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Yamareco

記録ID: 1124847
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

五竜岳・唐松岳

2017年05月02日(火) 〜 2017年05月03日(水)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
17:27
距離
30.6km
登り
2,820m
下り
2,838m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:23
休憩
1:56
合計
9:19
7:27
61
スタート地点
8:28
8:44
22
9:06
9:06
72
10:18
10:33
17
10:50
10:50
39
11:29
11:43
51
12:34
12:55
61
13:56
13:57
4
14:01
14:50
116
16:46
2日目
山行
6:53
休憩
0:54
合計
7:47
5:19
4
5:23
5:23
3
5:26
5:26
71
6:37
6:37
112
8:29
8:44
6
8:50
8:52
23
9:15
9:23
27
9:50
9:51
25
10:16
10:18
58
11:16
11:18
2
11:20
11:20
7
11:27
11:31
2
11:33
11:33
6
11:39
11:49
17
12:06
12:16
35
13:06
ゴール地点
天候 5/2、5/3共に快晴
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◆駐車場
白馬五竜スキー場に駐車。
◆往路
白馬五竜スキー場テレキャビンを利用。1000円。テレキャビン乗車口で現金支払い。ピッケルは手持ちでザックは抱えて乗る。
http://www.hakubagoryu.com/kankou/alps-summer/
◆復路
八方アルペンラインを八方池山荘から八方駅まで利用。1550円。テレキャビンではピッケルは手持ちにしていたが、こちらはリフトを利用するのでザックに着けて置いた。ゴンドラアダムでも一区画に1人だったので手持ちにする必要無し。
http://www.nsd-hakuba.jp/green/happo/alpenline.html
八方駅から白馬五竜スキー場まではタクシーで帰投。2500円。
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト
テレキャビン乗車口脇に開設されていた登山相談所で登山届けを提出。
◆道の状況
・アルプス平〜西遠見山: アイゼン無し、ストックで登高。全体として積雪は多いがクラストもしておらず歩きやすい。
・西遠見山〜五竜山荘: アイゼン装着、ピッケル利用。白岳へのトラバース路も危険性は高く無かった。
・五竜山荘〜五竜岳: アイゼン装着、ピッケル利用。トレースが無く途中から誤って稜線を目指してしまい2670m地点で撤退。
・五竜岳荘〜唐松岳: アイゼン装着、ストック利用。大黒岳から唐松岳頂上山荘の間の岩稜帯ではストックは邪魔になる。
・唐松岳〜八方池山荘: アイゼン無し、ストック利用。危険箇所は特に無いが、道を逸れると踏み抜くことも。
その他周辺情報 ◆登山後の温泉、飲食
白馬五竜スキー場エスカルプラザ龍神の湯を利用。650円。食事も摂れる。
長野道に入ると目指す山々が白く望まれて気分も冴える。
2017年05月02日 05:54撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/2 5:54
長野道に入ると目指す山々が白く望まれて気分も冴える。
苗代前の水田に映る逆さ常念。
2017年05月02日 06:03撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/2 6:03
苗代前の水田に映る逆さ常念。
五竜スキー場に到着。里は桜が満開だ。
2017年05月02日 07:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/2 7:31
五竜スキー場に到着。里は桜が満開だ。
ゴンドラ乗場手前に登山指導所が開設されており、そこで登山届けを提出。合わせてルート情報もいろいろと教えて貰う。
2017年05月02日 08:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:09
ゴンドラ乗場手前に登山指導所が開設されており、そこで登山届けを提出。合わせてルート情報もいろいろと教えて貰う。
アルプス平駅に到着。テレキャビンが800mから1520mまで持ち上げてくれる。
2017年05月02日 08:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:29
アルプス平駅に到着。テレキャビンが800mから1520mまで持ち上げてくれる。
おお。正面に五竜岳。御菱もはっきりと見える。
2017年05月02日 08:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:33
おお。正面に五竜岳。御菱もはっきりと見える。
いざ出発。
2017年05月02日 08:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 8:43
いざ出発。
振り返ると妙高の山々が近い。
2017年05月02日 08:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:46
振り返ると妙高の山々が近い。
スキー場の端を登り出す。奥に地蔵ノ頭が見える。
2017年05月02日 08:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:51
スキー場の端を登り出す。奥に地蔵ノ頭が見える。
御菱とスキーヤー。
2017年05月02日 08:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:53
御菱とスキーヤー。
1620m地点にて
2017年05月02日 08:56撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 8:56
1620m地点にて
唐松への稜線。
2017年05月02日 08:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 8:58
唐松への稜線。
唐松と八方尾根の向こうに白馬三山が見えてきた。
2017年05月02日 09:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:04
唐松と八方尾根の向こうに白馬三山が見えてきた。
地蔵ノ頭を通過。奥には小遠見が見える。
2017年05月02日 09:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:06
地蔵ノ頭を通過。奥には小遠見が見える。
まばらな樹林の雪面を登る。
2017年05月02日 09:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 9:10
まばらな樹林の雪面を登る。
長い登りが続く。
2017年05月02日 09:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:16
長い登りが続く。
漸く急登部を抜けそうだ。
2017年05月02日 09:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:17
漸く急登部を抜けそうだ。
小遠見から分岐する尾根上の天狗岳。
2017年05月02日 09:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:27
小遠見から分岐する尾根上の天狗岳。
小遠見まで白い尾根が続く。
2017年05月02日 09:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:35
小遠見まで白い尾根が続く。
1800m地点にて
2017年05月02日 09:35撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 9:35
1800m地点にて
妙高と戸隠の山々。雨飾、焼山、火打、妙高、そして少し手前に高妻。
2017年05月02日 09:40撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:40
妙高と戸隠の山々。雨飾、焼山、火打、妙高、そして少し手前に高妻。
唐松から白馬三山。紺碧の空だ。
2017年05月02日 09:42撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/2 9:42
唐松から白馬三山。紺碧の空だ。
一ノ背髪の辺り。
2017年05月02日 09:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 9:54
一ノ背髪の辺り。
まだまだ小遠見に届かない。
2017年05月02日 09:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 9:59
まだまだ小遠見に届かない。
御菱がきちんと見えるのも小遠見山位までのようだ。
2017年05月02日 10:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:00
御菱がきちんと見えるのも小遠見山位までのようだ。
二ノ背髪まで来ると遠見尾根から鹿島槍が飛び出して見えてきた。
2017年05月02日 10:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:12
二ノ背髪まで来ると遠見尾根から鹿島槍が飛び出して見えてきた。
小遠見山に到着。
2017年05月02日 10:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:18
小遠見山に到着。
小遠見山で小休止。
2017年05月02日 10:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:24
小遠見山で小休止。
鹿島槍から五竜の大展望。
2017年05月02日 10:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:26
鹿島槍から五竜の大展望。
小遠見山にて
2017年05月02日 10:26撮影 by  SO-02H, Sony
2
5/2 10:26
小遠見山にて
カクネ里雪渓。
2017年05月02日 10:27撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
5/2 10:27
カクネ里雪渓。
次は中遠見。
2017年05月02日 10:32撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:32
次は中遠見。
小遠見のトラバース路があった。赤布がその目印。ピストンなら帰りはパスして良いかな。
2017年05月02日 10:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:35
小遠見のトラバース路があった。赤布がその目印。ピストンなら帰りはパスして良いかな。
ここは少し痩せてる。
2017年05月02日 10:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:46
ここは少し痩せてる。
八方尾根越しの白馬三山。
2017年05月02日 10:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:46
八方尾根越しの白馬三山。
北側の渓に雪庇が大きく張り出している。
2017年05月02日 10:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 10:48
北側の渓に雪庇が大きく張り出している。
中遠見山。ここもすこぶる展望良し。
2017年05月02日 10:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:52
中遠見山。ここもすこぶる展望良し。
これからのルートはほぼ白岳まで一直線に見える。手前のコブが大遠見だろう。
2017年05月02日 10:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 10:56
これからのルートはほぼ白岳まで一直線に見える。手前のコブが大遠見だろう。
2060m地点にて
2017年05月02日 11:21撮影 by  SO-02H, Sony
1
5/2 11:21
2060m地点にて
五竜岳をアップで。
2017年05月02日 11:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 11:22
五竜岳をアップで。
五竜岳を背景に
2017年05月02日 11:32撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 11:32
五竜岳を背景に
五竜岳を背景に
2017年05月02日 11:33撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 11:33
五竜岳を背景に
大遠見に到着。
2017年05月02日 11:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 11:34
大遠見に到着。
小休止。
2017年05月02日 11:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 11:39
小休止。
大遠見からは鹿島槍が双耳鋒として見えるが、カクネ里は少し見難くなる。天狗尾根が雄々しい。
2017年05月02日 11:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 11:55
大遠見からは鹿島槍が双耳鋒として見えるが、カクネ里は少し見難くなる。天狗尾根が雄々しい。
しばらく広い尾根が続く。
2017年05月02日 11:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/2 11:55
しばらく広い尾根が続く。
振り返ると八ヶ岳の右に富士山が純白の姿を見せていた。
2017年05月02日 12:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:05
振り返ると八ヶ岳の右に富士山が純白の姿を見せていた。
大遠見と西遠見の鞍部。絶好の幕営地だ。ちょっと誘惑されるが未だ時間も早い。当初計画通り上に向う。
2017年05月02日 12:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:17
大遠見と西遠見の鞍部。絶好の幕営地だ。ちょっと誘惑されるが未だ時間も早い。当初計画通り上に向う。
西遠見への登高。
2017年05月02日 12:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:27
西遠見への登高。
西遠見山に到着。もう白岳、五竜も近い。黒白対照的な様相だ。
2017年05月02日 12:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:36
西遠見山に到着。もう白岳、五竜も近い。黒白対照的な様相だ。
ここまではツボ足で来たが、ここからはアイゼン、ピッケル装備で行く。
2017年05月02日 12:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:41
ここまではツボ足で来たが、ここからはアイゼン、ピッケル装備で行く。
鹿島槍。
2017年05月02日 12:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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5/2 12:42
鹿島槍。
先行する登山者が点々と見える。
2017年05月02日 12:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 12:58
先行する登山者が点々と見える。
西遠見を振り返る。雪庇が大きい。
2017年05月02日 13:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:08
西遠見を振り返る。雪庇が大きい。
ここも長い登りだ。
2017年05月02日 13:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:09
ここも長い登りだ。
左には五竜岳。
2017年05月02日 13:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:10
左には五竜岳。
点々と登山者が続く。
2017年05月02日 13:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:27
点々と登山者が続く。
更に左に鹿島槍。
2017年05月02日 13:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 13:41
更に左に鹿島槍。
延々と続く雪の斜面の登り。いい加減草臥れた。でもあそこからトラバースだ。
2017年05月02日 13:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:53
延々と続く雪の斜面の登り。いい加減草臥れた。でもあそこからトラバースだ。
歩いて来た遠見尾根がクネクネと長い。
2017年05月02日 13:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:54
歩いて来た遠見尾根がクネクネと長い。
白岳のトラバース路に乗っかった。
2017年05月02日 13:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 13:59
白岳のトラバース路に乗っかった。
シラタケ沢。
2017年05月02日 14:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 14:09
シラタケ沢。
やっと五竜山荘に出た。2人はもうテント設営に入ってる。
2017年05月02日 14:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/2 14:23
やっと五竜山荘に出た。2人はもうテント設営に入ってる。
剱北方稜線の山々の向こうに日本海、そして能登半島が遠望できる。
2017年05月02日 14:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 14:23
剱北方稜線の山々の向こうに日本海、そして能登半島が遠望できる。
テント設営も完了。
2017年05月02日 14:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 14:26
テント設営も完了。
こんな天気の日には巡り会わない。と言うことで身を軽くして五竜を目指す。
2017年05月02日 14:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 14:52
こんな天気の日には巡り会わない。と言うことで身を軽くして五竜を目指す。
少し登ると稜線の眺望が開ける。
2017年05月02日 15:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 15:08
少し登ると稜線の眺望が開ける。
眩しい。
2017年05月02日 15:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 15:13
眩しい。
右手の渓は餓鬼谷。と言うことはその向こうは欅平か。
2017年05月02日 15:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 15:13
右手の渓は餓鬼谷。と言うことはその向こうは欅平か。
多分御菱の上辺りか?
2017年05月02日 15:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 15:19
多分御菱の上辺りか?
トラバースする踏み跡もあったが、上を目指す。
2017年05月02日 15:32撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/2 15:32
トラバースする踏み跡もあったが、上を目指す。
ここまで登ったがどうやら間違いだったようだ。先行した13Kさんが降りるべきと注意を発した。
2017年05月02日 15:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 15:45
ここまで登ったがどうやら間違いだったようだ。先行した13Kさんが降りるべきと注意を発した。
クライムダウン…。
2017年05月02日 15:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 15:53
クライムダウン…。
トラバースして向こうのリッジに取り付くらしい。けどもう僕は腰が痛くてこのトラバース後にギブアップ宣言。
2017年05月02日 15:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 15:59
トラバースして向こうのリッジに取り付くらしい。けどもう僕は腰が痛くてこのトラバース後にギブアップ宣言。
本日最高地点からの大展望なり。山頂まで辿り着けなかったが素晴らしい一日だ。
2017年05月02日 16:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/2 16:12
本日最高地点からの大展望なり。山頂まで辿り着けなかったが素晴らしい一日だ。
妙高の山々も。
2017年05月02日 16:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 16:13
妙高の山々も。
認定頂上?
2017年05月02日 16:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 16:24
認定頂上?
イワヒバリが盛んにさえずっていた。
2017年05月02日 16:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/2 16:43
イワヒバリが盛んにさえずっていた。
テント場に帰着。
2017年05月02日 16:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/2 16:50
テント場に帰着。
パンの袋が膨れている。
2017年05月02日 17:10撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 17:10
パンの袋が膨れている。
夕焼けとテント
2017年05月02日 19:29撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 19:29
夕焼けとテント
神城の夜景
2017年05月02日 19:30撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 19:30
神城の夜景
五竜山荘
2017年05月02日 19:32撮影 by  SO-02H, Sony
5/2 19:32
五竜山荘
夜明け前。空が白んで来た。
2017年05月03日 04:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 4:42
夜明け前。空が白んで来た。
夜明けの瞬間。
2017年05月03日 04:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
4
5/3 4:50
夜明けの瞬間。
雲海から頂きが見えているが鬼無里辺りの山かな?
2017年05月03日 04:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 4:50
雲海から頂きが見えているが鬼無里辺りの山かな?
暁光に照らされる五竜岳。
2017年05月03日 04:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3
5/3 4:51
暁光に照らされる五竜岳。
八ヶ岳、富士、南アルプス。
2017年05月03日 04:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/3 4:52
八ヶ岳、富士、南アルプス。
雪面にも陽が入って来て赤く輝く。
2017年05月03日 04:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
5/3 4:54
雪面にも陽が入って来て赤く輝く。
唐松に向けて出発。
2017年05月03日 05:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
5/3 5:18
唐松に向けて出発。
白岳への分岐。
2017年05月03日 05:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 5:24
白岳への分岐。
遠目にはほぼ夏道かと見えたが意外と雪が残っている。
2017年05月03日 05:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 5:30
遠目にはほぼ夏道かと見えたが意外と雪が残っている。
唐松岳の手前の黒いコブが苦労しそうな予感。
2017年05月03日 05:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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唐松岳の手前の黒いコブが苦労しそうな予感。
朝靄の妙高、戸隠連山。
2017年05月03日 05:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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朝靄の妙高、戸隠連山。
振り返って富山側。段々と剱の臭いがしてきた。白い山は毛勝山か?
2017年05月03日 05:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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振り返って富山側。段々と剱の臭いがしてきた。白い山は毛勝山か?
剱の登場だ。
2017年05月03日 05:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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剱の登場だ。
五竜岳と剱。
2017年05月03日 05:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五竜岳と剱。
進む方角は唐松岳への稜線。
2017年05月03日 06:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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進む方角は唐松岳への稜線。
防衛大山岳部の遭難碑。驚くことに2回の記録が記されている。
2017年05月03日 06:37撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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防衛大山岳部の遭難碑。驚くことに2回の記録が記されている。
立山までも視野に入って来た。
2017年05月03日 06:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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立山までも視野に入って来た。
黒いピークの手前側が大黒岳か。まだまだ登る。
2017年05月03日 06:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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黒いピークの手前側が大黒岳か。まだまだ登る。
二本松尾根の肩から富士山遠望。
2017年05月03日 06:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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二本松尾根の肩から富士山遠望。
朝唐松を発ってきた2人パーティは五竜を目指す。
2017年05月03日 07:08撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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朝唐松を発ってきた2人パーティは五竜を目指す。
五竜と立山連峰。
2017年05月03日 07:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五竜と立山連峰。
遠見尾根全景。
2017年05月03日 07:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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遠見尾根全景。
大黒岳へは長い岩場の登高が続く。
2017年05月03日 07:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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大黒岳へは長い岩場の登高が続く。
先で2人が休憩中。どうやら皆知らずに大黒岳を通過していたようだ。
2017年05月03日 07:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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先で2人が休憩中。どうやら皆知らずに大黒岳を通過していたようだ。
唐松岳もすぐそこだ。10人位の登山者が見える。
2017年05月03日 07:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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唐松岳もすぐそこだ。10人位の登山者が見える。
五竜岳。堂々たる風貌だ。
2017年05月03日 07:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五竜岳。堂々たる風貌だ。
休憩地にて 知らずに大黒岳は通過した様だ
2017年05月03日 07:55撮影 by  SO-02H, Sony
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休憩地にて 知らずに大黒岳は通過した様だ
休憩地にて 
2017年05月03日 07:55撮影 by  SO-02H, Sony
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休憩地にて 
大黒岳は過ぎてもまだ岩場の登高が続く。
2017年05月03日 08:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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大黒岳は過ぎてもまだ岩場の登高が続く。
急な壁を降りる所。5m程だが手掛かりは雪壁にえぐったステップだけで結構緊張を強いられる。
2017年05月03日 08:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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急な壁を降りる所。5m程だが手掛かりは雪壁にえぐったステップだけで結構緊張を強いられる。
鎖場が続く。黄色の丸印に従って行く。
2017年05月03日 08:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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鎖場が続く。黄色の丸印に従って行く。
小屋が見えてきた。
2017年05月03日 08:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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小屋が見えてきた。
ここから見ると剱が立山連峰の盟主だ。遠く黒部の源流の山々も見えてきた。
2017年05月03日 08:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここから見ると剱が立山連峰の盟主だ。遠く黒部の源流の山々も見えてきた。
八方尾根分岐に重いザックをデポして空身になって唐松を目指す。
2017年05月03日 09:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方尾根分岐に重いザックをデポして空身になって唐松を目指す。
唐松岳山頂に到着。
2017年05月03日 09:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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唐松岳山頂に到着。
不帰嶮。
2017年05月03日 09:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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不帰嶮。
五竜の右に槍が突き出している。
2017年05月03日 09:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五竜の右に槍が突き出している。
槍だよね。
2017年05月03日 09:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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槍だよね。
唐松岳にて
2017年05月03日 09:20撮影 by  SO-02H, Sony
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唐松岳にて
たまには撮って貰うのも良いかな。
2017年05月03日 09:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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たまには撮って貰うのも良いかな。
これから下る八方尾根。遠見尾根よりも雪が少ないか。
2017年05月03日 09:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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これから下る八方尾根。遠見尾根よりも雪が少ないか。
昨日は未だ平日だったのでテント場も余裕がある。今日はどうなったか?
2017年05月03日 09:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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昨日は未だ平日だったのでテント場も余裕がある。今日はどうなったか?
八方尾根分岐からの剱ラストビュー。
2017年05月03日 09:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方尾根分岐からの剱ラストビュー。
アイゼンを外して尾根を下る。
2017年05月03日 10:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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アイゼンを外して尾根を下る。
五竜と遠見尾根。
2017年05月03日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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五竜と遠見尾根。
八方尾根のピークを振り仰ぐ。
2017年05月03日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方尾根のピークを振り仰ぐ。
丸山ケルン。
2017年05月03日 10:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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丸山ケルン。
この尾根はずっと白馬三山の眺めが好い。
2017年05月03日 10:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 10:18
この尾根はずっと白馬三山の眺めが好い。
登山者がどんどん登って来る。
2017年05月03日 10:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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登山者がどんどん登って来る。
不帰嶮。唐松から見るよりも圧倒的な姿だ。
2017年05月03日 10:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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不帰嶮。唐松から見るよりも圧倒的な姿だ。
樹林の中にテントが二張り。
2017年05月03日 10:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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樹林の中にテントが二張り。
八方池。白馬三山の絶好の展望地だ。
2017年05月03日 11:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方池。白馬三山の絶好の展望地だ。
第3ケルン。裏手には石神井ケルンと刻まれていた。
2017年05月03日 11:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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第3ケルン。裏手には石神井ケルンと刻まれていた。
鹿島槍も大分と遠くに見えるようになってしまった。
2017年05月03日 11:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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鹿島槍も大分と遠くに見えるようになってしまった。
不帰嶮。
2017年05月03日 11:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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不帰嶮。
白馬三山。
2017年05月03日 11:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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白馬三山。
八方ケルン。
2017年05月03日 11:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方ケルン。
第2ケルン。
2017年05月03日 11:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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第2ケルン。
第2ケルンにて
2017年05月03日 11:42撮影 by  SO-02H, Sony
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第2ケルンにて
八方池山荘が見えてきた。木道を下るが脚に堪える。
2017年05月03日 11:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方池山荘が見えてきた。木道を下るが脚に堪える。
いやぁ長かった。
2017年05月03日 12:01撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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いやぁ長かった。
遠慮なくグラートクワッドに乗せてもらいます。ゴンドラまで3本乗り継いで片道1550円。
2017年05月03日 12:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
5/3 12:16
遠慮なくグラートクワッドに乗せてもらいます。ゴンドラまで3本乗り継いで片道1550円。
パラグライダーも沢山見られた。
2017年05月03日 12:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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パラグライダーも沢山見られた。
長野オリンピックのリフト跡。
2017年05月03日 12:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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長野オリンピックのリフト跡。
八方駅から五竜スキー場までタクシーで帰投。車中から五竜を仰ぎ見る。お疲れ様でした。
2017年05月03日 12:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八方駅から五竜スキー場までタクシーで帰投。車中から五竜を仰ぎ見る。お疲れ様でした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ マット シェラフ わかん/スノーシュー スリング×2 カラビナ×2
共同装備
コンロ コッヘル ポール テント テントマット ロープ30m

感想

昨年のGWは谷川連峰の馬蹄形縦走を楽しんだが、今年も周回コース狙い?で五竜〜唐松と言うことになった。高気圧に覆われて絶好の登山日和の中、紺碧の空の下、純白の山稜を楽しむことが出来た。里も桜が満開で正にザGW山行であった。

【1日目】
テレキャビンに始発が8:15なのでそれに合わせて湘南を出るのも3:45とゆっくり目。一応平日の早朝なので渋滞も無く3時間で五竜スキー場に着いた。長野道からは真っ白な北アルプスの展望が素晴らしいが、苗代前の水田に映る逆さ北アルプスも中々の眺望だった。桜も先週の方が満開だったとのことだが十分に満開と言って差し支えない感じだ。こう言う景色を見ると五月連休の長野は素晴らしい。

のんびりと支度をしてテレキャビンに乗る。乗車口の手前に登山相談所が開設されていてここで登山届けを提出。前日は里は雨だったが山は雪だった等、いろいろと教えて貰う。テレキャビンで1520mのアルプス平にまで標高を上げてもらうとそこは一面の雪景色。御菱もくっきりとした五竜岳の展望も雄大で気分も盛り上がる。スキーヤー、スノーボーダーも楽しそうに見えてしまう。スキー場の端を登り、地蔵ノ頭を目指す。地蔵ノ頭だけが雪が融けているので目指すには解りやすい。20分余りで地蔵ノ頭に届くが素通りして小遠見山を目指す。ここからはスキー場の雰囲気も無くなり雪山100%だ。

尾根が左に屈曲する辺りまで急登が長く続くが、一ノ背髪辺りから展望が広がる。小遠見山まで見渡せるけど緩やかな登りに30分掛かって漸く到着した。鹿島槍の展望も好く、増々気分が高揚する。小遠見から先は中遠見、大遠見とテンポ良く目標が続く。大遠見を過ぎた所に絶好の幕営地が広がり既に二張り設営されている。中々誘惑される景色だ。でもここに幕営すると明日は五竜岳往復し遠見尾根を下るしかオプションは無い。まだ12:15だし白岳も間近に望めるようになってきたし計画通り五竜山荘まで登り幕営とした。

西遠見山からは白岳に登り、トラバースして行くトレースが明瞭に見える。ここでアイゼンを着けハイキングポールをピッケルに持ち替える。50m程下るのが惜しい。そこから200m登ればトラバースルートになるようだ。標高が上がるに連れて周囲の展望も増々良くはなるが脚は重い。けれど気持ちの良い雪面の登高だ。トラバース路に入って近く見えたがたっぷり20分掛かって五竜山荘に到着した。13KさんとAki-CLさんは既にテント設営中。水が無いので幕営料は無料とのことだ。

テントを張り終えて未だ陽もあるので計画に則り軽装で五竜岳を目指すこととした。途中で引き返して来た登山者に出逢ったがトレースが無いため諦めたとのこと。その地点ではトレースはあったので先に進む。2670mでトラバースして行く踏み跡と上へと向う踏み跡に分れ、トラバースして行く先にはリッジを登攀する2人の姿があった。どうも険しそうだ。とすれば上に行くのが自然だろうか?傍らの露岩にも黄色い丸印がある。13Kさんが先行してトラバース仕掛けていたがそこから上に向ってもらう。Aki-CLさんと僕はトラバース地点から30m程直上するが、どうも怪しい。先行した13Kさんは10m高い所でそこからやはりトラバースが必要で傾斜からかなり厳しいとの見解を伝えてくれた。のでクライムダウン。そこで最初の斜面をトラバースしたが、僕は左側に身体を捻る動作が苦しくギブアップ。ここから先は2人で行ってくれと頼んだ。まあ休憩、と言っているうちに先行していた2人が戻って来た。それぞれ単独行者だったが、戻るにしても下りではクライムダウンとなって時間が掛かる、よって撤退と言う所だった。夏のコースタイムで登り1時間だが確かに標高差150mを残して我々ももう1時間掛かっていた。結局十分に五竜を楽しむことは出来たし無理をすることは無いと引き返した。その頃に1名登って来たが、今日五竜岳まで行ったのはこの1人だけだったようだ。

この日のテントは我々以外は単独行者の二張りのみだった。夕焼け時に小屋から何人か外に出て来る音がしたが歓声が上がらないのでそれ程の景色にはならなかったようだ。朝方星空を仰ぎ見たが薄く霞がたなびいたようで鮮やかな星空にはなっていなかった。

【2日目】
当初計画通り3時に起床して唐松岳を目指すことに前夜夕飯時に決めた。いつものように13Kさんがアラームをセットしてくれる。朝はこれも恒例のマルタイラーメンなり。日の出は4:50だが4:30を過ぎると夜も白んでくる。期待通りに今日も好天に恵まれそうだ。

5:18に五竜山荘のテント場を出発し、唐松岳を目指す。前半はなだらかにアップダウンを繰り返す。遠目にはほぼ夏道に見えていたが意外と雪が残っていた。この稜線はハイマツが多くて例によって酸っぱ目の臭いが満ちている。進む程に左手の山々の展望が広がって来る。最初は毛勝山しか見られなかったものが段々と剱北方稜線の山々が覗いて来てやがて剱岳が姿を現した。岩と雪の殿堂。立山連峰全体が見えるようになると大黒岳への登りが黒々と目の前に広がって来た。

大黒岳へは長い登高が続き、徐々に鎖場も出て来る。一旦傾斜が緩まる所がありそこで休憩を取った。その先に黒々とした岩のピークがあるのでそれが大黒岳かと思う所だが、実際にはその手前が大黒岳だったようだ。眼前の岩のピークはもう唐松岳頂上山荘の南側に当るようだ。となるともうすぐかと思われるがまだ岩場と鎖場が続く。小屋まで小一時間掛かった。

小屋の先の三叉路で荷を降ろし、空身で唐松岳を目指す。20分強で山頂に着いた。山頂だけが強風だった。360°の展望を楽しんだ。北側の不帰嶮を覗き込むがその険悪さは唐松岳山頂からは伺えない。そして下山。デポした荷物を再び担ぎ、八方尾根へ向う。

八方尾根の下りはなかなか快適だった。しかし丸山ケルン辺りから登って来る登山者の多いこと。正にGW。頂上山荘の定員は350名と言うけど優にそれを越える登山者とすれ違い、挨拶を交わした感じがする。

最後の木道はショックが堪えて辛いものがあったが無事に八方池山荘に到着。そこからはグラートクワッド、アルペンクワッド、ゴンドラリフトと乗り継いで安楽な下山だ。クルマを停めた五竜スキー場まではタクシーを利用して帰投。これで周回山行の完成だ。タクシーの運転手からはいろいろと面白い話を聞かせて貰った。スキー場のエスカルプラザで汗を流し、食事をして湘南へと向ったが、大方の人達と行動が逆になるお陰か大きな混雑にも出逢わずに予定より1時間半早く帰ることができた。いつもながら13Kさんにはクルマ出しと運転、お世話になりました。

今年も好天に恵まれ、充実した山行が出来た。雪山があり、辛夷が咲き、桜が咲き、カタクリも咲きとこの時季の信州は美しい。また来たいものだ。

地形図では2393m峰が大黒山で、山と高原地図では2511m峰が大黒山。


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無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
唐松岳&五竜岳(八方尾根⇒遠見尾根)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
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