鹿島槍から八峰キレットを越えて五竜唐松へ
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 3,033m
- 下り
- 2,615m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 6:55
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:20
天候 | 27日 ガス(曇り)一時晴れ 28日 快晴後ガス 29日 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢から鹿島槍南峰まではよく整備されています。 鹿島槍南峰から吊り尾根は、かなり高度感もあり慎重に行った方がいいと思います。 吊り尾根からキレット小屋までは鎖場なども多くありますが慎重に行けばそれほど難しくないと思いました。 キレット小屋から五竜岳までは、鎖場も多いし、ザレているところもあり(特に五竜岳直下とか)、時間もかかるのでなかなか厳しいです。危険な場所も断続的に出てきます。コースタイム通り行くのはかなりの体力が必要かと。 五竜岳から五竜山荘までは、危険箇所もありますが、慎重に行けば問題ないかとおもいます。 五竜山荘から唐松岳までは、牛首の岩稜以外特に危険な箇所は無いと思います。牛首は、今回晴れていたので高度感満載でした。 八方尾根と柏原新道の紅葉は最高でした。 |
その他周辺情報 | 扇沢の柏原新道登山口には登山届けのポストがありましたが、用紙が入っていませんでした。種池山荘でも出すことも出来なかったので、どうしようかと思っていると、爺が岳(中央峰)山頂で電波が入ったので、スマホから「山と自然ネットワーク コンパス」というサイトで登山届けを提出しました。 八方のゴンドラを降りて、徒歩5分くらいの、第二郷の湯に入りました。 ぬるっとした感じのいいお湯でした。 |
写真
感想
かなり遅い夏休みですが、9月の終わりに夏休みをもらったので、鹿島槍に行きました。
最初は、奥穂高岳や蝶が岳から常念、燕縦走なんかも考えていたんですが、ちょうど、紅葉が早くて見頃になっている上、天気予報もとてもよかったので奥穂高山荘も蝶が岳ヒュッテも1枚の布団で2人とか3人の予想という回答だった割に種池山荘や冷池山荘は、そんなに混んで無いですよということだったので、鹿島槍に行くことにしました。
9月27日
前日は、松本市内に泊まっていたので、扇沢に8時前に到着しました。到着したときの扇沢は真っ白なガス状態。天気予報とは全然違う状況にちょっとブルになります。気温もかなり寒いです。
柏原新道はひたすら登りですが、それほど急でもなく整備が行き届いていて登りやすいです。包優岬の手前くらいから、木々の紅葉が始まっており、水平道あたりでは、黄葉のトンネルという感じの場所もたくさんありました。水平岬を過ぎたあたりで雲海の上に出ました。圧巻の風景でした。紅葉が素晴らしく、空の青とのコントラストが目に焼き付きました。
種池山荘に着く頃にまた、ガスに包まれましたが、本当に、最高の景色だったと思います。
最初は種池山荘で泊まるつもりでしたが、まだお昼なので、冷池山荘まで行くことにし、種池山荘で、ピザを食べ、爺が岳に登ります。
種池山荘を出てからお天気が曇り、ガスが晴れたときのような大展望はないものの、それでも山肌の紅葉は綺麗で、景色を楽しみながら楽しく歩くことが出来ました。
冷池山荘には、3時10分頃に到着。なんと、生ビールが900円のところ、500円に値下げ中(種池山荘もそうでした。)。生ビール販売終了の4時までに2杯飲んでしまいました。
この日、御嶽山噴火で、小屋のニュースはそればかりでした。仕事場からも(長野に行くとしか言っていなかったので)無事か、との連絡が入ったりもしていました。
9月28日
この日はとりあえず、鹿島槍を目指します。朝からお天気最高で、ご来光も綺麗に見えました。ご来光は山荘から少し上がったテン場で見ましたが、雲海、日の出、モルゲンロートとすごかったです。テン場までの途中で見た、山荘のあたりの滝雲も見事でした。
布引山の展望も良かったけど、鹿島槍の大展望は最高でした。槍も富士山も剱も全部見えました。槍の向こうに煙のようなものが見えたので、御嶽の噴火の煙だったんでしょうね。
鹿島槍でのんびりして、とりあえず北峰にも足を伸ばします。
南峰から吊り尾根までの岩場は、結構高度感もあり、シビアな感じがしました。北峰は吊り尾根から10分くらいで、結構すぐにつきましたが、こちらも、いい景色です。南峰から見る北峰も尖っていて格好いいですね。
北峰から降りてきて、行くか戻るか迷った結果、キレットに入ってみることにしました。
八峰キレットまでは、所々鎖とかがありましたが、思ったより歩きやすかったです。それでも、鎖場などは慎重に歩きました。キレットと書いている看板がある所から、キレット小屋までははしごと鎖が続きます。横を見ると切れ落ちていて、なかなか迫力あります。でも、キレット小屋までで一番怖かったのは、キレット小屋に降りる所の下りでした。
それでも、キレット小屋までは結構早く着くことが出来たんですが、そこからが結構きつかったです。普通の道が続くと思ったら、断続的に鎖場や岩場があり、神経を使う場所も多かったです。実際、戻らずに進んだことに、ちょっとやってしまったなぁ、という気持ちもありました。
五竜に登るG4のあたりでは、疲れもあり、かなりきつかったですが、その分、五竜岳に到着したときの達成感はすごかったです。
五竜岳の頂上で少しのんびりしてから、五竜山荘に下ります。途中で、すごくクッキリとしたブロッケンが見えて、興奮してしまいました。
9月29日
この日は、ご来光を見た後、唐松岳経由で八方尾根に下ります。
お天気も良く、気持ちよく稜線を歩くことが出来ました。
天気が良かったので、以前よりも牛首の岩稜帯が怖かった気がします。高度感は八峰キレットとかよりあるように思いました。
唐松岳もお天気が良く、不帰のキレットもよく見えました。
そして、最後は八方尾根を下ります。このルート、大正解です。紅葉がホントに素晴らしい。赤と黄色の山肌に、紅葉のトンネルにと、飽きることなく下ることが出来ました。
八方池にも白馬三山が綺麗に映っており、本当にきもちの良い山歩きでした。
八方池山荘に着き、リフトに乗る前に生ビールを一杯。3日間の山行と登らせてくれた山に乾杯をしてから、リフトに乗って下りました。
ガスが出る時間もありましたが、それはそれで紅葉も綺麗だったし、キレットなんかに突入したりもして、怖い所もたくさんありましたが、3日間充実した山行だったと思います。
遅めの夏休みでしたが、天候にも恵まれてかつ紅葉のタイミングにも重なって
素晴らしい山行でしたね!。
拝見していても、内容のとても濃い3日間だったのかなぁ、って感じました♪
自分も27日〜は登山だったんですよ。
八ヶ岳(硫黄岳〜横岳〜赤岳)縦走の後、テン泊で28日に帰ってきました。
この週末はホント天気が良かったですね。
話は変わりますが、実は御嶽山には14日に登ったばかりだったので驚きました。
まだ鮮明にそこに居た光景が思い出されて、それが報道映像と重なって、
数日間は変な夢見るし・・・(~_~;)
雪で白くなる前に全員下山完了を願うばかりです。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
遅いめの夏休み、本当に良い天気で良い山行になりました。内容も濃かったし、八峰キレット越えをしたというのは、本当にいい経験になったと思います。
八ヶ岳縦走いいですねぇ。しかもテン泊。あこがれます。
ヘタレなので、テントにまで手が出せていません(^_^;)
八ヶ岳も紅葉でしたか?
御嶽山は本当に驚きでした。
山行中に、職場や実家からメールや電話が入り、ちょうど、電源を切っていたりですぐに返事できなかったので、やや心配をかけたみたいでした。
御嶽は、結構アクセスもいいし、登りやすいし、花も多く火口湖も綺麗だしで、すごく好きな山だったので、本当に残念です。
台風のあと雪が降って捜索も打ち切りになるなど、かなりショックは強いです。
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