初の不帰嶮は風と雨との戦い 〜白馬大雪渓から唐松岳へ〜

2015年09月18日(金) 〜 2015年09月19日(土)

• GPS: 60:45
• 距離: 21.4km
• 登り: 3,191m
• 下り: 2,593m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 0:17
• 合計: 8:08

5:36 猿倉荘
6:24 6:24 白馬尻荘
6:38 6:39 白馬尻小屋
8:01 8:01 岩室跡
9:27 9:30 避難小屋
10:31 10:41 白馬岳頂上宿舎
10:49 10:49 丸山
12:12 12:13 杓子岳
13:06 13:08 鑓ヶ岳
13:44 天狗山荘

2日目

• 山行: 5:30
• 休憩: 1:16
• 合計: 6:46

5:44 天狗山荘
6:10 6:10 天狗ノ頭
6:33 6:38 天狗ノ大下り
7:10 7:12 不帰キレット
7:35 7:44 不帰嶮（不帰一峰）
8:14 8:39 不帰嶮（不帰二峰北峰）
8:51 8:53 不帰嶮（不帰二峰南峰）
9:52 9:53 唐松岳
9:58 10:30 唐松岳頂上山荘
11:56 11:56 八方池
12:30 八方山荘

唐松岳登頂後のログが取れていませんでしたので
そこからは手書きでルートを記入しています。

天候

18日　晴れのちガス
19日　強風と雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八方尾根第2駐車場に車を停めて、
タクシーで猿倉へ3,700円でした。

コース状況／危険箇所等

猿倉から天狗山荘
・大雪渓は大分小さくなっていますが相変わらず落石注意です。
・稜線から杓子岳へは気持ちの良い道ですが、杓子への分岐から頂上まではザレてい　てしんどいです。
・白馬鑓岳から天狗山荘までは特に危険なところはありませんでした。
天狗山荘から唐松岳
・天狗山荘から天狗の大下りの入り口（？）までは稜線で天気が良ければ最高、だと　思います。
・大下りに入るといきなり鎖が出てきますが、ゆっくり行けば問題ないと思います。
　私たちは、雨と風で不安でしたが(*_*)
・1峰を下って2峰の取りつきからが核心部、ガスで良く見えませんでしたが、いき　なり岩の壁という感じ。鎖がついているのでうまく使いながら行けば大丈夫だと思　います、ガスっていたせいかあまり高度感はありませんでした。晴れていた方が怖　いかも。
・雨が降っているときはやはり滑るので注意してください、結構滑ります。
・鉄の梯子、落ちそうな岩が見えると2峰北方、皆さんが書いている通り、ここまで　が危険です。
・3峰は巻いていくのでいつの間にか通過します、特に危険は感じませんでした。

その他周辺情報

駐車場のところにある八方の湯に入りました。
８００円ですが、ゴンドラのチケットを見せると１００円引きです。

写真

9/18 5:45

猿倉から出発
予報は初日は曇り、二日目が曇り時々晴れの予報
しばらくは林道を進みます

9/18 5:45

予報が外れて
いい天気(^^)
期待が膨らみます

9/18 6:16

これから向かう稜線
秋らしい空

9/18 6:26

白馬尻小屋

9/18 6:26

9/18 6:27

雪渓が小さくなってます
しばらく歩いてから雪渓に取りつきます

9/18 6:27

9/18 7:13

30分程で雪渓に
ここでアイゼン装着
クレバスに気をつけて行きます

9/18 7:15

雪渓取り付きから
いい天気です(^<^)

9/18 7:37

大雪渓
順調に進みましたが、途中、目の前の岩がズズズーっと
ちょっと焦りました(^_^;)
杓子側からは細かい落石ガラガラと・・・

9/18 8:23

1時間ほどで雪渓が終わり

9/18 8:23

雪渓を上から見ると

9/18 8:32

こんな感じで崩れていくのですね
なかなかの迫力

9/18 8:24

雪渓終わりからは秋道
岩室跡までは落石があるので注意してくださいとのことです

9/18 8:56

途中、ドデカい岩
比べる物が無いのでわかりませんが、大きい(＠_＠;)

9/18 9:02

スノーブリッジ
これもデカい！

9/18 9:11

少しだけお花も残っていました
ミヤマキンポウゲ

9/18 9:11

9/18 9:16

9/18 9:17

9/18 9:20

一反木綿の石！
ほんとにそう見える)^o^(
小さいですよ

9/18 9:51

いつもの看板
この辺からガスが出てきました

9/18 9:58

ガスの切れ間から
草紅葉でキレイ
すっかり秋の装い

9/18 10:36

稜線に出ました
白馬頂上宿舎でご飯を食べようと思ったら
11時からでした

9/18 10:56

稜線からの大雪渓

9/18 10:57

ガスっていたのと今回の目標が不帰挑戦のため
白馬岳は登りませんでしたが、
天気良かったかも(>_<)

9/18 11:00

杓子岳に向かいます

9/18 11:03

白馬もくっきり

9/18 11:08

杓子へ向かう途中の鞍部より
ここの景色は素晴らしい

9/18 11:09

鞍部より
風の谷みたい(^^)

9/18 11:55

杓子岳
初登頂！
巻き道へ行くか迷ったのですが・・・
次回は巻きます！地味にキツイ(^_^;)

9/18 12:54

雷鳥が出てきた！
と思ったら・・

9/18 12:54

ぞろぞろ出てきて最大6羽も！
大サービスです)^o^(

9/18 13:06

ガスの中白馬鑓ヶ岳
ここは巻かずに登れます

9/18 13:39

天狗山荘へ向かいます
釜プリンがあるのかが心配

9/18 13:40

9/18 13:45

ガスの中天狗山荘発見

9/18 14:03

宿泊の受付で釜プリンを聞くと
まだ間に合いました！
念願叶って満足(^^)

9/18 17:32

夕食は天狗鍋
他の方のレコにもありましたが
美味しい(^^)
この日の食堂に宿泊者は私たちを含め9名ほど
明日の不帰の嶮通過できるか、天気予報とにらめっこ
この時点では曇りの予報だったので「何とかなるかな〜」と就寝

9/19 5:40

早朝
外は強風、ガス、雨もちらちら
夜中星空が見えていたので、ショック(+o+)
他の宿泊者が先に出発したのもあり、行けるところまで行ってみようと出発！

小屋の前の看板
「不帰方面は4時間半から5時間、体力のない方は・・・」
と書いてあります。うーむ(^_^;)

9/19 6:52

天狗の大下り手前で、先に出られた方が戻ってくる
大下りを下ると帰れないとのことで、断念するとのこと
自分たちも一旦立ち止まり、「行こう」と決断
大下りはいきなりクサリから始まります

9/19 7:11

大下りを下っていよいよヘルメット装着
雨はそれほどでもないのですが、風が強い
ゆっくりと一歩一歩行きます<(｀^´)>

不帰1峰に向かいます

9/19 7:42

まずは不帰の1峰
水分を取りすぐ出発
ここからが2峰までが核心部
ですが、
風が強く、写真はあまり取れてません(~_~;)

ガス、雨、強風との戦い！

9/19 8:05

空中はしご
雨に濡れて滑ります
ここまでの間、鎖の連続で気が抜けませんでしたが
核心部分は、風に当たらないところが多く無事通過
ただ、雨に濡れた岩は滑ります(+_+)

9/19 8:33

レコで見ていた岩
おお！ホントだ！

9/19 8:36

と思ったら
すぐに不帰2峰北峰！
一安心(>_<)

9/19 8:49

風は強いですが
ゆっくりと歩いて不帰2峰南峰

9/19 9:43

結局3峰は分からずに
唐松岳到着！
やったー！

9/19 9:44

9/19 9:40

うっすらと見えた
歩いてきた道

9/19 9:44

不帰の嶮
よく歩いてこれたなー
と満足感でいっぱい)^o^(

9/19 9:46

不帰ですれ違ったパーティーは2つでした

9/19 10:04

唐松頂上山荘は人でいっぱい
さすがシルバーウィークの初日！
あとは八方尾根を下りるだけ

9/19 10:51

ガス切れ間に2峰北峰
あそこを歩いてきたのか〜)^o^(

9/19 10:51

たぶん3峰
ギザギザが3つあるのね

9/19 10:53

八方に下りる方は
朝の天気が嘘のように穏やかな天気で
不帰通過の天気はなんだったんだ？という感じ(^_^;)

9/19 11:10

9/19 11:30

紅葉も始まっていて、多くの登山客で賑わっていました

9/19 11:33

遠見尾根

9/19 11:44

どんどん下ります

さっきまでの不帰の戦いが嘘のような天気です(~_~;)

9/19 11:45

マツムシソウ

秋の気配

9/19 11:56

八方池
この周辺は混雑
観光地ですね(~_~メ)

9/19 11:56

第三ケルン

9/19 12:02

八方ケルン

9/19 12:06

第二ケルン

紅葉しているのでしょうか、綺麗な色です

シモツケソウ
好きな花

9/19 12:29

無事到着
ブルーベリーミックスでお祝い！

9/19 12:30

リフト

9/19 12:45

リフトから白馬村

9/19 12:59

おなかが空いたので
ゴンドラに乗る前に昼食
なんと白馬稜線カレー！
白馬3山が見事(>_<)

撮影機器：

MEDIAS U N-02E NECカシオモバイルコミュニケーションズ

感想

hirosuzu

今年のうちに挑戦したいと思っていた
「不帰嶮」
行くならシルバーウィークの直前にと予定を立てていました

天気予報も1日目は曇りのち雨、2日目曇り時々晴れ
不帰を通過する2日目が天気良さそうなので何とかなる！

結果
1日目、雨どころか晴れてます
2日目、強風、雨
山はこんなものですね(^_^;)

不帰は雨と風のために、より慎重に行動していたせいか、
ルートを見ると「どうやって登るの？」という感じでしたが
特に難儀するところはなく通過できました
ただ、晴れていた方がいいのは間違いないです

眺望はありませんでしたが、唐松岳の山頂に着いたときは
かなりの満足感がありました
なので、晴れの日にリベンジしたいルートです