記録ID: 539902
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
【白峰三山縦走】 クマ!!! しかも太った親熊!
2014年10月30日(木) 〜
2014年10月31日(金)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 06:22
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,469m
- 下り
- 3,162m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:34
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 5:35
9:20
100分
スタート地点
11:00
11:22
80分
二股
12:42
12:43
34分
八本歯のコル
13:17
13:20
15分
北岳山頂分岐
13:35
14:10
45分
北岳山頂
14:55
北岳山荘
2日目
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 9:00
5:50
30分
スタート地点
6:20
6:30
50分
中白峰山
7:20
7:25
60分
間ノ岳
8:25
8:30
44分
農鳥小屋
9:14
9:18
29分
西農鳥岳
9:47
10:15
18分
農鳥岳
10:33
10:34
58分
大門沢下降点
11:32
11:45
30分
大門沢河原
12:15
12:30
88分
大門沢小屋
13:58
14:00
30分
発電所
14:30
14:31
19分
車道
14:50
奈良田駐車場
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
晩秋の山、特に人があまり入らない山はクマに注意が必要です。 今回、北岳以降の縦走では誰とも会わず静かな山を楽しんでいたが、大門沢下降点から長い急傾斜を下り終わった河原でクマに会ってしまいました。 鈴を忘れたため、クマが出没しそうな場所ではラジオを鳴らしていたが、河原近くになると沢の音で消されてしまうため、数分おきにストックを「バシッバシッ」と叩いて歩いていた。大門沢小屋まで30分の地点でストックを叩くと、それにびっくりした20mほど離れた黒い物体が「ドドドドーッ」と10mほど斜面を駆け上がって木に隠れて止まった。「鹿?」、「違う、クマだ!!」。瞬間、「カメラ!」と胸に手をやったが、さっきザックに閉まってしまったのだ。荷物を降ろしてカメラを取り出す間にカレが向かってきたら・・・。真ん丸に肥った彼の黒光りしたおしりが見えている。クマの方が逃げたので意外に冷静になっていたが、約30mの距離では身の危険を感じて静かにその場を離れた。その後は、ストックを叩きっぱなしで小屋に向かった。後ろから来たソロの方にそのことを話すと、彼もこの10月に蝶が岳の登山口「三股」で子クマに遭遇したと言っていた。晩秋の雪が積もる前にクマは活発に移動するため、遭遇する機会は増える。ましてや、ほとんど人が入らない登山コースはなおさらだ。これからまだ沢沿いを3時間以上歩くため、2人で笛、鈴、ラジオ、ストックを鳴らしっぱなしで「ヒト気」のある発電所まできてホッとした。 |
写真
撮影機器:
感想
晩秋の3000m峰は秋晴れの日が多く少し雪もあるので、好日を狙っていたが、連休前が天候が良いということで平日の木金の2日間で北岳に行く計画をした。当初、テン泊のつもりで準備したが、厳冬期用シュラフやアイゼン、テント一式を詰めると相当な重さになる。簡単に素泊まりにすれば荷物も軽く快適な山登りができると思い小屋泊に決定。間ノ岳ピストン後広河原に戻る予定だったが、小屋で盛り上がったソロの方がせっかくだから縦走にしようといわれたので再考し、天気が良ければそうすることにした。
翌日はガスでかなり寒い。6時前に出発し、中白峰山に着くころガスが晴れ、周辺の山が見え始めた。間ノ岳に着くと日差しも出始めたので、急きょ縦走に切り替えた。農鳥岳を通過し大門沢分岐に来て、今年8月に南の笹山から広河内岳を縦走しここに来たことを懐かしく思った。しかし、ここからがハードな急斜面の下降が始まる。やっと河原に下り立ち、大門沢小屋までの沢沿いの登山道でクマにバッタリ。ストックを叩いた音でびっくりしたクマが逃げたのだが、音を出さなければ、何も知らずに通過したかもしれない。しかし、人がほとんど来ない登山道ではこちらの存在を常に諸動物に知らせることが大事だと痛感した。それに、ストックが意外にも効果があることを発見し、いい経験となった。
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素晴らしい縦走ですね。私もいつか同じコースを歩いてみたいです!
家が静岡市のため北岳は良く登っています。5月連休も縦走しましたが、登山者も何人か入山するのでトレースも付き素晴らしい景色が見れます。クマ対策は常にしておくべきだと思いました。どの山にもクマはいますから。
初めまして sireotokoといいます
クマに遭遇、さぞ驚かれたと思います。私はつい1週間前、クマが向かってきて対決になるところでした。運よくクマが避けてくれました。自然の中に入ることはいろいろなリスクがあることを肝に銘じておかなければなりませんね。
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