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Yamareco

記録ID: 1994669
全員に公開
沢登り
剱・立山

黒部川 赤木沢

2019年08月25日(日) 〜 2019年08月26日(月)
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chiro その他1人
GPS
32:00
距離
27.2km
登り
1,937m
下り
1,937m

コースタイム

1日目
山行
6:23
休憩
0:33
合計
6:56
5:15
73
9:24
9:35
156
2日目
山行
10:03
休憩
1:22
合計
11:25
5:30
88
6:58
7:15
90
赤木沢出合
8:45
8:45
113
10:38
11:10
77
中俣乗越
12:27
12:45
60
北ノ俣岳
13:45
14:00
135
太郎小屋
16:15
16:15
40
アラレちゃん
16:55
折立
天候 まあ晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
埼玉からの入山のため前日(8/24)朝に自宅発。上信越道〜北陸道で約6時間。
余裕で有峰林道(有料1900円也)で折立の駐車場へ。
気持ちの良いテントサイト(水、トイレ有り)で前夜泊可能。
但し…後述あり。
コース状況/
危険箇所等
名にし負うルートでありしっかり整備されている。何等問題無し。
その他周辺情報 帰りの入浴施設「立山吉峰温泉 ゆ〜ランド」
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37
回転寿司「寿司食いねえ」天正寺店
http://www.sushikuine.co.jp/shop_new/tenshouji.html
前日仮泊した折立の天場。
夕方、管理人の方が「ここらはクマのテリトリーで良く出てくるから出合っても距離を取ってね。威嚇などしないように」としれっと言われる。
((((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
2019年08月24日 17:32撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/24 17:32
前日仮泊した折立の天場。
夕方、管理人の方が「ここらはクマのテリトリーで良く出てくるから出合っても距離を取ってね。威嚇などしないように」としれっと言われる。
((((( ;゜Д゜))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
太郎平への登山口。届出は太郎小屋にて。
2019年08月25日 05:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 5:14
太郎平への登山口。届出は太郎小屋にて。
2019年08月25日 09:16撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 9:16
薬師岳方面を望む。
2019年08月25日 09:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/25 9:29
薬師岳方面を望む。
太郎平小屋
2019年08月25日 09:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 9:34
太郎平小屋
太郎平小屋先の分岐。左が薬師沢へ降りる道。
国土地理院の地図ではこの下で北ノ股岳からのルートが合流するように記載してあるが実際は廃道で確認出来なかった。
2019年08月25日 09:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 9:55
太郎平小屋先の分岐。左が薬師沢へ降りる道。
国土地理院の地図ではこの下で北ノ股岳からのルートが合流するように記載してあるが実際は廃道で確認出来なかった。
北アの最深部へ向かう薬師小屋手前にて
2019年08月25日 11:53撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 11:53
北アの最深部へ向かう薬師小屋手前にて
小屋のテラスから薬師沢を見おろす
2019年08月25日 12:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 12:24
小屋のテラスから薬師沢を見おろす
薬師小屋
廊下を見ると建物全体が歪んでおり豪雪の凄まじさが解る。
2019年08月25日 13:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/25 13:12
薬師小屋
廊下を見ると建物全体が歪んでおり豪雪の凄まじさが解る。
テラスのハシゴを降り、いよいよ入渓。
2019年08月26日 05:29撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 5:29
テラスのハシゴを降り、いよいよ入渓。
思ったより水量が多く胸下まで浸かってのへつりをくり返す。
途中何回かの徒渉も結構辛いぞ。
2019年08月26日 06:40撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 6:40
思ったより水量が多く胸下まで浸かってのへつりをくり返す。
途中何回かの徒渉も結構辛いぞ。
赤木沢との分岐。写真の右へ入っていく。
2019年08月26日 06:59撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 6:59
赤木沢との分岐。写真の右へ入っていく。
「さすが」と言うべき屈指の美渓が始まる。
2019年08月26日 07:21撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 7:21
「さすが」と言うべき屈指の美渓が始まる。
次々に現れる滝ごとに歓声が上がる。
2019年08月26日 07:38撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 7:38
次々に現れる滝ごとに歓声が上がる。
「癒し系」の極致と言うか、至福の滝々。
2019年08月26日 07:53撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 7:53
「癒し系」の極致と言うか、至福の滝々。
エメラルドグリーンに思わずシャッターを切る。
2019年08月26日 07:55撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 7:55
エメラルドグリーンに思わずシャッターを切る。
遠くに辿るべき稜線が。
2019年08月26日 08:23撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/26 8:23
遠くに辿るべき稜線が。
殆どの滝が直登可能。フェルトソールが気持ち良く決まり疲れを感じさせることも無く高度を上げる。
2019年08月26日 08:42撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 8:42
殆どの滝が直登可能。フェルトソールが気持ち良く決まり疲れを感じさせることも無く高度を上げる。
核心部の大滝。左岸をザイル2Pで越える。少し手前から完全に高巻くルートもあるようで時間的にはその方が早いと思う。
2019年08月26日 08:46撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 8:46
核心部の大滝。左岸をザイル2Pで越える。少し手前から完全に高巻くルートもあるようで時間的にはその方が早いと思う。
大滝を超えても更に美しいナメが続く。あまりの綺麗さに泣けてくるくらい。
2019年08月26日 09:35撮影 by  RICOH WG-4 GPS, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/26 9:35
大滝を超えても更に美しいナメが続く。あまりの綺麗さに泣けてくるくらい。
2019年08月26日 09:54撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 9:54
2019年08月26日 09:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/26 9:55
振り返ると赤木平と遠く薬師岳方面が。
2019年08月26日 10:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 10:12
振り返ると赤木平と遠く薬師岳方面が。
奥の二俣は左を選択。しばらく行くと水も枯れ忠実に沢を詰める。
2019年08月26日 10:27撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 10:27
奥の二俣は左を選択。しばらく行くと水も枯れ忠実に沢を詰める。
もう少し季節が早ければ高山植物の楽園だったと思う。
この後、中ノ俣乗越にて武装解除。
2019年08月26日 10:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 10:30
もう少し季節が早ければ高山植物の楽園だったと思う。
この後、中ノ俣乗越にて武装解除。
北ア最深部を眺めながらの稜線歩き。
2019年08月26日 11:10撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/26 11:10
北ア最深部を眺めながらの稜線歩き。
北ノ股岳
気温も下がってくる。腹も減ってくる。
2019年08月26日 12:27撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 12:27
北ノ股岳
気温も下がってくる。腹も減ってくる。
驟雨にぬれた太郎平を通過し折立に向かって下る。
ガスの切れ目から遠く下山路が見える。
2019年08月26日 14:14撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/26 14:14
驟雨にぬれた太郎平を通過し折立に向かって下る。
ガスの切れ目から遠く下山路が見える。
もう一度振り返る。実り多かった山行の思い出として。
2019年08月26日 14:28撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 14:28
もう一度振り返る。実り多かった山行の思い出として。
有峰湖を遠望する。
2019年08月26日 15:41撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 15:41
有峰湖を遠望する。
「アラレちゃん」まで下れば折立は近い。
2019年08月26日 16:15撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/26 16:15
「アラレちゃん」まで下れば折立は近い。

装備

共同装備
ツェルト ザイル

感想

二年前に悪天候で断念した赤木沢に再度挑戦する機会に恵まれた。何しろ関東からは遙か遠く入山にもかなりの時間を要するこの沢はアプローチも長く、天候との兼ね合いも睨みながらの山行となった。
数日前からめまぐるしく変わる予報に翻弄されつつ「行ける!」と確信して出発。

最盛期は地獄の混み具合の折立もこの時期は充分空きがあり余裕で入山する。前日昼過ぎに天場に着きクマの脅威に怯えつつ(途中で目撃してる)仮泊。

相変わらず長い登りを太郎平を目指す。太郎平小屋裏から薬師沢へのルートはプロムナードよろしく山の花々に囲まれての道。沢音が近づくと薬師小屋は近い。
早めに到着したのでテラスにてビールのロング缶×3を飲み干しこれまた至福の時。薬師沢のせせらぎに夜は更けていった。

翌日ヘッデンが要らなくなる頃を見計らい入渓する。ここから赤木沢出合までが意外と手強い。やや水量が多いのか胸下まで浸かってのへつりや何度かの徒渉ですっかり体温を奪われ出合に着く頃には全身震えが止まらなくなった。軽い低体温症?
行動食を頬張り陽が当たり始めた赤木沢に入渓するとやっと温まってきた。

沢屋にとってここは「聖地」の一つだと思う。明るく開け水清く、そして美しい。詰めに藪漕ぎも無し。しかも北アの稜線歩き。
これ以上の沢があるだろうか。
天候に恵まれれば至福の山行となるだろう。

沢そのものは初心者向きだと思うがアプローチの長さやエスケープルートの取りにくさなど総合的なリスク管理の必要性はあると思う。
中ノ俣乗越から太郎平までは問題無し。日程に余裕があれば太郎平小屋に泊まって翌日、薬師岳を往復しても充実した山行になると思う。
僕等は前回、登ってるので(雨の中)横目で睨んで下山。疲れた身体には結構長い。
折立に着くと大騒ぎしてる。駐車場の後をクマが出たり入ったり。登山者が多いから人慣れしているのだろうか。結構怖い。
帰りは入浴後、富山市内で食事してのんびりと帰る。帰着は午前2時過ぎだった。

※せっかく富山まで来たのでお寿司を食べて帰る。関東近辺の回転寿司屋とはレベルが違う!超旨い!

【反省点】
・入渓時間を考えると小屋で朝食をガッツリ食べた方が良かった。
・稜線で武装解除して暢気に食べたりしてたときルベルソを落としたらしい。これは残念!
・ガイド本では40mザイルが必要とあったが2Pで登るなら30mザイルで足りたかも知れない(これは参考にしないで欲しい)
・なるべく軽めの荷物で軽快に遡るのが楽しいと思う。

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