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Yamareco

記録ID: 643395
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳(美濃戸〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸)※今回写真・文章超多め

2015年05月21日(木) 〜 2015年05月22日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
28:10
距離
17.2km
登り
1,596m
下り
1,586m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:49
休憩
0:51
合計
6:40
9:20
5
9:25
9:25
7
9:32
9:32
93
11:05
11:09
65
12:14
12:37
77
13:54
13:54
5
13:59
14:18
54
15:12
15:12
4
15:16
15:21
9
15:30
15:30
30
2日目
山行
5:58
休憩
0:47
合計
6:45
6:45
5
6:50
6:50
11
7:01
7:01
20
7:21
7:23
7
7:30
7:32
5
7:37
7:37
17
7:54
7:55
20
8:15
8:21
14
8:35
8:36
33
9:09
9:22
28
9:50
9:54
23
10:17
10:20
54
11:14
11:17
7
11:33
11:42
68
12:50
12:51
34
13:25
13:26
4
13:30
天候 曇り〜晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸登山口、赤岳山荘駐車場駐車。
美濃戸バス停〜赤岳山荘駐車場は普通乗用車でいけますが、
(普通車だと)どんなテクニシャンでもたぶん一回は底をすります。
コース状況/
危険箇所等
前日に雪が降ってしまったので、残雪がちらほら。
アイゼンはあると精神的に安心だったと思うけど、
実際は不要だったかも。(結果論)
一日目はつけている人もいました。
その他周辺情報 下山後、近隣温泉「もみの湯」入湯。
石鹸とリンスインシャンプー、風呂椅子が妙に低い
いわゆる「近所の方が入りに来る系」の温泉ですが、
500円ならこれで十分アリ。泉質も好みかな。
赤岳山荘駐車場。平日とはいえ、9時でこの状況とは…。
2015年05月21日 09:08撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:08
赤岳山荘駐車場。平日とはいえ、9時でこの状況とは…。
人が少ない!(確信)
2015年05月21日 09:08撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:08
人が少ない!(確信)
八ヶ岳は清流というイメージありますね。
2015年05月21日 09:27撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:27
八ヶ岳は清流というイメージありますね。
水量も豊富。
2015年05月21日 09:28撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 9:28
水量も豊富。
ちょっと歩くと、美濃戸山荘。登山道前の最後のベースキャンプ。
2015年05月21日 09:31撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:31
ちょっと歩くと、美濃戸山荘。登山道前の最後のベースキャンプ。
わかり易い登山道入り口。
2015年05月21日 09:32撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:32
わかり易い登山道入り口。
南沢から行って、北沢から帰ってくる予定。
2015年05月21日 09:32撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:32
南沢から行って、北沢から帰ってくる予定。
八ヶ岳のこの看板、かっけーよな。
2015年05月21日 09:33撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 9:33
八ヶ岳のこの看板、かっけーよな。
南沢ルートは基本沢沿いの林道です。
2015年05月21日 09:35撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:35
南沢ルートは基本沢沿いの林道です。
八ヶ岳らしいコケ類。
2015年05月21日 09:36撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:36
八ヶ岳らしいコケ類。
八ヶ岳らしい林道。
2015年05月21日 09:37撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:37
八ヶ岳らしい林道。
昨日の雪のせいか、コケ類、活き活きしてます。
2015年05月21日 09:39撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:39
昨日の雪のせいか、コケ類、活き活きしてます。
木漏れ日が幻想的。
2015年05月21日 09:41撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 9:41
木漏れ日が幻想的。
この美しさを伝えたくて、今回は非圧縮で写真を上げております。
2015年05月21日 09:41撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:41
この美しさを伝えたくて、今回は非圧縮で写真を上げております。
清流。酒が上手いわけだ。
2015年05月21日 09:42撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:42
清流。酒が上手いわけだ。
まだ苔写真多いんですが、そのうち珍しくなくなって撮らなくなります。
2015年05月21日 09:48撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:48
まだ苔写真多いんですが、そのうち珍しくなくなって撮らなくなります。
もふもふ感がたまらんですな。
2015年05月21日 09:48撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 9:48
もふもふ感がたまらんですな。
沢沿いなので、何度か渡渉します。
2015年05月21日 09:52撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 9:52
沢沿いなので、何度か渡渉します。
ダム的なもの。水がきれいだった。
2015年05月21日 10:03撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:03
ダム的なもの。水がきれいだった。
光と闇のコントラスト。
2015年05月21日 10:08撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:08
光と闇のコントラスト。
苔写真ラスト。だいたい30分で飽きました。
2015年05月21日 10:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:11
苔写真ラスト。だいたい30分で飽きました。
昨日の残雪が。
2015年05月21日 10:18撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:18
昨日の残雪が。
木の上に残っている残雪が融け出し、まるで雨のようになってます。
2015年05月21日 10:33撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:33
木の上に残っている残雪が融け出し、まるで雨のようになってます。
仕方ないので雨具装着。そのくらい「雨」。
2015年05月21日 10:38撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:38
仕方ないので雨具装着。そのくらい「雨」。
ちょいちょいケルンがあったり。
2015年05月21日 10:43撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:43
ちょいちょいケルンがあったり。
早めにカロリー投下。
2015年05月21日 10:44撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 10:44
早めにカロリー投下。
何度か目の渡渉。
2015年05月21日 10:49撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:49
何度か目の渡渉。
行く先は木々生い茂る森。つまりこの先の天候は雨です。
2015年05月21日 10:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 10:57
行く先は木々生い茂る森。つまりこの先の天候は雨です。
もう完全に雪ね。
2015年05月21日 11:12撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 11:12
もう完全に雪ね。
空気も冷え冷えしてます。
2015年05月21日 11:24撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 11:24
空気も冷え冷えしてます。
この横木は倒木ではなく、「行ってはいけない」のしるしでした。右が正解。実際倒木も多いので紛らわしい。
2015年05月21日 11:30撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 11:30
この横木は倒木ではなく、「行ってはいけない」のしるしでした。右が正解。実際倒木も多いので紛らわしい。
こっちね。テープあるね。
2015年05月21日 11:30撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 11:30
こっちね。テープあるね。
急に視界が開け、八ヶ岳様が見えてきます。
2015年05月21日 11:37撮影 by  DSC-WX5, SONY
2
5/21 11:37
急に視界が開け、八ヶ岳様が見えてきます。
あれに登るとか、笑っちゃうんだけど。
2015年05月21日 12:00撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 12:00
あれに登るとか、笑っちゃうんだけど。
登れる気がしない。
2015年05月21日 12:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:05
登れる気がしない。
行者小屋着。やってませんでした。
2015年05月21日 12:14撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:14
行者小屋着。やってませんでした。
十字路。地蔵尾根へ向かいます。
2015年05月21日 12:15撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:15
十字路。地蔵尾根へ向かいます。
と、その前にここからの八ヶ岳を。
2015年05月21日 12:16撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 12:16
と、その前にここからの八ヶ岳を。
マジか、マジで今からあそこに登るのか…。
2015年05月21日 12:16撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 12:16
マジか、マジで今からあそこに登るのか…。
いやいや、人間には無理ですって。何言ってんですかもう。
2015年05月21日 12:16撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 12:16
いやいや、人間には無理ですって。何言ってんですかもう。
うん、雪ですね。わかってたよ。
2015年05月21日 12:39撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:39
うん、雪ですね。わかってたよ。
この辺りは前述「雪解けによる雨」もない。そんだけ日が当たらないんだろう。
2015年05月21日 12:39撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:39
この辺りは前述「雪解けによる雨」もない。そんだけ日が当たらないんだろう。
結構な斜度の雪道を登る。
2015年05月21日 12:49撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:49
結構な斜度の雪道を登る。
結構な斜度なので、振り返って写真を撮るのも一大決心。
2015年05月21日 12:55撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:55
結構な斜度なので、振り返って写真を撮るのも一大決心。
相変わらず登れる気がしない。
2015年05月21日 12:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 12:56
相変わらず登れる気がしない。
こんな感じの梯子を上っていきます。
2015年05月21日 13:06撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:06
こんな感じの梯子を上っていきます。
梯子を上ったところから。(怖
2015年05月21日 13:10撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:10
梯子を上ったところから。(怖
雲が出てきたな…。
2015年05月21日 13:10撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:10
雲が出てきたな…。
街も見えるには見えるんですが、結構遠くて、やはり「奥深い山」感あります。
2015年05月21日 13:10撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:10
街も見えるには見えるんですが、結構遠くて、やはり「奥深い山」感あります。
雪山にしか見えないわけだが。
2015年05月21日 13:19撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 13:19
雪山にしか見えないわけだが。
少し晴れてきた!下に行者小屋が見えます。
2015年05月21日 13:25撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:25
少し晴れてきた!下に行者小屋が見えます。
梯子の連続。
2015年05月21日 13:25撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:25
梯子の連続。
クサリもあるでよ。(昭和)
2015年05月21日 13:32撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 13:32
クサリもあるでよ。(昭和)
適当にシャッターを切っても絵になる。それが八ヶ岳。
2015年05月21日 13:41撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 13:41
適当にシャッターを切っても絵になる。それが八ヶ岳。
地蔵尾根登り切った!お地蔵さんのおべべがボロいのが可哀そう。以前見た他の方の写真では綺麗な赤だったので、たぶん沢山人が来る夏前とかに変えるんでしょうね。
2015年05月21日 13:51撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 13:51
地蔵尾根登り切った!お地蔵さんのおべべがボロいのが可哀そう。以前見た他の方の写真では綺麗な赤だったので、たぶん沢山人が来る夏前とかに変えるんでしょうね。
明日登る横岳。登ってみても登れる気がしない。
2015年05月21日 13:51撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 13:51
明日登る横岳。登ってみても登れる気がしない。
横岳が美しすぎて何度も撮ってしまう。
2015年05月21日 13:51撮影 by  DSC-WX5, SONY
5
5/21 13:51
横岳が美しすぎて何度も撮ってしまう。
今日泊まる赤岳展望荘。
2015年05月21日 13:52撮影 by  DSC-WX5, SONY
2
5/21 13:52
今日泊まる赤岳展望荘。
南牧村方面。沢山ある白いのはなんだろう。
2015年05月21日 13:52撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 13:52
南牧村方面。沢山ある白いのはなんだろう。
所かわって展望荘内。ここは談話室。
2015年05月21日 14:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:05
所かわって展望荘内。ここは談話室。
個室。大部屋予約だったけど、こちらに変えて下さいました。
2015年05月21日 14:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:05
個室。大部屋予約だったけど、こちらに変えて下さいました。
個室廊下。人もいないのでひんやりしています。
2015年05月21日 14:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:05
個室廊下。人もいないのでひんやりしています。
今日赤岳登るかどうか迷ってたけど、天気回復してきたので出発します。(写真は横岳)
2015年05月21日 14:19撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 14:19
今日赤岳登るかどうか迷ってたけど、天気回復してきたので出発します。(写真は横岳)
赤岳はこっち。先は長いイメージ。
2015年05月21日 14:23撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:23
赤岳はこっち。先は長いイメージ。
下から見るとあんなに雪山っぽかったのに、上から見ると全然。
2015年05月21日 14:26撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:26
下から見るとあんなに雪山っぽかったのに、上から見ると全然。
雲の影。
2015年05月21日 14:29撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 14:29
雲の影。
グレートトラバースのOPで使われてもおかしくない。
2015年05月21日 14:31撮影 by  DSC-WX5, SONY
3
5/21 14:31
グレートトラバースのOPで使われてもおかしくない。
頂上に向かうにしたがって天気が回復していく。
2015年05月21日 15:00撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:00
頂上に向かうにしたがって天気が回復していく。
阿弥陀岳もかっこいいな。
2015年05月21日 15:06撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:06
阿弥陀岳もかっこいいな。
遠く見えるのは蓼科山かな?
2015年05月21日 15:06撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:06
遠く見えるのは蓼科山かな?
山頂(手前
2015年05月21日 15:10撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:10
山頂(手前
ここに泊まることも検討したけど…。
2015年05月21日 15:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:11
ここに泊まることも検討したけど…。
山頂はこちらです。
2015年05月21日 15:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 15:11
山頂はこちらです。
阿弥陀岳はこの位置から中岳を挟んで眺めるのが良いと思う。
2015年05月21日 15:13撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:13
阿弥陀岳はこの位置から中岳を挟んで眺めるのが良いと思う。
まるで絵画のよう。
2015年05月21日 15:13撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:13
まるで絵画のよう。
山頂到着!
2015年05月21日 15:15撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/21 15:15
山頂到着!
日がさしてみると雪っぽさがまるでないな。
2015年05月21日 15:19撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:19
日がさしてみると雪っぽさがまるでないな。
お参り。
2015年05月21日 15:19撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:19
お参り。
ここから阿弥陀岳方面に降りられます。
2015年05月21日 15:20撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:20
ここから阿弥陀岳方面に降りられます。
山頂っぽさがすごいな。
2015年05月21日 15:24撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:24
山頂っぽさがすごいな。
降ります。ほとんど雲一つない位に。
2015年05月21日 15:45撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 15:45
降ります。ほとんど雲一つない位に。
美しい。横岳に惚れた。
2015年05月21日 15:50撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/21 15:50
美しい。横岳に惚れた。
戻ってきました。
2015年05月21日 16:01撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 16:01
戻ってきました。
夕飯。山男子でも満足(満腹)
1
夕飯。山男子でも満足(満腹)
夜起きたのでなんとなく夜景撮ってみようとしたけど失敗。
2015年05月21日 19:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 19:57
夜起きたのでなんとなく夜景撮ってみようとしたけど失敗。
赤岳山頂に頂上山荘の明かりが灯っているのがわかります。
2015年05月21日 19:58撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/21 19:58
赤岳山頂に頂上山荘の明かりが灯っているのがわかります。
ご来光を待って。
2015年05月22日 04:16撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/22 4:16
ご来光を待って。
この位の時間は神秘的だ。
2015年05月22日 04:17撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/22 4:17
この位の時間は神秘的だ。
もうちょいか?
2015年05月22日 04:22撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 4:22
もうちょいか?
寒くなってきた。
2015年05月22日 04:22撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 4:22
寒くなってきた。
ご来光と言えるかどうかわからないけど。
2015年05月22日 04:28撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 4:28
ご来光と言えるかどうかわからないけど。
寒いし飽きたので戻って寝ます。こらえ性まるでなし。
2015年05月22日 04:28撮影 by  DSC-WX5, SONY
2
5/22 4:28
寒いし飽きたので戻って寝ます。こらえ性まるでなし。
こちらは朝ごはん。
1
こちらは朝ごはん。
さて、出発だ。
2015年05月22日 06:44撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 6:44
さて、出発だ。
狭い岩稜帯。
2015年05月22日 06:52撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 6:52
狭い岩稜帯。
梯子とか超頻繁にあります。
2015年05月22日 06:55撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 6:55
梯子とか超頻繁にあります。
ロープが張ってあるのだが、ロープのどっちが正しいのか見失う。
2015年05月22日 06:59撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 6:59
ロープが張ってあるのだが、ロープのどっちが正しいのか見失う。
ここでもヤツが現れる。今回はこれ一枚だけ。
2015年05月22日 07:09撮影 by  DSC-WX5, SONY
1
5/22 7:09
ここでもヤツが現れる。今回はこれ一枚だけ。
どうよ、この岩岩(いわいわ)しさ。
2015年05月22日 07:25撮影 by  DSC-WX5, SONY
2
5/22 7:25
どうよ、この岩岩(いわいわ)しさ。
横岳山頂かな、と思ったら違った。
2015年05月22日 07:40撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:40
横岳山頂かな、と思ったら違った。
まだ先がありました。
2015年05月22日 07:47撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:47
まだ先がありました。
なんとか尾根。
2015年05月22日 07:50撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:50
なんとか尾根。
下からだと梯子を上った先、どうするのか良くわからん箇所が多い。
2015年05月22日 07:50撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:50
下からだと梯子を上った先、どうするのか良くわからん箇所が多い。
三叉峰到着。ここまでかなりコースタイムから遅れているけど、怖かったので仕方ない。
2015年05月22日 07:54撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:54
三叉峰到着。ここまでかなりコースタイムから遅れているけど、怖かったので仕方ない。
これくらい尾根筋が太いと安心する。
2015年05月22日 07:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 7:57
これくらい尾根筋が太いと安心する。
通ってきた道を振り返り撮影。のこぎりだな、まるっきり。
2015年05月22日 08:04撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:04
通ってきた道を振り返り撮影。のこぎりだな、まるっきり。
あれが横岳で良いんですね?
2015年05月22日 08:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:05
あれが横岳で良いんですね?
やっと着きました。横岳山頂!
2015年05月22日 08:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 8:11
やっと着きました。横岳山頂!
硫黄岳方面。
2015年05月22日 08:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:11
硫黄岳方面。
赤岳と阿弥陀岳と権現岳と南アルプス。
2015年05月22日 08:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 8:11
赤岳と阿弥陀岳と権現岳と南アルプス。
高度感が伝わる、今回のベストショットかも。
2015年05月22日 08:13撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 8:13
高度感が伝わる、今回のベストショットかも。
クサリ前に咲くツララ。
2015年05月22日 08:15撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:15
クサリ前に咲くツララ。
危険箇所終わり。
2015年05月22日 08:25撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:25
危険箇所終わり。
横岳を振り返る。やっぱカッコいいよ。
2015年05月22日 08:25撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:25
横岳を振り返る。やっぱカッコいいよ。
中央左にいらっしゃる青い上着の方は、もう80代じゃなかろうかと思われるおばあさん。これから危険箇所に向かうのです。すごい。
2015年05月22日 08:30撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:30
中央左にいらっしゃる青い上着の方は、もう80代じゃなかろうかと思われるおばあさん。これから危険箇所に向かうのです。すごい。
硫黄岳に向かうルートはあとずっとこんな感じ。
2015年05月22日 08:33撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:33
硫黄岳に向かうルートはあとずっとこんな感じ。
地に足が着いて良いんですが、風が凄い。
2015年05月22日 08:34撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:34
地に足が着いて良いんですが、風が凄い。
硫黄岳山荘。休憩だ!
2015年05月22日 08:52撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 8:52
硫黄岳山荘。休憩だ!
暖かいココアで休憩。「自分が入れるココアより、誰かに入れてもらったココアの方がおいしい。出典『僕と彼女と彼女の生きる道』」
2015年05月22日 09:12撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 9:12
暖かいココアで休憩。「自分が入れるココアより、誰かに入れてもらったココアの方がおいしい。出典『僕と彼女と彼女の生きる道』」
阿弥陀岳への道にはケルンが置かれています。
2015年05月22日 09:28撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:28
阿弥陀岳への道にはケルンが置かれています。
このケルンが風除けになるんだ。
2015年05月22日 09:34撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:34
このケルンが風除けになるんだ。
役者が揃いすぎてかえってダメなドラマみたいな写真だ。
2015年05月22日 09:37撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:37
役者が揃いすぎてかえってダメなドラマみたいな写真だ。
集中線アプリで撮ったみたいな写真だ。
2015年05月22日 09:48撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:48
集中線アプリで撮ったみたいな写真だ。
そんなこんなで硫黄岳山頂。広いです。
2015年05月22日 09:48撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:48
そんなこんなで硫黄岳山頂。広いです。
硫黄岳山頂から望む火口。
2015年05月22日 09:51撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:51
硫黄岳山頂から望む火口。
山並みを対称の軸とした、シンメトリーに見える。
2015年05月22日 09:53撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 9:53
山並みを対称の軸とした、シンメトリーに見える。
たぶん硫黄岳の三角点。山頂の夏沢峠側のはずれにありました。
2015年05月22日 09:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:56
たぶん硫黄岳の三角点。山頂の夏沢峠側のはずれにありました。
こっち側には雪が全然無いので、夏山らしさを感じる。
2015年05月22日 09:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:56
こっち側には雪が全然無いので、夏山らしさを感じる。
さて、硫黄岳ともお別れ。後は下山だけです。
2015年05月22日 09:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:56
さて、硫黄岳ともお別れ。後は下山だけです。
赤岩の頭方面。
2015年05月22日 09:58撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 9:58
赤岩の頭方面。
こっちの尾根はこれで良い味があります。
2015年05月22日 10:00撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:00
こっちの尾根はこれで良い味があります。
遠くアルプス。
2015年05月22日 10:06撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:06
遠くアルプス。
いやがおうにも下りる感があります。
2015年05月22日 10:09撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:09
いやがおうにも下りる感があります。
赤岩の頭。ここで分岐です。
2015年05月22日 10:12撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:12
赤岩の頭。ここで分岐です。
振り返って硫黄岳方面を撮影すると、ほぼ等間隔にケルンが立っていることがわかりますね。
2015年05月22日 10:13撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:13
振り返って硫黄岳方面を撮影すると、ほぼ等間隔にケルンが立っていることがわかりますね。
どっちに行けと言うんじゃ。と思ったら、文字通り雪の下へ道が続いていました。
2015年05月22日 10:14撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 10:14
どっちに行けと言うんじゃ。と思ったら、文字通り雪の下へ道が続いていました。
こっちのルートは残雪九十九折です。
2015年05月22日 10:26撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:26
こっちのルートは残雪九十九折です。
大した見所も無い感じです。登りでもそんな楽しくないんじゃないかな。
2015年05月22日 10:35撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 10:35
大した見所も無い感じです。登りでもそんな楽しくないんじゃないかな。
赤岩の頭からほぼ一時間で降りてきました。
2015年05月22日 11:14撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:14
赤岩の頭からほぼ一時間で降りてきました。
ここまで降りてくるとすでに「下界」感があります。
2015年05月22日 11:16撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:16
ここまで降りてくるとすでに「下界」感があります。
大同心沢って、クライミングスポットだっけ?
2015年05月22日 11:24撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:24
大同心沢って、クライミングスポットだっけ?
赤岳鉱泉到着。行者小屋同様、まだやってませんでした。
2015年05月22日 11:29撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:29
赤岳鉱泉到着。行者小屋同様、まだやってませんでした。
赤岳鉱泉にはボルダリングっぽい施設もあってなんか都会的。
2015年05月22日 11:45撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:45
赤岳鉱泉にはボルダリングっぽい施設もあってなんか都会的。
数時間前まであの「上の世界」にいたとは信じられない。
2015年05月22日 11:46撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:46
数時間前まであの「上の世界」にいたとは信じられない。
北沢ルートは基本沢沿いルートです。
2015年05月22日 11:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 11:56
北沢ルートは基本沢沿いルートです。
こういう感じなので、癒されます。
2015年05月22日 12:26撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 12:26
こういう感じなので、癒されます。
一時間くらい沢ルートを行くとロードになります。
2015年05月22日 12:50撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 12:50
一時間くらい沢ルートを行くとロードになります。
小屋の社用車はこの辺りまで入ってこられるらしい。
2015年05月22日 12:53撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 12:53
小屋の社用車はこの辺りまで入ってこられるらしい。
ロードを30分くらい歩くと、美濃戸山荘着。
2015年05月22日 13:24撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 13:24
ロードを30分くらい歩くと、美濃戸山荘着。
駐車場は相変わらずこんなもん。ガラガラね。
2015年05月22日 13:29撮影 by  DSC-WX5, SONY
5/22 13:29
駐車場は相変わらずこんなもん。ガラガラね。
クサリ場と同じくらい緊張する、最後の関門。
2015年05月22日 13:42撮影 by  DSC-WX5, SONY
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5/22 13:42
クサリ場と同じくらい緊張する、最後の関門。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ
備考 一応アイゼン。水をもう500ml。

感想

<はじめに>
今回は八ヶ岳に初登山を計画している人に向け、
意図的に計画段階から最後まで、できるだけ端折らずに書いています。
そのためブログ並みに長いので、ヤマレコ的ではないかもしれません。
しかし先行事例を見て計画を立てることは多いと思いますし、
自分が初心者なだけに、より八ヶ岳が初めての方に
参考になる目線で書くこともできるだろうと
思ってこのような形で記します。
一人でも多くの方の参考になることを願います。以下本文。




「八ヶ岳なんて名前の山はありません。」

という事を知ったのは、山をやるようになってから。
つまり、去年まで知らなかった。
私が無知なのもあるが、山をやらない人からすれば、
意外とそんなものらしい。

日本全国見回すと、実際は「そんな山はない」山の名前が
その山塊の総称として広く通用していることは多い。
愛鷹山しかり、天城山しかり。

昔の人からすれば「つながって見えるかたまり全て」を
一つのものと見做して信仰の対象としたわけで、
尖った頂一つ一つに名前を付けるなんてむしろナンセンスなのだろう。
山を登る様になった今は、それも良くわかる。


そんな「存在しない山」の中でも
八ヶ岳は一種特別な山だ。
何しろ八ヶ岳という名称だけあって八つ(実際はそれ以上)も
ピークが存在し、まるでアルプスと言ったボリュームであり、
北は蓼科山から南は編笠山まで難易度も風景も様々で、
かつアクセスも良い。

誤解を恐れずに言うならば、どこを切り取っても楽しい
登山界のディズニーランドか富士急ハイランド。
そんな訳で、登山を始めてみて少しすると誰しもが、
「自分も八ヶ岳に登ってみたい」と思う。


働きづめだったGWの代休シフトが二連休あり、
「晴れ」が疑いようのない週間天気予報を目にし、
私は自然と八ヶ岳行きの山行計画を練っていた。
私もまた、例にもれなかった訳である。
前置きが長くなった。


さて、八ヶ岳と言っても様々だが、特にその中でも代表格と言えば
主峰「赤岳」と「横岳」「硫黄岳」であることは異論の余地がないだろう。
昔の巨人でいえば、中畑・原・クロマティ、昔の阪神でいえば
バース・掛布・岡田。そのくらい鉄板だ。阿弥陀岳も大きいのだが
旺文社の「山と高原地図」でも鉄板三座より一回り小さいフォントだし。

従ってこの三座を縦走することは決定。
登山口は複数あるが、やはり初心者としては基本を押さえたい。
よって登山口も美濃戸に決定。
美濃戸バス停から美濃戸山荘まではワインディングロードであると
専らの噂だが、これは一度は試してみないとどんなもんかわからないので
基本行けるところまで車で行ってみる方向で、後はアドリブで。

次に赤岳、横岳、硫黄岳をどのような順番で登るかだが、
時計回りだと一日目に硫黄岳に登り、おそらく硫黄岳山荘に泊まる事になる。
二日目の最後に主峰の赤岳に登るのはドラマティックではあるが、
なんらかの事故や荒天が発生して降りる場合、
主峰をあきらめる事になる確率が高まる。
また、横岳付近のクサリ場を眼前に挫けた場合
そのまま降りるルートがなく、元来た道をはるばる戻る事になる。
逆時計回りの場合、一日目そのまま赤岳のピークを取ることもできるし、
何らかの不都合があった場合でも二日目の早朝にご来光ハントがてら
ピークを取ることもできる。クサリ場に挫けたら地蔵尾根を下りればよい。
よって、逆時計回りに決定。

次に、文三郎尾根を登るか、地蔵尾根を登るかだが、
文三郎尾根を登ると、ルート的にそのまま流れで赤岳に登るほかなく、
イマイチ柔軟さに欠ける。よって、地蔵尾根で決定。必然的に宿泊先は
赤岳山頂小屋か、赤岳展望荘になるが、自分は高度に弱いので、
可能な限り高度が低いところで泊を取りたい。
また、展望荘で荷をデポって空荷で赤岳を目指すこともできる。
よって、展望荘で決定。

ここまで決めればおのずと南沢ルートで行者小屋まで行き、
北沢ルートで赤岳鉱泉から美濃戸に戻ってくるルートになる。
(ここまで計画段階・以下がレポート)




美濃戸バス停から赤岳山荘までの
「ワインディングロード」はまさに時速5キロと言う
徒歩並みのペースで進むことを余儀なくされる道だった。
車高が高い車じゃないと、徒歩でも車でも、時間はそこまで
変わらないかもしれない。結構マジで。
何度か軽トラに抜かれた。軽トラが欲しくなった。


さて、八ヶ岳が見えてくると
まさかの雪化粧。え?そんなん聞いてないよ。
荷物減らしたかったからアイゼンも省いたよ。

どうも前日に雪が降ったとのこと。
しかし「そんなのヤマレコに書いてなかった」とか
許されないのが登山の世界。前日に降ったのであればまだ凍っても無いだろう。
せっかく来たので進めるところまでは進んでみよう。


駐車場から特段登山口方向の案内は出ていないが、
素直に八ヶ岳があるだろう方面に行くと、美濃戸山荘がある。
ここが登山道の入口。計画通り南沢ルートに進む。

南沢ルートは、ほぼずっと沢沿いの樹林帯で何度か渡渉したり、
森に入ったりする。まさに八ヶ岳と言った美しい苔や樹林帯があるので
最初にテンションを高めるには良いルートだと思う。

ただ、少なくとも「ぼっち」では道中の二時間半
ずっとそのテンションを維持するのは不可能だし、
アプローチロードと馬鹿に出来ない登りなので一応覚悟されたい。
ちなみに、今回の山行では木についた雪が日光で解け出し、さながら豪雨だった。


果たして行者小屋に着いてみると、人は居るものまだ営業していなかった。
GW中だけ先行営業し、本格営業は5月末からの様子。

調べが大変甘かった。致命的ミス。
今回荷を減らすため食事は基本小屋で取る予定だったので、
ちゃんとした昼食を持ってきていない。
非常食と携行食で簡単な食事を済ます。
ラーメンとか食うはずだったのにな〜。


行者小屋からはいよいよ本格的な登山が始まる。
地蔵尾根は最初からトップギアの登り。標高差300mを一気に登る。
坂は急で、梯子もまた急である。クサリもちょいちょいある。
楽しいと言えば楽しいが、そこそこ危険で、慎重を要する箇所と言っていい。
例えるなら行者小屋で「キャッキャウフフとビールを2リットルほど
飲んでから登る」とかは避けた方がよいと思う。
ただ、梯子だからからか、緊張感があるルートだからか
標高差のわりにあっという間に登れる感がある。

地蔵の頭から赤岳展望荘までは目と鼻の先。
ここまでの山行でしんどければ、このまま何もせずに休むことも可能。

実はこの時点で案の定軽い高山病を発症していたので、
そのまま休むことも真面目に検討していた。
しかし自分の性格的に明日の朝に赤岳登頂を先送りにして、
スケジュール通りこなすとは思えない。そんなに自分を信用できない。
天候も回復してきたので少しだけ小屋で休憩し、すぐに赤岳山頂を目指す。


赤岳山頂までのルートはやはり岩登りと言った風情。
そこまで厳しいクサリなどはない。ただ正解ルートが
ちょっとわかりづらく、一手間違えると二手三手先で詰む感じだ。
高山病に息を切らしながら、頭を使いつつクライムアップ。
振り返ると美しい横岳が見えるので、
それを愛でつつ、気力で気力で。
ちなみにこの辺からシャッターチャンスに事欠かないので、
初めての方は弾丸登山したらもったいないと心から思う。


赤岳はやはり八ヶ岳の主峰だけあって
祠もあり、神々しい山頂。
いかんせん小屋が近すぎ、趣を削いでいる感もある。(あくまで個人的意見)
古い表現だが「ビビビ」っとはこなかった。
とは言え、展望は最高。しばしぼーっと景色を楽しんだ後、下山する。
登りは高山病に苦しみ1時間かけて登ったが、下りは30分程度で下山完了。


小屋に戻ってみると、なんと自分ひとり貸切とのこと。
ヒマな時期らしい。なんか申し訳なさすら感じる。
せめて大人しくひっそりしていよう。

5時半に夕飯。通常展望荘の食事はバイキングなのだが、
当然一人では成立しないので、決め打ちの食事となった。
ボリューム満点。今日・明日の欠食を補って余りある量だった。
夕食後は早々に就寝。ちなみに展望荘名物の風呂は凍結防止時期のため
まだ稼動していないとのこと。いろんな意味で、まだオフシーズンなのだ。

夜、一旦起きて夜景を撮ろうとしてみたりして
そして失敗したりしていたが、
基本的に小屋ではずっと寝ていた。
細切れに11時間くらいは寝た。一応小説とか持ってきたものの、
文字に目を通す気力は全くわかなかった。

「山上の小屋泊イコール御来光」
4時過ぎに起き出していくつか写真を撮ってみたが、
まぁ、正直イマイチな出来。

寒いし飽きたので再度寝てみる。5時半に朝食の館内放送で起きる。

昨日の夕食後からハッキリ言って睡眠しかしていないので
正直食事が喉を通るか心配だったのだが、普通に食べられた。
小屋のほうで量に気を使ってくれたのかもしれない。
朝食後、三度寝をかまし、6時45分小屋を発つ。
本当にお世話になった。また来ます。


改めて横岳方面を見ると、どう登るのか良くわからない。
それどころか、どこが横岳の山頂かもいまいちわからない。
ともあれ進んでみると、程なくして梯子とクサリが出てきた。

梯子もクサリも、問題ない。
注意して登れば良いだけだし、やることはハッキリしている。
問題は、どこをどう登っていくべきか判然としない
岩登りルートである。ちょいちょい迷う。
大げさではあるが、本来のルートではないルートをぼーっと進んだら
その先は崖だったりする。人が少ない時期だからこそなのかもしれない。
沢山先行者が居れば迷わないだろう。

ちなみに、アミアミの簡易橋のような所に降りてすぐの梯子は罠。
登っても景色がいいだけで進めない。


途中何人かの山ガールとすれ違う。
八ヶ岳くんだりまで来ていると言うことは
ヤマノススメなら楓の「ガチタイプ」だと思われるが
みんなきれいだった。ソロもいた。凄い。

また、ちょっと違った意味で凄かったのは、70〜80代と思しき
おばあちゃんがソロで横岳を登っていたことだ。
80代山ガール。本当に凄い。

話がそれたが、人が少ない時期だからこそ
正規ルートは判りにくかったが、そのぶん人、一人ひとりが妙に印象に残る。


そんなこんなで横岳山頂。
地蔵の頭〜横岳山頂が危険度ではクライマックスかと思われるが、
横岳直後の細尾根も地味に怖い。

それ以降、硫黄岳までのルートはこれまでに比べなだらかで
地に足着いた安全なルートとなる。
しかしそれまでと比較にならないくらいの強風が吹いてきた。

たまらず硫黄岳山荘に逃げ込む。ココア注文。旨いし落ち着く。
硫黄岳山荘もよさそうな山小屋だった。展望荘よりもさらに高度は低いし、
別のルートで登る際に候補に入れようと思った。

硫黄岳まではいくつものケルンがお出迎えしてくれる。
これまでのルートからすればかなりマシとは言え、
足元はガレ気味で上りにくい。

硫黄岳山頂到着。
大変広い。山頂広場の位置関係を示す看板があるくらい広い。
霧だったりすると、山頂で迷うらしい。
もちろん、無事主要三座を登頂できたことについては達成感があるが
広すぎてあまりピークハントした感動が沸かない。
逆時計回りコースは最後あまり盛り上がらないと言うのが唯一の難点か。

また、火口をちょっと覗いてみた。風が強過ぎて怖くてすぐやめた。
三角点はちょっと外れにあった。


これ以降はずっと下り。
それでも赤岩の頭までは周囲の眺望が楽しめて良いのだが、
それ以降は完全に樹林帯に入るので、赤岳鉱泉までは作業と化す。

赤岳鉱泉は行者小屋同様、5月末から小屋開きの様子。
この時点で11時半。昼ごはんは諦めて先を急ぐ。

北沢ルートは、キャラは違えど南沢に匹敵する
沢沿いの端正なルートなのだが、最後はロードになるので、
帰りはともかく行きで選択するとあまりテンションが上がらないかもしれない。


さて、硫黄岳以降の下りはばっさりカットしたが、
ほとんど人にも会わず、特筆するドラマも無かったので仕方ない。
ただ、赤岳鉱泉に着いた時「無事に帰ってこれた」と言う実感と
「人間の歩行って凄いな」と言う感慨を得たことを強烈に記憶している。

しかし赤岳鉱泉といっても美濃戸と比べれば標高は高い。
まだまだ「山」であるはずだ。それなのに同じ八ヶ岳と言う山域に居ながら、
「天上界と下界」を明確に感じることが出来るのは
やはり硫黄岳、横岳、赤岳が赤岳鉱泉から見上げることが出来、
そしてそれがやんごとなき堂々とした姿をしているからなのだろう。


私は三座、いや「八ヶ岳」に一礼をし、帰路に着いた。


まとめ。

1・行者小屋と赤岳鉱泉は5月末から営業開始

2・八ヶ岳奥地に、山ガールを見た!

3・初めて行くなら絶対一泊すべき

4・狙ってなかったけど、この時期意外と空いててお勧め

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