雪の女王は微笑んだ★【仙丈ヶ岳】
- GPS
- 31:10
- 距離
- 51.3km
- 登り
- 4,007m
- 下り
- 4,236m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:47
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:43
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:48
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:08
天候 | 【天候と服装】 ■12/31 曇りのち晴れ 河原3°C 北沢峠 5°C ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+薄手のフリース http://www.tenki.jp/past/2015/12/31/chart/ ■1/1 快晴 朝-5°C 仙丈ヶ岳稜線-9°C 断続的な風 風速15m程度 ・樹林帯 ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+化繊インサレーション(ちょっと暑い) ・稜線 ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+化繊インサレーション+ハードシェル http://www.tenki.jp/past/2016/01/01/chart/ ■1/2 快晴 朝-5°C 駒津峰稜線-7°C 吹き続ける風 風速15m以上 ・樹林帯 ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+ソフトシェル ・稜線 ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+ハードシェル http://www.tenki.jp/past/2016/01/02/chart/ ■1/3 快晴 朝-3°C ドライレイヤー+厚手ベースレイヤー+薄手フリース http://www.tenki.jp/past/2016/01/03/chart/ 【テント泊防寒】 ・シュラフ:モンベル#1 化繊インサレーション+薄手ダウンジャケットを着込んで寝た。 ・マット:夏用のインフレータブルマット+ 銀マット(90x50cmx7mm厚) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
東京方面→JR岡谷駅(中央線) JR岡谷駅→JR伊那市駅(飯田線) JR伊那市駅→高遠駅(JRバス)※高遠駅はバスの駅であり、電車は走っておらず 高遠駅→仙流荘(長谷循環バス) 【復路】 仙流荘→高遠駅(長谷循環バス) 高遠駅→JR伊那市駅(JRバス) JR伊那市駅→東京方面(高速バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■河原歩き攻略法 駐車場をでてまず、進行方向左側の岸を歩きます。車が走れる広い砂利道です。駐車場から数えて3つ目の堰堤の直前で登山道となり、階段で3つ目の堰堤を越します。堰堤を越すと、だだっ広い河原となり、道がなくなります。厳密にはトレースがあるのですが、そのトレースを辿ってしまうと後で苦労します。まず河原左右中央にある木を目指します。(写真参照)木の所にたどり着くと、トレースが現れるので、後はそのトレースに沿って斜めに河原を横切り、進行方向右手の対岸の林の中に 入ります。後は熊ノ穴沢分岐の先の渡渉点まで右手の岸を歩きます。(詳細は写真参照) ■渡渉点の凍った丸木橋は避けられる! 熊ノ穴沢分岐から10分くらいの所に渡渉点があり、丸木橋を渡りますが、この丸木橋、凍って危なっかしいことで悪名高いようです。しかしたった10m上流側に凍っていない丸木橋があるのでこちらを渡る方が安全です。 ■仙丈ヶ岳稜線の危険箇所 アイゼンワークがきちんとできていれば問題はありません。 ・小仙丈ヶ岳からの稜線上で、急なアップダウンがあります。 ・仙丈ヶ岳直前でトラバースがあります。 |
その他周辺情報 | ■年末年始の伊那市と高遠 伊那市駅前は食べ物屋が少なく、年末年始は閉まっているところが多いです。コンビニも歩いて10分以上かかるので不便。むしろ高遠駅に行ってしまったほうが良いです。観光地なのか、空いている店が多く、コンビニも駅の近くにあります。そばが有名なので食を楽しむのもよし、高遠城趾に散歩に行くもよし。 ■仙流荘のクライミング施設とお風呂 仙流荘には小さなクライミング施設があります。1時間200円と格安。靴、ハーネス、ロープ、atc レンタル各100円 くらい。トップロープだけでなく、ロープ無しのボルダリングも可能です。支点に細い紐が垂れ下がっているので、それにロープを結んで支点に通します。予約制ですが、予約が入ってなければ利用することが出来ます。 日帰り入浴や食事も出来ます。但し冬季は食事は14:00までだそうです。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ベースレイヤー
フリース
ソフトシェル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
インサレーション
ダウンインサレーション
ゲイター
ネックゲイター
ニット帽
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
テルモス
プラティパス
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
サングラス
ゴーグル
ストック
カメラ
ピッケル
マット
シュラフ
ダウンパンツ
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共同装備 |
テント
ポール
竹ペグ
テントシート
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
スコップ
ガス
バーナー
コッフェル
カップ
|
感想
今年で雪山3シーズン目。この一年でステップアップしようと準備してきて、晴れて3000m級にデビュー!長かった。今年の正月は連日天気も良く、タイトル通り雪の女王さまは微笑んでくれました。風はやや強かったのですが、気温も高く、危険なこともなく見事に登頂できました!
しかしこの仙丈ヶ岳、東京から電車とバスだと遠い。伊那から回りこまなければならず、登山口まで1日かかります。
伊那市で時間をつぶすより、高遠に行くことをお勧めします。年末年始でも店があいているし、コンビニもある、名物の蕎麦もある!!すばらしいぞ高遠。観光地だからなのかな?いろいろ見て回れるところがあるので、僕らは高遠城址に散歩に行きました。中央アルプスや南アルプスが見えるところがあり、散歩していても楽しいです!
高遠からは、長谷循環バスという小さなバスで、仙流荘へ。バスは僕らしかお客さんいなかったですね。一旦ここで宿泊。すごい綺麗な旅館で登山に対する気合いが薄れます。しかし仙流荘にはクライミングウォールがある!遊べば登山へのモチベーションUP間違えなし!。(いやいや登坂はしませんが)
同じ日に登山をされる方が宿泊されており、登山口まで車の送迎を頼まれていたので。ご一緒させてもらいました。ラッキ〜\(^o^)/
去年は大厄でしたが、そのお釣りがきた感じです。
登山口では遭対協の人に入山届をチェックされました。こんなの初めてでしたが、冬は良くあるんでしょうかね?
さてここからは河原歩き。山レコにアップされていた方の情報を元に宿で作戦を練っておいたのにもかかわらず、つい前の人についていったら渡渉するタイミングを思いっきり間違えました。いやいや人のせいにしてはなりません。
角兵衛分岐から少し入ったところで、何気なく降りてきたおじさんに道を譲ったら、その先の凍った丸木橋の10m先に凍ってない丸木橋があるのでそちらを渡った方が良いという情報を教えていただけました。またまたラッキー!
※この辺りのコース取りは写真に詳細に記録を残したので、参照下さい。
八丁坂は丹渓荘の脇から始まりますが、この脇の道があまりに急すぎてビビります。でもはじめだけです。ホッ(^_^;)
そのあとは普通のジグザグ登り。この登りが終わったところあたりから、ようやく雪が出てきて、あっ雪山に来ているんだなっていう実感が湧いてきます。それまでは秋山でもきてるのかなーという感じでした。
北沢峠のテント場は結構賑わっていました。正月山で過ごす人多いんですねー。次の日は一気にテントが減りました。御来光狙いの人が多かったのかな?その一方で我が家は、こだわりがなかったので明るくなりはじめてから出発。なのでトレースもくっきりでした。
6合目は完全に稜線上です。5合目(大滝の頭)の手前で稜線に出るために装備を切り替え、食事をすませます。このあたりから風が出てきて、寒くなってきますので、早めに準備しても後で暑いということにはならないです。
森林限界突破すると、絶景がお出迎えですが、風速15mだとかいう強風で結構体が煽られます。相棒が怯んで振り返りますが、風は断続的で、気温も低くないので(-10°C)、そのまま登って「イキ」で決断です。
雪も少なく、トレースもあるしアイゼンワークは散々練習してきたので、危険と感じませんでした。断続的な風が怖かったですが、受け方のコツをつかむとそれほどでもなくなりました。
風は常に右手から来るので、進行方向左手に雪庇が発達するとの情報がありましたがあまり出来ていなかったようです。
最後の危険地帯と情報を得ていた、小ピークを右からトラバースし、ナイフリッジも問題なく通過し山頂に到着!!*\(^o^)/*
次の日は駒津峰まで散歩してもう一泊し、ながーい下りで、足にマメを作って痛い痛い言いながらながら仙流荘まで帰ってきました。(^_^;)
いやもう最高でした。雪の女王様また来るからねー\(^o^)/*/
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