六甲全山縦走【逆コース 宝塚〜須磨浦公園】
- GPS
- --:--
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 2,444m
- 下り
- 2,478m
コースタイム
(トータルで14時間43分、うち休憩に約2時間00分)
*コースは手入力です。はしょったところもあり、正確性は担保されていません。距離も短く表示されていますが実際は40キロ以上あるので注意を(神戸市公称は50数キロとのこと)。
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:山陽電鉄 須磨浦公園 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*最近の降雨の影響か倒木・路肩のくずれがありましたが、特に危険箇所はありませんでした。 【逆コースについて 歩いてみての雑感・順コースとの比較】 **順コースよりもコースタイムが40分ほど長いです。この点は留意した方が良いと思います。先に順コースで全縦してからの方が無難でしょう。 ★良い点 ・自販機、トイレがなくエスケープ手段がほとんどない東縦走路(≒宝塚〜一軒茶屋)を、午前中のまだ体力のある状態で臨むことができる。 ・東縦走路以降、自販機が点在している。ペットボトルを一本買って持っておけば、たいてい次の自販機まで持つので軽量化につながる(ただし、けがの際に備えて洗浄用に水を持った方がいいと思います)。 ・一軒茶屋以降はエスケープがしやすい(ただし、大龍寺から先、菊水山までは難しい)。 ・神戸、明石大橋などの夜景が絶品。手ブレ写真の100倍はきれいです(超健脚の人には関係ない話ですが)。 ★難点 ・順コースよりコースタイムが長く、日没後の行程が長くなる可能性がある。できれば日没までに馬の背をクリアしたいところ。また、旗振山から須磨浦公園駅までいろいろコースがあり夜だと分かりづらい。縦走路から逸れると遠回りになる。 ・市街地の道が分かりにくい。市街地の道案内は順コース目線なので、標識が自然に目に入ってこない。縦走マップがない場合、交差点ごとに見渡して案内を探し、その見え方でコースを考えるのがベター。特に丸山・横尾はやっかい。 ・最後の最後までアップダウンがある。疲れた体には東山への登りもおらが茶屋の階段も苦しい。 |
写真
感想
雨だったり体調がいまいちで山に行けずロングコースについて調べていたら、車・バスでの日帰りルートを比良山系に見つけました。けど、最近の雨で状況が分からないので今回は見送り、いつかはと思っていた六甲の逆縦にチャレンジしました。知らなかったのですが順縦よりコースタイムが長く、ノンストップでも15時間半ほど。加えてこの季節の気温と湿度。きつそうです。縦走するならやっぱり春先か秋でしょう。が、不慣れな夜道に一人馬の背を歩くのが嫌で、陽の長さを取りました。
逆縦は後半勝負。そのはずです。なので摩耶までは楽と踏んでいましたが、開始1時間で右の外踝が痛み始めて早くも窮地に。靴の当たりのせい?とひもを緩めても和らぎません。クッションになればとハンカチを挟んでみたのですが生地が薄くていまいち。今後はタオル地のハンカチを用意せねばと強く思いました。で、痛みのせいで右の荷重が甘くなり、負担が増した膝に違和感が訪れる負の連鎖。おまけに船坂峠の先のごつごつした登りで滑ってけがをしました。「有馬に下りて朝風呂しよう」。リタイヤを考えました。
ともあれ、東縦走路分岐で手当てをして一服。そのうちに山上はまだ平坦だから摩耶まで行ってみる気になりました。今回、膝には圧迫バンテージを試してみました。すると、なんと痛みが我慢できる範囲に(きつく締めると神経が圧迫され足の指がしびれました)。助かりました。踝の方は慣れたのかこちらも受忍限度内。有馬行きは却下して、完歩の可能性を感じつつ掬星台に到着。いよいよ勝負の後半です。
ここからのアップダウンはやはり難儀でした。摩耶山からの下りも、天王吊橋への足場の悪い下り道もいやらしいものでした。足は相変わらず痛いですが、緩んだバンテージを巻き直すのがいい休憩になります。菊水山ではバンテージを見た年配の方に「昔、軍隊でゲートルを巻いたのを思い出しました」と声をかけられ、そこからいろいろお話や励ましの言葉をいただき気持ちが楽になりました。余談ですが、比良縦走を勧めていただきました。こちらもチャレンジしたいものです。
さて、お別れをして間もない下りで明石大橋が見え、一度は奮い立ったのですが、まだまだ続くアップダウン、加えて市街地の固いアスファルト&道の分かりにくさに体も心もすり減ります。高取山の茶屋で「スタートより14キロ」を見て、まだ14キロも…順コースなら一軒茶屋の手前か、とつい弱音が。それでも進むと確実にゴールに近づくもので、目標通り日没までに馬の背に到着しました。夕暮れ時、街の明かりが増えていくのを眺めていました。
この先はヘッデンを装着。夜道歩きに神経を使い、やっと這い上がった高みから見下ろす夜景は素晴らしかったです。急ぐのがもったいなくて足が止まります。これはご褒美、としみじみする自分に夜風はやさしく、絶景を見つめる時間は幸せでした。21時前に須磨浦公園に到着。順縦、ダイトレ全縦に続き今回も苦しかったですが、歩き通せて嬉しかったです。
順コース2回いきましたが、あれを逆走は宝塚のV字谷でも厳しいとおもっていたのに、アルプスを暗い時間にいかれるなんてすごいです。
春は私は花粉症で喘息、秋は大会にでましたが、雨雲との競争、ばっちりの季節ってないですね〜
この暑さですごいです
maron9393さん、こんばんは。
私はよく足が痛くなりますが、なにかしら対処できる場合もあります。花粉症で喘息だとマスクをするわけにもいかないと思いますし辛いですね。
今回は時間をかけられたのでなんとか完歩できたようなものです。無理がたたりあちこちが痛んで難儀しています。
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