剱岳 池の平から北方稜線
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,858m
- 下り
- 2,861m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:30
天候 | 雨から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨天の場合は真砂沢先で増水し沢沿いに進めない可能性あり(室堂の警備隊より) 増水が心配なら真砂沢ロッジに電話確認もできる 剣沢雪渓の状況は剣沢キャンプ場の警備隊を訪ねて聞くこと 視界不良時は行かない方がよい 天気予報をよく確認すること |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
GPS(スマホに登山用アプリ オフライン設定)
アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
テント一式
|
備考 | 軽アイゼンだったけど、10本爪の方が安心感はある |
感想
剱岳に登るのは3度目です。前回登ったのは5年前になります。その時の仲間と、次は北方稜線からと話が出ました。しかし、そんな技量も体力も自信もなく、修行せんとばかりにあちこちの岩山を経験しました。
徐々にステップアップし、西穂〜ジャンダルム〜奥穂、槍ヶ岳北鎌尾根まで行きました。そしてようやく北方稜線に行こう、と言えるだけの物が揃ったのが去年の夏のこと。ですが、雨に振られて池の平から扇沢へ消沈のまま引き返し、あろうことかクマに襲われかけるという散々な撤退となりました。
そんなわけで北方稜線チャレンジは2回目となりました。が、初日は雨。天候回復の予報ではありましたが、雨は夜半まで降り続き今年もダメか、と濡れながらテントの中で悶々としてました。
しかし、朝になればどうということのない晴れ。それも頭上はおろか視界360度全方向見渡せる快晴となっていました。岩も乾き、コースミスも極小のまま足取りは軽く、憧れた北方稜線を行くことができました。
5年来の計画果たし、これまでのどの山よりも満ち満ちた達成感でした。もっとも、ようやく登れたという思いより、意外とあっさり登れたなという思いが強かったですが。それもそのはず、練習台に登った槍ヶ岳の北鎌尾根は北方稜線より難易度が高いとか高くないとか、、、
北方稜線のようなバリエーションに行かれる方は、写真でイメージを作るのは大事ですが、鵜呑みにし過ぎないようにお願いします。現場でも踏み跡や先行する人の後ろが正しいルートではないことも多いです。必ず自分の目で行けるか行けないか確かめられないといけません。
ロープがあるから、スリングが下がってるからといって、そこが安全とは限りません。正規に整備されていない北方稜線にフィクスロープなんてありませんよ。あるのはただの残置ロープです。もしも、支点が脆くなっていたら、ロープをあてにしているとそこで進退窮まります。くれぐれも頼みますよ、、、
さて、目標としていたルートに行けた今、次の目標は何にしましょう。
これを考えるのも楽しみなのです。
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