苦行。真夏の六甲全山縦走

2015年08月08日(土) 〜 2015年08月09日(日)

• GPS: 19:41
• 距離: 42.1km
• 登り: 2,793m
• 下り: 2,823m

コースタイム

1日目

• 山行: 16:44
• 休憩: 2:20
• 合計: 19:04

11:20 阪急宝塚駅
12:18 12:33 塩尾寺
12:46 12:46 岩倉山
15:01 15:06 一軒茶屋
15:14 15:17 六甲最高峰
15:55 15:55 ガーデンテラス
16:33 16:33 丁字ヶ辻交差点
17:13 17:13 アゴニー坂
17:39 17:45 掬星台
18:50 18:55 市ヶ原
19:50 19:50 鍋蓋山山頂
20:59 20:59 天王吊橋
21:15 21:17 城ヶ越
21:31 21:45 菊水山山頂
22:58 23:10 鵯越駅
0:08 0:08 月見茶屋
0:11 0:11 高取神社
0:54 1:30 妙法寺交差点 コンビニ
2:35 3:12 馬の背
5:44 5:49 おらが茶屋
6:02 6:02 鉄拐山山頂
6:24 6:24 旗振山
7:22 須磨浦公園駅

足を痛めました。
しばらく山には行けません。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

須磨浦公園駅（帰りに使用）

コース状況／危険箇所等

大龍寺手前の道が土砂崩れで通れません。迂回路を使うことになります。
台風で流された市ケ原の木橋は、修復されて問題なく通過できます。

写真

8/8 11:38

前と同じく宝塚からスタートです。気温はすでに30°を超えていますが、この時の僕はやる気に満ち溢れていました。
前のタイムをどのくらい縮められるか、もうそれしか考えてなかったですね。

8/8 12:18

ずっと坂が続いたのでちょっと休憩。さすがにこの気温で無理は身の危険を感じました。

8/8 12:25

休憩。暑いせいか他のハイカーの方とほとんど出会いません。

8/8 12:46

暑くても木漏れ陽は気持ちいい。尾根も続くし癒しです。
風は全くありませんけど。

8/8 13:18

すれ違った自転車乗りの方に下山を勧められる。
こうやって心配してくれる方は、ほんとにありがたいです。

8/8 14:48

アスファルトの照り返しがつらい。この時点でウェアは汗で絞れました。

8/8 15:01

一軒茶屋に到着。モチベーションあげるためにサイダーを一気飲み。あまり冷えてない。

8/8 15:14

山頂とはいえハイカーはすごく少ない。

8/8 15:55

ガーデンテラス
観光地だけあってここは人が多い。そういえば夏休みか。

8/8 16:09

ゴルフ場
ほんっとに誰とも会わない。

8/8 16:33

丁ヶ辻で夕立。まさに恵の雨。

8/8 17:13

アゴニー坂を登る。

8/8 17:39

掬星台に到着。そして内股に妙な熱を感じる。見ると濡れたズボンを履き続けたことによる、ももの股ずれ。
自業自得とはいえ、つらい。そしてこういう時に限ってファーストエイドキットを忘れる。ほんとにこういう時に限ってだ。

8/8 18:27

日が暮れてきた。そしてももの痛みも激しくなってきた。

8/8 18:50

市ヶ原。
一歩踏み出すたびに、真っ赤に焼けた鉄串をももに押し付けられたかのような痛みが走る。
帰りたいと切実に思った。

8/8 19:12

土砂崩れで迂回。

8/8 19:26

ご親切に張り紙が一定間隔で貼り付けてある。

8/8 20:20

鍋蓋山山頂で花火を見る。
これで灯りもつけないで山道に佇んでいた人たちの謎が解けた。ほんと最初見たとき心臓が止まるくらいびっくりした。

8/8 20:27

山頂で多くの人達と花火を鑑賞。
そういえば今年花火見たの初めてだ。

8/8 20:59

天王吊橋。
股ずれした箇所をかばいながら、ゆっくりと進んでいく。タイムはもう考えないことにした。

8/8 21:15

城ヶ越の岩場をなんとかよじ登り写真を一枚。

8/8 21:31

菊水山。
座り込み、これからどうするかをじっと考える。
股ずれの状況は、もう最悪レベルにまで落ち込んでいる。

8/8 22:04

結局行くことに。

8/8 22:58

駅を前にして葛藤する心。
ここで電車に乗ってしまえばこの痛みから解放される。
でも...

8/9 0:02

安井茶屋。
結局乗りませんでした。

8/9 0:08

月見茶屋

8/9 0:11

高取神社

8/9 0:54

妙法寺交差点
コンビニのトイレに入り患部を確認。熟れすぎた桃のようなものがそこにはありました。両ももとも、腫れてお互いくっついています。とりあえず購入した熱さまシートを貼り付けました。包帯なんてコンビニにはありません。
これですこしはマシに...

8/9 2:23

横尾山登山口手前。
股ずれをかばいながら歩いていたことで靴擦れを起こす。そして股ずれ靴擦れをかばって歩いたことで豆が続出。
とうとう痛みで歩けなくなりました。
が、豆を潰して無理やり歩く。もう気力だけで歩いています。

8/9 3:12

馬の背に到着
足を引きずりながらなので、だいぶ時間がかかってしまった。

8/9 3:14

気をつけないとほんとうに落ちてしまう。

8/9 3:45

あといくつ山を超えなければいけないのか。

8/9 4:33

一歩一歩慎重に、じっくりと時間をかけて降りていきます。なるべく足に振動を与えないようにゆっくりゆっくり。

8/9 5:44

おらが茶屋。足を引きずりながらゆっくりと通過。
とうとう夜が明ける。

8/9 6:02

あと少し

8/9 6:24

あと少しだ

8/9 6:41

海が見えた。あとはもう降りるだけ。

8/9 7:22

ゴール！
これほどまでの達成感を僕は経験したことがない。
諦めなくてよかったです。ほんと。
でも足が完治するまで山には行けなくなってしまいました。
平地での歩行もままならない状態なので、これは仕方ないです。しばらく安静にしてます。

撮影機器：

PowerShot SX60 HS CANON

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 カメラ 水６ℓ₋α フロントパック

備考

ファーストエイドキットを忘れました。致命的なミスです。
また短パンにタイツを履いて行けばよかったと心から反省しています。あの格好にも意味はあったんだなぁと思い知らされました。やはり身をもって経験した方が自分のためになりますね。

感想

Ullman

山じゃ無理しちゃいけないというのは知っていたのですが、どうしても踏破したかったのです。山やってる人からは怒られそうですね。
でも今回の山行で、自分の中でなにかが確実に進みました。
豆は裂けてるし太ももは火傷みたいになってるし、足首はぐるっと一周膿んでるしでひどい有様ですが、そのぶん得たものは大きいです。

最後まで諦めなくてよかった。