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Yamareco

記録ID: 302702
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山・小蓮華山・鑓温泉

2013年05月25日(土) 〜 2013年05月26日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
22:06
距離
27.3km
登り
2,879m
下り
2,860m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:10
休憩
2:21
合計
10:31
5:54
6:01
1
6:02
6:02
194
9:16
9:27
24
9:51
10:00
58
10:58
12:06
23
12:29
12:29
20
12:49
13:01
24
13:25
13:25
37
14:02
14:27
36
15:03
15:03
46
15:49
15:49
11
16:00
16:09
13
2日目
山行
5:07
休憩
1:29
合計
6:36
6:46
6:47
56
7:43
7:46
54
8:40
8:45
16
9:01
9:01
12
9:13
9:13
18
9:31
10:06
74
11:20
11:35
24
11:59
12:01
6
12:07
12:08
9
12:17
12:17
22
12:39
12:39
6
12:45
13:12
0
13:12
ゴール地点
●5月25日(土)
05:49猿倉第一駐車場〜05:54猿倉荘06:00〜06:10鑓温泉分岐06:10〜07:02白馬尻付近07:02〜10:51白馬岳頂上宿舎テン場(テント設営・昼食)12:05〜12:26白馬山荘12:26〜12:46白馬岳12:59〜13:24三国境13:24〜14:01小蓮華山14:26〜15:00三国境15:00〜15:48白馬岳15:48〜15:58白馬山荘16:07〜16:24白馬岳頂上宿舎テン場(幕営)

●5月26日(日)
06:33白馬岳頂上宿舎テン場〜07:42杓子岳07:45〜08:39白馬鑓ヶ岳08:43〜09:00天狗山荘・鑓温泉分岐09:00〜09:30白馬鑓温泉10:06〜11:17小日向のコル(昼食)11:32〜12:12水芭蕉平12:12〜12:33鑓温泉分岐12:33〜12:43猿倉第一駐車場
 
天候 5月25日:快晴!
5月26日:晴れ
25日の夜は風が強かった
 
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス 猿倉荘第一駐車場(無料/70台/5:20の到着時は3〜4割程度)
 
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
猿倉荘にあり。簡易トイレあり。

【コース状況】
●猿倉〜白馬尻
猿倉荘の脇からスタート。鑓温泉の分岐を過ぎると徐々に雪が現れ始める。
しばらく進むと沢の渡渉があるけど木橋が掛かっているので問題ありません。
昨年同時期よりも雪が多いようで、
林道が大きく折り返すところが雪渓への入口となっていました。
雪渓の下部はデブリで覆われておりガタガタしていて少し歩きにくかった。
白馬尻は整地中。

●白馬尻〜白馬岳
白馬尻を過ぎると何となく雪面が落ち着き始めます。
無心で登っていると突然「ラク!」の声が聞こえ、
周囲を伺うと人の頭大の石が転がってきて止まりました。
雪崩は落ち着いたけど、落石は常に注意が必要。

葱平手前の大雪渓一番の急登は、雪が固く締まっている早い時間帯はアイゼンが必要。
滑落が心配な場合はピッケルも。
アイゼン装着のタイミングは必ず急登に差し掛かる前に。
自分は途中までアイゼンなしで頑張りましたが、
途中で耐えきれなくなりも急斜面のため場所がない。
ピッケルもザックに取り付けたままだったのでバケツを掘る訳にもいかず。
岩が露出した中島まで何とかたどり着いた時にはホッとしました。

急登を終えたところが葱平付近。ここからは少し緩やかな小雪渓。
この辺りから登山道は北方向に進路をとり、白馬岳頂上宿舎が見えるように。
稜線に上がると山頂まで雪はほぼ無くなります。

●白馬岳〜小蓮華山
山頂から三国境までの下りは基本夏道ですが、
雪が緩んでいてイヤな箇所が3箇所ほどあります。
雪が付いているところは踏み抜きに注意。
調子良く進んでいると突然ズブリと腰までいきます。
三国境から最初の下りも雪壁になっていてトラバースの際には注意が必要。
その後はほぼ夏道となります。ガレ場の登山道を緩やかに小蓮華山に登っていく。
※栂池ロープウェイはサイトを見ると6月1日からの運行とのこと

●白馬岳〜杓子岳
丸山を過ぎた下りで1箇所残雪がある他はほぼ夏道通し。
最低コルまで下り登り返した後少し緩やかな道をしばらく進むと
杓子岳への山頂と巻道との分岐へ。
山頂へは急登のガレ場となる。巻道は通っていませんが、
分岐からは雪渓のトラバースがあるのが見えました。

●杓子岳〜白馬鑓ヶ岳
ガレ場を下り巻道と合流し鞍部まで下ります。
鑓ヶ岳までの登り返しの前半はガレ場の急登となりますが、
2800mを過ぎると比較的緩やかに。
危険箇所は特になし。

●白馬鑓ヶ岳〜白馬鑓温泉
夏道の稜線を天狗山荘・鑓温泉分岐まで下ります。
分岐を少し下ったところからは全面雪。
大出原は尻セードに最適な斜面で、この時期ほぼ一直線に下れます。
2080m付近までイッキに下ると雪渓は進行方向左手に曲がり、鑓温泉が見えてきます。

●白馬鑓温泉〜猿倉
鑓温泉から小日向のコルまでの正規ルートはパッと見たところ、
崩落や雪崩がコワそうだったので、雪渓を直降することに。
鑓沢から小日向のコルまではルーファイしながら登り返します。

小日向のコルからすぐの急登の下りが今回のルート中一番の危険箇所。
雪がズブズブでとても滑りやすくなっていました。
また、中山沢へ向かうトラバースも同様の雪質で一度下りることも考えたけど、
登り返しがイヤだったので何とかがんばって通過しました。

中山沢からの樹林帯は踏み跡も消えていてルーファイの必要あり。
水芭蕉平を過ぎると青テープが現われると同時に踏み跡も明瞭となります。
この辺りから雪も徐々に減り、雪融け水が流れている登山道が見えるようになり、
しばらく下ると林道と合流。
 
【1日目】猿倉駐車場からスタートです
1
【1日目】猿倉駐車場からスタートです
鑓温泉分岐。帰りはここから出てくる予定
鑓温泉分岐。帰りはここから出てくる予定
お〜素晴らしい!林道からの白馬岳
6
お〜素晴らしい!林道からの白馬岳
小蓮華山も
新緑の季節です
フキノトウが群生してました
2
フキノトウが群生してました
猿倉から林道を進むとすぐに雪が現れます
猿倉から林道を進むとすぐに雪が現れます
雪渓に入りました
2
雪渓に入りました
去年の同時期よりも雪の量は多い感じ
1
去年の同時期よりも雪の量は多い感じ
丸山が見えてきた
2
丸山が見えてきた
白馬尻。気づかないうちに通り過ぎていた
白馬尻。気づかないうちに通り過ぎていた
大雪渓には気持ちのよい薫風が吹いている
1
大雪渓には気持ちのよい薫風が吹いている
「ラクッ!」の声とともに人のアタマ大の落石が斜面を転がっていく。それを見つめるバックカントリーヤーたち
1
「ラクッ!」の声とともに人のアタマ大の落石が斜面を転がっていく。それを見つめるバックカントリーヤーたち
大迫力の天狗菱
雪渓を振り返ると高妻山と乙妻山
雪渓を振り返ると高妻山と乙妻山
丸山の斜面はコッテリ雪
1
丸山の斜面はコッテリ雪
大雪渓の途中から高妻・乙妻と妙高、火打、焼山
大雪渓の途中から高妻・乙妻と妙高、火打、焼山
急登を終えて小雪渓を過ぎると進路を北にとる。同時に白馬岳頂上宿舎が見えてくる
急登を終えて小雪渓を過ぎると進路を北にとる。同時に白馬岳頂上宿舎が見えてくる
杓子岳はカッコいい
3
杓子岳はカッコいい
頂上宿舎のテン場でまずは今晩の宿設営&昼ゴハン
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頂上宿舎のテン場でまずは今晩の宿設営&昼ゴハン
稜線に上がるとドーンと剱
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稜線に上がるとドーンと剱
毛勝三山
う〜ん、いい天気
う〜ん、いい天気
さて山頂を目指します。
1
さて山頂を目指します。
白馬岳山頂
山頂より。剱と別山、真砂岳、立山
4
山頂より。剱と別山、真砂岳、立山
山頂より。剱、大日岳、毛勝三山
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山頂より。剱、大日岳、毛勝三山
山頂より。杓子岳、白馬鑓ヶ岳。奥に鹿島槍と前穂・奥穂・槍、針ノ木、野口五郎、鷲羽、水晶、赤牛
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山頂より。杓子岳、白馬鑓ヶ岳。奥に鹿島槍と前穂・奥穂・槍、針ノ木、野口五郎、鷲羽、水晶、赤牛
山頂より。小蓮華山。奥に妙高、火打、焼山、雨飾山
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山頂より。小蓮華山。奥に妙高、火打、焼山、雨飾山
山頂より。高妻山・乙妻山
山頂より。高妻山・乙妻山
山頂より。雪倉と朝日岳
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山頂より。雪倉と朝日岳
山頂より。主稜を見下ろす。ゾワ〜
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山頂より。主稜を見下ろす。ゾワ〜
山頂より。大雪渓を見下ろす
山頂より。大雪渓を見下ろす
山頂より。旭岳
日本海と富山湾、その奥には能登半島まで見えた
日本海と富山湾、その奥には能登半島まで見えた
山頂から少し下ったところで雷鳥のお出まし
9
山頂から少し下ったところで雷鳥のお出まし
小蓮華へ向かう。白馬岳を振り返る
小蓮華へ向かう。白馬岳を振り返る
三国境までの下りは雪が付いている
三国境までの下りは雪が付いている
雪倉、朝日を眺めながら下ります
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雪倉、朝日を眺めながら下ります
白馬山頂を振り返って。白馬岳の東側の雪庇がスゴいことに
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白馬山頂を振り返って。白馬岳の東側の雪庇がスゴいことに
小蓮華へ向かう稜線から白馬と白馬鑓
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小蓮華へ向かう稜線から白馬と白馬鑓
小蓮華へ向かう稜線から白馬鑓と五竜、鹿島槍。残雪の雪形が美しい
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小蓮華へ向かう稜線から白馬鑓と五竜、鹿島槍。残雪の雪形が美しい
小蓮華へ向かう稜線から雪倉岳
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小蓮華へ向かう稜線から雪倉岳
小蓮華山の山頂が見えてきた
2
小蓮華山の山頂が見えてきた
小蓮華山山頂到着
1
小蓮華山山頂到着
山頂より。白馬岳
2
山頂より。白馬岳
山頂より。白馬岳と白馬鑓ヶ岳、その間に立山
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山頂より。白馬岳と白馬鑓ヶ岳、その間に立山
山頂より。白馬鑓と五竜、鹿島槍。その横にはうっすら常念か
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山頂より。白馬鑓と五竜、鹿島槍。その横にはうっすら常念か
山頂より。頸城三山と雨飾山
山頂より。頸城三山と雨飾山
山頂には雷鳥。今回の雷鳥写真の中では一番かなぁ。50mmの単焦点レンズでここまで寄れました。逃げずにありがとう!雷鳥さん
8
山頂には雷鳥。今回の雷鳥写真の中では一番かなぁ。50mmの単焦点レンズでここまで寄れました。逃げずにありがとう!雷鳥さん
山頂の鉄剣と白馬岳。剣と山って相性がいいなぁ
山頂の鉄剣と白馬岳。剣と山って相性がいいなぁ
さて、白馬岳まで戻ります
1
さて、白馬岳まで戻ります
この構図は何度も撮ってしまいます
この構図は何度も撮ってしまいます
真っ青な空に自分トレースが映える
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真っ青な空に自分トレースが映える
日が傾いてきました
1
日が傾いてきました
TSURUGI is coming back!!
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TSURUGI is coming back!!
雷鳥グェーグェー
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雷鳥グェーグェー
テン場まで戻ってきたけどポツリと我が家のみ
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テン場まで戻ってきたけどポツリと我が家のみ
結局テン場は貸切でした
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結局テン場は貸切でした
麻婆春雨にワンタン、じゃこ天、ネギ、まいたけを投入
6
麻婆春雨にワンタン、じゃこ天、ネギ、まいたけを投入
これがおいしい季節になりました!
3
これがおいしい季節になりました!
夕日を眺めながら乾杯
1
夕日を眺めながら乾杯
【2日目】黎明の月と剱
3
【2日目】黎明の月と剱
黎明の白馬岳。あまり赤くならなかった
黎明の白馬岳。あまり赤くならなかった
徐々に明るくなってきたけど剱は焼けないなぁ
2
徐々に明るくなってきたけど剱は焼けないなぁ
さて、朝ゴハン&撤収して出発です。今日も天気は上々
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さて、朝ゴハン&撤収して出発です。今日も天気は上々
杓子岳と白馬鑓ヶ岳。縦走路が見えている
1
杓子岳と白馬鑓ヶ岳。縦走路が見えている
白馬岳と小蓮華山
白馬岳と小蓮華山
小蓮華山と白馬乗鞍岳方面の山々を望む
小蓮華山と白馬乗鞍岳方面の山々を望む
縦走路からの天狗菱は大雪渓から見るのとはまた違った印象
縦走路からの天狗菱は大雪渓から見るのとはまた違った印象
杓子岳山頂への急登を登っていると朝日が差し始めた
杓子岳山頂への急登を登っていると朝日が差し始めた
山頂まではガレ場が続く
山頂まではガレ場が続く
杓子岳山頂に到着
2
杓子岳山頂に到着
山頂より。改めて白馬岳と小蓮華山
山頂より。改めて白馬岳と小蓮華山
山頂より。手前に今にも崩れそうな雪庇。奥は小蓮華山と白馬乗鞍岳。こちらも残雪の雪形が美しい
山頂より。手前に今にも崩れそうな雪庇。奥は小蓮華山と白馬乗鞍岳。こちらも残雪の雪形が美しい
山頂より。猫又山・釜谷山・毛勝山の毛勝三山と僧ヶ岳
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山頂より。猫又山・釜谷山・毛勝山の毛勝三山と僧ヶ岳
山頂より。白馬鑓ヶ岳と五竜、鹿島槍
山頂より。白馬鑓ヶ岳と五竜、鹿島槍
この雪庇も崩れるのは時間の問題
この雪庇も崩れるのは時間の問題
山頂より長走沢を覗く。お尻ムズムズ
2
山頂より長走沢を覗く。お尻ムズムズ
さて、次は白馬鑓ヶ岳を目指します
1
さて、次は白馬鑓ヶ岳を目指します
白馬鑓ヶ岳への登りで振り返ると、白馬岳と杓子岳、そして歩いてきた稜線。美しいです
白馬鑓ヶ岳への登りで振り返ると、白馬岳と杓子岳、そして歩いてきた稜線。美しいです
白馬鑓ヶ岳山頂到着
2
白馬鑓ヶ岳山頂到着
山頂より。改めて杓子岳と白馬岳、小蓮華山
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山頂より。改めて杓子岳と白馬岳、小蓮華山
山頂より。白馬岳と旭岳
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山頂より。白馬岳と旭岳
山頂より。左の五竜、鹿島槍がだいぶ近づいてきました。雲の上には槍穂高、右手には黒部湖と鷲羽、水晶、黒部五郎、薬師岳がキレイに見えます
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山頂より。左の五竜、鹿島槍がだいぶ近づいてきました。雲の上には槍穂高、右手には黒部湖と鷲羽、水晶、黒部五郎、薬師岳がキレイに見えます
山頂より。雲に浮かぶ八方尾根と唐松、五竜、鹿島槍
2
山頂より。雲に浮かぶ八方尾根と唐松、五竜、鹿島槍
山頂より。剱岳ともいよいよお別れです
4
山頂より。剱岳ともいよいよお別れです
山頂より。毛勝三山もさよなら
2
山頂より。毛勝三山もさよなら
頸城山塊も見納めです
頸城山塊も見納めです
雲上の雷鳥。オスを追いかけてました
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雲上の雷鳥。オスを追いかけてました
天狗山荘・鑓温泉分岐からは大出原を尻セードでイッキに下る
天狗山荘・鑓温泉分岐からは大出原を尻セードでイッキに下る
眼下に鑓温泉が見えてきました
眼下に鑓温泉が見えてきました
お〜貸切です!
小屋もまだ建っていない。脱ぎっぱなしでスミマセン
2
小屋もまだ建っていない。脱ぎっぱなしでスミマセン
いやぁ、これは最高です
9
いやぁ、これは最高です
いい温泉でした。さて再びスタートです
3
いい温泉でした。さて再びスタートです
溢れ出る温泉でできたトンネル
溢れ出る温泉でできたトンネル
ここからも尻セードでガンガン下ります
1
ここからも尻セードでガンガン下ります
トラバース気味に進む正規ルートではなく下までいったん降りました
トラバース気味に進む正規ルートではなく下までいったん降りました
小日向のコル手前から杓子岳と白馬鑓ヶ岳
1
小日向のコル手前から杓子岳と白馬鑓ヶ岳
小日向のコル手前から下ってきたルートを振り返る。雄大です
2
小日向のコル手前から下ってきたルートを振り返る。雄大です
水芭蕉平を過ぎると雪がなくなった。2日間お疲れさまでした!
水芭蕉平を過ぎると雪がなくなった。2日間お疲れさまでした!

感想

久々の単独。そしてテント泊。
当初は便ヶ島まで入れるようになったので南ア南部を予定していました。
しかし、最新の情報では崩落で一部夜間通行止めとなっているとのこと。
柵を動かせば通れるという情報もあったけど、遠い遠い道のりを走った挙げ句に、
もし通れなかったらショックが大き過ぎて当分立ち直れそうもないし、
直前の予報では北アの方が天気が良さそう。

そういえば…「雪が豊富なうちに鑓温泉に行きたいなぁ」と、
昨年同時期に大雪渓を日帰りしたときに考えていたことを思い出し、
大雪渓から登って白馬三山を周遊後、鑓温泉に入って帰るというプランに急遽決定。

大雪渓、今年は去年に比べて雪が多かったです。
雪渓に入るポイントもだいぶ手前だし、
葱平手前の急登の雪の固さも去年と比べると手強かったです。

この時期の山頂付近の夜の寒さがよく分からず、
マットとフライだけ夏用に替えてあとは厳冬期とほぼ同様の装備を担いで行きました。
日帰りと比べると時間はかかったけど、11時には白馬岳頂上宿舎に到着。
テント設営とゴハンを食べ終わってもまだお昼だったので、
白馬岳から小蓮華山まで足を延ばすことに。
深田久弥も言っていたけど白馬岳は確かに南北からの眺めの方がキリっとしていて格好いい。

雷鳥は今が繁殖期なのか「ホントに絶滅危惧種?」と思ってしまうくらい
稜線のあちこちで「グェーグェー」が聞こえ、
肉冠も真っ赤になったオスが飛ぶ姿や見晴らしのよい岩で見張りしている姿が見られました。

テン場まで戻ると本日どうやら貸切のよう。
テントの外でゴハンが食べられ、ビールもおいしい季節になりました。
ちなみにダウンの上下とモンベルの#0シュラフで寝ました。
暑いかなと思ったけど、ジッパーを半分くらい空けてると
暑くもなく寒くもなくといった感じでした。
夜中から急に風が強くなり、何度も目が覚めましたが、朝方には弱まりました。

翌日。
残念ながらモルゲンロートは見られませんでしたが、本日もいい天気です。

杓子岳、白馬鑓ヶ岳への縦走は、景色がいいので登り返しもあまり苦になりません。
天狗山荘・鑓温泉分岐で剱とお別れをした後、
鑓温泉まではほぼ尻セード通しで下ることができ、
鑓温泉までは本当にあっという間でした。
そのかわりお尻はビショビショになりましたが…。

鑓温泉、運良く貸切です。
尻セードで冷えたお尻に熱めのお湯が気持ちイイ。
雪の中のロケーション、温泉からの眺め、そして開放感と最高の温泉でした。

鑓温泉から小日向のコルまでは正規ルートを通らずに、
いったん鑓沢を降り小日向のコルまでの登り返します。
せっかく温泉でさっぱりしたのにまた汗だくになってしまいました。

小日向のコルからの急登の下りでは何度かヒヤッとさせられましたが、
無事下山完了。

ここのところおかげさまで好天に恵まれた山登りが続いていて、
山の神様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今回もありがとうございました!
 

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訪問者数:3403人

コメント

こんばんわ〜
この時期の白馬三山いいですね!

danyamaさんのレコ見て行きたくなったので、来年この時期に行くことに今決定しました!笑

いやー羨ましい!!
2013/5/28 19:53
ゲスト
こんばんは。
時間帯から考えると、「ラク!」って叫んだの僕かも?
全身黒い格好していた方ですよね?銀マット上に付けてた。

僕は早く着きすぎてしまい、昼から山荘外のベンチで飲んだっくれていました。
おかげで真っ黒に日焼けして未だにヒリヒリ痛いです。
しかし、いい天気でしたね。
2013/5/28 20:05
最高でした!
maedatomoさん

こんばんは。コメントありがとうございます!

この時期は、栂池のロープウェイも止まっていることもあるのか、
大雪渓の往復だけの人がほとんどのようで、
小蓮華まで足を延ばす人も、三山を縦走する人も少ない感じでした。
テン場が貸切だったのにはビックリでしたが、
おかげさまで静かな山歩きが楽しめました!

来年はmaedatomoさんも是非!
自分もあの稜線と温泉が忘れられずにまた足を向けることになりそうです。
2013/5/28 23:05
5月の白馬
Cold_Footさん

はじめまして!
コメントありがとうございます。

残念ながら別人のようです…。
銀マットは持っておらず、上は黒のウェアでしたが、
下はグレーにオレンジの帽子を被ってました。
全身黒の方は自分も見かけたような気がします。

Cold_Footさんが記録に書かれている通り、
5月の白馬が良いという意見に大賛成です!
(他の季節に行ったことはありませんが…)
2013/5/28 23:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
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技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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