新穂高から高天原温泉へ

2014年07月28日(月) 〜 2014年07月31日(木)

• GPS: 80:00
• 距離: 49.7km
• 登り: 3,415m
• 下り: 3,415m

コースタイム

7月28日　新穂高無料駐車場7:40-笠新道登山口9:20-わさび平9:32-小池新道入口10:13-秩父沢11:29-鏡平山荘15:06
7月29日　鏡平山荘5:04-弓折乗越6:04-花見平6:33-双六小屋7:38-双六岳巻道分岐8:16-三俣峠10:21-三俣山荘11:16-黒部川水源地標11:52-岩苔乗越13:40-水晶池分岐16:05-高天原山荘16:45-高天原温泉17:37-高天原山荘18:35
7月30日　高天原山荘5:50-高天原分岐5:59-高天原峠7:14-雲の平山荘11:20-祖父岳分岐12:34-黒部川水源地標14:16-三俣山荘15:42
7月31日　三俣山荘5:21-双六小屋8:30-弓折乗越9:55-鏡平山荘11:02-秩父沢12:58-小池新道入口13:58-わさび平14:32-新穂高無料駐車場16:10

天候

4日間とも晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高深山荘近くの無料駐車場
平日だがほぼ満車状態　数台程度の空きあり

コース状況／危険箇所等

特に問題なし

その他周辺情報

下山後は深山荘ほか日帰り入浴施設あり

写真

7/28 7:40

(7月28日朝)　新穂高無料駐車場

7/28 7:51

新穂高ビジターセンターにて登山届提出

7/28 8:10

左俣林道に入る

7/28 8:22

朝日に映える山々　道は途中から林道右岸に渡る

7/28 9:17

笠新道登山口　冷水が出ているので補給するもよい

7/28 10:06

ここでの残雪は初めて

7/28 10:13

ここから小池新道

7/28 10:13

右手の橋を渡ると奥丸山へ行ける　穂高連峰の絶好の展望地

7/28 10:20

照り返しに耐えて登って行く

7/28 11:28

秩父沢　雪解け水なので手が切れるように冷たい

7/28 14:13

7/28 14:51

暑い！　背中からあぶられるようだ

7/28 15:06

鏡平小屋に着く　標準タイムをはるかにオーバー

7/28 16:04

鏡池　山々に雲がかかり逆さ槍は望めぬ

7/28 16:06

小屋付近の花々

7/28 16:07

7/28 16:08

7/29 5:26

(7月29日朝)　5:04 鏡平山荘を出発　5:26頃、槍ヶ岳の左側から陽が射して幻想的

7/29 5:36

朝日に照らされ、みなさん双六方面へ登って行く

7/29 6:09

弓折岳分岐から双六小屋へ　道々花が咲き乱れる

7/29 6:09

7/29 6:09

7/29 6:30

7/29 6:31

右手に連なる槍ヶ岳西鎌尾根の峰々

7/29 6:33

花見平

7/29 6:36

7/29 6:37

7/29 6:38

7/29 6:39

7/29 6:48

7/29 6:48

7/29 6:49

7/29 6:53

なんと、西鎌尾根を雲が滝のように流れ降りてきている

7/29 6:59

目を転ずると黒部五郎岳

7/29 7:05

7/29 7:09

7/29 7:12

7/29 7:15

前方に双六小屋が見えてきた

7/29 7:18

7/29 7:28

7/29 7:29

7/29 7:29

7/29 7:33

見えてからが遠い　双六小屋

7/29 8:16

双六小屋に立ち寄った後、巻道を行く　正面が双六岳

7/29 8:41

三俣山荘方面　中央に顔を出すのが三俣蓮華岳　右奥に黒っぽい水晶岳が見えている

7/29 9:37

7/29 9:51

振り返ると槍ヶ岳北鎌尾根が連なる

7/29 10:58

三俣山荘　ここは明日泊まる予定　右は鷲羽岳

7/29 11:44

三俣山荘から黒部源流に降りてきた

7/29 11:52

そばに「黒部川水源地標」の標石がある　ここで鏡平山荘のオニギリをいただき休憩

7/29 12:42

ここで北へ針路を変え、岩苔乗越へ向かって急な谷筋をあえぎあえぎ登って行く

7/29 13:39

7/29 13:41

汗だくになって岩苔乗越に着く　登る途中で水晶岳から降りてくる人たちが数人いた

7/29 14:09

ここから目的地の高天原へ降りることになるが、いきなりの雪渓　日中なので雪は柔らかとはいえ、かかとで蹴りを入れ滑落しないように慎重に下る

7/29 14:13

およそ100mほどで夏道にたどり着きホッとして振り返り見る　私は渡り初めに雪の薄いところを踏み抜き、ズボッ！幸い底が浅く大事に至らなかった。。。

7/29 14:40

目的地高天原方面を見る

7/29 14:48

見たところゆるやかそうだが

7/29 14:56

結構きつい下り坂だ　道は予想したより整備されていた

7/29 16:06

下り坂も楽ではない　まだかまだかと思うくらい時間がかかり水晶池標識に着く　池に向かわずスルー

7/29 16:40

湿地帯のようなところを進む

7/29 16:43

やがて開けたところに出る　ニッコウキスゲが咲いている　間もなく高天原山荘に着いた

7/29 18:04

温泉沢の対岸にまず女性用の内風呂がある　左にある階段が夢ノ平・竜晶池方面の道　行きたかったが今日は時間がない

7/29 17:41

女性湯の右側に男性用の脱衣所と露天風呂　ほかに谷川のこちら側に混浴露天風呂が一つあるが、誰もいなかった　

7/29 17:41

これが男性用の露天風呂　乳白色だ　残念ながら夕食の時間が迫っているのでゆっくりつかることができなかった

7/29 18:39

高天原山荘はロマンチックなランプの宿　今日は定員を超え、布団1枚に2人とか　我々は食堂の一角が割り当てられた

7/30 5:59

(7月30日朝)　5:59 出発　高天原温泉の厨房増設工事(写真)のため石川県の大工さんが数名逗留中　前夜その内のお一人と少しお話をした

7/30 6:04

山荘周辺は開けた湿地帯　ワタスゲやニッコウキスゲが点在している

7/30 6:04

7/30 6:04

7/30 6:12

7/30 6:25

今日は雲ノ平を経て三俣山荘へ向かう　岩苔小谷を渡渉

7/30 6:35

ミズバショウと木道

7/30 7:23

急登を登り詰め高天原峠に出る　西へ行くと大東新道へ降りて薬師沢へ行くことができる

7/30 7:55

我々は雲ノ平へ向かう　予想外に道は険しい

7/30 7:57

頑丈な金属製の梯子を大小3つ登って行く

7/30 8:53

どうやら奥スイス庭園に出る

7/30 9:02

岩を乗り越える

7/30 10:03

岩場を過ぎると雲ノ平の大展望が広がる　まず目を引くのは薬師岳

7/30 10:03

赤牛岳　左奥に立山が見えている

7/30 10:04

水晶岳

7/30 10:04

三俣蓮華岳　遠くそびえる笠が岳

7/30 10:04

黒部五郎岳

7/30 10:04

赤木岳〜北ノ俣岳〜太郎山

7/30 10:04

太郎平

7/30 10:04

再び薬師岳　雲ノ平を名のある山々がぐるりと取り囲んでいる！

7/30 10:06

ピークから展望を楽しんでから雲ノ平山荘へ下る　笠が岳と黒部五郎岳が背後に控える

7/30 11:01

雲ノ平山荘で昼食　私はラーメンを注文　この小屋は2010年に建て替えたばかりとか　大変きれいだ

7/30 11:20

山荘に別れを告げ今日の宿泊地三俣山荘へ急ぐ

7/30 11:45

右下は雲ノ平テント場

7/30 13:06

雪田を行く　今回はいずこもアイゼンなしで行けた

7/30 13:35

三俣山荘がはるかに見える

7/30 13:35

その前に黒部源流を渡渉する　右手の鷲羽岳が黒部川の源流となっている

7/30 14:18

慎重に渡る　流れは結構急だ

7/30 14:28

下流を見る　この先はやがて黒部川となって黒部ダムへそそぐ

7/30 14:34

すぐそばに鷲羽岳を源とする小さな流れがある　黒部川最初の一滴である　

7/30 14:35

昨日も見て通ったばかりの源流標石を改めて眺めいる

7/30 14:35

7/30 14:38

7/30 14:38

7/30 14:38

7/30 14:41

7/30 15:42

今夜の宿三俣山荘　夕食はニホンジカを使ったジビエシチュー　大変おいしかった　シカによる食害は深刻な問題といわれる

7/31 4:37

(7月31日朝)　宿の正面の槍ヶ岳が雲間から姿を現した

7/31 6:43

4日目ともなるとかなり疲労がたまり、双六岳に登る予定だったが”山は逃げない”なんて言い訳にしてスルー

7/31 8:13

双六小屋を過ぎ

7/31 9:30

左下に見える鏡平山荘へ向かう

7/31 9:44

大勢の若人がテント装備を担いで双六を目指して行進してきた　今日も結構ジリジリと背中があぶられるので大汗をかいている

7/31 10:19

続いて別の若人らが大きなテント装備で上がってきた　やはり双六が目的地だろうが、さすが北アルプスの風景だ

7/31 10:29

鏡平山荘　小屋のカレーライスで昼食、休憩

7/31 11:02

鏡池は今日もご覧のとおり

7/31 11:41

でっかい荷物を背中にした人が降りていく　気象観測関係の装置交換だとか

7/31 12:11

7/31 12:58

秩父沢を過ぎ、ワサビ平小屋でよく冷えたオレンジを口にして、林道をひたすら下って行くが、長い長い

7/31 15:39

新穂高に無事帰還！

撮影機器：

EXILIM ZOOM EX-Z1000 カシオ

装備

個人装備

レスキュー費用保険証券のコピー

感想

long01

日数はかかるが、一度は行ってみたかった最奥の高天原温泉。平日で、しかも数日間は好天が望める時期を狙っていたところ、まさに今回の日程となった。

日程は単独で決め、山小屋も予約した。念のため、最近足に不具合のある金沢のK氏にお知らせだけしておこうと電話したところ、なんと「行く」というので2人連れの旅となった。

ルートは新穂高起点とし、高天原最短コースとして選んだのは岩苔乗越経由の道。黒部源流〜岩苔乗越〜高天原〜高天原峠〜雲ノ平の間は初めての道であったが、ほとんど問題なし。

ただし、2人とも体力はそれなりに衰退しており、標準コースタイムをかなりオーバー。今回は高天原温泉で温泉三昧を夢見て組んだ日程だったが、到着が遅れに遅れ、夕食時間の関係で”カラスの行水”に終わったのがまことに悔やまれてならない。

4日間のお天気はこれ以上望めぬ好天続き。時にはジリジリと焼けつくような陽射しが照りつけたが、欲を言ってはならない。素晴らしい大展望と咲き乱れる花々が我々を大いに喜ばせてくれたのであるから。