紅葉の中央アルプス・木曽駒ヶ岳〜空木岳縦走(山岳救助ヘリに遭遇)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,475m
- 下り
- 3,247m
コースタイム
外苑インター→八王子インター近くで1人合流→駒ヶ根IC→菅の平駐車場(車中泊)
10月6日(土)
菅の平駐車場4:55=タクシー=しらび平/5:40=ロープウェー=千畳敷
千畳敷6:10−7:00宝剣山荘【メインザック下す】―中岳―7:40木曽駒が岳8:00−8:35宝剣山荘8:45−9:05宝剣岳−9:55極楽平10:05−11:15濁沢大峰−12:05檜尾岳への鞍部で昼食12:55−13:40檜尾岳−13:58檜尾避難小屋
10月7日(日)
檜尾避難小屋5:20−5:35檜尾岳5:45−熊沢岳−東川岳−9:15木曽殿山荘9:35―11:32空木岳11:43−11:56空木駒峰ヒュッテ―12:05昼食12:50―13:08空木平避難小屋13:25−14:20ヨナ沢の頭―15:40マセナギ―16:13池山小屋16:30−鷹打場(タクシー呼ぶ)―17:30林道終点17:38―林道・登山道合流地点18:02
天候 | 10月6日は晴れのち曇り。夜は暴風雨 10月7日は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
10月6日5時に菅の台からタクシーでしらび平へ移動。タクシー代は4000円。バスは4時40分の段階でバス停から溢れて駐車場まで200mくらいの行列。タクシーでバスより先に出発できたので、ロープウェーの始発に乗ることができた。 下山は鷹打場でタクシーを呼び、林道終点手前からタクシーに乗車。林道終点付近は通行止めになっており、さらに20分ほど下ったところからタクシーに乗った。菅の台まで2500円、15分ほどで到着。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・千畳敷にて入山届を提出する。また、宝剣岳で遭対協が登山者のチェックを行っている ・木曽駒ヶ岳までの道は危険な箇所なし。宝剣岳の岩場は注意が必要なものの岩場の基本が分かっていれば難しい箇所はなし。 ・三連休の初日ということもあって、避難小屋は14時に到着した時点で定員20名以上の人がいた。 ・池山尾根登山口の林道は途中で通行止めになっており、タクシーを呼ぶには登山口からさらに菅の台への登山道を20分ほど下る必要がある。タクシーは池山小屋と林道終点の間の鷹打場から呼ぶとちょうどいい。docomoは携帯が通じる(softbank、auは圏外)。 ・檜尾避難小屋の水場は細く、汲んでも水に砂が混じる状態。念のため飲料用は煮沸した。水場まで往復15分程度 ・「義仲の力水」、空木平避難小屋の水場は枯れていた。 |
写真
感想
10月の3連休に念願の中央アルプスの縦走へ。2ヶ月ぶりの登山、しかも2日目は9時間歩行という不安を抱えながらも出発。
金曜日、21時30分に千駄ヶ谷を出て、首都高高井戸出口まで渋滞するもののその後は順調に。八王子で1人合流し4人で出発。1時前に駒ヶ根インターに到着、駐車場に着く前にコンビニに立ち寄り。コンビニは駒ヶ根インターを出て菅の台と逆方向に2分ほど走るとセブンイレブンがある。駐車場は1時時点ではまだ余裕があった。
翌日は4時30分にはバス停の行列ができ始め、5時前には200mくらいの列が。4人だったのでタクシーを手配し、始発バスより先にしらび平へ到着できた。4人乗車で4000円だったので、1人あたりだとバスより200円高い程度だった。始発ロープウェーで千畳敷へ。登山届を提出して出発。
宝剣山荘でメインザックをデポして木曽駒ヶ岳へはピストンで登頂。山頂は幸い晴れていい展望が望めた。北アルプス・八ヶ岳・南アルプスだけでなく、遠く奥秩父の山々やさらに浅間山まで望むことができた。
宝剣岳のルートは登山者が多く渋滞しながらゆっくりと通過。岩場も気をつけていれば危険な箇所はない。その先の濁沢大峰と檜尾岳の登りは、予想以上にきつかった。
檜尾避難小屋は14時時点で既に定員以上で、今回はテント泊に。その後到着したパーティーを含め全部で10張程度張られていた。檜尾岳で追い越したパーティーの中で怪我人が発生した模様で、警察ヘリが救助に向かう一部始終を見た。この土日で中央アルプスでも事故が相次いだようだ。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121007/k10015580041000.html
また、檜尾避難小屋の水場はかなり細くなっており、また水を汲んでもどうしても砂が入ってしまう状況。飲料用は煮沸した。
日暮後、20時くらいから雨風が強くなり深夜は暴風雨に変わり、翌日3時頃まで降り続けた。しかし、4時を過ぎると青空が見えるようになってきたため、出発することを決定、予定より30分遅れの5時30分に出発した。
大滝山辺りまでは青空が見えたものの、その後はガスの中で、下山まで晴れることはなかった。木曽殿山荘までの縦走路の整備されているものの歩きにくく、予想外に時間がかかった。また、空木岳への登りは山頂までに2つ小ピークがあり、その都度落胆することになった。山頂に着くも晴れることなく、写真を撮って直ぐに下山へ。
空木平避難小屋手前で一瞬晴れ間が除いたので、昼食にする。しかし、20分くらいでまたガスの中に。その後の下山でも意外と時間がかかり、林道終点到着が17時30分、タクシーとの合流地点に着くまでの登山道は真っ暗になってしまったので、ヘッドランプを着けての歩行になった。18時ちょうど、やっと思いでタクシーが待つ駐車場に到着、延々行動時間13時間超の長丁場に、心身ともに疲れ果てての下山になった。
その後、こまくさの湯で汗を流し、帰京。小仏トンネル付近で20キロの渋滞に巻き込まれ、東京着は翌1時頃になった。
一番行きたかった空木岳は残念ながらガスの中…。しかし、初日の木曽駒が岳は少々の雲はあったものの晴れて360度の展望を見ることができたのが救い。2日目は空木岳までのアップダウンがかなりきつく、空木岳への登りではいくつかのパーティーに抜かされコースタイム以上の時間をかけながら到着。それが響いて最後は完全に日暮れになってしまいヒヤヒヤでしたが、なんとか無事に下山できてなによりでした。
こんにちは!救助された男性は骨折だったにですね!こちらの記録を拝見して知りました!
救助された男性は単独行で、足を怪我をしたと、後続の我々パーティーに救助を要請されたので、我々パーティーのベテランメンバーが対応しました。
ヘリで救助されて良かったです。もし飛べなかったら、避難小屋搬送は大変だったと思います。夜は暴風雨だったので、ビバークでなくて良かったです。
ちょっと転んでも歩けなくなるような怪我は怖いですね!自分も気をつけようと再認識した山行でした。
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