やっとこさ剱岳・大日岳からラムサール条約の大日平と称名滝
- GPS
- 19:57
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 2,362m
- 下り
- 3,780m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 4:30
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:57
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:25
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:18
このルートは手入力です。
天候 | 7/28 曇り 夕方から雨 7/29 晴れ 時々曇り 7/30 雨 7/31 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス | |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
7月28日
雨が上がると同時にケーブル、バスを乗り継いで室堂へ。
ターミナルで朝食を摂っているうちに晴れ間も見えてきた。
娘には3度目の室堂。
目的は去年果たせなかった剱岳登頂と、今では少なくなったランプの宿への縦走。
ランプは知ってるけど、実際に灯けての経験はない娘。喜んでくれるかな?
7月29日
3時起床、4時出発のつもりが、娘は眠くて朝食弁当が食べられないので寝直し。
5時過ぎに出発。
登り初めて娘はお腹が少し痛いと言いだした。
暫くすると治ったようだが、今度は寝不足と疲れで私の息が上がってきた。
頭も少し痛い。
先頭を行く娘に頼んでゆっくり歩いてもらって楽になった。
このままのんびりいこう。
縦バイを過ぎ、やがて頂上へ。
私には三十数年ぶりの剱岳。
祠が立派になったもんだ。
だけど穴がない。
地面に、大人が2人しゃがめるくらいで深さ1mくらいの四角い穴があって、底にゴミが投げこかれてた・・・。
丁度、今の祠がある辺りに・・・。
そういえば、あの数年後に危ないから埋められたと聞いたような気が・・・。
知ってたものが無くなると何だかさみしい・・・。
下山中、娘の手を触ると熱い。
宿で検温すると37.4度。
「家で嘘、言っててん。
本当は37度以上あってん」
笑いながら鼻高々に告白するバカ娘。風邪薬を服用。
7月30日
娘の体温36.4度。平熱より低いめ。
朝食を食べながらテレビを見ていると・・・「雨!?」
昨日はそんな事言ってなかっただろう! と悪態をついても降るものは降って来た。
丁度、出発しようとしたその時に。
剱御前小舎で出来たてカップ麺を二人で分け合って娘の検温をすれば36.6度。
平熱!
空は・・・雨は止んだ。
大日小屋へ行こう!
室堂乗越を過ぎるとまた雨。
カッパを着ると止む。暑くて脱ぐと雨。
またカッパを着ると止む。暑くて ―
このゲーム、いいかげん嫌になった。
雨と汗とガスの中、壊れたり、変な向きにある道標とほとんど消えたペンキマークに枝道に吸い込まれそうになりながら、気持ちは前へ進む事だけ。
沈む気持ちを道端の花が癒してくれる。
七福園も中大日も、早くカッパから解放されたい気持ちで小屋へ向かう私達に楽しむ余裕も無し。
大日小屋は数少ないランプの宿。
家を出る前、「ランプの宿に行く?」と聞いても「どっちでもー」とそっけない娘。
それが、ランプに火が入ると目が輝きだした。
日が暮れてゆくともっと輝いた。
「きれい・・・」
その言葉を聞きたかったんだよ。
それを感じてほしかったんだよ。
食後はランプの下でスタッフが、手作りギターで演奏会。
目をランプより輝かせた娘は大興奮。
素敵な思い出になりました。
7月31日
快晴!!!
山々が遠くまで見渡せる!
下山準備してたら荷揚げヘリが玄関先に宅配。
爆音と風と興奮と・・・。
残念、娘はトイレで音を楽しんだだけ。
さあ、下山は大変だ。
前日の雨でつるつる滑る岩を踏みながらの急降下。
スピードよりも安全第一。
道は去年歩いた雲切新道よりまだキツイ。
ついに着いた大日平。
ラムサール条約の登録地。
日本とは思えない美しい景色。
娘はこの景色に心を奪われた。
「来てよかったー!
帰りたくないー!」
木道を歩きながら笑顔が絶えない。
牛ノ首は急傾斜のうえ、幅の狭い道の両側が切れ落ちた危険な所。
整備が間に合っていない様子。
疲れた足を濡れた岩においた瞬間足を滑らせて・・・危機一髪、あぶなかったー。
猿の馬場からは一気に気温が上がってくる。
暑いのなんの。
「お父さん、帽子かぶったままやったら熱中症なるんやってぇ。
脱いで冷まさなあかんねんてぇ」
「塩ない?
水ばっかりやったら倒れるから塩ほしいねん」
「お父さん、塩の飲みもんつくろぅやぁー」
「お父さんもこれ(塩入りスポーツドリンク)飲む?」
娘がいろいろと世話を焼いてくれます。
心の中で嬉し涙。
ようやく着いた登山口。ザックを置いて
「滝見に行く?」に「どっちでもぉ」
「すぐそこやから、行こぅ」
娘を誘って称名滝へ。
近づくにつれ、水しぶきが飛んでくる。
娘は冷たくて、気持ちよくて大喜び。
「気持ちいぃ。
来てよかったぁー」と上機嫌。
何のことない親子山行。
でも娘には、いくつか心に残る思い出が出来たようです。
《帰りの温泉》
立山グリーンパーク吉峰
よしみね温泉
サウナ、露天風呂あり
水風呂に入ると、火照った筋肉を冷ませます
こんにちは
念願がかないましたね!おめでとうございます
あれからもう一年ですかー早いものですね
お嬢さんのガッツにはいつも関心させられます
私たちにはとてもとても
素敵な夏の思い出がまたできましたね
いやはや、まわりの方々が「頑張れ!」と応援して下さったおかげで
3度目の正直となりました。
今回は娘が私にいろいろと気を遣ってくれて、私にとっても嬉しい思い出になりました。
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