座同定は出来ていないと思いますが山座同定が大好きです。仲間とあ〜だ、こ〜だ言いながら楽しみながら、喧々諤々しながら山座同定するのも、ひとり静かに山座同定するのも、山頂で知り合った人と一緒に山座同定するのも、いろいろな山座同定がある。山座同定が正確であれば問題はないともうのですが、正確な山を同定できなくても山に思いを馳せるこの行為に正解も間違いもないのだと思うのです。山座同定で同定した山に思いを馳せ、次の山行に向けてのEnergyになっています。
そして、周囲の名山の中でもキラッと個性を放つ毛勝三山に興味を持って頂けた登山者さんが居たことも嬉しかったですし、山頂を目指す理由に、知人の二百名山踏破の為の願掛けって素敵な話。登山っていいなって再認識。
雲上の尾根あるき
ありがとうございました
唐松岳さん
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