干支の山!(分かる人には分かる)元旦ご来光登山@竜ヶ岳(山梨じゃないよ)
- GPS
- 11:25
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 912m
- 下り
- 918m
コースタイム
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 11:24
時間:約12時間03分、約15.4km *停止時間含む
往路:約4時間40分、約7.0km
復路:約4時間15分、約8.3km *朝食1時間33分除外
区間タイム
*[]内は宇賀渓で無料配布の登山地図のコースタイムとの比較
*アイゼン未使用
*スノーシューはNo.127〜山頂、山頂〜No.131
往路 【遠足尾根】
約4時間40分[+90]
観光案内所 - 遠足尾根入口 約21分 [+1]
遠足尾根入口 - 新道分岐 約84分 [+14]
新道分岐 - 大鉢山分岐 約26分 [+6]
大鉢山分岐 - 裏道分岐 約85分 [+45] *スノーシュー着
裏道分岐 - 治田峠分岐 約39分 [+19]
治田峠分岐 - 竜ヶ岳山頂 約25分 [+5]
復路 【遠足尾根】
4時間15分[+120]
山頂 - 治田峠分岐 約34分 [+19]
治田峠分岐 - 裏道降り口 約30分 [+15]
裏道降り口 - 大鉢山分岐 約84分 [+54] *スノーシュー脱
大鉢山分岐 - 新道分岐 約16分 [+1]
新道分岐 - 遠足尾根入口 約60分 [+20]
遠足尾根入口 - 観光案内所 約26分 [+6]
天候 | 宇賀渓ヒルクライム:雨 登山開始:晴れ 遠足尾根登山口〜:雪 山頂:雪一時曇り 下山:暴風雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
☆宇賀渓キャンプ場 http://www.ugakei.info/ 普通車 : 500円 二輪車 : 200円 自転車 : 無料 駐車料金に環境保全協力金が含まれてる。 車1台\500を払えば同乗者の分は不要。1名でも8名でも1台\500 3名以上で相乗りする場合は有料駐車場を利用した方がお得。 *自転車、タクシーで訪れた場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。 ★落合橋駐車場 駐車料金無料 ただし環境保全協力金¥200は必要 *有料駐車場を利用せず落合橋の無料駐車場を利用した場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。 *BBQ利用の場合は協力金は不要。 【最寄り駅】 三岐鉄道大安駅 宇賀渓までのバスは廃止になってます 【コンビニ】 ★大垣、関が原方面(R365, R306) ミニストップ治田店(ラスト) サークルK北勢あげき店 ★四日市、鈴鹿方面(R306) セブンイレブン菰野町千草店(ラスト) サークルK菰野千草店 ★四日市、鈴鹿方面(県道140号線通称ミルクロード) ローソンいなべ大安店(ラスト) サンクス大安いしぐれ店 ★桑名、愛知方面(R421) ローソンいなべ大安店(ラスト) |
コース状況/ 危険箇所等 |
*裏道登山口をすぎた先の青い橋「魚止橋」を架け替えのため落としたそうです。なので遠足尾根か裏道しか行けません。白滝吊橋跡に設置されてた工事用の土管も撤去されたそうな(川原を遡行すれば強引に金山尾根、中道、表道に行けなくもないが渡渉必至) *表道から行きたい場合は砂山、熊谷、旧国道で小峠&石榑峠経由で行けます。 *積雪状況は日々変化しますので山行の直前に最新の情報を調べてください。 *No.127付近からトレースほとんど消えてます。30分前のトレースすら消えるほど。 【冬装備】 アイゼン:携行推奨。 各自当日の登山道の状況と好みに応じて判断してください。 根雪にはなってない柔らかめの雪なので気温次第では早朝からキックが通用する。また雪は柔らかくさらには雪の下に落ち葉が堆積していてアイゼンの歯が地面を噛まずに滑ってしまう事が起きる(遠足尾根No.134付近)。 ピッケル:ピッケルを刺せるほどの積雪もなく硬くもない。表面を滑り落ちるほどの凍結した雪面もないのでピッケルの必要性はまだ低い。個人的な意見だけどピッケルよかストックの方が使えると思う。 ただし靴の裏についた雪や落ち葉を落とす意味ではピッケルもストックも便利かも。 スノーシュー:積雪次第、雪がかなり締まってきててスノーシューが有効になってきてる。だたそれでも素直にトレース歩いた方が負担も少なく早い。 【国道421号線】 積雪、凍結なし 【登山ポスト】 ☆観光案内所にある 出発時間の記入忘れのないように。 下山したら自分が提出した登山届をポストから探して下山時刻を記入して管理人さんへ渡す。 これは登山者が無事に下山したかどうか把握するため。下山したのに下山時刻を書かず帰宅してしまうと管理側はまだ下山してないと認識してしまい場合によっては登山者へ連絡、つながらない場合は遭難の可能性ありと判断され警察へ通報する事になります。 【トイレ】 ☆観光案内所(簡易水洗):無料 【北河内林道】キャンプ場〜裏道入口 *積雪、凍結なかったけど下山後、降雪開始(2015.01.01現在) 全面舗装されてるわけではないけど林道だけあって歩きやすい。 一部で湧水が道路にあふれてて歩き方次第では濡れる事も。 【遠足尾根】 *登山口すぐより登山道に積雪あり(2015.01.01現在) *登り始めから新道分岐まで杉の急登で最初のヤマバです。岩山展望台を過ぎたらロープの張られた箇所が急で足元が悪いですが短い区間だし慎重に歩けば問題ないです。 *新道分岐からは尾根歩きになります。緩やかな区間もあれば少し傾斜の厳しい箇所もありますが総じて歩きやすいです。積雪は浅く、その下に泥が隠れていて非常に滑ります。No.134付近 *No.128を過ぎると樹林帯を抜けて風にさらされます。風で雪が運ばれてくるので登山道に雪が積もりやすくトレースがよく消えます。 *No.127〜No.125にかけて広尾根になり尾根芯が分かりづらいためトレースが消えてる時は方向に注意が必要です。 *裏道分岐から金山尾根分岐にかけての急登は二つ目のヤマバで登山道は雪に埋もれて見えません。トレースが消えてたらほぼ真っ直ぐ上に抜ければいい。急だけど。 *山頂への最後の急登は積雪が薄く地肌が見えてる箇所も。吹きっさらしなので強風に注意。 |
その他周辺情報 | 【飲食店 in 宇賀渓内】 ☆カフェ&ギャラリーコナラさん http://konara2005.blog110.fc2.com/ 水木定休 タコライス・カレー・ホットサンドetc... *正月休みは12/24より。28日のみ臨時営業、2015年1月3日より営業開始 ☆涼風軒さん 不定休な店 ☆グリーンハットさん ☆寿司小料理の春美さん http://foodpia.geocities.jp/walemokoo/ 各種定食、寿司、鍋etc... 色々 軽食ならコナラさん、がっつりなら春美さん、幅広く涼風軒さん。 営業時間、定休日が決まってない店がほとんど(笑 気になった店の戸を開けて、開かなかったら営業してないって事(笑 最初は入りづらいと思うかも知れないけど思い切って入ってみて。どれも素敵な店だから。 残念ながらみどりさんは高齢を理由に食事の提供をやめられたそうです。残念すぎる…(2014.12.23) 【飲食店 other】 ☆パティスリーカフェこんま亭 http://www.konmatei.com/ 宇賀渓から国道421号線を桑名方面へ5分ほど下ると右手に見える。水谷食品さんの向かい。イートインもできるスイーツ店。 ☆醬(中華) https://ja-jp.facebook.com/inabe.jan ☆饗庵(そば、ランチ営業のみ) http://www2.cty-net.ne.jp/~kyouan/ ☆八石亭(そば、うどん) http://ageki.mitarashidango.com/ 三岐鉄道北勢線阿下喜駅そばの小さな店。大晦日も22時まで営業してくれていた ☆半蔵(らーめん) https://www.facebook.com/ramen.hanzo ☆焼肉マルイ 北勢町。土日は予約推奨 【温泉 in いなべ市】 ☆いなべ市内に「阿下喜温泉 あじさいの里」車で10分 *木曜定休 http://ajisainosato.com/ 40℃ちょいくらい ☆いなべ市内「六石温泉(六石高原ホテル)あじさいの湯」車で15分 *曜日により営業時間が違う http://www.rk-hotel.com/hotspring.html 【温泉 in 滋賀県】 ☆滋賀県に「永源寺温泉 八風の湯」車で30分 http://www.happuno-yu.com/ 【温泉 in 菰野】 ☆三休の湯(菰野町、朝明渓谷) 車で20分 http://www.sankyu-no-yu.jp/ 阿下喜温泉よりぬるめ ☆菰野町内に湯ノ山温泉。例「アクアイグニス」車で40分 http://aquaignis.jp/ 内湯は阿下喜温泉より熱い、外湯はかなりぬるい 【銭湯 for 桑名,名古屋】 永楽のゆ 星川店 車で30分 http://www.eirakunoyu.com/index2.php |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 3 BDストーム, ジェントス、パナソニック
スマホ用予備バッテリー 1 8000mAh
1/25,000地形図 1 iPhoneアプリ(Field Access)
カメラ 2 NEX-5, TG-1
交換レンズ 4 18-55, 55-210, 16, 400
三脚 1 Velbon
飲料 2 水(500ml、1L)
ティッシュ 1
医薬品 1
タオル 1
携帯電話 1 Softbank
雨具 1
防寒着 2 インナーダウン,ビーニー,バラクラバ,オーバーミトン, 防水グローブ, 暴風グローブ, ソフトシェル, ウィンドストッパー,
非常食 1
予備乾電池 8 eneloop, 単3x4 単4x4
カメラ用予備バッテリー 4 NEX用
アイゼン 1 ブラックダイヤモンド セラッククリッププロ
スノーシュー 1 MSR ライトニングアッセント
ストック 1 ブラックダイヤモンド エクスペディション
GPS 1 Garmin GPSmap 62SCJ
携行食 1 ぜんざい, 飴, ようかん, PowerBar, ワンセコンド,
水筒 1 象印
サングラス 1 レーシングジャケット
ホッカイロ 4
アーミーナイフ 1
クッカー 1 ジェットボイルSOL
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感想
入山から約5時間半
無積雪期でも未経験の山頂までオールナイトハイク
ヘッデンの灯りを乱反射する雪
目も開けられない横殴りの風
闇夜と吹雪で2m先しか見えないホワイトアウト
ウェアも凍てつく寒さ
スノーシューをも飲み込む新雪
通常よりも1時間半も余分に時間をかけて山頂へ
その先にあったのは光も感じさせない暴風の白い世界
日の出時刻を過ぎてもただただ白い世界
諦めて下山を始めたその時、白い空の向こうに光り輝く何か
慌てて山頂へ引き返し目を凝らす事数分
大地が黄金色に輝き始めた
道路が、池が、川が、一筋の光となって
太陽は間違いなくいる
そしてさらに待つ事数分
ついに
厚い雲のわずかな隙間から太陽が姿を現す
2015年初日の出@竜ヶ岳
白い世界に輝く大地、こんな光景は見た事がない
快晴の日の出ももちろん素晴らしいけど厳しい条件の中見られた太陽は格別だった
本当に素晴らしい時間だった
2014年も多くの出会いがあり多くの人に支えられて過ごす事が出来ました。
その支えがあって今こうして新たな年を迎える事ができ感謝でいっぱいです。
2015年をありがとう。
皆さんにも素晴らしい一年が訪れますように。
2015.01.01 竜ヶ岳
P.S.竜ヶ岳は羊の放牧地。なので羊年も干支です。
あ、ここで言う羊ってシロヤシオね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-455695.html
・慣れた登山道での初の積雪期ナイトハイクの顛末
ホワイトアウトってこういう事をいうんだなってよく分かった。
後続のためにも変なトレースは付けないように(昼ならお構いなしだけどご来光登山のナイトハイクでトレースを頼る人もいるだろうから)なるべく本来の登山道を外さないように歩いたつもりだったけどルートログを見てもらえば分かるけど(復路は意図的に外して楽しんでる)ずれる。
スタートからNo.127までの細い尾根で樹林帯で積雪もそれほどでもないから難なくクリアできた。No.127すぎれば尾根が広がり視界がないと分かりづらい。登山道はアセビ群を迂回するけど少し手前のアセビで曲がりかけてしまった。なんとなく違和感があってもう少し進んだら迂回するアセビ群だった。
No.126付近も広尾根で分かりづらい。セオリー通り登山道を外してでも尾根を通せばラクだったんだろうけどヘンに登山道をなぞる事にこだわって自分で自分を不利にしてしまった。ここでGPS大活躍。初めて竜ヶ岳の雪山登山でGPSを頼った。
裏道分岐から金山尾根分岐にかけての裏金急登なんて大きく右にそれてしまった。ここは数本しか木がなくて木を頼りたいのに一本目からして見えない。一本目まではなんとか行けたけど二本目を間違えて大きく右へそれてしまいルート外の木に到達。ここまで右にそれないはずとGPSを確認したらやっぱそれてたからそこからNO.15の木へ強引に修正。ここでもGPSが大活躍。
金山尾根分岐からも広尾根で辛うじて見えてる笹を頼りに登山道を追う。そのすぐ後のシロヤシオ群で一度休憩&レイヤリング。シロヤシオ群はもう迷路。あれだけ何度も通ってても木だけじゃ分からない。先も見えないし。いかに普段は踏み跡を頼ってるかよく分かる。なんとか治田峠分岐に抜けた時はホッとした。
治田峠分岐〜
ここも尾根伝いではなくトラバース。木もしばらくない。転がり落ちるような傾斜ではないけど見えてないと怖いよね。ここも尾根を通さず登山道にこだわったけどGPS見ないと左にそれてた。途中からGPSを確認して修正。笹の間のシロヤシオ群もやはり木が見えてても分からない。およそのカンでなんとか抜けてアン部に到達。
最後はさすが暴風の竜、積雪はあまりなく登山道が視認できる。風に耐えて山頂へ。
慣れた山、登山道でもホワイトアウトすると方向は判らない。
雪が降ればヘッデンの灯りに乱反射して視界が奪われる。
それでも登りなれた道であれば、例え目の前しか見えて無くてもわずかな地形の起伏でおよその方向が判る。
ただ風で雪の積雪量は減ったり増やされたりして地形と一致してない事が多いから地形だけ頼りにはできない。
トレースがない時は目の前の風景だけではなく遠くの風景も頼りにしてて視界がないと目の前の風景だけでは確信がもてなくなる。
登山を追う事にこだわったけど尾根通しをすればもう少しラクだったかな。
自分が残したトレースもすぐに消えてなくなってたらしいし。
山頂に到達した直後の動画
三角点付近で撮影
時間遅れの初日の出
魚眼で撮ったからせめて標準ズームで撮りたかったな
【ジャケット】
ハードシェル
ゴアテックスパックライト2.5L
ソフトシェル
ポーラテックパワーシルドプロ&パワーシルドハイロフト
ウィンドストッパー
インナーダウン
光電子ダウン
ミドルレイヤー
ポーラテックパワードライ
コンプレッション
スキンズ:S400
ベースレイヤー
ファイントラック:スキンメッシュ
【パンツ】
ハードシェル
ゴアテックス3L+2L(サイクル用)
ミドル
ノースフェイス:HOT
コンプレッション
スキンズ:S400
ソックス
メリノウール:スマートウール
グローブ
防水:シールスキンズ
ウィンドストッパー:ブラックダイヤモンド
ミトン:AK
オーバーミトン:ノースフェイス
インナー(ポーラテック):3TON
バラクラバ
ポーラテックパワードライ:AK457
明けましておめでとうございます。
やはり、新年初登山も竜ヶ岳でしたか。
私は関西を飛び出し、富士山が見える金時山を登ってきました。
今冬、まだ竜さん登っていません。
近い内には行きたいと思っています。
参考にさせて頂きます。
今年もよろしくお願いします。
おはようございます。
旧年中はお世話になりました。
やはり竜です。
竜もまだ3年目、未だ山頂でのご来光登山はやった事がなかった(去年は途中)ので満を持して?初挑戦です。
地平線からのご来光ではなかったのでしばらくは竜でのご来光登山は続きそうです(笑
年越し寒波のおかげでより積雪が上がってると思います。
そろそろ本格的に楽しめそうですよ
今年もどうぞよろしくお願いします。
78podoryさん こんにちは。
天気が荒れそうだったのでどうかなと思ってましたがやはりいかれましたか。
綺麗な景色もいいですが
この強風もやっぱり竜ヶ岳ですよねー。
何はともあれ綺麗な夜明けがみれ、無事に下山されたのでよかったです。
今年もレコにお世話になります(´∀`)
こんばんわ。
やはり行きました(笑
やはり暴風でした
ここは経験でしょうか、今までに何度も登ってますし、12月に入ってからは予定ルートの遠足尾根に絞って登り続け予行練習も行い、極寒や暴風も何度も経験して初のナイトハイクといえども不安はありませんでした。積雪によるペースダウンと疲労で日の出に間に合わない不安はあったので早めのスタートを設定するなど準備は万全に整えました。
天気も前線は通過した後という事で高気圧が近づいて晴れ間が広がるんじゃないかという期待もありました。
結果的に太陽は拝めたのでヨシとします
こちらこそよろしくお願いします。よその山へ行く事があれば参考にさせていただきます。
よその山へ行くなんて果たして年に何回ある事やら(笑
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