全行程
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全行程
AM1時新穂高出発直後、寒い。5度くらい?
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9/30 1:43
AM1時新穂高出発直後、寒い。5度くらい?
5:13 飛騨乗越の手前で空が明るくなってきた。
ここまで早足でお互いに殆どしゃべらない。
無駄な体力は使いたくなかったから。
飛騨沢辺りから更に気温が下がり風も強くなってきて、ウィンドブレーカーを着込む。
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9/30 5:13
5:13 飛騨乗越の手前で空が明るくなってきた。
ここまで早足でお互いに殆どしゃべらない。
無駄な体力は使いたくなかったから。
飛騨沢辺りから更に気温が下がり風も強くなってきて、ウィンドブレーカーを着込む。
5:18 飛騨乗越で朝焼け。
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9/30 5:18
5:18 飛騨乗越で朝焼け。
振り返ると笠ヶ岳2897mを見下ろし、雲海とスーパームーンが美しい。
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9/30 5:24
振り返ると笠ヶ岳2897mを見下ろし、雲海とスーパームーンが美しい。
槍ヶ岳山荘前で日の出待ち。
富士山も見えた。
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9/30 5:35
槍ヶ岳山荘前で日の出待ち。
富士山も見えた。
槍ヶ岳と日の出。
ただただ感動して見惚れる。
まだ時間にして1/4程度しか進んでいないが、とにかく幸先良い。
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9/30 5:35
槍ヶ岳と日の出。
ただただ感動して見惚れる。
まだ時間にして1/4程度しか進んでいないが、とにかく幸先良い。
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9/30 5:37
小屋の温かいストーブの横で朝御飯と
ココア(500円)は最高のエネルギーとなった!
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9/30 5:47
小屋の温かいストーブの横で朝御飯と
ココア(500円)は最高のエネルギーとなった!
東鎌尾根からの槍ヶ岳。
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9/30 6:15
東鎌尾根からの槍ヶ岳。
雲海と青空、穂高連峰が素晴らしい。
予想に反して風は強くないのでスイスイ進んでいく。
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9/30 6:16
雲海と青空、穂高連峰が素晴らしい。
予想に反して風は強くないのでスイスイ進んでいく。
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9/30 6:16
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9/30 6:40
東鎌尾根名物の長梯子。
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9/30 6:45
東鎌尾根名物の長梯子。
北鎌尾根と槍ヶ岳。
今日はあの稜線を進んで、あの穂先へ立つのだ。
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9/30 6:50
北鎌尾根と槍ヶ岳。
今日はあの稜線を進んで、あの穂先へ立つのだ。
北鎌沢へ向かう。
のだっちは先を進んでいる。
当然ながら浮石だらけでズリズリ滑りながら降りていく。
雪渓は無い。
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9/30 7:09
北鎌沢へ向かう。
のだっちは先を進んでいる。
当然ながら浮石だらけでズリズリ滑りながら降りていく。
雪渓は無い。
あのケルンが北鎌沢出会の目印。
先人たちのコースタイムと照らし合わせても水俣乗越⇒北鎌沢出会まで48分での到着はかなり早かったが、思ったよりも長い。沢登りのおかげで石の上を飛んで進めた。
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9/30 7:48
あのケルンが北鎌沢出会の目印。
先人たちのコースタイムと照らし合わせても水俣乗越⇒北鎌沢出会まで48分での到着はかなり早かったが、思ったよりも長い。沢登りのおかげで石の上を飛んで進めた。
ここからあの先の北鎌コルを目指す。出会いから10分ほど進んだ所に右俣に入る場所が少し分かり難い。沢水が涸れる手前で水を補給するのがセオリーであり、のだっちは500ml給水したが私は給水せず、冷たい沢水をがぶ飲み。
実は新穂高からココまでハイドレーションの水は2口しか飲んでいない。水分はアミノ酸ゼリー2つと槍ヶ岳山荘のココアのみ。出発時600ml入れたハイドレーションはまだ500mlはあるはずで、あと2個のアミノ酸ゼリーがありこの気温なら北鎌尾根から槍ヶ岳までは持つはずと判断。荷物は軽い方が良い。しかしこれは甘かった・・・。北鎌沢出会からコルまで約700m標高UPはかなり発汗し喉が渇いた。涸れ沢の後半にホンの少しポタポタと流れる温めの沢水を慎重に掬って何度も飲んで喉を潤した。もうココから水は一切無く、エスケープルートも無く、覚悟して槍ヶ岳へ進むしかない。
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9/30 7:48
ここからあの先の北鎌コルを目指す。出会いから10分ほど進んだ所に右俣に入る場所が少し分かり難い。沢水が涸れる手前で水を補給するのがセオリーであり、のだっちは500ml給水したが私は給水せず、冷たい沢水をがぶ飲み。
実は新穂高からココまでハイドレーションの水は2口しか飲んでいない。水分はアミノ酸ゼリー2つと槍ヶ岳山荘のココアのみ。出発時600ml入れたハイドレーションはまだ500mlはあるはずで、あと2個のアミノ酸ゼリーがありこの気温なら北鎌尾根から槍ヶ岳までは持つはずと判断。荷物は軽い方が良い。しかしこれは甘かった・・・。北鎌沢出会からコルまで約700m標高UPはかなり発汗し喉が渇いた。涸れ沢の後半にホンの少しポタポタと流れる温めの沢水を慎重に掬って何度も飲んで喉を潤した。もうココから水は一切無く、エスケープルートも無く、覚悟して槍ヶ岳へ進むしかない。
コルまであと少し。
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9/30 9:13
コルまであと少し。
黄葉もきれい。
2015年10月03日 19:51撮影
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10/3 19:51
黄葉もきれい。
独標の巻き部分。ここまでに大型20kgザックくらいの方を3人追い越したが、重いとそれだけリスクも大きい。私ものだっちもこの時点でザックは4kg前後であろう。もちろん最悪の事態を想定してツェルト他、泊れる装備は最小限入れていたがこの重量。
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9/30 10:49
独標の巻き部分。ここまでに大型20kgザックくらいの方を3人追い越したが、重いとそれだけリスクも大きい。私ものだっちもこの時点でザックは4kg前後であろう。もちろん最悪の事態を想定してツェルト他、泊れる装備は最小限入れていたがこの重量。
独標は巻いて稜線へ登る。
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9/30 10:55
独標は巻いて稜線へ登る。
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9/30 11:04
硫黄岳尾根であろうか。
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9/30 11:17
硫黄岳尾根であろうか。
P12辺りから見た槍ヶ岳、北鎌稜線上では最も景観の良い場所のひとつ。お揃いのPETZLオレンジヘルメットにて。
2015年10月03日 17:11撮影
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10/3 17:11
P12辺りから見た槍ヶ岳、北鎌稜線上では最も景観の良い場所のひとつ。お揃いのPETZLオレンジヘルメットにて。
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9/30 11:29
今日の私は3/4タイツと膝下スパッツにしたが、暑いと下にずらせるから良い。足元はトレランシューズのinov-8 ROCLITE 280。9mmDropのクッション性、ソールのグリップ力、そして軽量感はこの稜線を駆け抜けてもまるで問題なかった。
2015年10月03日 17:11撮影
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10/3 17:11
今日の私は3/4タイツと膝下スパッツにしたが、暑いと下にずらせるから良い。足元はトレランシューズのinov-8 ROCLITE 280。9mmDropのクッション性、ソールのグリップ力、そして軽量感はこの稜線を駆け抜けてもまるで問題なかった。
P15手前の巻き道。右側へ微かにバンド見えるが滑落すると多分下200mくらいは止まらない斜面だ。ザレているがホールドはなんとかなった。
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9/30 12:20
P15手前の巻き道。右側へ微かにバンド見えるが滑落すると多分下200mくらいは止まらない斜面だ。ザレているがホールドはなんとかなった。
P15の巻き部分。ココが私にとっては北鎌一番の核心部であった。ここを20kgザックで通過するのは有り得ない・・・。後続の方は大丈夫だったかな。バリエーションなんで稜線越えしたらOKなんかもしれないが。。。
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P15の巻き部分。ココが私にとっては北鎌一番の核心部であった。ここを20kgザックで通過するのは有り得ない・・・。後続の方は大丈夫だったかな。バリエーションなんで稜線越えしたらOKなんかもしれないが。。。
北鎌平付近2977m、あと標高200mで槍ヶ岳山頂は目前。
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9/30 13:08
北鎌平付近2977m、あと標高200mで槍ヶ岳山頂は目前。
標高3043m、あと140mで山頂。気温低く、風も強まりのだっちはダウン装着。私はウィンドブレーカーに加え、アウターはレイン上下を着込んだ。さすがに疲労は隠せない。。。しかし、もう本当にあと一歩一歩、一手一手進むのみ。ここで滑落しようものなら全てが水の泡だ。焦る気持ちはあるが、慎重に慎重に。
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9/30 13:24
標高3043m、あと140mで山頂。気温低く、風も強まりのだっちはダウン装着。私はウィンドブレーカーに加え、アウターはレイン上下を着込んだ。さすがに疲労は隠せない。。。しかし、もう本当にあと一歩一歩、一手一手進むのみ。ここで滑落しようものなら全てが水の泡だ。焦る気持ちはあるが、慎重に慎重に。
ほら、もうそこだ!緊張して心臓がバクバクしてきた。間違いは許されない。
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9/30 13:36
ほら、もうそこだ!緊張して心臓がバクバクしてきた。間違いは許されない。
有名なカニのハサミ。
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9/30 13:38
有名なカニのハサミ。
慰霊プレートがあちらこちらにたくさん有る。見かけたらその場で合掌した。多くの方が亡くなっている場所であり、私も含めて多くの人の憧れの場所でもある。「穂先は近い 気を抜かず 頑張れ」
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9/30 13:38
慰霊プレートがあちらこちらにたくさん有る。見かけたらその場で合掌した。多くの方が亡くなっている場所であり、私も含めて多くの人の憧れの場所でもある。「穂先は近い 気を抜かず 頑張れ」
2015年10月03日 19:53撮影
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10/3 19:53
どんなルートでも行けそうであったが、カニのハサミ方面へ回り込む。
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9/30 13:38
どんなルートでも行けそうであったが、カニのハサミ方面へ回り込む。
天上沢方面の黄葉は素晴らしかった。
苦手の高度感は克服しなければならない。
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9/30 13:42
天上沢方面の黄葉は素晴らしかった。
苦手の高度感は克服しなければならない。
二つ目のチムニーを登るのだっち。一つ目は私はパス、二つ目は先生のご指導で容易に登れた。用意はしていたがノーザールクライムであり、無理はしなかった。もう標高3100m付近であり、山頂まで80mを残して滑落するわけにはいかない。
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9/30 13:52
二つ目のチムニーを登るのだっち。一つ目は私はパス、二つ目は先生のご指導で容易に登れた。用意はしていたがノーザールクライムであり、無理はしなかった。もう標高3100m付近であり、山頂まで80mを残して滑落するわけにはいかない。
2015年10月03日 19:55撮影
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10/3 19:55
高度感と緊張と嬉しさで、だんだん震えてきた。まさにクライマックスだ。既に山頂に居る方々から、「うわ!裏から登ってきてる!」
という声が聞こえてきて手を振った。
2015年10月03日 19:55撮影
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10/3 19:55
高度感と緊張と嬉しさで、だんだん震えてきた。まさにクライマックスだ。既に山頂に居る方々から、「うわ!裏から登ってきてる!」
という声が聞こえてきて手を振った。
14:11 槍ヶ岳3180m登頂!!!!
とうとう、やった!
素晴らしい、何もかもが素晴らしい!!!!がっちり握手して写真を撮ってもらった。ありがとうのだっち、ありがとう槍ヶ岳、ありがとう写真撮ってくれた人!
2015年10月03日 19:56撮影
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10/3 19:56
14:11 槍ヶ岳3180m登頂!!!!
とうとう、やった!
素晴らしい、何もかもが素晴らしい!!!!がっちり握手して写真を撮ってもらった。ありがとうのだっち、ありがとう槍ヶ岳、ありがとう写真撮ってくれた人!
360度の景色を楽しみ、感動の時間を堪能した。
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9/30 14:13
360度の景色を楽しみ、感動の時間を堪能した。
出発から12時間半、エネルギー補給でおでんと楽しみにしていたCCレモン。
私は筋肉痛が酷くなってきたのもあり、30分休憩。
ただもうここまで来ればあとは危険箇所は無い。それだけで大きな安堵に包まれた。北鎌尾根はずっと張り詰めた緊張感を維持していたので無理は無い。しかし寝不足ながら睡魔もほぼ無くて良かった。
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9/30 14:38
出発から12時間半、エネルギー補給でおでんと楽しみにしていたCCレモン。
私は筋肉痛が酷くなってきたのもあり、30分休憩。
ただもうここまで来ればあとは危険箇所は無い。それだけで大きな安堵に包まれた。北鎌尾根はずっと張り詰めた緊張感を維持していたので無理は無い。しかし寝不足ながら睡魔もほぼ無くて良かった。
ありがとう、槍ヶ岳。そしてさようなら。
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9/30 14:42
ありがとう、槍ヶ岳。そしてさようなら。
15:27 再びトレランスタイルになり飛騨沢を駆け下りていく。槍ヶ岳⇒新穂高は標準CT6時間の為ゆっくり行くと夜21時になってしまう。明日はお互いに仕事だし早く下らねば。ってことで、筋肉痛を押して下りはゆるめのランにて槍平まで1時間で到着。しかしそれ以降完全に完全に私の脚は売り切れ、痛みを堪えてラン&ウォークを繰り返す。でも進むしかない。。。槍平から白出沢までは遠い、遠い・・・右俣林道からは途中ヘッデンで前方を灯した。
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9/30 15:28
15:27 再びトレランスタイルになり飛騨沢を駆け下りていく。槍ヶ岳⇒新穂高は標準CT6時間の為ゆっくり行くと夜21時になってしまう。明日はお互いに仕事だし早く下らねば。ってことで、筋肉痛を押して下りはゆるめのランにて槍平まで1時間で到着。しかしそれ以降完全に完全に私の脚は売り切れ、痛みを堪えてラン&ウォークを繰り返す。でも進むしかない。。。槍平から白出沢までは遠い、遠い・・・右俣林道からは途中ヘッデンで前方を灯した。
さて帰宅後のハイドレーションの残り水。行きに入れたのが約600ml、途中一切補給しなかったがまだ300mlは残っていた。アミノバイタルゼリーも4つ持参で1個余った。17時間で水分補給はゼリーやココア、沢水も含めて1Lくらいで済んだと思われる。9月末という季節がそうさせてくれたのであろうが、時期としては最良であったのかもしれない。
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10/1 1:29
さて帰宅後のハイドレーションの残り水。行きに入れたのが約600ml、途中一切補給しなかったがまだ300mlは残っていた。アミノバイタルゼリーも4つ持参で1個余った。17時間で水分補給はゼリーやココア、沢水も含めて1Lくらいで済んだと思われる。9月末という季節がそうさせてくれたのであろうが、時期としては最良であったのかもしれない。
文字通り、駆け抜けましたね
カマちゃん、その通り。ここは泊るよりも軽量ザックで1DAYのが安全かもしれません・・・
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