快晴の涸沢カール独り占め 上高地〜涸沢岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 2,452m
- 下り
- 2,451m
コースタイム
9:30中の湯
9:50釜トンネル
10:30大正池
11:30河童橋
12:20明神
13:20徳沢
14:30横尾14:50
16:30本谷出合
26日
5:30本谷出合
6:20涸沢ヒュッテ付近6:40
9:45白出のコル10:00
10:20涸沢岳10:40
10:50白出のコル
11:20本谷出合12:00
13:00横尾
14:00徳沢14:10
15:10明神
16:00河童橋
17:00大正池
18:30中の湯
天候 | 25日曇り時々晴れ 夜暴風雪 26日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中の湯まで 除雪されてます 釜トンネル入り口に登山ポスト有り 大正池まで除雪されてます。横尾まで踏まれたトレースを辿ります 横尾から本谷 谷はまだ割れていないので直登しました。 夏道はデブリで歩きにくそうな沢のトラバースが有り トレースが出来るまでは難儀しそうです。 横尾谷内はまだ危険な箇所はないです。割れはじめたら 高巻きが必要です。 本谷から涸沢 沢沿いをそのままつめます。崩れそうな箇所はまだ有りませんでした 涸沢カール 下部はザラメ雪。朝はカチカチ 上部はパウダー。ツボ足で膝までのラッセル 涸沢岳 夏道に積もった雪が残ってるので要注意です。 |
写真
感想
この時期にしては上がり過ぎてる気温での雪の状態を見たかったので、
今までGWあたりに行ってた涸沢をまだ時期としては早すぎるとは思いましたが、1ヶ月程前倒しです。
天気予報はいまいち、しかも朝忘れ物して取りに戻ったり、睡魔に襲われてSAで仮眠したりで
すっかり遅くなってしまいました。いったんは行くの止めようかと思いましたが、行ける所までと決めて行って来ました。
雪の状態は、
量は全体的にはそこそこ残っていますが、雪のつきにくい所には少ないか、無い所も有りました。
今シーズンは降った雪の量に対して風の強いシーズンだったのかもしれません。
雪質はもう雨も降ったようですっかり落ち着いていて、2500㍍あたりまで
春の雪、朝はカチカチで緩んでからはザラメ雪。そこから上はまだパウダースノー
ラッセル強いられました。でもラッセルが大変な程滑るにはいい雪なので頑張れます!
アプローチは中の湯からでしたので超ロング!上高地内、横尾までは毎度のことながら
うんざりでしたが、今回は20㌔の荷物+スノーボード。これだけの荷物は去年の常念縦走以来かなぁ。
さらに歩きにくい残雪に足をとられすっかりヘロヘロになりました。
その後横尾谷を時間いっぱいまで歩きなんとか本谷の開けた場所まで出ました。
ここなら雪崩の心配が少ないので、テントを張ります。
夕食の準備をしていたら雪がチラついてきたな、天気予報は当たりか…と思ったのもつかの間、
あっという間に強風をともなった嵐になりました!気温もガクンと下がり瞬く間に冬に逆戻り。
このまま深夜までこの嵐は続き、もはやこれまで。明日は何とか無事に下山させてくれと思いましたが、
明け方近くなるとウソのように過ぎ去って行きました。今思えばあれは何だったんだろう
と思います。
明るくなる頃にはすっかり快晴!こうしちゃいられません!荷物担いで目指すは涸沢です。
モルゲンロートこそ逃しましたが、カールに着くとまさに抜けるような青空のもと
穂高連峰が目の前にそびえます。この日はひとつのテントもなく小屋は埋まっていて
まさに貸し切り!贅沢なひと時を満足いくまで堪能しました。
ここから白出のコルまでザイテン沿いをひたすら登ります。キツかったー!
稜線は強風ですが、景色が、天気が良すぎです!涸沢岳まで上がって槍ヶ岳見に行きます。
山頂までの道はトラバース状のヤな所も有りましたので一歩一歩注意して山頂です。
右手は西穂のギザギザから奥穂、前穂のギザギザ
左手は北穂からキレット越しに槍ヶ岳、後ろには後立山の山々
見下ろせば上がってきた涸沢、見上げればこの上ない青空と
今思い出しても感動的な景色でした!これは写真に収めなければと思ったら寒さから(?)
ズームリングが回らず二度とピントが合わなくなりました(笑)
写真はケータイのカメラで我慢してしっかりと目に焼き付けておきます。
小屋まで戻り今回のメインイベントの時間です!
広大な涸沢カールに唯一のシュプールを刻みました。
これは真っ白のデカイ壁にいたずら書きをする子供の気持ちと全く同じだと思います(笑)
贅沢尽くしの涸沢を後にすると後は修行でした(´・ω・`)
重たい荷物を担いでひたすら昨日歩いた道を戻ります。
時間は余裕があるつもりでしたが、中の湯までだった事に途中で気付き、焦る前に
ヤル気が失せました(T_T)
暗くなり始めるまでのひたすらの歩き。これだけのロングアプローチ、
一泊二日じゃもったいなかったかな。でもかつてないくらいの贅沢な時間を過ごせたので
今回も色々と恵まれた山旅になりました。
いやぁ〜、素敵な写真をありがとうございます。
お天気に恵まれて良かったですね!
横尾本谷はまだそんなに雪崩れていないんですね
ザイテン横のラッセルがきつそうで楽しそう〜
この時期に涸沢から穂高連峰の稜線へなんて・・・
ペースもメチャ速い・・・
この時期、ヒュッテ&小屋って想像通りでしたがこうなっているんだ・・・
これはなかなか見ることのできない写真かと。
これからも色々な山へ行って写真で楽しませて下さい!
こんちわ
歩荷といい距離といい・・超人でんな
涸沢は5月からしか知らないです。
しかも、二日目ピークとってるし
お疲れ様でした
でわでわ
akkeyさん、こんばんは。
この時期に涸沢カール滑走ですか
天気もよく涸沢カールを独り占め
二日間の日程で20kg以上のザック、お疲れだとは思いますが充実したBCを楽しまれたんではないでしょうか
自分も今年3月に蝶ヶ岳に行っているので中の湯までの帰り道の長いことよく気持ちが分かります
3月4日行かれたakkeyさんの【谷川岳 天神平からマチガ沢】の記録を見てカッコイイと思い、真似してBCデビュー?!してきました
結果は・・・
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-278861.html
akkeyさんも平日休みということで、もしかすると何処かでお会いするかもしれませんね
最後に質問いいですか?
BCに行く時は、スノボーブーツにアイゼンですか?
それとも登山靴で登って、ブーツは担いで行って滑走の時に履き替えていますか?
akkeyさん、こんばんは〜
この時期に涸沢カールを滑走なんて素敵過ぎます
しかも、自分ひとりのシュプール、最高ですね
体力、技術ともに真似出来ませんが、私もいつの日か涸沢カールを滑りたいなあ
目標を頂いて感謝です。
素敵なレコ、ありがとうございました〜
極上貸切滑走にシビレすぎて悶絶しそう〜(;´Д`A
BARRACUDA大喜び、MOSSすねていませんか?
北アの氷柱ポッキー食べてみたいです(笑)
daizさん こんばんは
この日は本当に天気に恵まれました。
夜に荒れましたが、あれが行動時間中じゃなくて良かったです
本谷の雪はまだしっかり残っていてまだ安心して歩けます。
が下の方は沢の流れる音が聞こえましたからこれからの時期は要注意ですね
ラッセルはキツかったです!楽しいのは滑りの方ですよ
BIMOTAさん こんばんは
今回はあれもこれもと荷物を持って行きましたから
ペースは速くはないんです。やっとのおもいで登ってましたから
山小屋達は横尾山荘までは普通ですが、涸沢〜穂高岳山荘の
埋まりっぷりは笑えますよ
涸沢ヒュッテが何であの形状なのか分かった気がしました。
uedayasujiさん こんばんは
三月の涸沢は初めてでしたが気温、雪共すっかり春でした。
でも夜の天気は一変して大荒れでしたからやはりこの時期は
天気に恵まれているのが一番だと実感しました
ピークは単に奥穂へ行く体力と技術が足りなかっただけで
涸沢岳には失礼ですが代わりに行っただけです(笑)
Maieさん、どうも
帰りの河童橋からがホントにうんざりですよね(笑)しばらく遠慮したいです
それよりも私としたことがMaieのレコを見逃すとは
しかもBCデビューだったなんて素敵すぎます
しかもしかも谷川だったんですね!
だいぶ雪解け進みましたね あれだとたとえブーツだったとしても
マチガは無理でしたね(・_・;)リベンジは至仏ですか?
私も鳩待峠が解禁になったら行こうと思ってます。
BCでの装備
私はですが、アプローチから全てボードのブーツで歩いています。
歩行時には足首がある程度動くように靴ひもは上部は緩めにしています。
アイゼンはストラップタイプのものであればほとんどのメーカーの
ものは装着可能だと思います。ちなみに私はBD社のものを
使っていますが、問題有りません。
スノーシューももちろん装備可能です。
それと、ウエアもこの先の時期あったかい日などでは
登山用のハードシェルで行く時も有ります。
ただしパンツは裾がボードのブーツに合うかどうか
事前に確認されると良いです
他にも何かありましたら言って下さい。分かる範囲で協力します
では、まだもう少し雪遊び楽しみましょう
FRESCHEZZAさん こんばんは!
今回は会心の滑りでしたからしばらくは思い出しニヤニヤしそうです
涸沢は滑走するためにあの地形なんだと思ってますから(笑)
最高のビッグゲレンデ!
ですがアプローチが長すぎるんですよねぇ
GWになれば各小屋を利用すれば今回の私のような修行
にはならないと思いますので、どうぞFRESさんも涸沢滑走!
taeさん どうも!
平日とはいえ人のいな過ぎにビックリでした!
やっぱ時期的に早かったんでしょうけど、変に雪解けした時期よりもいいかも
この日のコンディションはバラクーダで大正解!
上はパウダー有り、下はシャバ雪有りで正にオールラウンドボードの真骨頂でした
とんでもない超人記録 眼を丸くしてジックリ拝読させて貰いました
素晴らし過ぎます
この時期リスクの多い涸沢はまだまだ冬眠状態で、足を運ぼうなどとは夢にも思っていませんでしたが・・・akkeyさんの行動力と判断力、そして体力には圧巻です!
独り占めの景観とBCの満足度は他と比較にならない程ダイナミックでこの上ない喜びだったんじゃないですか
あの、穂高岳山荘が完全に埋まってるんですね
イイもの見させて貰いました^^
ロング山行、本当にお疲れ様でした!
sanpoさん
素晴らし過ぎるシチュエーションに景色、天気も、雪も全てが完ぺきでした!
当初は雪の状態を見るだけのつもりでしたが、これだけ暖かいと
雪も安定してきてるんじゃないか…という期待に応えてくれたみたいです!
天気も私が行動中は晴れ、寝てると嵐という狙っても出来ない奇跡的なものでした
これほど恵まれたことはないかもです。山と天気の神様に感謝です
akkeyさん、こんにちは!
随分とまたすごいコースを歩かれましたね
しかも涸沢を滑走とは
GW明けにこのあたり行きたいなぁと思っていた矢先のレコだったので、驚きましたよぉ
釜トンネルは歩いたことありませんが、秋に奥穂に行ったときに最終タクシーに間に合うかかなり微妙で、絶対トンネル歩くのは嫌だと思った記憶があります
雪に埋もれた小屋はなかなか見れないので、いいもの見れました
小屋開けの方は大変ですね
ヒップソリでもビビル私には、想像を絶する世界です
miyucchiさん
トンネル歩き、私もイヤですよ しかもそこからさらに追い打ちの中の湯までです(笑)
今考えると手前の坂巻温泉に駐車した方がまだマシだったかなぁ
ちょっと早めの涸沢でしたが、まさかのひとり占めでした!
小屋はご覧の通りで、涸沢小屋はホントに「溺れるぅ」って言ってましたよ(笑)
miyucchiさんもGWあたりでヒップソリ滑走しましょう!
akkeyさん、すみません。
凄すぎて言葉が出てこない
さまよって涸沢にいっておられるとは
夢のような世界を写真で感じることができました。ありがとうございました。
滑るん気持ちよさそう(>_<)いいなぁ〜・・・
カメラ大丈夫ですか?
bebebeさん
二日ほどさまよってたらこんな感じになってしまいまた(笑)
ここまでは望んでませんでしたって言うくらいの恵まれた山旅
まだ余韻に浸れてますから ホント何に感謝すればいいのか分からないです!
カメラはあの日が命日となりました。チーン
普通のコンデジでしたからこれを機に欲しかった新型に変えるつもりです
とっても感動したので!
akkeyさん、こんばんわ!
涸沢ってアプローチが雪崩れそうなイメージで(そもそも涸沢自体が雪崩れるイメージだったのですが、違うのかな?)、
この時期ノーマークでした。
お天気と雪質の判断力の成せる業ですね
ほんと1泊2日じゃもったいないですね。笑やることなくても1日朝から晩まで景色見てるだけで過ごせる気がします。
でも滑走も相当な充実ぶりだったようですから大満足ですよね。
私の力量でこの判断はできそうにないですが
素晴らしさが写真と感想からバンバンつたわってきて
とっても興奮しました。笑
これからも素敵なレコをまってます!
tamaoさん こんちは
今年はGW辺りまで待ってたら雪無くなっちゃうんじゃないか?という位暖かいので
待ち切れなくて、 でも時期的にちょっと不安でしたから
今回は涸沢までの道の状態を見ながらの視察のつもりで行ってきました。
結果としては、GWの雪と近い感じである程度安定しており
当日の気温もさほど上がらなかったのでスルスルと行けてしまい
気が付いたら稜線まででした。
ただカール上部は今にも雪崩そうなヤツがありましたから
もし来ても被害が少なくて済みそうなルートを繋げて歩きました。
今回はほんとに充実でした!天気、雪、景色、なにより
涸沢の独り占めはマジでタマリマセンでしたよ
でも一通りやることやった後の後始末(横尾からのアレです)は孤独で病みそうでした…
初めましてakkeyさん。YOKUと申します
素晴らしい山行記録、大変に参考にさせていただきました。
ここ数ヵ月ものすごーくモチベーションが下がってしまい週末は引きこもっていたのですが、写真を拝見させていただき、また北アルプス歩き出そうと気合いが入りました!
またちょこちょこお邪魔させていただきますので、宜しくです
YOKUさん
こんにちは。この時期の北アルプス、稜線までがしんどいけれど出た時の感動は忘れられませんよね!
思い出しちゃいました?YOKUさんの記録見ましたよ。
何かあったのかは私には分かりませんが、私の写真なんぞがお役に立てたのであれば良かったです
今年もアルプスはYOKUさんが来るの待ってますよ、きっと
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