百座目の黒部五郎岳は一匹と一人で独占？

2020年10月17日(土) 〜 2020年10月18日(日)

• GPS: 31:13
• 距離: 31.0km
• 登り: 2,345m
• 下り: 2,314m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:19
• 休憩: 0:02
• 合計: 3:21

10:16 十三重之塔 慰霊碑
11:11 11:12 太郎坂
11:40 11:40 青淵三角点
11:54 11:54 積雪深計測ポール
12:54 12:55 五光岩ベンチ
13:12 13:12 太郎兵衛平
13:37 太郎平小屋

2日目

• 山行: 10:57
• 休憩: 1:08
• 合計: 12:05

5:26 太郎平小屋
5:34 5:35 太郎山
6:57 6:57 神岡新道分岐
7:05 7:13 北ノ俣岳
7:43 7:43 赤木岳
8:29 8:29 中俣乗越
10:17 10:18 黒部五郎の肩
10:32 10:48 黒部五郎岳
10:54 10:54 黒部五郎の肩
12:00 12:00 中俣乗越
13:03 13:10 赤木岳
13:38 13:50 北ノ俣岳
13:46 13:46 神岡新道分岐
14:44 14:44 太郎山
14:49 15:03 太郎平小屋
15:21 15:21 太郎兵衛平
15:36 15:41 五光岩ベンチ
16:20 16:20 積雪深計測ポール
16:36 16:40 青淵三角点
16:57 16:57 太郎坂
17:27 十三重之塔 慰霊碑

天候

一日目：小雨　二日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八王子の自宅から折立てまで松本経由で片道約5時間。一日目10時到着時は天候もあって10台程度で閑散。有峰林道が復旧して岐阜側ルートが今年は通行可能となり、東京からは約1時間短縮。見座から折立まで1時間程度。

コース状況／危険箇所等

前日からの残雪が30〜50cm程度。先行者もなくルート不明瞭、山頂直下は全くルートわからず。凍結箇所は少なかったが、軽アイゼンを持参しなかったら登頂は難しかったと思う。アップダウンが多く復路は堪える。

その他周辺情報

林道には動物が多数出没。帰路では熊に遭遇。

写真

10/17 10:12

小雨降る中出発！

10/17 11:13

アラレちゃん。最初の急登のほぼ中間。

10/17 11:44

1年ぶりで懐かしい。しかし、展望なし。

10/17 11:54

ポールの上の方まで積雪するらしい。

10/17 12:31

長い階段の始まり。残雪がちらほら。

10/17 13:39

太郎平小屋に到着。残雪の多さに驚き。

10/17 13:42

小屋前には雪だるままで。。。
この日で宿泊は終わり。宿泊者は20人程度だった。

10/18 5:26

翌日朝。足下が不安定なのでスタートを遅らせて明るくなってから出発。下山時刻が心配。

10/18 5:33

念のために持ってきた軽アイゼンのおかげで、不安無くぐんぐん進む。

10/18 5:34

10/18 5:40

ここらはまだ残雪が少なくて、気楽だった。。

10/18 5:45

10/18 5:50

10/18 5:53

今日は天候が期待できそう。

10/18 6:13

10/18 6:13

振り返って富山側。明るくなってきた。遠くに富山湾が見える。

10/18 6:13

10/18 6:35

北ノ俣手前のピークに登ると既に太陽が上がっていて、勇気づけられる。先行者のトレースなし、後続も見えない孤独な登山。

10/18 6:35

遠くに目指す黒部五郎岳がくっきりと。

10/18 6:35

天候も良く、気持ちよい稜線あるき。

10/18 7:05

北ノ俣到着。ここまではコースタイムより若干早くて予定通り。この時点では16時下山を予定。

10/18 7:05

10/18 7:38

だんだん雪が深くなってきた。。あるのは動物の足跡だけ。

10/18 8:20

雪を被ったハイマツ帯を突き進むのが結構、時間と体力を消耗。分かりにくいが正面が登山道。

10/18 8:57

ついに最後の登りが間近に。ここから見るとルートが明確で、雪付も少なくて登りやすそうに見えたが。。。

10/18 8:57

左手に目を向けると雲と平が雪化粧。向こうに見えるのは先月登った水晶と鷲羽。

10/18 9:12

手前右側にうっすらと見えるのが登山道。

10/18 9:23

10/18 9:28

急登のとりつきは鞍部で雪深くなり、先行きに不安が。。。
太腿高さの雪を踏み固めて突き進む。ここはルートが分かりやすかったが、深かった。。。

10/18 10:14

肩に到着。ここまで大変な登りだった。急登で風が強いにも関わらず積雪は膝まであって、ルートは雪で全くわからず吹きだまにうっかり踏む混むと腰まで埋まって、なかなか進まず。

10/18 10:15

山頂への最後の登り。人の足跡はないが、動物の足跡多数。こんなところまで来るの？

10/18 10:15

反対側にカール！　噂に違わぬ迫力。盛夏にこちらから登りたかった。。。。

10/18 10:16

山頂へのルートに動物の足跡が続く。下山後に確認すると狸か狐のよう。この時は熊かと思い、気が気でない。　

10/18 10:22

どこまで続くのか？　熊だったらここまで来て登頂断念か？

10/18 10:25

まだ続く。登山道をきれいにトレースしている。

10/18 10:29

なぜ登山道を進む？

10/18 10:31

結局山頂まで続いていた足跡。幸運にも既に下山されたようでした。よかった。

10/18 10:32

カール側にいないか一応確認。

10/18 10:41

ついに登頂！　百名山全山登頂！　寒い中、記念写真の為に用意した「百」のシールを貼って撮影。

10/18 10:45

槍! 穂高！

10/18 10:45

笠！　乗鞍！

10/18 10:45

鷲羽！　水晶！

10/18 10:45

薬師だったかな？

10/18 10:45

絶景を独占。この日の登頂は一人と一匹。この動物は何だったのだろう？

10/18 10:46

これから戻るルート。遠い。。。

10/18 13:39

往路ではあまり苦にならなかったアップダウンが、復路では応えて、やっと北ノ俣到着。すでにへとへと。

10/18 13:40

有峰湖が綺麗に見える。雪もだいぶ溶けてきて、アイゼンを外してスピードアップ。

10/18 13:44

小屋がなかな遠い。

10/18 15:14

小屋からの下り。昨日は雨で視界がなかったが、本日は気持ちよく登山道が延びている。

10/18 17:30

日没直後の下山。お疲れ様でした。

おまけ

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

NL_ino

目標がないと何事も始められない性分で、百名山踏破を目標に登山を始め。最短で登頂が可能なルートを考え、solo＆light&fastでひたすら百名山を追いかけた7年。最後の黒部五郎は色々あって無理もしたが、実力を試された卒業試験のようだった。振り返ると登山の為に日本各地を訪問し、お会いした方々との会話、登山前後での温泉、食事が楽しかった。登山最高！
ところで、山頂の足跡は何だったのだろう？　ご存じの方がいらしたら教えてください。