酷暑との闘い；東赤石山(日本二百)、西赤石山(四国百)、笹ヶ峰(日本三百)平家平＆大座礼山(四国百)周回【源流域ロング周回36；四国銅山川】

2019年05月26日(日) [日帰り]

• GPS: 15:57
• 距離: 41.7km
• 登り: 3,605m
• 下り: 3,599m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:57
• 休憩: 1:56
• 合計: 15:53

2:37 筏津登山口
3:18 3:18 瀬場谷分岐
4:38 5:01 東赤石山
5:17 5:17 八巻山
5:47 5:47 石室越
5:58 5:58 前赤石山
6:13 6:21 物住頭
6:45 6:52 西赤石山
7:29 7:29 銅山越
7:47 7:47 西山
8:09 8:09 綱繰山
8:42 8:53 土山越
9:35 9:35 獅子舞の鼻
10:12 10:22 休憩（岩の上）
10:27 10:30 ちち山分れ
10:55 10:55 ちち山分岐
11:10 11:23 笹ヶ峰
11:34 11:34 ちち山分岐
11:48 11:50 ちち山
12:08 12:11 ちち山分れ
12:53 12:58 冠山
13:28 13:39 平家平
14:01 14:01 巡視路分岐
14:26 14:26 三ツ森峠
14:29 14:36 水場
14:40 14:40 三ツ森峠
15:06 15:12 三ツ森山
16:05 16:05 鉄塔広場
16:50 16:50 県境分岐
17:00 17:07 大座礼山
17:15 17:15 県境分岐
17:40 17:40 大田尾越
18:30 筏津登山口

予定コースタイムはカシミール3Dを使って算出していて、奥武蔵や奥多摩等、超快適ルートでは平地速度6.0キロ、普通の一般道では5.5キロ、バリルートはその地形等に応じてさらに平均速度を落として5.0~4.0で計算している。今回は登山ガイドマップでは一般道だったので5.5キロで計算したが、四国の山は一般道と言えども通常破線ルートレベル、ところによってはバリルートレベルがおおいので、このスピード設定は間違えだったと、歩きながら気づいた。今回は暑さも手伝ってさらに遅くなったが、平地速度4.5~5.0で計算すべきであったと反省。また四国に来るときは計画時に忘れないようにしよう。

天候

晴れ暑い
夜明け前；晴れで★と月がきれい、気温は15℃程度か。半袖1枚でも大汗をかきながら登頂。山頂でも微風。
午前中；薄日のさす晴れ。風はほとんどなく蒸す。気温は20℃程度。登りは玉の汗。
午後；日が差して暑い、笹ヶ峰〜三ツ森峠手前までの稜線上は日差しを遮るものが少なく、時々空調のよく効いた部屋から外に出たときのような「もわっと」する空気のたまり（気温は30℃越か）があって、熱射病寸前（渇水状態で口の中が粘ついて食べ物が喉を通らず、少し気分も悪い）。ただ次第に風が出てきて助かった。三ツ森峠から先は森の中で風もなく、標高も下がって暑くて消耗。午後5時を過ぎると気温が下がってきて助かった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き
明石自宅19:00→玉津IC→神戸淡路道路→高松道(\3090)→板野IC→藍住IC(\1820)→徳島道→三島川之江IC→国道11→国道319→県道6筏津登山口P　22:20
筏津の駐車場；
帰り；行の逆ルート。筏津18:50→自宅22:30（途中吉野川SAで食事休憩)

コース状況／危険箇所等

▼全体に登山者数が少なく本州のメジャーな山域に比べると登山道は歩きにくく、
整備も不十分で、登山ガイドマップで同じ実線でも、全く異なります。
道がきちんと整備されて歩きやすいのは○○名山にリストアップされている人気の山へ
最短て登るための登山道のみです。特に、山と高原地図に「整備良好」等と書かれている
のはあてになりません。
▼比較的良好で、「一般道」と呼べるレベルの区間は以下
・筏津〜東赤石山
・石室越〜西赤石山〜銅山越
・平家平〜三ツ森峠
・鉄塔広場〜大座礼山〜大田尾越
▼破線ルートレベルの区間
・銅山越〜笹ヶ峰;西山と綱繰山の険しいアップダウン、シシ舞ノ頭からちち山別れまでは笹が登山道にかぶっていて（仮払われていない）歩きにくい。ちち山の巻き道部分は笹の中の片流れの斜面で道になっていない。ちち山経由の道の方がしっかりしていて歩きやすい。
・笹ヶ峰〜平家平；冠山ののぼりは膝〜腿丈の笹がかぶっていて笹ラッセル。足元は見えない。
・三ツ森峠〜鉄塔広場；南側の崖の上に続く鋸歯の上の道で、激しいアップダウンの連続。大岩を北側から巻く部分では岩の下をトラバースしてから岩の東側を両手を使ってよじ登る、を何度か繰り返す。しっかりしたロープがある場所もあるが、ないところも。踏み跡は細め。ステップも少ない。
▼バリルート同等の区間
・東赤石山〜八巻山〜石室越；踏み跡が錯綜し、岩の上に出て反対側へおりられず引き返す、を何度か繰り返しました。かといって巻き道が正解とも限らず、巻いていったら行き止まり、もありました。赤テープ少な目、途中標識なし、ロープ・鎖・梯子なく崖のような岩のアップダウンもあります。しっかりとルーファイができるバリルート慣れした方以外はお勧めしません。

事前にはnekojigenさんkirichan57さんの記録を参考にさせていただきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1433779.html
ありがとうございました。

その他周辺情報

筏津〜三島川之江ICの間には日帰り温泉はありませんでしたので自宅へ直行。

写真

5/24 19:00

いつものように、前夜の播磨灘オーシャンサンセット。明日の晴天を約束してくれます。

5/24 19:01

日没が夜7時ジャスト。ずいぶん日が長くなりました。

5/24 19:02

夕焼けが海に映えます

5/25 19:21

さあ出発です。いつも家から見ている明石海峡大橋を渡ります。

5/25 21:53

国道319号で峠を越える途中の四国中央市の夜景

5/26 2:35

2:37筏津の駐車場を出発

5/26 2:39

登山口

5/26 2:40

ここから登ります

5/26 3:07

朽ちかけた桟道をそっとわたります

5/26 3:19

瀬場谷を渡ります。沢まで高さがあってちょっと緊張

5/26 3:21

山荘分岐を右へ

5/26 3:33

滝の横を登ります

5/26 3:33

飛び石で沢を渡ります

5/26 3:34

きれいな水

5/26 4:06

石がゴロゴロした登山道をガンガン登ります。目標は山頂でご来光。登山口からの猶予は2時間ちょうどです。

5/26 4:23

山頂直下の分岐に到着。ご来光に間に合いそう

5/26 4:35

空が白んできました

5/26 4:36

ライトにシャクナゲが浮かび上がります

5/26 4:36

そして日本二百名山東赤石山(西峰)登頂。駐車場からわずか1:59！先週の有馬三山の高速登山がいい訓練になりました。後方に瀬戸内の夜景

5/26 4:37

これから向かう西方の山々

5/26 4:40

三角点のある東峰へやってきました。本日最初の目標クリア、ご来光にも間に合いました。

5/26 4:41

瀬戸内の夜景

5/26 4:42

夜明けの山頂でいつものように自撮り証拠写真

5/26 4:49

ご来光を待ちます。風弱く半袖でも寒くありません。

5/26 4:58

来たーっ！

5/26 5:00

今日一日よろしくお願いいたします。

5/26 5:00

いい朝です。先週の六甲山の仲間にLINE連絡。笹ヶ峰への大縦走に出発。

5/26 5:01

アケボノツツジ！残ってました。見られるとは思ってなかったのでラッキー。

5/26 5:03

西峰へ戻ります

5/26 5:04

アヅマシャクナゲに似ているけど四国っでは何シャクナゲ？

5/26 5:04

アケボノツツジ。淡いピンクがいい感じ。

5/26 5:05

八巻山への難所の始まり

5/26 5:05

どこが道か

5/26 5:13

こんなところを超えていきます。中アの宝剣岳を彷彿とさせます。

5/26 5:14

岩に咲いた白薔薇

5/26 5:14

歩いてきた岩を振り返ります。鎖等がなく、目印も少ないので、宝剣岳や北アの不帰の剣よりも難しい感じです。

5/26 5:15

東赤石山を振り返ります

5/26 5:15

白バラのモルゲンロート。直径50cmくらいで大きいです

5/26 5:15

これから進む岩場。踏み跡はちょっと見ただけでは判りません。到底一般道とは呼べません。

5/26 5:19

ここが八巻山？

5/26 5:18

八巻山から東赤石山とご来光

5/26 5:20

まだまだ峻嶮な岩場のアップダウンが続きます

5/26 5:21

足元の絶壁を下り、向こうの岩崖を登ります

5/26 5:22

真下に赤石山荘の屋根が見えました。いわの表面が変色しているところを見ると、皆ここを下っているようです。もちろん鎖なんかあません。

5/26 5:25

八巻山の降りてきた岩壁を振り返ります。どこを歩いたのかわかりません。

5/26 5:29

まだまだ続きます。宝剣岳より岩場はずっと長いです

5/26 5:31

岩の稜線はしばしば崖の上に出て行き止まりになり、引き返して巻道を探しました。

5/26 5:37

この岩もそうです

5/26 5:37

いったん戻って南側に巻道を探します

5/26 5:38

この岩も南側を巻きます。ここまで登ってくる必要はありませんでした。

5/26 5:42

いくつもの岩のピークを越えたり巻いたり

5/26 5:49

ようやく森の中

5/26 5:49

石室越のようです

5/26 5:53

ときどきアケボノツツジに癒されます

5/26 5:58

登山道のすぐわきに、小さなサクラソウがきれいに咲いて(*_*;

5/26 5:59

前赤石山を絶壁をへつって巻きます。石室越からは道がしっかりしていて助かります。

5/26 6:05

通過して振り返ります

5/26 6:09

ミツバツツジ

5/26 6:14

物住頭に到着

5/26 6:14

八巻山とその後ろの東赤石山

5/26 6:17

自撮り証拠写真

5/26 6:23

西赤石山へ向かいます。この先はもう危険で時間のかかる岩場はないはず…

5/26 6:26

ツガザクラ

5/26 6:46

西赤石山到着。東赤石から1時間の予定が、1:45もかかりました。登山口ら山頂までと大して変わりません。

5/26 6:48

遠くなった東赤石

5/26 6:54

西赤石山の西峰。はるか後ろ、かすんでいるのが石鎚山。そのすぐ左手前の山がこれから行く笹ヶ峰。あそこまで行ってから引き返してきます。

5/26 6:56

アケボノツツジアップ

5/26 7:05

中央奥に石鎚山、いつかあそこまで縦走したい

5/26 6:56

アケボノツツジと笹ヶ峰と石鎚山（右最奥）

5/26 7:05

振り返るとはるか向こうに本日最後に登ることになる大座礼山が聳えます。今から笹ヶ峰まで行ってこの大座礼までもどるのか。

5/26 7:19

西赤石から先はさらに快適な道になり、初めて4名とすれ違いました

5/26 7:21

でもそれもわずかな区間のみ

5/26 7:24

東山、この後苦労する西山に対しての名か

5/26 7:25

5/26 7:25

またツガザクラ

5/26 7:26

庭園的なところに来ました

5/26 7:30

樹林

5/26 7:30

銅山越

5/26 7:30

立派な石積

5/26 7:30

ツガザクラを保護しているようです

5/26 7:35

ちょうど満開です

5/26 7:35

見事です

5/26 7:35

いいタイミングでした

5/26 7:36

振り返ると西赤石が大きい。道が快適だったのはここまで。この後いじめのようなアップダウンで西山、綱繰山と越えます

5/26 7:48

西山、苦労して急斜面を登ったのに展望も何もなし

5/26 7:49

前方に谷を隔てて大きく網繰山が聳えていてがっかり

5/26 8:11

暑さに耐えて網繰山

5/26 8:11

ようやく少し近づいてきた笹ヶ峰

5/26 8:44

七番越（土山峠、大坂屋敷越？）到着、ここから笹ヶ峰まで600mの登り返しに備えて休憩

5/26 8:47

持参のデコポンが瑞々しくて染み入ります。

5/26 9:33

ブナの大木

5/26 9:33

大岩の下に祠

5/26 9:35

苦しい登り替えしで獅子舞の鼻

5/26 9:40

とうとう前方射程内に笹ヶ峰、でもまだ400mの登りです

5/26 9:45

笹の尾根まで登ってきましたが、道が覆われていて歩きにくい

5/26 10:02

笹が繁茂していて道が分かりにくい

5/26 10:02

5/26 10:12

歩いてきた尾根、一番奥が今朝登った東赤石

5/26 10:16

暑くてへとへとになってちち山別れ手前で唯一の休憩適地の大岩でエネルギー補充

5/26 10:22

東赤石を振り返る

5/26 10:31

ちち山別れ到着、これから行く冠山と平家平

5/26 10:31

ここに荷物をデポして空身で笹ヶ峰へ

5/26 10:36

ちち山の巻道から前方に笹ヶ峰

5/26 10:55

巻道はまともな道ではなくてとても歩きにくい。右足首の古傷が苦痛

5/26 10:56

巻いてきたちち山,後で登ります。

5/26 11:05

はるばるやってきました笹ヶ峰

5/26 11:12

三百名山笹ヶ峰登頂。この時だけ薄雲が広がって涼しくて助かった。でもまだ折り返し点、ようやく半分です。

5/26 11:12

笹ヶ峰から西方の山々、石鎚山が少し近づいた。

5/26 11:13

山頂の祠

5/26 11:23

隣のちち山

5/26 11:30

さあ戻ります。気持ちの良い笹の稜線

5/26 11:32

予定になかったちち山に登ってみます

5/26 11:46

ちち山山頂付近もいい感じ

5/26 11:50

ちち山山頂

5/26 11:48

振り返ると笹ヶ峰

5/26 11:49

前方はこれから向かう平家平

5/26 11:50

笹が岳を振り返る

5/26 11:54

前方はるかに朝登った東赤石の稜線

5/26 11:56

巻き道を戻りますが足場悪い。足首に負担きつい、古傷が痛む。

5/26 12:01

景色は雄大。四国らしい。

5/26 12:11

ちち山別れに戻りました。空身ピストンだったのに結構疲労。朝出発時の1時間半の貯金を使い果たし、ほぼ計画通りの時刻に後半スタートです。

5/26 12:13

気持ちいい稜線は続きますが、暑さで気分は悪い。少し熱中症かな。

5/26 12:19

頑張って少し走って樹林の中へ。日差しは和らぐが風がなくなってきつい。

5/26 12:23

すぐまた笹原。振り返ると雄大な笹ヶ峰＆ちち山。しかし暑い。

5/26 12:24

左てかなたに東西赤石山

5/26 12:24

前方の冠山はなかなか近づかない

5/26 12:30

鞍部付近でブナの森へ

5/26 12:31

新緑がまぶしく癒されます

5/26 12:43

笹の藪漕ぎ、膝ラッセルが酷暑の炎天下で苦行

5/26 12:54

やっと着いた冠山で自撮り

5/26 12:54

笹ヶ峰、遠くなりました

5/26 12:58

ここにもアケボノツツジ

5/26 12:59

5/26 13:05

下の方の斜面がピンクになっています

5/26 13:05

冠山からの平家平も思った以上に遠い。計画ではあそこまで20分ですが・・・

5/26 13:15

冠山を振り返ります

5/26 13:15

ツツジと冠山

5/26 13:16

同じく

5/26 13:29

暑くてペースがた落ちでやっと平家平

5/26 13:29

それでも頑張って25分できました

5/26 13:30

かなりばてました

5/26 13:30

休憩の予定はありませんでしたが大岩に座って休憩しました

5/26 13:41

平家平からの石鎚山

5/26 13:41

平家平からの笹ヶ峰

5/26 13:41

前方に今朝登った東西赤石山。ここからは笹がしっかり苅払われていてまるで高速道路のように快適になりました。

5/26 13:45

楓の新緑が瑞々しい。

5/26 13:45

でも私が今欲しいのは水です。飲料を節約してきたので、口の中が粘って喉が渇きます。

5/26 13:49

5/26 13:49

道は快適でも炎天下。せっかくの大展望を楽しむ余裕は全くありません。

5/26 13:52

5/26 13:52

楓の新緑、紅葉に劣らずきれいですね

5/26 14:05

やっと待望の日影

5/26 14:27

だいぶ下って待望の三ツ森峠。山と高原地図によると、ここから林道跡を少し下れば水場があるはず。

5/26 14:30

3分で流水発見

5/26 14:32

浴びるように飲みました。いやあ生き返った。1L補充して縦走継続です。この水が無かったらこの峠からエスケープも覚悟でした。

5/26 14:42

三ツ森峠にもどってここから登山再開

5/26 14:56

ところが地形図以上の急登の連続。こんなロープがあって助かりました。

5/26 15:00

こんな奇岩も。オーバーハングの岩の上から木が生えてます

5/26 15:07

三等三角点

5/26 15:08

三ツ森山です。疲労困憊の表情

5/26 15:24

その先も急登が断続的に続きます。この岩も左下を巻いて、岩の向こうの急斜面をよじ登ります。そういう場所はデジャヴのように何度か繰り返します。この暑さと急なアップダウンは、真夏の栂海新道を思い出させました。

5/26 15:30

あと3.5kmか。このペースだと下手すると17時着だな、と予想。

5/26 15:39

岩にかかるロープ

5/26 15:41

目を上げると頭の高さにシャクナゲ

5/26 15:41

もはや花をみてさえ癒される余裕なし

5/26 15:47

右側はずっと絶壁の上ですが、木がはえているので危険はありません。時折崖の上から展望が開けます。

5/26 15:58

南方、高知の山々

5/26 16:07

鉄塔広場到着。ここから今朝出発した筏津に下る道があり、こころが揺れました。

5/26 16:14

さっき歩いた平家平と笹ヶ峰（右奥）、こんなに遠くなりました。

5/26 16:18

こんなに歩いてきたんがから大変なわけだ。

5/26 16:20

おお、あと1.4キロ17時より前に着けそう。最後の気力を振り絞ってさっき汲んだ水を飲みながら進みます。

5/26 16:50

最後の展望地から見納めの歩いてきた山々

5/26 16:51

大田尾峠分岐。後でここから下ります

5/26 17:01

そしてとうとう最後の目的地、四国百の大座礼山に到着しました。

5/26 17:01

いやあ、久々きつかった。苦痛と嬉しさで顔が歪んでます。

5/26 17:02

そしてすぐ北に筏津の谷を隔てて今朝登った東赤石山(左）

5/26 17:14

さっきの分岐まで戻る途中、頭上すぐにシャクナゲがきれいに咲いていました。登りでは全く気付かず、それだけ披露困憊していたらしい。

5/26 17:15

アップで

5/26 17:41

大田尾峠へ降りる最後のロープ

5/26 17:41

道路が見えてきました

5/26 17:42

そして無事下山、ここからは道路あるき1時間

5/26 17:48

道路段差につき通行止めです

5/26 18:30

最後は道路をショートカットして尾根道をあるき、車に帰ってきました。

5/26 18:31

この日のGPS記録。
43.0km／15:58＝平均時速2.7km/h
アップダウンと道の悪さが厳しかった。お疲れ様でした。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR3100 カシオ

装備

個人装備

ヘッドランプ 予備電池(ライト用 gps用 カメラ用） 1/50000地形図コピー コンパス GPS(ルート登録済) 筆記具 保険証 笛 時計 ファーストエイドキット 頭痛薬 ポイズンリムーバー バンダナ 携帯電話 計画書コピー 折りたたみ傘 ゴアレインジャケット（ヤッケをかねる） ストック 日除け兼防寒帽 手袋 コーラ500ml 飲料(麦茶0.5L+水0.5L) 非常食 レスキューシート 貴重品 クマ除け鈴 サングラス(度付） コンパクトカメラ 万歩計 日焼け止めクリーム＆リップクリーム ハッカスプレー

備考

ハッカスプレーと首の日除けが付いた作業用のcapが大助かり、センスも持っていけばよかった。
飲料は合計２Lでは全く足りず、水場で補給含めると合計約3.5L消費。

感想

shigetoshi

5月としては観測史上最高気温になる、とニュースで大騒ぎしていたこの日、山に行けば少しはましか、と期待して行きましたが、そんな甘い期待はあっさり裏切られて、恐れていた以上の過酷な耐暑訓練となりました😩
詳しくは天気欄に記載したので、そちらをご覧戴くとして、お陰で夜明け前から玉のような汗をかきっぱなしで途中から猛烈に喉か渇き、持参した飲料、合計2Lでは全く足りず(今まで、2Lで足りなかったことはほとんどない)、後半の三ツ森峠に水場がなかったらリタイアとなるとところでした。ここで500ccは飲み、1L補充することでなんとか行動を継続出来ました。
真昼の笹の稜線ではさすがにグロッキー気味となり、若干気分も悪くて全くスピードが上がらず、計画より1:23早く出発したのに中間の笹ヶ峰ではほぼ貯金を使い果たし、最後の大座礼山では逆に1:30の遅れとなって、オプションで考えていた東光森山ピストンは早々に諦めました。

昨年夏の剣山連峰の周回と初冬の石鎚山登山で、四国の山の良さに魅せられて、今年は四国の山を、と思っていましたが、ようやく行くことができました。アプローチは高速道路が長くて3時間半もかかり、八王子からだったら白馬や志賀高原についてしまう時間です。前夜移動して久しぶり登山口で車中泊しましたが、思った以上によく寝られて、目覚めもよく、予定よりも1時間半も早く出発できました。
速く出られたので、第一目標を東赤石山でのご来光に設定、快調に登って2時間で登頂しました。予定よりも15分も時間短縮してこの日は余裕しゃくしゃく、となったのですが、次の八巻山越えが予想外の超悪路、登山マップでは一般道ですが、バリルートの中でも難易度が高い方と同等の難路で、ルートロスを何度もして西赤石山では貯金は1時間に減っていました。それでもこの時はまだ難路を楽しむ余裕がありました。しかしその後気温が上がり、風もなくて酷暑の西山、綱繰山の急なアップダウンでペースダウン、笹ヶ峰への600~700mの登り返しは喘ぎながらの登りになりました。唯一、ハッカスプレーをすることでしばし清涼感がえられ、助けられました。

今回はもう終わっていると思っていたアケボノツツジを見ることができ、ツガザクラ群落やサクラソウ、シャクナゲもちょうど見ごろで期待しいてなかった花々を見ることができたのはついていました。

東西赤石、八巻山の険しい岩稜にたいし、笹に覆われた笹ヶ峰から平家平のたおやかな稜線はまるで正反対ですがどちらも素晴らしい変化にとんだ縦走でした。
あの暑ささえなければ、とても気持ちのいい縦走だったのではないかと思いますが、いかんせんこの日は暑すぎました。ほとんどその素晴らしい稜線を堪能することなく、ひたすら遅れを取り戻すことだけに心を砕いてしまい、ちょっと残念なことをしました。

ラストの三ツ森峠から大座礼山の稜線は暑さと道の険しさ悪さで真夏の北ア栂海新道を彷彿とさせました。ここは素晴らしい自然林の中の道なのですが、ひたすら苦行にしか思えず、なぜそんな苦行を頑張るのか、と自問自答しながら歩いていました。
この日を逃したら四国百制覇のために大座礼山にまた来る必要がある、でもここだけのために来るんは難しいだろう、なら今でしょ、というそれだけが頑張れた理由のような気がします。
なので、予定よりも1時間半も遅れてようやく大座礼山に着いたときは、久しぶりの達成感を感じました。

最後に行けたらと計画には加えていた東光森山ピストンは諦め、この時期の西日本でまだ十分日が高い6時半には車に帰着することができました。
久しぶりに、今年初めて40km超えのロング縦走となりましたが、暑さと悪路で今までで一番厳しい40kmになりました。せっかくの四国の山なのにその良さを楽しむ余裕がなかったのが心残りで、いつかまた、少なくとも今回の笹ヶ峰と昨年行った瓶ヶ森をつないで途中の伊予富士(日本三百)を縦走する周回ルートを歩きに来たいと思います。

コメント

Solon

過酷過ぎ〜😱
shigetoshiさん、おはようございます☀
こんな酷暑の中、凄まじい酷道を43キロもお疲れ様でした😵
私のバシャバシャ水遊びとは違って、命を繋ぐ水だったのですね！
どんなにどんなに山に慣れてられても熱中症には気をつけて下さいね〜😫
それにしても四国の岩岩のお山は素敵ですね。写真で見るだけですが😅💦
shigetoshiさんだからこそ行けるお山ですね✨
そうそう白い薔薇模様、初めて見ました😃 こんなのが岩に現れるのですね💓

shigetoshi

Re: 過酷過ぎ〜😱
Solonさん、こんにちは
この日の暑さは☔️よりはましですが、せっかく晴れて展望も良くてとてもいい所だったのに、それを楽しむ余裕がなくなってしまい残念でした。今までこのようなことは記憶に無く、やっぱり熱中症になりかけだっのかと後から気付かされて、今までノーケアだったのでこれからは気を付けないといけないと認識させられました。
四国の山は深くて自然のままで、人も少なくて最高です。Solonさんもゆっくりなら行けると思いますので、ぜひ行ってみて下さい😀

nekojigen

少しはお役に立てたかな？('_')
こんにちは！
笹ヶ峰往復してほぼ同じ時間！！凄い！(>_<)
左回りでは三森峠から大座礼が核心部ですね(^^♪
だいぶん涼しかった４月でも三森山で２Ｌ使い果たしました。(笑)
私の感想では右回りの方が楽な気がします(笑)

２６日には瓶ヶ森にいましたので近かったんですね(^^♪
時々本州の山にも出かけていますので何処かでお会い出来るかも？楽しみにしています。

とにかく、明石から遠征でこの距離をお疲れ様でした！(^^)/

shigetoshi

Re: 少しはお役に立てたかな？('_')
nekojigen さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
また、記録とGPSログ、たいへん参考になりました。重ねてお礼申し上げます。

いえいえ、nekojigen さんたちこそ、早いですね。
最近体力の衰えが気になりだしているので、とても励みになりました。
特に登山口から東赤石山頂までたったの2時間とは、とても驚くとともに
刺激になりました。
で、わたしもチャレンジしてなんとか追いつきましたよ

子持ち権現に登ったんですね。昨年石鎚山から瓶ヶ森へ縦走したときに
通りましたが、妻も一緒だったのであの鎖は危険と判断して登りませんでした。
そして、北側からも鎖で登るルートがあるなんて知りませんでした。
私もいつか行ってみたいと思います。

also

これは暑そうですね〜
その距離でその暑さはヤバいですね(;´Д｀)
ぼくなら耐えられそうもないです！
東赤石山は興味があって調べたことが少しありますが、歩かれた場所はかなりタフなルートですね。
お疲れさまでした！

shigetoshi

Re: これは暑そうですね〜
alsoさん、こんにちは。

コメントありがとうございます☺️
前半は汗だけはたくさんかいたのに、意識としてはそれほど暑いと思わず、あまり給水しなかったのがいけなかったと、今になって思います。

宝剣岳や不帰の剣を思わせる岩稜、ぜひ歩いてみて下さい。信州からでもはるばる来る価値はありますよ😃