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Yamareco

記録ID: 6698823
全員に公開
雪山ハイキング
奥秩父

奥秩父主脈縦走(撤退)

2024年04月26日(金) 〜 2024年04月28日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
16:01
距離
31.0km
登り
2,416m
下り
2,810m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:27
休憩
1:01
合計
6:28
10:32
9
スタート地点
10:41
10:45
15
11:00
11:00
3
11:03
11:05
6
11:11
11:11
31
11:42
11:43
6
11:49
11:49
26
12:15
12:19
4
12:23
12:24
5
12:29
12:29
25
12:54
12:54
17
13:11
13:31
8
13:39
13:46
5
13:51
13:58
20
14:18
14:25
7
14:32
14:38
76
15:54
15:54
12
16:06
16:07
21
16:28
16:29
31
17:00
2日目
山行
6:06
休憩
0:28
合計
6:34
5:36
10
5:46
5:55
20
6:15
6:16
5
6:21
6:21
8
6:29
6:29
88
7:57
7:57
37
8:34
8:35
48
9:23
9:23
33
9:56
10:04
47
10:51
11:00
13
11:13
11:13
45
11:58
11:58
12
3日目
山行
2:47
休憩
0:07
合計
2:54
5:48
16
6:04
6:05
4
6:09
6:09
59
7:08
7:08
71
8:26
8:26
16
天候 晴れ(1日目、3日目)、曇り早朝少雨(2日目)
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
韮崎駅より2番バス停でみずがき山荘へ。
コース状況/
危険箇所等
金峰山を越えてからは甲武信ヶ岳山頂直下までずっと残雪。
出発前に量った装備重量は19.2kg。相変わらず重い…。
2024年04月26日 05:21撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 5:21
出発前に量った装備重量は19.2kg。相変わらず重い…。
瑞牆山荘行きバスの車窓から南ア。
2024年04月26日 09:03撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 9:03
瑞牆山荘行きバスの車窓から南ア。
瑞牆山荘到着、2年ぶり。ここにたどり着くまでのバス運転手さんによる口上がとても良かった。山の紹介からはじまり地場の情報まで、路線バスとは思えない、まるで観光バスのような案内がとても素敵だった。
2024年04月26日 10:17撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 10:17
瑞牆山荘到着、2年ぶり。ここにたどり着くまでのバス運転手さんによる口上がとても良かった。山の紹介からはじまり地場の情報まで、路線バスとは思えない、まるで観光バスのような案内がとても素敵だった。
瑞牆山登山口看板。
2024年04月26日 10:29撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 10:29
瑞牆山登山口看板。
さあ始めようか。
2024年04月26日 10:44撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 10:44
さあ始めようか。
瑞牆山。自分の中ではここからの瑞牆山が一番美しい。
2024年04月26日 10:53撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 10:53
瑞牆山。自分の中ではここからの瑞牆山が一番美しい。
富士見平小屋の水源。500mlペットボトル2本と750mlナルゲンに補給。
2024年04月26日 11:05撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 11:05
富士見平小屋の水源。500mlペットボトル2本と750mlナルゲンに補給。
平成の名水百選認定書。ただの水なのに実に旨い。その一方でチラつく「エキノコックス」の単語。なんというアンビバレンツ。
2024年04月26日 11:05撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 11:05
平成の名水百選認定書。ただの水なのに実に旨い。その一方でチラつく「エキノコックス」の単語。なんというアンビバレンツ。
奥秩父らしい質実剛健感漂う山中。
2024年04月26日 11:51撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 11:51
奥秩父らしい質実剛健感漂う山中。
ようやく見晴らしのいい場所に。まだまだ雪化粧の南ア。
2024年04月26日 12:14撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:14
ようやく見晴らしのいい場所に。まだまだ雪化粧の南ア。
大日岩手前の鎖場。
2024年04月26日 12:14撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:14
大日岩手前の鎖場。
鎖場を登り切ったところ。
2024年04月26日 12:15撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:15
鎖場を登り切ったところ。
大日岩とその看板。
2024年04月26日 12:15撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:15
大日岩とその看板。
大日岩が大きすぎて正面から撮るには画角が足りないので斜めで。
2024年04月26日 12:15撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:15
大日岩が大きすぎて正面から撮るには画角が足りないので斜めで。
自分はスルーしたけど大日岩に登ってる人もいた。体力ありすぎ。
2024年04月26日 12:24撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:24
自分はスルーしたけど大日岩に登ってる人もいた。体力ありすぎ。
このあたりから凍結している登山道もちょろちょろと出始めるがまだ大したことはない。
2024年04月26日 12:54撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:54
このあたりから凍結している登山道もちょろちょろと出始めるがまだ大したことはない。
丸山の標。なんというか……雑。
2024年04月26日 12:55撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 12:55
丸山の標。なんというか……雑。
2024年04月26日 13:06撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:06
道の凍結が強くなってきたのでチェンスパ装着。
2024年04月26日 13:20撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:20
道の凍結が強くなってきたのでチェンスパ装着。
2024年04月26日 13:21撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:21
砂払ノ頭手前の急登はアイスバーン。慣れた人ならうまく進めるのだろうが、氷を避けたルートを考えながら進んで時間をかけるぐらいならチェンスパ装着して一気に進んだ方が気が楽。
2024年04月26日 13:22撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:22
砂払ノ頭手前の急登はアイスバーン。慣れた人ならうまく進めるのだろうが、氷を避けたルートを考えながら進んで時間をかけるぐらいならチェンスパ装着して一気に進んだ方が気が楽。
砂払ノ頭到着。やっと稜線。
2024年04月26日 13:25撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:25
砂払ノ頭到着。やっと稜線。
景色が一変。瑞牆山とその先には八ヶ岳。風がちょー気持ちいい。
2024年04月26日 13:31撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:31
景色が一変。瑞牆山とその先には八ヶ岳。風がちょー気持ちいい。
岩の額の間から顔を覗かせる富士。
2024年04月26日 13:34撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:34
岩の額の間から顔を覗かせる富士。
ようやく見えてきた五丈岩。
2024年04月26日 13:39撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:39
ようやく見えてきた五丈岩。
2024年04月26日 13:46撮影 by  moto g52j 5G, motorola
1
4/26 13:46
金峰山山頂と金峰山小屋への分岐。そういえば金峰山小屋は行ったことがないな…。
2024年04月26日 13:51撮影 by  moto g52j 5G, motorola
1
4/26 13:51
金峰山山頂と金峰山小屋への分岐。そういえば金峰山小屋は行ったことがないな…。
稜線の一部にある残雪。ずぽずぽじゃないですかやだー。
2024年04月26日 13:55撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 13:55
稜線の一部にある残雪。ずぽずぽじゃないですかやだー。
これまでのルートを振り返った一枚。
2024年04月26日 14:03撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:03
これまでのルートを振り返った一枚。
五丈岩がだいぶん近づいてきた。
2024年04月26日 14:17撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:17
五丈岩がだいぶん近づいてきた。
五丈岩到着〜。
2024年04月26日 14:19撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:19
五丈岩到着〜。
前回にはなかった看板。五丈岩は御神体なのでおまいら登るなんて無礼は働くなよ、と。……ごめんなさい。
2024年04月26日 14:25撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:25
前回にはなかった看板。五丈岩は御神体なのでおまいら登るなんて無礼は働くなよ、と。……ごめんなさい。
山頂到着。
2024年04月26日 14:29撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:29
山頂到着。
標識もう一本。
2024年04月26日 14:32撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 14:32
標識もう一本。
金峰山山頂を越えるととたんに残雪。ハイマツと残雪と富士、この構図、なんか(・∀・)イイ!!
2024年04月26日 14:45撮影 by  moto g52j 5G, motorola
1
4/26 14:45
金峰山山頂を越えるととたんに残雪。ハイマツと残雪と富士、この構図、なんか(・∀・)イイ!!
朝日岳山頂。ここは雪ないけどもうずっと残雪地獄。人が通り始めるGW前なので踏み跡めちゃ薄、踏み抜きもヤバイ。
2024年04月26日 15:53撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 15:53
朝日岳山頂。ここは雪ないけどもうずっと残雪地獄。人が通り始めるGW前なので踏み跡めちゃ薄、踏み抜きもヤバイ。
なんか、ここから先を想像させる下り坂感満載のガス…。
2024年04月26日 16:02撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 16:02
なんか、ここから先を想像させる下り坂感満載のガス…。
朝日峠到着。ずっと残雪…ツボ足…。
2024年04月26日 16:28撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/26 16:28
朝日峠到着。ずっと残雪…ツボ足…。
漸く到着、大弛小屋。想定外の残雪で予定より1時間20分遅れ。
2024年04月27日 05:32撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 5:32
漸く到着、大弛小屋。想定外の残雪で予定より1時間20分遅れ。
大弛小屋。明日から山小屋開きとのこと。
2024年04月27日 05:35撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 5:35
大弛小屋。明日から山小屋開きとのこと。
想定外の残雪で初日のタイムスケジュールは大幅に遅れてた上、ゲイターもなく容赦なく靴の中が濡れ始め、更に体力の消耗も激しいことから、一晩、テントの中で考えて「撤退」に。めっちゃ残念ではあるけれど、余力のあるうちの撤退が正しいだろうと。がっでむ。
大弛からの撤退だと金峰方面に戻るか、甲武信岳方面まで進んで下山か。同じような距離なので去年テン泊している甲武信岳小屋を目指すことに。
2024年04月27日 05:45撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 5:45
想定外の残雪で初日のタイムスケジュールは大幅に遅れてた上、ゲイターもなく容赦なく靴の中が濡れ始め、更に体力の消耗も激しいことから、一晩、テントの中で考えて「撤退」に。めっちゃ残念ではあるけれど、余力のあるうちの撤退が正しいだろうと。がっでむ。
大弛からの撤退だと金峰方面に戻るか、甲武信岳方面まで進んで下山か。同じような距離なので去年テン泊している甲武信岳小屋を目指すことに。
前国師岳到着。
2024年04月27日 06:15撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 6:15
前国師岳到着。
秩父山域最高峰、北奥千丈岳への分岐。当初の予定では寄って山頂ゲットしたかったのだが、今は撤退戦まっただなかなので浮気はなし。
2024年04月27日 06:21撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 6:21
秩父山域最高峰、北奥千丈岳への分岐。当初の予定では寄って山頂ゲットしたかったのだが、今は撤退戦まっただなかなので浮気はなし。
国師ヶ岳到着。
2024年04月27日 06:29撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 6:29
国師ヶ岳到着。
2024年04月27日 06:29撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 6:29
国師のタル到着。ようやく甲武信小屋まで2/5ぐらい
2024年04月27日 07:57撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 7:57
国師のタル到着。ようやく甲武信小屋まで2/5ぐらい
東梓到着。甲武信岳小屋まで1/2まで到着。
2024年04月27日 08:35撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 8:35
東梓到着。甲武信岳小屋まで1/2まで到着。
景色はいいのだが足元はずっと残雪…きっつ!
2024年04月27日 09:24撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 9:24
景色はいいのだが足元はずっと残雪…きっつ!
富士見に到着。実はここが甲武信岳山頂だと勝手に思い込んでいて「甲武信岳まであと2時間」の看板を見た際は殺意の波動に目覚めそうだった。誰もいないことといいことに思わず絶叫。ふぁーっく!
2024年04月27日 10:01撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 10:01
富士見に到着。実はここが甲武信岳山頂だと勝手に思い込んでいて「甲武信岳まであと2時間」の看板を見た際は殺意の波動に目覚めそうだった。誰もいないことといいことに思わず絶叫。ふぁーっく!
水師到着。このあたりからは無心。
2024年04月27日 10:51撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 10:51
水師到着。このあたりからは無心。
2024年04月27日 11:14撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/27 11:14
ついに甲武信岳山頂。山頂直下の15mのところでもう如何とも登れなくなってしばらく休んでからの登頂。
2024年04月27日 11:55撮影 by  moto g52j 5G, motorola
2
4/27 11:55
ついに甲武信岳山頂。山頂直下の15mのところでもう如何とも登れなくなってしばらく休んでからの登頂。
甲武信岳小屋にて一晩休養後、下山時の木賊山(とくさやま)。昨晩はテント張るのすら苦痛で小屋泊に。小屋の主さんには「いい勉強になったね」的な助言も。ハイ確かに。
2024年04月28日 06:05撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 6:05
甲武信岳小屋にて一晩休養後、下山時の木賊山(とくさやま)。昨晩はテント張るのすら苦痛で小屋泊に。小屋の主さんには「いい勉強になったね」的な助言も。ハイ確かに。
昨日とは打って変わってガスなし富士。眼下には広瀬湖。
2024年04月28日 06:19撮影 by  moto g52j 5G, motorola
1
4/28 6:19
昨日とは打って変わってガスなし富士。眼下には広瀬湖。
危険地帯を過ぎ、あとは下山するのみとなってようやく周りに気を配れるようになったシャクナゲの蕾
2024年04月28日 06:59撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 6:59
危険地帯を過ぎ、あとは下山するのみとなってようやく周りに気を配れるようになったシャクナゲの蕾
山桜、品種不明。サクラはどんな種でも美しいね。
2024年04月28日 08:02撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 8:02
山桜、品種不明。サクラはどんな種でも美しいね。
ヤマツツジ。
2024年04月28日 08:19撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 8:19
ヤマツツジ。
去年も登った徳ちゃん新道。無事に帰ってこれた感謝に思わず振り返って一礼。
2024年04月28日 08:21撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 8:21
去年も登った徳ちゃん新道。無事に帰ってこれた感謝に思わず振り返って一礼。
おそらくヤマブキ。
2024年04月28日 08:35撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 8:35
おそらくヤマブキ。
下山完了。祝杯のビールを購入、お替りも。西沢渓谷入口バス停横、停東沢山荘にて。
2024年04月28日 08:44撮影 by  moto g52j 5G, motorola
4/28 8:44
下山完了。祝杯のビールを購入、お替りも。西沢渓谷入口バス停横、停東沢山荘にて。

感想

今年のGWは瑞牆山荘から奥多摩駅までの「奥秩父主脈縦走」にチャレンジ。線で移動したことはないものの、行ったことのあるエリアの集合体なので何とかなる、行けるとの判断で今回チャレンジしたのだが、思っていた以上の残雪に立ちはだかれた。
冬登山をしない雪山未経験の自分にはあの残雪はキツイ。このルート自体、GWからが本格的なスタートなので、金峰山の先から甲武信ヶ岳まで、全行程で踏み固められておらずオールつぼ足。予期せぬ初めての雪山にこれが雪中登山なのかと。踏み出すにも普段以上の馬力が必要で、踏み下ろしても踏み抜きによる必要以上のムダな力がかかり疲労の貯まり方が酷い。勉強にはなったがとにかく疲れた。
最初のテン泊地、大弛小屋には、本来であればコースタイムを縮めて到着するつもりだったものの1時間半のオーバータイム。この先の明日以降のコース上の残雪を見て「これは危ない」と、残念ながらも撤退を決定。大弛峠は5月まで閉鎖のため下山方法としては、戻るか進むか。昨年、甲武信ヶ岳へ徳ちゃん新道からテン泊登山しているため勝手はわかっていると、とりあえず甲武信ヶ岳まで歩を進めることに。単純な逆戻りは悔しいというのもあったので。翌日、雪山経験のない自分が一番手は確実に危ないので、他の大弛泊の方が朝早く先行した後に出発。踏み抜きは相変わらずだが踏み跡があるだけでありがたい。正直、踏み跡がなければ迷っていたかもというぐらい「これマジで正しいルート???」なコース取り。踏み跡が嘘くさすぎて何度もGPSで現在地を確認してしまったが方向はきっちり正しい。先行者はおそらく前日お話した神奈川から来ていた方だと思うのだけど、マジ感謝。
残雪の踏み抜き、アイスバーンの急登、くっそ重いテン泊装備で、一歩一歩が本当に重いものの、進まないと下山できないので兎に角進む。ここまでキツイのは初登山の初富士以来。しんどいわー。
で、もうすぐ甲武信岳山頂かと思いきや、富士見ってあんた…。いや、自分が勝手に勘違いしてただけなんだけどさ。このきっつい状況で「甲武信まであと2時間」はねーだろと。このク○看板まじふぁ○く。ようやく甲武信ヶ岳が近づき、残雪ではなくガレ場になったところでホッとしたのかあとちょっとで山頂なのに動けない。ちょい休憩。少し体力チャージしてから何とか山頂。山頂で写真を撮っていただいた登山者の方、ありがとうございました。去年も来てるので山頂にはさほど思い入れもなく、さっさと小屋へ向けて移動。下り最高ですわ(*´Д`)
ついに甲武信岳小屋到着。やったーというのと疲れ果てたーというのと生き延びたーというのがなんかごちゃごちゃ。更に今から下山すると最終バスに間に合うかどうか微妙なラインなので下山は明日に。その際、テント張るのも辛いので受付では小屋泊にしようか悩むも、山小屋の主にそういう状況なら小屋泊まっとけと。はい、その通り。ということで初めての山小屋泊。登山歴18年。実は一回も山小屋に泊まったことないんだよね。テントを張る手間もなく、買ったビールを片手にあたる薪ストーブのなんと暖かいこと。山小屋やべぇ最高じゃないですか。
明日、大弛峠方面に向かう宿泊客がいて、山小屋の主さんが自分に振ってくるので薪ストーブに当たりながらその方に大弛側の状況説明。一人は金峰小屋まで、もう一人は大弛小屋まで。自分にはきつかったけど、まあ雪慣れしてる猛者なら大丈夫じゃないかな。とはいえ無事に進めたのだろうか。あとでヤマレコとヤマップで探してみよう。
初めての山小屋泊。テント泊にはあまりない宿泊客との交流を楽しみつつ用意された寝床で就寝。
翌日4時半起床。体中が筋肉痛で痛いが食事してさっさと下山。登山口の一番バスを目標に5時半ちょっとスタート。初手で木賊山(トクサヤマ)を突っ切るか巻くか。たいして悩まず一度通った道だし突っ切ろうと。いきなり朝から残雪だらけの登りで後悔したけどね。甲武信小屋から木賊山山頂はもちろん、徳ちゃん新道の上部まで、今年は残雪あります! これから来る方はご注意を。それなりに踏み固められているので時々踏み抜くぐらいで済むとは思うけどチェンスパは持ってくるべき。そこは手を抜くべきではないかなと。あとはひたすら徳ちゃん新道を下山下山下山。途中ひざが笑い始めるぐらいほぼ下りっぱなし。なんとか西沢渓谷入り口までたどりつき、ようやく生還!をかみしめるも、その横から「手作りヨモギ餅いかがですかー」と。通行人自分しかいないし、明らかに自分に向けてだよね…。ヘロヘロ登山者に手作りヨモギ餅はノーサンキュー。空気読まずに注文したビール、いゃあ実に美味かった。
目標を達成できず撤退戦の敗残兵となってしまったけど、まずは無事に帰還できてよかった、お疲れ様でした!

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